暑くても涼しい所に動けない幼木たちを守るマルチング
昨日の足尾松木沢の気温は朝9時で22度でした。しかも雲ひとつない青空から照りつけていた太陽の下は真夏のようでした。松木川の流れも細くなって、流されてきた石ころが焼けているようでした。
23日に植えた苗木たちが心配で、植樹の責任者であった鎌田スタッフと松村宗雄スタッフは現地の様子を見ていました。
どんなに暑くても強風でも一端植えた木々は動けません。このような時に土の乾燥を防ぎ、苗木たちを守っていりのが樹皮です。ボランティアの皆さんが根元を覆った杉皮が乾燥を防いでいます。雨の降らない暑い現地に立っていると、マルチングの大切さが実感できます。足尾は「雨乞い」をしたくなる日が続いています。
昨日の森作業は、稲葉理事がたっぷりと時間をかけてポット苗に水を飲ませてあげました。
筆者と二人はタブノキ苗分けを行いました。窮屈な長屋から一軒家にタブノキを移し替えてやりました。“元気に育って南相馬市の森の主役になってくれ!”と願いを込めて、750ポット作ることができました。
苗分けして直ぐに炎天下に晒したくないので、東屋の中で過ごさせることにしました。観測史上はじめての5月の連日の夏日らしいのですが、これも人間の暮らし方が誘因になっているのでしょうか。
バターが不足になり、農林水産省は輸入に踏み切ったと言います。暑さで乳牛たちの乳に何か影響しているのでしようか。(スタッフ 橋倉喜一)
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