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2014年10月の19件の記事

2014年10月29日 (水)

足尾・臼沢の森の紅葉が青空を一段と爽やかな青色に染めていました

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 今日の足尾・松木沢は快晴でした。シャツ姿でも森作業していると汗が滲んでくるほどでした。臼沢の森も最高の秋色で輝いていました。

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 臼沢の森中腹ではJR貨物労組関東の組合員の皆さん15名が草刈りをしてくれました。

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 草刈り後は西側の食害防止柵をチェックしながら下山してくれました。

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 午後からはビニールハウスの撒水、松木の杜の草刈りをしました。下の苗床ではポットの草を取ってやりました。30㌢程の苗木にはカマキリが卵を産み付け、寒い冬を超える準備を整えていました。

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 夕方になると急に北風が吹き、身体が冷えてきましたので、来月の作業の打合せをして帰路につきました。松木沢の紅葉はあと1週間ほどで終わるのではないかとおもいます。今日は大型バスが3台が松木沢に到着、観光客が松木村の歴史を振り返っていました。

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 JE貨物労組の皆さん、臼沢の森の草刈りをしていただきありがとうございました。

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 森びと秋田県ファンクラブ・船木さんから昨日、東京事務所に柿が送られてきました。明日、柿の渋を焼酎でとって美味しくいただきます。船木藤典さん、秋の味覚を届けていただきありがとうございました。(理事 髙橋佳夫)

2014年10月28日 (火)

鎮魂の森 南相馬市復興市民植樹祭が実施されます

 

Pa275824 昨日(27日)は、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会の第一回実行委員会が南相馬市役所で行われました。実行委員長に桜井勝延市長、副実行委員長には当会理事長の岸井成格、瓦礫を活かす森の長城プロジェクト理事長・細川護煕氏、イオン株式会社様が副実行委員長に就きました。実行委員には福島県、南相馬市民の皆様と東京都市大学教授・涌井雅之氏が就きました。

Pa275825 会議では植樹祭を来年3月29日・10時30分から、南相馬市原町区萱浜地区で実施することを決めました。植樹祭の詳細はこれから実行委員会で決めていくことになりました。

Pa275826 その後、私たちはこの「いのちを守る森の防災林」用の苗木を育てる苗床を借りる協定締結を市役所と進めています(苗床は写真の通りです)。

Pa275830 広さは約2.000㎡で、約20万ポットの苗木を育てることができます。

Pa275841 次には、昨年10月に植林した鎮魂の森へ移動。植林して1年間を生きぬいた苗木たちの生長を調査しました。

Pa275844 枯れている苗木は殆どありませんが、頭部が枯れている木々が目立っていました。しかし、根元からはしっかりと若葉が海風に揺れていました。調査は、5㍍四方の中で樹高と幹の太さを測りました。

Pa275846 当会が提供した苗木の1種のコナラもしっかりと地に根を張っていました。

Pa275822 いよいよ二回目の南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の準備の始まりです。主役の市民の皆さんと、未来のいのちを守る森の防潮堤の基盤をつくっていきます。全国の森ともの皆さんの応援をお願いします。

Pa240068 神奈川県横浜市の出沢さん、栃木県シルバー大学写真クラブの皆さんから東京事務所に寄付が届けられました。心から感謝申し上げます。(理事 高橋佳夫)

2014年10月26日 (日)

原発に頼らない暮らしは自然エネルギーを使いながらつくられる

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 原発に依存しない政策を進めている欧米や北欧に逆行して原発の再稼働を始めている日本政府と電力会社などの原発推進勢力。それは脱原発を願う人たちの声を無視して進められています。

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 そんな中で、「地域での再生可能エネルギーの自給体制の実現を通じて、持続可能な地域経済と地域社会の自立」を目指して、「単なる反原発運動ではなく、原発がないほうが健全な国・地域づくりができるという対案を示し・・」それを実践している小田原市民でつくる「ほうとくエネルギー㈱」の太陽光発電施設。

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 その推進軸となっている鈴廣蒲鉾㈱の創エネ・省エネの取り組みを見学して来ました。

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 見学後の講演会では、神奈川県水産技術センター相模湾試験場長・石戸谷博範氏が「森の再生からブリのくるまち小田原へ」と題した講演、ほうとくエネルギー㈱取締役・鈴木大介氏が「小田原ほうとくエネルギー~地域主体の再エネ事業~」と題した講演を拝聴しました。

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 その後は、鈴廣蒲鉾㈱さまのレストランで交流会を楽しみました。乾杯の前には当会理事長・岸井からお礼と見学の感想が述べられ、懇親の場では見学会の感想や原発ら頼らない暮らしへ向けた志を語り合いました。

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 見学会と交流会を準備してくれました「エネ経」(エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議)事務局の皆さん、ほうとくエネルギー㈱の鈴木さん、鈴廣蒲鉾㈱の皆さんそして参加の協力をしてくれました森びと神奈川県ファンクラブ、JREU横浜の皆さんありがとうございました。

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 原発に頼らない森と生きるライフスタイルを創造していく私たちにとっては、まず、私たちの生活様式が企業の利益追求の誘導に流されていることに気づいていくことが大切だと思いました。また、森の力が私たちの暮らしを支えていることに改めて感謝しました。(理事 髙橋佳夫)

 

2014年10月23日 (木)

秋雨の中、神奈川県民が「民集の杜」へ8種・170本を植林

Photo 昨日は肌寒い雨の一日でした。秋色が濃くなってきた足尾・松木沢ですが、と同時に冷え込みも増しているようでした。

Photo_2 そんな日でしたがJREU横浜の組合員の皆さんは神奈川県からバスで足尾へ来てくれました。朝7時に現地を出発した皆さんは10時半頃に到着。早速、作業小屋で植林の打ち合わせ、植樹場所を安全なところに変更して植林をしました。

Photo_3 現地では、栃木県ファンクラブの皆さんが参加者をリードしてくれました。植えられる苗木にとって雨は有難いのですが、皆さんは肌寒い中でしたが丁寧に植えてくれました。

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Photo_5 昨日はこのほかに、苗床の草取り、ビニールハウス設置の完成へ向けた森作業を行いました。JREU横浜の皆さん、肌寒い秋雨の中で、170本の苗木に命を吹き込んでいただきありがとうございました。(スタッフ 小川 薫)

2014年10月21日 (火)

越冬森作業二日目、秋色に感謝しながらやりがいを感じました

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Pa219028 ストーブが恋しくなった足尾ですが、それと共に一気に秋色が濃くなりました。臼沢の森も御覧の通り、森びと広場の桜も一気に秋化粧してくれました。育ててきた私たちにとってはその美しさに感激です。

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Pa215724 今日は越冬森作業の二日目。苗床の整備をしました。橋倉スタッフと加賀スタッフは明日の植樹祭の苗選び、仁平スタッフと星野スタッフは苗床整備をしました。

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Pa215747 越冬準備は人間ばかりでなく、ミミズも同じでしょうか、カタツムリそしてカマキリは産卵の準備でしょうか。松木川斜面や臼沢の森の遠くからは、雄鹿のメスを呼ぶ声が日毎に多くなってきました。

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Pa215768 遠吠えを聞きながらの森作業は順調でしたので、下の苗床は御覧の通りきれいに片付きました。今日の作業はやりがいがあったので、箒を持って空を飛びたいくらいでした。

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Pa215770 16時半頃、東の空には青空が見えてきましたので、明日の植樹祭は晴れてくれ、と願って帰路に着きました。(理事 高橋佳夫)

 

2014年10月20日 (月)

ストーブが恋しくなる季節がやってきた足尾です。

Pa205694 足尾・松木沢の朝の気温は11度でした。「どくだみ荘」ではストーブが恋しくなる季節になってきました。今日の森作業は22日に行われるJREU横浜の植樹祭準備を午前中行いました。

Pa205701 その後は、南相馬市の森の防潮堤づくり用の苗木を寒さから守るための越冬準備作業を行いました。午後からは星野スタッフが応援に来てくれました。

Pa205703 昼食を食べていると小雨が降ってきました。午後は小雨の中、タブノキ、シャリンバイ、スダジイをビニールハウスへ移動しました。

 

Pa205705山形県酒田市のタブノキの実を夏に撒き、写真のようにトロ箱に一杯に芽を出してくれましたので、ハウスへ移動してからポットに植え替えます。

Pa205709 トロ箱は四人でも持ち上げることができませんでしたので、丸太を敷いて転がしましたが、大変な作業でした。

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Pa205715 4時過ぎ、明日の森作業の打ち合わせを行って帰路に着きました。(理事 高橋佳夫)

 

2014年10月19日 (日)

足尾アルプスに凛として生きるブナに会ってきました

Pa195658 天気予報が当たって本日は最高の秋晴れを楽しみました。

Pa198867 朝、5時に目が覚めてみると昨日からの胸騒ぎが止まっていませんでした。“何としても黄金色したブナ”に会いたい、と思っていましたので、早速、登山の準備をしました。

Pa198872 登山口には7時30分着、準備体操をして40分には出発しました。ぶどう棚を横目に見ながら、シデの大木、リョウブ林をゆっくり上るとミズナラの大木が待ち構える西側の稜線にでました。1時間程で、中倉山前の前倉山とでも言っておきますか、その頂にでました。

Pa198884 1分も進むと、そこからはシロブナが小さく見えました。

Pa198887 手前から沢入岳方面の秋は御覧の通りです。

Pa198886 周囲の紅葉は写真の通りです。

Pa198898 ゆっくり進むと岩場に到着。そこからは森びと広場と臼沢の森が眼下に見えました。いつもここから見る臼沢の森は小さいなあー、と思ってしまいます。

Pa198930 はやる気持ちを抑えながら、中倉山頂上に向かう。すでに男性が写真を撮っていました。佐野市から来た紳士は手術した後の右足を鍛えるために、新聞報道で知って一度は行きたいから登ってきた、と言っていました。

Pa198992 シロブナは御覧の通りでした。

Pa198986 台風19号で色づいた葉が北側だけ飛ばされていました。

Pa198947 弟ブナの様子です。兄よりも元気そうでした。稜線の孤高のブナを支えている根周辺は台風で土砂が流れていないか心配でしたが、それほどでもありませんでした。

Pa195652_3 今日の足尾アルプスは20数人の皆さんと会いましたので、会う人に「アルプス銀座」の様な感じですね、と挨拶しました。皆さん、素晴らしい、と言って中倉山を満喫していたようです。

Pa198919 足元にひっそりと咲いていたリンドウの仲間から心を和ませていただき、素晴らしい秋を楽しみました。(理事 高橋佳夫)

2014年10月18日 (土)

清々しい秋を満喫した千葉県民の森づくり

Cimg1582 今日の天気は雲ひとつない秋晴れでした。清々しい青空の下でJREU千葉の皆さんが植樹をしてくれました。木を植えてくれた皆さんは、EU千葉の皆さんとNPO法人バランス21(谷当里山計画)でした。

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Cimg1551 「民集の杜」に集まった皆さんは橋倉スタッフと鎌田スタッフから植え方のアドバイスを受け、ひとり10本以上の苗木を植えてくれました。

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Cimg1583 皆さんは一本一本丁寧に6種類・200本の苗木を植えてくれました。

Cimg1588 植樹後は東屋に用意された昼食を食べながら、当会のスタッフとの親睦を図りました。中倉山の登山の話などに盛り上がり、まずは現地に立つことだとして中倉山に挑戦することになったようです。

Cimg1593 皆さんとは11月に再会することを約束して別れました。JREU千葉の皆さん、NPO法人バランス21の皆さん、本日はありがとうございました。(スタッフ・仁平範義)

2014年10月17日 (金)

10/21・テレ朝「モーニングバード」に志村史夫先生が出演します

P9144788 夏から秋にかけての空の「ゆきあい」が短い気がします。スーパー台風は季節の移り変わりの味わいである「ゆきあい」を吹き飛ばしていった感じです。

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Pa115458 今日の足尾は“秋晴れだ!”、と仁平スタッフから連絡がありました。多分、先週のような青空の下で、武田事務局と高梨インストラクターたちが明日の植樹祭の準備をしていることでしょう。臼沢の森は秋色に変身したでしょうか。

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Pa165542 東京都北区の通勤通路脇にもいつものように、カツラ、ムラサキシキブが秋色を濃くしているようです。

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Pa075388 足尾の通路ではイネ科植物が実を膨らませて、留鳥のホオジロの餌に、これから訪れる冬鳥たちの餌になっていくことでしょう。来月には、越冬森作業が始まります。

Pa165539 来月23日は、「森びと設立10年記念講演会」を開きます。講演者の志村史夫先生からメールが入り、今月21日(火)テレビ朝日(系)「モーニングバード」(8:00~10:00)の9時前後に志村先生が出演する、ということです。志村先生の木の研究の一端「杉の能力」が紹介される予定です。お楽しみに!(理事 高橋佳夫)

 

2014年10月14日 (火)

森を敬い、森と生きる日本人の心を明治神宮から世界へ!?

Pa135475 「スーパー台風」の上陸が心配でしたが、明治神宮の杜の力が台風の速度を抑えてくれました。

3 その杜は、「心の森探訪in明治神宮」に参加した34名の皆さんに100年後の杜をイメージして育てた先人の本物の杜づくり哲学、そして100年後の杜が人の生命を育む杜に育った自然の力の素晴らしさを教えてくれました。

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2 昨日は、「心の森探訪in明治神宮」を開催してきました。10時半、強風と豪雨を気にしながら集まってくれた皆さん。最初は、青木淳一先生の神宮の杜案内、心の森探訪を企画運営した小黒事務局次長からのタイムスケジュールが説明されました。

5 その後、明治神宮管理部管理課主幹・田中昌之技師による明治神宮の杜の歴史と現状について、杜を散策しながら案内がありました。同行してくれたのは、総務部広報調査課・稲葉梓さんでした。

6 100年前のこの地は、アカマツ林と畑や草地そして沼地の荒れた地でした。明治天皇を祀る神社をつくるには、“鎮守の森”が必要として、林学博士・本多静六先生をはじめとした「明治神宮造営局」が発足して、1914年から杜づくりが始まりました。

7 全国から送られてきた10万本の献木を植えましたが、この杜づくり計画は4段階を経て完成する内容で進められました。現在の杜は234種・約4万本で杜が構成していますが、計画はその最終段階にあります。植物社会の競争・掟などに任せて、主木のカシ、イシ、クスノキが成長し、二世代目の木々も育ち、常緑広葉樹が広がっている杜の様子を見ることができました。これからは主木が人手を介さず、自ら世代交代を繰り返す“天然相林”に到達していくそうです。

9 青木先生からは、この“鎮守の森”と生きている動物たちが説明されました。生き物たちの暮らしは、杜づくりを始めてから50年後、100年後に調査をしてきた青木先生たちのデータを基に、“鎮守の森”に生きている動物たちが紹介されました。

8 13時頃からは、原宿のレストランで昼食・交流をしました。交流会では、“自然の猛威が荒れ狂っている現代には、この杜が何十万人の生命を守ってくれるのではないか”、“日本の先人が培ってきた森を敬い、森と共に生きていく文化を世界の人々へ拡げていくべきではないか”、等を語り合いました。田中さん、青木先生、稲葉さん、忙しいところ案内していただきありがとうございました。(理事 高橋佳夫)

 

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