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2014年1月の13件の記事

2014年1月30日 (木)

日本各地にいのちを守る森の防潮堤をつくろう!

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  昨日の足尾は青空が見えていました。今年は雪と雨が少ない気がします。

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 そんな中、岡部事務局と鎌田スタッフ、仁平の3人で育苗作業を行いました。作業は水撒きですが、凍っている水を溶かして散水しました。その後は、植樹用の目印にする篠竹を整えました。青空の下とはいえ苗床のタブノキは寒さに震えていました。(仁平発)

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 27日、「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」事務局と今後の森の防潮堤づくり応援を話し合いました。皆さんもご存知のように東日本大震災ではでは140㎞を超える海岸防災林が被害を受けました。林野庁と国交省は昨年に引き続き来年度も海岸林再生事業を進めていきます。

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  私たちは昨年、細川護煕理事長の長城プロジェクトと共に南相馬市の鎮魂の森づくりを応援してきました。

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 26日の森びらきでは、南相馬市長桜井さん、長城プロジェクト副理事長・宮脇先生、岸井理事長はいのちを守る森の防潮堤を今年も進めていくことにしました。

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 長城プロジェクトの事務局とは今後の苗づくり、応援方法を話し合いました。長城プロジェクトの細川護煕理事長が東京都知事選挙で立候補していますので、是非、都知事になっていただき、首都直下型地震や東海地方の地震に備えた森の防潮堤づくりも進めてほしいものです。

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2014年1月28日 (火)

今年も、自然の恵みを甘受できる森づくりへダッシュ

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 早いもので、あと一週間で立春です。天気予報を見ると三寒四温がすぐそこです。当会も暦のように動き出しました。

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 26日は第四回理事会を開いて2014年度の事業計画を審議・決定しました。その後は、恒例の「2014年森びらき」が始まり、各地の正会員の皆さん、原発に頼らない暮らしを求めている皆さんとスクラムを組んで、今年の活動へ始動することができました。

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 岸井理事長からは、岐路に立たされている私たちは待ったなし、原発に頼らない森と生きるライフスタイルを広めよう!と挨拶がありました。

 

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その後、前半の来賓の皆様(林野庁長官・沼田正俊さま、南相馬市長・桜井勝延さま、エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク代表理事・鈴木悌介さま)、そして当会最高顧問・宮脇昭先生から新年の挨拶をいただきました。

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 挨拶を後は、原発に頼らないライフスタイルを創造していくために、デンマークから広がっている地域市民の暮らしを追った映画・「パワー・ツゥ・ザ・ピープル」を鑑賞しました。楽しみながら節電と自然エネルギーを消費している市民の暮らしを観た後は、高橋利明監事の発声で新年をスタートさせました。

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 懇親会では、沖縄県、関西そして青森県から駆けつけてくれた森ともの皆さんから、いのちと自然を大事にする今年の抱負を聞かせていただきました。今年も、自然エネルギーをはじめ自然の恵みを持続的に甘受できる森を多くの森ともと連携して育てていくスタートをきりました。

 森びらきを運営してくれました理事、事務局そして「シーサイドホテル芝弥生」の従業員の皆様、ありがとうございました。

2014年1月24日 (金)

“負の遺産を未来の財産へ”・小山市で写真展

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 私たちは1975年に閉山した足尾銅山跡地で森づくりをしています。(写真は2005年春の草地)

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 この銅山は1877年に国から民間の古河鉱業が経営に携わりました。言うまでもなくこの銅山は日本の近代産業発展と日本の戦争政策に欠かすことができませんでした。反面、日本の公害問題の原点といわれた鉱毒事件、自然破壊を残しました。それによって多くの農民、市民が犠牲と多大な被害を受けました。

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 今、栃木県小山市・「まちかど美術館」(℡0285-21-3381)で「足尾・光と影そして未来へ」という写真展とシンポジウムが開催されています。

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 足尾銅山跡地で森づくりをしている私たちもこの写真展に出展しています。お近くへ行かれる方は是非、寄ってください。森びと栃木県ファンクラブの皆さんが、パネル一枚に活動報告しています。(スタッフ・小川発)

2014年1月22日 (水)

”100年先のライフスタイル”を語りあう「2014年森びらき」

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 大寒も過ぎ、暦の上では氷が溶け出してくる季節となりました。森の木々たちの根もムズムズしているのではないでしょうか。

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 26日は森びと恒例の「森びらき」です。今日、東京事務所ではその準備をしました。今年は「パワー・トゥ・ザ・ピープル」という映画を上映します。これは自然エネルギー100%を実現したデンマークのサムソ島住民たちが循環型社会を目指している人々を追った映画です。原発に頼らない森と生きるライフスタイルを創造していくためのヒントにしたいと上映します。楽しみです。

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 今年1月、アメリカでは大寒波でナイヤガラ滝が凍りつき、スマトラ島ではシナブン山が大噴火しました。この様子は地球が人間の傲慢な行為に警告しているようにみえます。

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 今年の森びらきには、林野庁長官・沼田正俊さん、南相馬市長・桜井勝延さん、「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク」代表・鈴木悌介さんそして宮脇昭先生が出席します。森びらきでは、やがてやってくる森の恵みに頼らなければ生きていけない時代の暮らしを、来賓の皆様方と会員の皆様で語り合っていただきます。

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 20日は足尾植樹祭用の篠竹を刈ってきました。スタッフの皆さんありがとうございました。

 

2014年1月20日 (月)

原発と軍事基地に頼らない暮らしを選択した市民に拍手

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 気温マイナス2度の中、昨日は今年の植樹祭準備をしました。重機を動かしながらも南相馬市長選挙と名護市長結果が頭から離れませんでした。帰宅してTVニュースを注目していると南相馬市に住む事務局・岩橋君から涙の吉報があり、稲嶺さんも当選確実になったという報道がありました。

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 南相馬市民は、“原発に頼らない暮らしとまちづくり”を選択し、名護市民は、“日米両政府が進める米軍基地の名護市への移設反対”を支持しました。2014年の幕は、いのちと暮らしを守る市民の良識によって開けられました。これからが大事ですね。

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 原発問題では全国の首長さんが「脱原発をめざす首長会議」を設置(90名以上が会員)し、「住民の生命・財産を守る首長の責務を自覚し、安全な社会を実現するため原子力発電所をなくすことを目的」として、結束を固めています。

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 今回の選挙結果は住民の生命・財産を守るのは市民が主役である、ということが改めて感じました。これからは“原発と軍事基地に頼らないまちづくり”へ向けた市民の連帯が大切なようです。

 全国の森とものみなさん、さくらい勝延さんへの激励ありがとうございました。

2014年1月18日 (土)

風雪に動じない仙人のような中倉山のブナ

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 朝7時、まだ薄暗い中を仁田元川沿いの林道を上る。5分も走って中倉山登山口に着。

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 準備体操をした後、20分に登山口を出発。風が無かったので筆者を残して一行は順調に登山、途中、足尾町方向から日の出をみる。

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 1時間程登ると西側の稜線に出て、そこから目的のブナが見えました。ブナの下では鹿たちが草を食べている様子でした。

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  遅れて頂上に着くと、一行はブナの周囲で孤高のブナを見上げていました。さすが稜線に出ると西風が吹いていました。

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 同時に、風は冷たい空気を運んで、ブナの幹や枝に当てていました。そのたびに「ビュー!」という寒そうな音がしていました。

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 枝には冬芽がしっかりついていましたので、秋にはりっぱな実をつけてほしいと、宮下正次理事が用意してくれた10㎏ほどの粉炭を根の周りに蒔きました。

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 下山は1時半程でした。「みちくさ」では仁平スタッフがカレーライスとみそ汁を作っていました。カレーライスを頂き、中倉山の感想を出し合っていると、さいたま市からバードウォッチに松木渓谷を訪れていた田村さんご夫妻に出会いました。奥様は「みちくさ」内に張ってあった中倉山の写真と登山の話を聞いて、「是非、登りたい」と言っていました。

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 標高約1600mの稜線に生きる孤高のブナは松木渓谷の仙人のようにも感じられました。

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2014年1月17日 (金)

冬の中倉山に生きる孤高のブナに会ってきます

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 朝6時半頃に東京を出発しました時には灰色の雲が垂れこんでいました。日光市内で明日の買い物をして足尾町に入ると、青空が見えていました。風もないので猿たちはのんびりしている様でした。

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 明日は冬の中倉山に上り、厳冬に耐えているブナから元気をいただこうと思っています。下見で登山口に行ってみると雪は無く、昨年11月に登った時の様子に似ていました。違っていたのは「中倉山登山口」という木札が木に取り付けてあったくらいです。

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 当会は今年で設立10年を迎えましたので、鉱害に一世紀も耐え抜いている足尾アルプスのブナに感謝したいと考えています。明日はどんな感謝をすればよいのか、現地に立って探し当てたいと思います。

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 明日の登山は冬山なので、世界の山々を制覇している当会の理事・宮下正次さんが同行してくれます。足尾の冬山登山ですから本格的ではありませんが、7名のパーティーで楽しく登ってきます。中倉山山頂は写真の通りです。

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2014年1月16日 (木)

さくらい勝延さんは市民とともに新しい日本へ走り続けています

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 全国的に寒い日が続いていますが、南相馬市も冷えていました。でも、さくらい勝延選挙事務所は燃えていました。今日も60歳以上と思われる仮設住宅で暮らしている多くの皆さんから元気をいただきました。

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 今日は衆議院議員・亀井静香さんが応援にみえました。聴衆者の市民からは、「桜井さんは他の候補と違って街宣車から降りて自ら走りながらひとり一人と話し合っていることに感動している。」、「南相馬市の事業を全国のみならず世界にも発信している」、「一期で終わらせてはだめ。継続して脱原発や市民のための復興政策を進めてほしい」、という声が聞こえていました。

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 事務所には、森びと山形県ファンクラブの皆さん、神奈川県ファンクラブの皆さんから激励のファックスが送られていました。あと投開票まで残すところ3日ですが、今を生きる私たちと未来を生きる子供たちのために、南相馬市民の心を森の防潮堤づくりへ繋げていきたいと頑張ります。激励のファックスありがとうございました。(森びと福島県FC・東城発)

 

2014年1月15日 (水)

政府が駄目なら、地域のパワーで原発に頼らない森と生きるライフスタイルを

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 昨年10月、南相馬市民鎮魂の森植樹祭でご一緒した細川さんが東京都知事選挙に立候補するそうですね。南相馬市長選では鎮魂の森植樹祭を主催したさくらい勝延さんも戦っています。南相馬市内で日向ぼっこしている猫を見ていると、新しい未来の日本へ舵がきられている感じです。

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 13日は南相馬市民文化センターで、さくらい勝延立候補の総決起集会が開催されました。応援には、辻元清美衆議院議員をはじめ国会議員4名が駆けつけてくれました。

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 応援に来た市民からは、「桜井市長の市民に対する思いが伝わった。涙が出できた。」「ぶれない脱原発の考え方に改めて共感した。原発事故を風化させないためにも南相馬市から発信していかなければならない。」

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 「子供や孫のためにも桜井を当選させなければならない。」「私利私欲が感じられず、市民のために命を尽くす人だと感じた。」という声がありました。

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 びと福島県ファンクラブの皆さんは、連日、東日本大震災と原発事故で被災した皆さんと原発に頼らない森と生きる暮らしの大切さを実感しています。今日は、津波で家が流され娘さん夫婦と孫を亡くして仮設住宅で一人暮らしをしている女性から貴重な話を伺いました。

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 選挙事務所には「森びと栃木県ファンクラブ」からの激励ファックスが貼ってありました。栃木県FCの皆さん!ありがとうございました。(森びと福島県ファンクラブ・東城、岩橋発)

 

2014年1月13日 (月)

南相馬市民の心を世界へ拡げたい

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 11日は、東日本大震災から2年10か月となりました。南相馬市では、警察や消防など360人の皆さんが沿岸部の行方不明者の捜索を行っていたことを翌日の新聞が報道していました。

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 東日本大震災と原発事故から間もなく3年を迎えますが、私たちは仮設住宅で生活をしている方と話をする機会がありました。11日には原町区の仮設住宅、12日は鹿島区の仮設住宅で話をしましたが、私たちが励まされている気がしました。

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 19日まで市長選挙期間中ですので、住民からは「寒い中、ご苦労さんだね」、「応援しているよ」という声を掛けられました。鹿島区の仮設住宅では、昼前に「かしま福幸商店街」に行き、「絆」という店に立ち寄り、ご主人からは、市長選について「1期だけで判断するのではなく、2期・3期やってそれで判断をするべきだ」、また、新潟県燕市での避難生活の話し、さらに8月に計画している鹿島区の盆踊り大会の話を聞きました。

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 皆さん、仮設住宅で不自由な生活を強いられているのですが、自分たちのことよりも地域・仲間のことを第一に考えられている話ばかりなので、南相馬市の皆さんの姿に感銘を受けました。「絆」の皆さん、コーヒーにお茶ご馳走様でした。(事務局・小林発)

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 現地の天候は氷が張るなど寒そうでしたが、報道では大寒波がアメリカを襲い、ライフラインが一時ストップしたようです。

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 気象予報士の話では、気流が蛇行して大寒波を日本やアメリカの一部へ押し寄せたそうです。地球温暖化による海水温度の上昇が影響しているそうです。

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 南相馬市民の様に、自分の事よりも他人の事を心配しているように、私たちは各国の市民のために動き出し、原発に頼らない森と生きるライフスタイルを実現する絆を世界の市民と強めなければいけないようですね。(大寒波の写真はインターネットより)

 

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