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2015年5月の15件の記事

2015年5月31日 (日)

植えた木々は暑くても動けない。人間の義務として撒水をしました

P5310017 23日の植樹祭に参加した方々は“暑い日が続いて足尾の木々たちは大丈夫だろうか”と心配しているでしょう。現地で森作業をしている私たちもそんな気持ちです。

P5310622 現場を見てみると、クヌギとブナの葉が弱っている様子なので、今日は筆者と加賀スタッフが苗木に水を撒きました。軽トラに積んだタンクに水を入れ、現場へ運んで全ての苗木に水を撒きました。

P5310619 雨を期待しましたが天気予報がはずれてしまったので、参加者の皆さんと私たちの義務として水を撒きました。

P5310660 17時半頃には雲が広がってきましたので、ビオトープのヤマアカガエルにお願いして自然の恵みを待つことにします。(スタッフ・仁平範義)

 

2015年5月30日 (土)

自然の循環が忙しそうでした

P1017895の陽気の足尾・松木沢。足尾町中倉や臼沢の森ではニセアカシヤの花が満開です。

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P1017915 今日は栃木県造園協会が植樹祭を開催していました。子供から若者たちの歓喜があちこちから聞こえていました。

P1017927 作業には松村スタッフ、小川スタッフそして舎人の岡安さんが苗床の草取りをしました。

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Imgp0639 午後には、臼沢の森担当の松村、小川スタッフが臼沢の森をチェックして、草刈りと補植の段取りを計画していました。

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P1017954 筆者は、臼沢の森から臼沢西の森、松木と新松木の杜そして民集の杜を観察してきました。夏の森作業計画に当たって現場の草木の様子をチェックしてきました。

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P1017950 今年は温かくなるのが早いようで、セイヨウノコギリソウが白い花を咲かせ、そこには蜂が止まり、蜜を吸っていました。木々の生長は少し鈍いですが生長は順調のようです。

(理事 高橋佳夫)

2015年5月29日 (金)

森づくりの主役として自信が湧いてきました

 南相馬市から足尾の植樹祭に参加してくれた方々から感想が寄せられました。要点をまとめて紹介します。

P5235704 西 銑治代表:「南相馬鎮魂復興植樹祭応援隊の代表として、今回足尾ふるさとの森づくりに参加して今まで足尾での植樹が大変なことに驚きました。久しぶりの人前だったので緊張して思っていたことが話せなかった。南相馬市を応援してくれる人たちがたくさんいることを知り、感謝の気持ちでいっぱいである。今後も代表として体が続く限り頑張っていきたい」。

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 丹さん:「南相馬市植樹祭の市民サポーター養成講座を受講したとき、森びとのことを知り、足尾の植樹祭にはぜひ参加したいと思っていましたらお誘いがあって参加しました。植樹によって足尾が再生していけるように願っています。今後も南相馬市の植樹祭などに友達を誘い参加・応援していきたい」。(写真上:市民サポーター養成講座)

Photo 佐藤さん:「私は、歌などでボランティア活動をしてきました。片道4時間の行程で大変でしたが充実した一日であったと思います。森の大切さなどを実感しました。この後も植樹祭成功に向けて自分なりに協力していきたい」。(写真上:3/29植樹祭をサポートした応援隊と森びとスタッフ)

P2286799 五島さん:「市民サポーター養成講座以降、準備作業、本番の植樹祭と南相馬市の復興のための森びとの活動を見て、私もJRのOBとして何か協力してみたいと考えました。私はシルバー人材で植木の剪定などをしているので、このようなことは得意です。今後も応援隊としてしっかりとサポートしていきたいと思っています」。(写真上:2月に発足した応援隊)

 「応援隊」の皆さん、遠方からの植樹祭参加ありがとうございました。(理事 高橋佳夫)

2015年5月28日 (木)

暑くても涼しい所に動けない幼木たちを守るマルチング

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2015_0527_162402dscn1226 昨日の足尾松木沢の気温は朝9時で22度でした。しかも雲ひとつない青空から照りつけていた太陽の下は真夏のようでした。松木川の流れも細くなって、流されてきた石ころが焼けているようでした。

2015_0527_162550dscn1227 23日に植えた苗木たちが心配で、植樹の責任者であった鎌田スタッフと松村宗雄スタッフは現地の様子を見ていました。

2015_0527_110733dscn1216 どんなに暑くても強風でも一端植えた木々は動けません。このような時に土の乾燥を防ぎ、苗木たちを守っていりのが樹皮です。ボランティアの皆さんが根元を覆った杉皮が乾燥を防いでいます。雨の降らない暑い現地に立っていると、マルチングの大切さが実感できます。足尾は「雨乞い」をしたくなる日が続いています。

2015_0527_103049dscn1210 昨日の森作業は、稲葉理事がたっぷりと時間をかけてポット苗に水を飲ませてあげました。

2015_0527_103335dscn1211 筆者と二人はタブノキ苗分けを行いました。窮屈な長屋から一軒家にタブノキを移し替えてやりました。“元気に育って南相馬市の森の主役になってくれ!”と願いを込めて、750ポット作ることができました。

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2015_0527_154531dscn1221 苗分けして直ぐに炎天下に晒したくないので、東屋の中で過ごさせることにしました。観測史上はじめての5月の連日の夏日らしいのですが、これも人間の暮らし方が誘因になっているのでしょうか。

2015_0527_111129dscn1218 バターが不足になり、農林水産省は輸入に踏み切ったと言います。暑さで乳牛たちの乳に何か影響しているのでしようか。(スタッフ 橋倉喜一)                                  

2015年5月26日 (火)

足尾の植樹祭は“大切な一日になりました”

 23日の植樹祭に参加した皆さんから感想が寄せられていますので紹介します。

Photo 「若葉の美しい日、会場に着いて本物の森になった山を見て感激しました。その上、「キツネの親子に会った」とのお話に嬉しくなりました。

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Photo_3 森びと発足時、「どうせやるなら一番困難な所で」という志を実現することができたのは、スタッフの皆様、ボランティアの皆様のご尽力のお蔭と思います。

Photo_4 いつもすっかり準備を整えていただいた後に、“植える”という一番楽しい作業だけをさせていただいています。植えた後のお世話が、何年もの積み重ねの上に「本物の森」ができるのだということを、この10年間で見せていただくことができました。心から感謝します。

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Photo_6 それにしてもこの10年間は、木々とっては生長の10年でしたが、私にとっては10歳を重ねることでもありました。結構きつかったです(笑)。

2 トーク&トークはとても勉強になりました。

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Photo_7 その中でも南相馬の方、沖縄の方のお話はジーン、と胸にしみました。大切な一日になりました。どうもありがとうございました。(東京都・女性)」

 

2015年5月25日 (月)

草木が無い更地が「一瞬にみどりに変わるマジックみたいな」足尾の植樹祭

640x480 一昨日の第34回足尾・ふるさとの森づくりには総勢430名が集い、小さな幼木にこころを込めて、約7千本の苗木を植えました。

P1017833_640x480 一本の草も生えていない更地が、2時間ほどで小さな幼木の幼稚園みたいになりました。

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P5230505_640x480 参加者の一人は「まるでみどりに変わるマジックみたい」(茨城県・笹目さん)と感想を述べていました。

640x480_2 ボランティアは、北は北海道から南は沖縄県の参加でした。老若男女は4ブロックに分かれて、五月晴れの下で植樹をしてくれました。

640x481  毎日新聞栃木版では「荒廃した山々もいつかよみがえると期待を込めて植えました」(北海道旭川市・松尾さん)の感想が報道されていました。(写真上:MS会の皆さん)

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640x488 味噌汁と弁当で昼食を食べた後は、岸井理事長と参加者との「トーク&トーク」が始まりました。トークは「地球温暖化を防ぐ」というテーマで、筆者の進行ですすめられました。

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640x587 東京の新宿で働いている方、足尾町に住んでいる方、ハンディキャップのある方の支援をしている方、4年前の震災と原発事故に遭った南相馬市民の皆さん、沖縄県民の皆さんそして労働組合の皆さん等から植樹祭の感想や意見を頂戴き、岸井理事長のコメントを述べてきました。

640x406 15時前には全員の笑顔を記念写真にしてしました。皆さんが帰路についた後き、運営スタッフがあと片付けを済ませ、17時には終了することができました。

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P5235729_640x433 参加者の皆さん、準備・運営してくれました全てのスタッフの皆さん、素敵な感動と小さな森をつくっていただきありがとうございました。(理事 髙橋佳夫)

2015年5月21日 (木)

ほぼ植樹祭の準備は終わりました

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P1017830 この頃、鹿の姿が見えなくなりました。猿は元気に群れをなしてはしゃいでいる姿が見えます。今日は五月晴れの下で苗木納品、簡易トイレ設置、看板設置などの作業をテキパキと行う事ができました。

P1017825 また、ミネラルウォーターが㈱JR東日本ウォータービジネス様から、ブナの苗木がJREU東京から届けられました。

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P1017838 作業には一年ぶりに太宰さんが協力してくれました。彼女は9月には留学すると言うので、しばらく会えないからと一緒に記念写真を撮りました。

P1017818 苗木は約6,600本を用意し、植樹4ブロック毎にトレイにセットしました。今回は18種の苗木を用意し、元気に育つように植えていただきたいと思っています。

P1017828 他方、昼食とイベントの「森ともの集い」に必要な道具などもチェックしました。夕方、苗木に散水する水をタンクに溜め、明日朝の作業準備をして本日の作業を終了しました。

P1017840 夕焼けを背景にイワツバメが群れで飛び回っていました。(理事 高橋佳夫)

2015年5月20日 (水)

森作業は健康管理にGood?

P1017792 足尾・松木沢はカジカガエルとエゾハルゼミの鳴き声が聞こえる季節になりました。また、ニセアカシヤが白い花を咲かせ始めました。そんな中で今日も植樹祭の森作業をもくもくと行いました。

P5200024P1017791 今日は、足尾町からテント14張りを借り入れました。例年の事なので、スタッフの仕事は昼飯前でした。他方では、稲葉理事が植樹祭のみそ汁作り用の簡易ストーブを持参し、寸胴鎌の湯沸し時間をチェックしくれました。

P1017796 午後は、植林してくれるボランティアの想いに立って穴掘りがスムースにいけるように土壌を撹拌させました。また、黒土も混ぜて木の命である土壌改良をしました。

P1017797 スタッフの皆さんが帰路に着くころから、約2時間は「どくだみ荘」籠城の二人の最終作業です。重機をフル稼働して硬くなった石の多い植樹会場を撹拌させました。

P1017806 17時過ぎには中倉山から陽が閉ざされた頃には、気持ちの良い夕暮れになりますので、今日の作業全体を見て重機のスイッチをOFFにしました。

P1017801 美味しい空気を頂きながらの作業は健康管理にとても良い気がします。そんなことを語り、明日の作業を描いて疲れをとっています。(理事 高橋佳夫)

 

2015年5月19日 (火)

今が一番おいしい空気をいただける足尾・松木沢

P1017748 曇り空の中での森作業でした。昨日は気温20度で快晴でしたが、今日は昨夜の雨が恵みの雨になりました。あと4日で植樹祭です。

 

2015_0518_113508dscn1166昨日の森作業には群馬県に住むボランティアの島崎さん、スタッフの小井土さん、金子さん、柳澤さんが参加してくれました。参加者が400名を超えましたのでみそ汁作りのために、日光在住・稲葉理事が調理器具を持ってきてくれました。

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2015_0518_130433dscn1175 作業は、マルチング用樹皮の運搬、植樹会場の大きな石の移動、石はキャタピラ・ダンプで何台も捨てました。小井土スタッフは午後、植樹祭参加者が集まる目印のプラカードを作ってくれました。(スタッフ 橋倉喜一)

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P1017780 本日は植樹会場に苗木を運び入れました。約2,500本の苗木を運び、同時に、植樹会場を撹拌させました。

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P1017788 雨上がりの天気は木々たちを喜ばしているようで、目に優しい新緑の中で空気はとても美味しく感じました。

 

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P1017756 植樹会場にはダンプで黒土が搬入され、その先の杜では昨年植えた苗木たちが眩しいほどの若葉を輝かやいていました。(理事 高橋佳夫)

2015年5月18日 (月)

5/23は、未来を生きる生き物の命をつなぐ森づくりにしたい

P5170020 台風7号の進路によっては23日の植樹祭の天気が心配でしたが、台風の影響がないようです。昨日の足尾は、植樹祭で植える苗木2,000本を選別する準備作業をしました。他方、柳澤スタッフは植樹祭用の駐車場の草刈りをしてくれました。苗木の選別は、加賀、唐澤スタッフ、小林事務局長と筆者の4人で行いました。

P5170023 「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)の舎人当番の金子さんは、定員10名のワゴン車を用意してくれました。今日は、植樹会場の土壌攪拌及びマルチング用の樹皮を運び入れます。(スタッフ・仁平範義)

P1017744 足尾現場では400名を超える植林ボランティアを迎えるために連日の森作業が続いています。当日植える16種・約6,600本の苗木も揃えることができ、これからは植樹会場の整備、そして森びと広場の会場整備です。昼食後の「森びと集い」では、岸井成格理事長と参加者の皆さんの「トーク&トーク」を予定しています。テーマは、“地球温暖化と向き合う”(仮称)を検討しています。東京事務所付近ではアジサイが清々しい花を見せてくれました。(理事 高橋佳夫)

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