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2013年4月の19件の記事

2013年4月30日 (火)

哲学者・石川啄木の心が旭川市の児童へ届く

Photo  今日も『サルと人と森』の事務所に注文がありました。哲学者・石川啄木が自然をないがしろにした人間の傲慢な欲の追求に対して警鐘しているこの絵本。この絵本を読んで自然を大切にしてほしいと願って、北海道旭川市・「旭川MS会」にお願いして市の全小学校と図書館へ『サルと人と森』を寄贈することができました。

Photo_2  今月17日、MS会・松尾会長とそのメンバーは西川市長を訪問して、絵本100冊の目録を手渡しました。

Photo_3  啄木は1908年、釧路へ向かう途中、旭川駅前の旅館に一泊し、市内を見物しました。昨年は啄木没後100年、これを記念してJR旭川駅構内に石川啄木像が建立されました。

Photo_4  今年1月下旬、MS会の皆さんから『サルと人と森』を寄付してくれないかと提案され、当会はそれに応えることにしました。贈呈式は17日午後、市長室で行われ、翌日の『北海道新聞』ではその様子が報道されました。

 森と生きる暮らしの有り難さを、この絵本で感じていただければ幸いです。

2013年4月26日 (金)

約2万5千本の苗木を育てる育苗活動が始まりました

 

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本日(4月26日)、足尾から南相馬市へ運ばれてきたコナラを南相馬市の苗床に並び替えました。育苗作業は9時から始め、11時半には終了しました。

 

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作業には市民の皆さん、JREU水戸の皆さん達16名が手伝ってくれました。このコナラは昨日、スタッフの柳澤、鎌田、小井戸さん三人が2台のトラックを5時間以上の運転をして現地に届けました。

 

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作業後には、昼食を食べながら今後のことを話し合い、これから夏を迎えての育苗を丁寧に進めていくことにしました。協力してくれました皆さん、ありがとうございました。(事務局:岩橋発)

 

 

 

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同日の足尾では春の森作業の最終日でした。残された黒土揚げを臼沢の森で行いました。天気の急変を心配しましたが、雨が降る前に100袋の黒土を揚げることができました。

 

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作業を終えて、ボランティアからは「こういった段取りがあって森づくりがあることを知ってもらいたい」、「成長をした木を見て思うのは、いろんな人の力があってこそだと思う」という感想が述べられました。昼食・交流時には雷が鳴りだし、強い雨が降り出しました。JREU高崎・新潟・長野の皆さん、スタッフの星野、白井さんご協力ありがとうございました。(事務局:小林発)

 

 

 

2013年4月25日 (木)

11.120本のコナラが南相馬市へ嫁ぎました

 

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 春の森作業5日目。今日は春爛漫の陽の下で作業ができました。朝8時頃、松木沢に向かう途中の桜の木にヒヨドリとまって花の蜜を吸っていました。

 

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 今日は3年間育てたコナラが南相馬市へ嫁ぐ日です。昨日に続き、コナラを午前中にフレコンや網に入れてトラックに積み込みました。

 

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 一袋の網には細い枝を折らない様にして20本のコナラを入れました。明日以降は潮風に慣れて防潮堤の主役になってほしいものです。

 

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 フレコンには800本~1000本のコナラを入れ、一台の大型トラックの荷台に10コを載せました。

 

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 作業は10半頃から13時頃までに終了しました。全員が春の陽差しを受けて達成感を味わいました。

 

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 作業の最後はトラック荷台にシートを張って、苗木が走風に負けない様にしました。遅い昼食を摂って、柳澤スタッフ、小井戸スタッフが運転するトラックを見送りました。18時半過ぎ、柳澤スタッフから電話があり、南相馬市に無事到着しました。5日目の作業を手伝ってくれたJREU大宮、横浜、八王子の皆さん、本日はありがとうございました。(事務局:済賀、水落発)

 

2013年4月24日 (水)

南相馬市へ嫁ぐコナラを積み込む

P4244425  春の森作業4日目の天気は天気予報通りに雨でした。ニホンジカ等の生きものたちは森で雨宿りをして、小雨になった夕方にニホンジカたちが動き出してきました。

P4244421  今日は雨が降っていたので作業を変更して、南相馬市へ嫁ぐコナラをトラックへ積み込みました。雨や雪が降ると臼沢の階段が濡れて滑りやすくなり、安全を第一にしました。

P4244428  1トン入る土のう袋を大きくしたフレコンに苗木を入れて、それをトラックに積み込みました。雨が降って苗木には有り難いのですが、その分水分が含んで重たくなります。それをひとつ一つフレコン内に並べて、1袋のフレコンに約800本のコナラを入れました。

P4244434  午後1時半には5600本のコナラをフレコンに入れ終わり、遅い昼食になりました。今日はJREU東京、千葉の皆さんと事務局、スタッフの皆さんが手伝ってくれました。冷たい雨の中の作業を手伝ってくれた皆さん、有り難うございました。(事務局:済賀発)

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2013年4月23日 (火)

意識と身体が一体になると凄いパワーがでる

P4234392  春の森作業3日目の天気は晴れ時々曇り、無風状態でした。8時頃、みちくさから見上げた中倉山は美しい姿でした。

P4233998  ニホンジカたちも朝陽を浴びて朝食を食べていました。この頃は生まれて2年~3年の子ジカが目立ちます。

P4234408  作業現場に向かう臼沢の森入り口には木々の土に混じってきた花が顔を見せてくれていました。コナラの葉も開きはじめていました。

P4234397  約500段の階段を登った所が作業現場。今日も100段の階段を10往復して、土のう袋に入った黒土を100袋揚げました。

P4234015  最初の一歩から3回位の登りがとてもきつく、それぞれがそれを乗り越えていました。

P4234007  今日はJREU長野、高崎、新潟の皆さんが最後の100袋まで黙々と運んでくれました。

P4234008  長野の方は本日が55歳の誕生日で、「とても良い記念となりました」と言っていました。森びとからピンク色の森びと缶バッヂを誕生記念に差し上げました。

P4234405  普段身体を動かす機会が少ない中で、目標を定め、やる気をもって動き出すと身体の潜在力が発揮されることを実感しました。JREUの皆さん、有り難うございました。(事務局:水落発)

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2013年4月22日 (月)

黒土103袋を荷揚げしました

P4223989 P4223978  春の森作業の2日目。松木沢のから臼沢の森を見るとトビが群がるように舞っていました。

暫くするとトビは枝にとまり、何かを狙っているようでした。

P4224387  作業前にその近くを探っていると鹿が死んでいました。美味しい餌がそこにはありました。

P4224338  今日は天気も良いので100段の階段を往復して土のう袋に入った黒土を運び揚げました。

P4224343 P4224347  現場までの途中、「若葉寒」で積もった真っ白い雪を被った中倉山を背景にして、カツラ等とブナが元気な息吹を見せてくれました。

P4224358  重さ約25㎏の黒土の荷揚げ目標はこの階段を10回往復することにしました。なんとその後の作業では、100袋を荷揚げようとなり、13時には103袋の黒土を揚げることができました。目標達成を噛みしめた顔をして写真を撮りました。

P4224365 P4224378  下山して臼沢の入り口には9年前に植えたヤマザクラが淡いピンクの花を見せくれていました。可憐な花に感謝でした。

P4224385  目標を達成してくれたJREU八王子、横浜、大宮の皆さん、ありがとうございました。(スタッフ:仁平発)

2013年4月21日 (日)

“春の森作業”が始まりました

P4214319  朝、昨日より静かな夜明けだなあーと「どくだみ荘」のカーテンを開けると長屋の屋根は一面雪でした。8時に森びと広場に着くと、臼沢の森は冬景色に戻っていました。

P4213923  今日から「春の森作業」のはじまりでしたが、ノーマルタイヤ使用で足尾に向かうボランティアの方には遠慮していただきました。

 そんな訳で午前中は、電車で雪の中での森作業に来てくれたJREUの2人(千葉県、栃木県)と小川スタッフで松木の杜の穴掘りをしました。

P4213920  昼食を済ませた頃には雪も止み、青空が見え始めましたので午後の作業を臼沢の森に変更しました。約600段の階段を登って行く途中では、ヤマザクラが可憐な花を咲かせ、木々の蕾が順調に膨らんでいました。

P4213954  午後は、腐葉土や黒土を積んでおいた場所の柱であった単管を外す作業を行いました。

P4214328  下山する頃には臼沢の森上空を青空が覆っていました。春の嵐が連れてきたこの色には感動をさせられました。(スタッフ:仁平発)

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2013年4月20日 (土)

無心になれた春の森作業

P4204266  春の感謝デーには22名の皆さんが集ってくれました。感謝デーの森の作業は来月18日に植樹する松木の杜内の空き地の穴掘りでした。

P4203865 松木の杜の入り口に生えている水仙の花は眩しいほど輝き、周囲ではノビタキが囀っていました。そんな中をスコップで穴を掘る人、その穴に黒土をバケツ2杯分運ぶ人等に別れて作業しました。

P4204290  作業後は遅い昼食です。旬の味は、新ジャガイモと新玉葱の肉じゃが、ウルイ(ギボウシ)の塩炒め、らっきょ等でした。

P4204275  調理してくれた皆さんは毎回調理を手伝ってくれている写真の4名でした。旬の味を楽しみながら、交流を深めました。参加者の皆さん、お疲れ様でした。

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2013年4月18日 (木)

南相馬市へ嫁ぐ1万本コナラが揃いました

 

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 足尾・松木沢の山桜が10本以上開花しました。ジョウビタキも春日和の松木沢の草地で囀っていました。

 

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 今日は、鎌田、松村、岡安そして橋倉スタッフが16時過ぎまでコナラの選別作業をしてくれました。南相馬市へ届けるコナラの運搬予定は、24日に袋入れ、25日に積み込み、昼頃には足尾発、26日午前中には南相馬市の苗床に並べ終えることです。

 

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 今日はその苗木1万本の選別を終了させることができました。一人で約500本のコナラを選別していただきました。4スタッフの皆さん、お疲れ様でした。南相馬市の岩橋事務局からの連絡によると、26日の育苗作業には18名の市民の皆さんが協力してくれるそうです。

 

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 また、今日は舎務室に簡易の手作り囲炉裏を運び込みました。これからは鉄瓶で沸かしたお湯でお茶を入れ、作業の一服に新茶を飲みたいと思います。

 

土砂流出防止の森づくり事前調査

 

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 昨日は、栃木県
西環境森林所の大出さんと富澤さんと3人で臼沢の東側に生えているヤシャブシとニセアカシヤ林に入りました。目的は、今年から始める肥料木(ヤシャブシ、ニセアカシヤ等)間伐とその中にふるさとの木を植樹する調査です。また、この植樹は肥料木の役目が終わる時期を見据えて、今からふるさとの木を植えて土砂流出を防ぐ森に育てるためでもあります。

 

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現地に入ってみると、カラ松の樹皮が食べられて枯れかかっている木が多数あることも分かりました。間伐する木にはテープ等を貼って目印とし、植え方は射光を遮らない様に植樹をすることにしました。そこで今後は間伐とともに射光を遮る木を伐っていくことになります。また、鹿による食害のひどさをしっかり見ていただき、食害対策を検討されていました。

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 その後、私たちが育てている臼沢の森を見ていただき、専門の2人から評価を頂きました。頂上では、県が食害防止で張っていたネットを見て、ネットが木に食い込んでいる様子も見ていただきました。大出さん、富澤さん現地を見ていただきありがとうございました。

 

 

 

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