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2018年9月の22件の記事

2018年9月30日 (日)

嵐の前の静けさの中で、造園作業の第一歩が終了!

Photo  昨夜の天気予報を聞き、今日の足尾の天気は午前中が嵐の前の静けさと判断。森作業スタッフ達は現地に8時半着、9時には作業開始でした。

Photo_2  周囲の山肌は霧に覆われていましたが10時過ぎると霧は晴れ、造園作業に力が入りました。昨日、カワニナが放流された池の仕上げの石積みが本日の作業。重い石を移動するのは堪えますが、無理せずに石を池に積み上げました。

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Photo_6  玉砂利を池の周囲の道に撒こうとなり、砂利を一輪車で運んで池の周りに撒いて洒落てみました。スタッフは積み上げた池と玉砂利が敷かれた散策道を見て満足そうでした。

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Photo_9  今日は台風上陸を予想して早目の帰宅にしました。サバ缶の出汁で調理した温麺で身体を温めて、帰路に着きました。

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Photo_11  筆者はビニールハウスや小間物が暴風に飛ばされないような対策を施して「どくだみ荘」に戻りました。ブログをアップしているとキリギリス?が部屋に顔をだしました。虫たちも台風の接近を感じて避難してきたのかと思いました。

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Photo_13  国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、「約20年後に世界の平均気温が1.5度上昇し、環境への悪影響が深刻化する」という報告書をまとめた。大雨、台風の巨大化などで暮らしが脅かされていますが、私たちはその対策と同時に気温上昇にブレーキをかけていかなければならない。本日の作業は、加賀、松井、仁平そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

早ければ来年に足尾・松木沢に蛍が乱舞する?

本日は生態観察チームの今年度2回目の観察会の日でした。
今回は新”みちくさの庭”の池にホタルが舞うことを想定して、その餌となるカワニナを2ケ月前にみちくさの横のビオトープ池に放流したその後の生態調査でした。
講師に山本生態観察メンバーのお知り合いの地元でホタルの会の事務局長をされている高橋潔さんにお越しいただきました。
まず最初に、高橋さんは専門家ではないといわれますが、ホタルの飼育をこれまでやられていたという経験から、その経験談を交えホタルの生態について説明していただきました。

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ホタルの生態について初めてしることばかりでした。特に、光るのはさなぎから羽化して、交尾をする1ケ月ぐらいの短い期間であるということ。幼虫の時は、水中で、体に合ったきれいな水に住むカワニナを食するということなど。
その後、2ケ月前に放流したカワニナを調査しました。5か所に網の中に入れたカワニナと、網の外に放流したカワニナを調査しました。

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Img_9476_2 今年は暑かったためでしょうか、藻がたくさん生えていて、そこにカワニナがいました。
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すると放流したカワニナから生まれたとみえる稚貝がいました。

Img_9479_2 親と比べるとこんな感じでとてもかわいいです。

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Img_9489_2 集計した結果、放流したカワニナに対して、生存率はおよそ34%でした。その中で稚貝がみられたのは、21%(放流した数に対する稚貝の数)ほどでした。この結果より、カワニナはみちくさの池で十分生きていけると考えました。スタッフ一同とても安心しました。これで心置きなく新みちくさの庭の池に放流ができます。

1_2 現在、山本生態観察メンバーが自宅でホタルの飼育をしてますが、来年、幼虫を放流できることが考えられるようになりました。また一つ足尾での楽しみが増えました。
まだ”みちくさの庭”はその完成にスタッフ一同で作業中ではありますが、松木にホタルがとぶことが一つの希望となりました。来年がとても楽しみです。
高橋講師、今日はありがとうございました。これからもアドバイスの程お願いします。

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本日の観察メンバー 高橋講師、山本、宮原 

(報告 事務局員 宮原哲也)

 

2018年9月29日 (土)

足尾の楽園地“ハートランド松木沢”つくりへ歩がすすむ

 台風24号の進路が気にかかる本日の森作業。森びと広場の柿と栗の実が間もなく食べ頃の様ですが、台風でその実が落ちてしまうのかと心配です。

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Photo_2  今日は久しぶりに弘永さんがボランティアに来てくれました。天気は秋雨でしたが、作業は昨日の続きで「みちくさ庭園」造りでした。コーヒーを飲みながらの打合せでは運び入れた庭木等を植えきろうとなりました。松木村跡地の生態観察チームは庭園に造っている池にカワニナを放流する予定なので、なんとしてもその環境を整えたいと作業をしました。

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Photo_5  昼過ぎには池に沢水が溜まるようになり、生態観察チームは7月に放流していたカワニナ調査を終了させてカワニナを池に放流しました。

Photo_6  午後3時には庭木等を植えきり、「みちくさ庭園」の形が頭に描けるようになってきました。舎人(清水、松井)も含めてゲンジボタルが乱舞することを願って記念の写真を一枚。

Photo_7  松木村跡地の未来の楽園として「ハートランド松木沢」が一歩すすめることができた秋雨降る日でした。本日の作業は、松村宗、弘永、仁平そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2018年9月28日 (金)

「みちくさ庭園」の形がボンヤリと見えてきた足尾・松木村跡の庭

 床から起き上がった頃は足尾キャニオン方面が濃い朝霧でした。鎌田スタッフと待合せる頃には霧は晴れ、透きとおった青空が二人を迎えてくれました。透きとおった青空の下で足尾ダムの河原をじっと見つめているとカワガラスが忙しそうに餌を探していました。

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Photo_2  今日の森作業は筆者と鎌田さんで昨日の続きで「みちくさ庭園」造りです。まずは玉砂利を軽トラ2台分購入し、みちくさ沢に玉砂利を敷く準備。次に、庭木を庭園内に移動して、沢の西側に植えました。

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2  鎌田さんは玉砂利をみちくさ沢に敷き、沢に水が流れる準備をしました。作業はちょっとした打合せをしただけで、てきぱきと手馴れた手順で順調にすすみました。

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Photo_6  森からはモズがキィキィー!という鳴き声が聴こえ、秋の雰囲気を充分に醸し出してくれました。

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Photo_8  玉砂利運びと敷く作業と30年以上生きてきた庭木を植える作業は重労働です。疲れを残さないように気を付けて15時半に作業終了。足尾ダムの河原に映えるススキを見ながら帰路につきました。(報告 高橋佳夫)

2018年9月27日 (木)

秋雨降って肌寒くなってきた足尾・松木沢

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4  秋雨降る足尾は肌寒い一日でした。今日は筆者の自宅で柳澤スタッフの大型トラックを待ち、一昨日と昨日に掘り起こした庭木を足尾に運び入れました。午後に雨が上がることを願っていましたが、荷卸しから夕方まで秋雨でした。

2_2  中倉山北斜面の頂上付近はガスがかかっていましたが、中腹では木々の葉の色が赤みをおびていました。

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5_2  昼食後、庭木を降ろし、その後は重機のバッテリーを修理しました。運んだ庭木が食べられないようにフレコン袋でガードし、明日以降「みちくさ庭園」に植えます。

6  夕方になると森のあちこちから雄鹿の雌を呼ぶ遠吠えが聴こえてきましたので、明日の天気回復を祈りながら帰路につきました。(報告 高橋佳夫)

2018年9月25日 (火)

秋雨の中、足尾・松木沢と宇都宮市で「みちくさ庭園」造り

 今日の森作業は足尾と宇都宮市の二カ所でした。足尾の作業は鎌田、福原そして松村健スタッフの三人で、「みちくさ庭園」のみちくさ沢の水漏れ最終チェックでした。

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Photo  宇都宮市は筆者の実家の庭木を「みちくさ庭園」に植えようと、橋倉、加賀、仁平スタッフが庭木の掘り起こしをしました。

P9253112  筆者の実家では小雨の中、50年以上生きているドウダンツツジ、イワマツ等とヒガンバナ等の草を掘り起しました。

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Photo_2  筆者は、様々な思い出が宿っている庭木が新たな地で育ってくれることを願って掘り起こしました。この庭木と草は27日に足尾入りし、寒い冬を越して来春に若葉を見せてくれることでしょう。(報告 高橋佳夫)

2018年9月23日 (日)

自治労東京区職連絡会が今年も除草作業

 本日(23日)、9時から11時まで南相馬市の森の防潮堤第3回植樹会場(原町区区南萱浜地区)では、今年も自治労東京区職連絡会の皆さんが除草作業を行ってくれました。

P1030089  集ってくれた自治労東京区職連絡会51名は、2018年福島現地復興支援交流活動の皆さん。初日の行程は東京駅に集合し、東北新幹線を利用し仙台駅からバスで相馬市、南相馬市の視察を行い、相馬市のホテルで南相馬市職労、相馬市職労、新地町職労と懇親・意見交換会ということでした。

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P1030077  応援隊からは、菅野副代表、岩橋事務局の2名が差サポートし、菅野副代表から歓迎のあいさつ、筆者からは育樹活動の説明を行ない、共に除草作業を行ないました。

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P1030085 ザリガニが顔を出してくれました

 参加者からは、「複数回参加して復興状況が見えてきている」「植樹だけでなく除草作業も大切だと思う」等とリピターの嬉しい声が寄せられました。

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P1030065  第3回植樹会場は2015年10 月に植樹し た場所ですが、草の生長が繰り返し、まだまだ除草作業が必要なところです。今回の育樹作業には、自治労東京区職連絡会の他に自治労南相馬市職労、南相馬市職員退職者ボランティア友の会の皆さんが協力してくれました。自治労東京区職連絡会の皆さんお疲れ様でした。(報告 岩橋 孝)

2018年9月22日 (土)

温暖化にブレーキをかける運動は地球人の新しいコミュニティーづくり?!

P1010175   “地球温暖化にブレーキ”をかけていく「地球人の恩送り事業」のスピードをあげていくために心をひとつにしていくのは難儀だ。けれども“地球人”の使命として地球人の新しいコミュニティーづくりとして“心をひとつ”にしていきたい。運動の壁は高く厚いが、地球人の新しいコミュニティーを描き、その実現のために“何をなすべきか”を探り続けたい。

Photo  新聞報道(毎日新聞)によると、ソニーは太陽光や風力と言った再生可能エネルギーで事業活動の全電力を「2040年度までに実現する計画」を発表した。その他に、イオン、富士通、城南信用金庫(東京)は50年までに達成する目標を定めた。再生エネで全電力を賄うことを目指す国際的な企業連合「RE100」はすでに活動を展開している。

Photo_2  国際的には、「非国家」組織(「パリ協定」の推進を議論する国際会議「グローバル気候行動サミット」)が14日、米カリフォルニア州で会議を始めた。会議には100カ国5千人程が参加した。温暖化にブレーキをかける「非国家」組織が動いている。日本からもこの会議に参加しているが、会議への参加数は少なく、温暖化対策の遅れや鈍さは否定できないといわれている。

Photo_3  温暖化対策には費用がかかる。政府や行政は税金との関連があり、企業も収益の一部を対策経費に回さなければならない、それは従業員の賃金との関連もでてくる。政府は歳入減となれば、それは増税に頼るのかとなり、とにかく政治の問題になる。

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P9161447  税金の使われ方は納税者、有権者、市民の考え方とその運動にかかわり、企業収益の使われ方は労働組合の運動にかかわる。その上、二酸化炭素排出削減を市民が暮らしの中ですすめていくためには、現在の生活を見直すことが前提となり、そこには面倒なことや我慢することが伴う。”地球人の新しいコミュニティー”づくりは、「生物社会の一員にすぎない私たち」という冷厳な事実から出発していきたい。(理事 髙橋佳夫)

2018年9月20日 (木)

世界人類がこころをひとつにして“地球温暖化にブレーキ”をかける運動を!

 喧騒な都会に戻り、一週間分の新聞を読んだ。気になっていることは色々あるが、特に、台風22号とハリケーン「フローレンス」の記事はインターネットでもその様子を調べてみた。

2018 フローレンスの目(インターネットより)

 どちらも多くの犠牲者と甚大な被害があった(調査中)。

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(インターネットより)

 フィリピンル・ソン島北部では土砂崩壊に埋まった島民が見つからない。この北部では当会と交流があるベンゲット州ルボ村村人が、荒廃地でふるさとの森づくりをしている。心配なのでフィリピン大使館にその状況を訊いている。現地は米やトウモロコシの収穫期ということなので農作物被害も心配している。過去の台風上陸を調べると今後も台風の女雨林が気がかりである。

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ノースカロライナ州の被害(インターネットより)

 フローレンスはノースカロライナ州東部に上陸して、「913㍉の降雨を観測」したいう。64年前(1954年)にも巨大ハリケーンが上陸したカロライナ州ですが、100万人以上が避難しているというから国難である。abcニュースを観るとトランプさんも必死になって現地を見舞っている。メキシコ湾の海水温度が深海まで高くなっているのか。

2 こんな秋の青空を現地の方々に見せてあげたい(足尾松木沢)

 どちらも気候変動が主要因と言われている。日本でも自然災害と人災(北海道大停電)で市民の暮らしが脅かされている。世界の人々が心をひとつにして“地球温暖化にブレーキ”をかけていく「人類の恩送り事業」のスピードをあげなければと思う。(理事 髙橋佳夫)

2018年9月18日 (火)

14年前に植えた木々からのメッセージがシニアの心に沁みた?!

Photo  昨年に続く育樹・育苗活動の応援に駆けつけてくれたJR東労組大宮地本OB会35名の皆さん。現役の若者も交じっての作業はシロダモ幼木の株分け、今年植えた「民集の杜」の除草でした。

Photo_2  開会セレモニーは、大谷OB会会長のあいさつ、地本森づくり委員会あいさつ、森びとの歓迎あいさつを聞いてから作業説明。その後、2つのグループに分かれて作業開始。久し振りに身体を動かす人、道具を手際よく使う人、静かに草歩抜く人など真剣な顔つきで作業に集中してくれました。

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4 シロダモの幼木の根を傷つけないように

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Photo_6 現役の若者たちも先輩に負けじと

Photo_7  12時からは、うっそうとした「臼沢の森」の階段を登り、14年間育ててきた落葉広葉樹の森を見て、その活動にかかわってきたことを思いだしていた皆さん。

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Photo_9  13時からは昼食。今日は粕汁を用意しました。調理してくれたのは稲葉理事、仁平スタッフ、出汁は白みそと酒粕、塩味は鮭の切り身からとって、野菜を入れて関西風の汁をつくってくれました。評判は上々でした。

Photo_10  昼食後は意見交換タイム。筆者から本日のサポートスタッフと理事を紹介し、当会の現場での活動報告と地球温暖化にブレーキをかける取り組みへの支援・協力をお願いしました。

Photo_11  シロダモの苗分けは1.850本をポットに移してくれました。参加してくれた皆さんからは、改めて森に生かされていることを実感している方、温暖化にブレーキをかけていくことの重要を感じた方など、心身ともにリフレッシュされている様子でした。

Photo_12 造園中の庭を説明

Photo_13 朝露のチカラシバ

Photo_14  本日のスタッフは、鎌田、松村宗雄、松村健、橋倉、仁平、小川、加賀、福原、稲葉、大野そして筆者でした。サポートしてくれました皆さんお疲れ様でした。(報告 高橋佳夫)

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