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2009年3月の20件の記事

2009年3月31日 (火)

人類の進路は命の森へと舵をとろう

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 29日は第4回通常総会が開かれ、昨年度の事業報告、決算報告そして2009年度の事業計画と予算が審議され、議決されました。総会を招集した岸井成格理事長は、近代・現代文明が行きづまり、あらゆる分野で矛盾やホコロビが噴出しています。その最先端の問題が、地球温暖化と環境破壊です。そのことに対する危機感から、人類の意識も大きく転換を迫られています。どうしたら迷路を脱することができるのか、手探りが始まりました。その解答のひとつは、「人は豊かさ、便利さを求めて、どんどん退化してしまった。怠けてしまったからだ」と、石川啄木の「林中の譚」を挨拶の中で紹介しました。
 総会には古河機械金属株式会社から幸崎雅弥さんが出席してくれました。幸崎さんからは、旧足尾銅山公害の反省に踏まえた会社がすすめている環境保護事業と今年からはじめた社員の植樹活動が報告されました。続いて議事に入り、質疑では、12名の正会員から発言があり、森びとインストラクターの各地での森づくり活動報告と新年度の豊富が述べられました。
 14時から始まった総会は17時に終了しました。その後は、会費制の懇親会がはじまり、毎日新聞社・水と緑の地球環境本部の川口裕之部長から連帯のあいさつを頂戴しました。懇親会のテーブルでは、和やかに本物の森づくりに向けた豊富が語られていました。
 明日から新年度です。私たちは一段上のステージに立って、近代・現代文明の行きづまりの迷路を脱するには、“人間は森の寄生者、多彩な生物社会の一員としてしか、持続的に生きていけない”、という当たり前なことを堅持し、NPO法人の役割を果たしていきます。第4回通常総会を成功裡につくりだしてくれました正会員のみなさん、ありがとうございました。
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2009年3月27日 (金)

心に木を植える議論を創りだそう!

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 今日の毎日新聞に宮脇昭先生と山田英生さんの対談記事が載っていました。訴えは未来の子どもたちへのメッセージでした。そこで宮脇先生は、「地球上では、森をはじめとした緑の植物が、太陽の光のエネルギーによって二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する唯一の生産者であり、人間も微生物と同様に植物によって生かされている一存在にすぎません。今、世界的な経済危機がいわれているが、我々の本質である生命の次元から見れば、株券や札束という紙切れの問題です。大事なことは、今の大人社会の影響により、バーチャルな世界に生かされている子供たちに、紙切れの尊さを教えることではなく、生の命の尊さ、はかなさ、厳しさ、素晴らしさを教えること。」と言っていました。
 今日は、明後日に開かれる第4回通常総会の資料づくり・準備を行い、準備はほぼ終わることができました。総会では、宮脇先生が新聞紙上で訴えていることを、森づくり運動を通じてどのように創りだしていくのか、そのために会員は何をなすべきなのか、という議論を創りだしてほしいと願っています。
 通常総会の運営をめぐって打ち合わせをしていると、大人の絵本『サルと人と森』が事務所に納品されました。一同、その梱包を開けて絵本を見て、「素晴らしい絵本ができた。この絵本を多くの皆さんに読んでもらって、宮脇先生の訴えに応え、一本でも多くの木を植えてほしいなあー!」、と感じたようでした。

2009年3月25日 (水)

「松木の杜」に植える桑の苗木を注文しました

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 昨日は桑の苗木を調査しました。私たちは、今でも富岡製糸工場が残っている群馬県富岡市で桑の苗木を育てている大竹文明さんを訪ねました。そして100本の桑の苗木を注文しました。購入したのは平賀陽子さん。和服の着付けを教えている方です。以前このブログで紹介した平賀さんです。平賀さんは、5月30日に行われる第9回足尾・ふるさとの森づくりに桑の木を植えたい、と希望していた方です。
 大竹さんの話によると、桑の種類は何百種もありましたが現在はそんなに残っていないそうです。ところが近頃は桑の人気が広がり、日本各地から苗木の注文があり、桑葉の粉の注文が相次いでいる、と言います。桑葉に含まれているデオキシノジリマイシンは血糖値の上昇を抑える物質です。糖尿病の方にはこの葉の粉が良いとの評判です。また、足尾に植えるためにの風に強い苗木、楽しみが増える大きい実がなる苗木、そして土壌に関する話を聞いてきました。
 本日は桑を植える足尾の植樹に平賀さんを案内し、「松木の杜」(仮称)の構想に花を咲かせました。畑予定地には、足尾へ向かう途中に頂いた菜の花を少し試植してみました。

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2009年3月23日 (月)

苗木に生きる元気を与えました

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 昨日は小雨の中を育苗作業しました。作業に来てくれたのはインストラクターの森戸さんと遠藤さんでした。「森びと広場」の周囲に生えているヤシャブシの芽は日毎に膨らみ、猿たちは木々の芽を頬張っています。
 広場の苗床にはポットから苗木が抜かれ、苗床に放置されています。その数約100本程。この悪戯の犯人は猿たちです。猿はポットの中にドングリが埋めてあることを学び、冬になると苗床に入り込み、ポットから苗木を抜き取って、根に付いているドングリを食べます。
 捨てられている苗木は根が付いているものが多く、必死になって生きようとしています。ポカポカ陽気となって、木々の芽が膨らむ頃を逃すとこの苗木たちは死んでしまいます。猿たちが木の上で新芽を頬張るこの時季に、そして小雨が降って丁度良い日でしたので、育苗作業は良い条件が整った中で行うことができました。
 広場の対岸から「松木の杜」(仮称)を眺めると、この杜にしっかり命を吹き込み、多くの皆さんと一緒になって“山と心に木を植えて”いきたいと願いました。改めて開墾作業に汗を流してくれた皆さんに感謝します。ありがとうございました。

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2009年3月21日 (土)

江戸時代?に生まれたミズナラに遭うことができました

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 ポカポカとした快晴の中を、100年以上前の亜硫酸ガスに耐えながら生きつづけたミズナラに遭いに行きました。
 今年1月の調査では、そのミズナラに遭えなかったために、東京新聞社のHさんのアドバイスをうけ、今日は再チャレンジしました。ダムゲートから阿蘇沢の上流をめがけて進み、約4㎞程行くと林道が行き止まり、そこから更に急斜面を登りました。その瞬間、「遭えたぞ!」という声が谷間を駆けめぐりました。仲間達の声が下から、上から聞こえてきました。「すごいぞー!」、「でかいぞー!」、とその声は少し興奮気味でした。
 興奮のあまり巻き尺が切れてしまい、身長167センチの小林君の腕で幹の周りを測ってみると、彼の腕では測れきれませんでした。周囲のミズナラの幹を測ってみると、幹の太さは最大で約5㍍あるようです。ミズナラの他には、シラカンバ、ダケカンバ、ウダイカンバ、カエデ類、リョウブ、ヤマハンノキ、ツツジ類そして下草には笹の葉が目立っていました。
 100年前には、周り一体の山々の木々は亜硫酸ガスによって枯れ、山々は岩山となってしまいました。しかし、この地には幹の周囲が5㍍もあるミズナラが生きていました。一年に3㍉生長したとして推察すると、このミズナラは250年も生きていることになるのでしょうか。そうだとすると、今日の出会いはまさに江戸時代に生まれたミズナラに遭ったことになるのでしょう。この一体の谷底には滝があり、美味しい水を下流に流していました。250年以上も生きている木々たちがつくっている森が、美味しい水を貯め、私たち生物の命を育んでいることに感謝しました。
 調査後、私たちは改めて自然の力強さを実感し、自然からの恵みに感謝しました。今日の「どくだみ荘」の宴は、美味しい酒が飲めそうです。
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2009年3月20日 (金)

階段用の間伐材300本を伐り出す

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 今日は、階段用の間伐材を伐り出しました。場所は東武日光駅から東へ、車で20分程の山中です。朝は小雨がちらついていましたが、作業が始まる10時頃からは晴れ間が見えました。場所は杉と檜の森ですので晴れ間があっても陽は射しません。作業は薄暗い感じがする急斜面の森で、間伐されていた木を一定の長さに伐って、道路まで運び出しました。これをダンプカーに載せて、3往復して足尾現地まで運びました。今日の作業では約300本の階段用間伐材を用意することができました。
 今日は春分の日のため、間伐材伐りだしの現場に向かう途中にあるお墓には花が飾られ、線香の煙が漂っていました。また、空を見上げると黄色い「煙」が目立ちました。それは杉花粉ですが、30年から40年前には線香の煙と杉花粉が舞うようなことはありませんでした。間伐材を伐って運んでいると、杉や檜はひしめき合って必死になって生存競争している様子が肌で感じました。これも人間の我がままな結果だろう、と思いました。
 事務局スタッフ、インストラクターの皆さん怪我なく、事故もなく間伐材を作っていただきありがとうございました。

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2009年3月18日 (水)

 100年以上前の松木村を再現したい!

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 事務局は、今年から始まる「松木の杜」(仮称)づくりに向けて様々な準備をすすめています。そのひとつに、「足尾いのちの森づくり看板」(仮称)の準備です。すでに看板の主柱は製材され、設置するまでになりました。看板に貼る絵と文章の制作は現在進行中ですが、昨日は、足尾在住の川田勉さんにお会いし、当時の松木村の話を聞きました。私たちは川田さんから約60分間の話を聞き、その後、川田さんの案内で当時の松木村の現地を再認識しました。
 川田さんは、松木村で最後の最後まで生活していた星野金治郎さんの息子・星野金平さんから聞いていた話などを私たちに語ってくれました。川田さん、ありがとうございました。
 110年以上前の松木村の絵を描いている方は、JREU・絵画クラブの加藤さんと益子さんです。彼らは真剣なまなざしで加藤さんの話に聞き入っていました。この二人は現在、当時の様子をM100号のキャンバスに描こうとしています。加藤さん、益子さんよろしくお願いします。
 川田さんの話によると、家の屋根は木っ端屋根で、庭先にはシャクナゲが咲き、もみの木が防風林になっていたようです。私たちは、松木沢を訪れるハイカー、釣り人、ロッククライミングに挑戦する皆さんに当時の松木村人が、森と共に生きていた様子を感じてもらい、森(自然)の大切さを訴えていければ、と願っています。
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2009年3月17日 (火)

森と生きる啄木に学ぶ

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 13日、福岡市でソメイヨシノの開花宣言があり、昨日は宮崎県と高知県でも開花しました。福岡市の開花は平年よりも13日に早い、という報道でした。今日の朝のNHKラジオニュースでは、甲府市ではタンポポの花が咲いた、前橋市ではヒバリが初鳴きした、と報道されました。昨日の朝のラジオニュースでは、昨年12月から今年2月までの平均気温が松本市では2度、軽井沢では0,8度高くなっていて、これは100年前からの観測以来はじめてのことだ、と報道していました。
 2013年以降の温暖化対策の国際的な枠組みは年末に開かれるCOP15にかかっています。IPCCは「温暖化の影響を最小限に抑えるには先進国で25%~40%の削減が必要」と指摘しています。政府は6月までに目標を決めると言っていますが、太陽パネルを家庭に設置させるとか、電気自動車などの次世代自動車の普及率が拡大すればとか、という経済的なことが中心となって議論されているニュースを聞くと、その目標達成は働く者からの「エコ収奪に頼るのか」、と疑ってしまいます。
 石川啄木は102年前に、サルに扮して「人間はなんてかわいそうな生き物なんだろう。人間はすでに過去を忘れてしまったのだな。今ここにこうして生きているのは、おれたちと同じ祖先がいたからではないか。過去を忘れた者には未来はないだろう。今がいちばん素晴らしく、人間がいちばん賢いと思い上がっていると、これからの人間には進歩も、幸せもないだろう。かわいそうな人間達だ。人間滅亡のときが近いうちにやって来るだろう。」、と人間に言っています。これは今月下旬、当委員会が自費出版する『サルと人と森』という絵本の一節です。
 石川啄木の「林中の譚」を啄木記念館学芸員・山本玲子さんが訳し、絵は、森づくりをご一緒した多摩美卒の鷲見春佳さんが描いてくれました。山本さん、鷲見さんありがとうございました。絵本希望者は当委員会まで問い合わせください。

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2009年3月15日 (日)

開墾が終わりました。ボランティアの皆さんありがとうございました。

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 開墾の後半作業は今日で終了しました。今月2日から始まった開墾は延べ11日間、手伝ってくれた皆さんは98名でした。作業を手伝ってくれたインストラクター、JREUの組合員・OBの皆さんありがとうございました。強風と雪、強風と雨そして早春を感じさせる快晴の中で、マヒワやエナガの小鳥たちとの出会い、トンビやイヌワシの風を利用した飛翔、二ホンシカの戯れ、昆虫の蠢きを肌で感じながら、私たちは開墾作業をしました。また、ボランティアの皆さんからは「プロと職人の違い。私たちは職人の生き様に学ぶべきだ」等、現場で学ぶことの大切さを共有することができました。
 今日は、杜の散策道の階段も造りました。また、杜の絵を描いている清水事務局次長とは、この杜は親子が孫と爺ちゃんが学べる杜へ、親と爺ちゃんが誇れる杜にしよう、とイメージを膨らませることができました。作業が無事に終了できたことを振り返り、皆さんは帰路につきました。途中、足尾ダムゲート直前で、助手席に乗っていたS君が「前にカモシカがいる、と叫びました」。じーっと見ると確かにカモシカの親子でした。足尾でカモシカが見えたのは、7年~8年ぶりです。私たちのマスコットキャラクターのカモシカに遭えたことに興奮し、カモシカが足尾に戻ってくれたことに感謝しました。
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2009年3月14日 (土)

自然の厳しさを感じて唐鍬とハンドルを握る

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 今日の午前中は雨混じりの強風が吹き荒れました。気温は6度でした。身体を動かしていなければ寒くて立っていられない悪天候の中で、本日の作業を行いました。重機のハンドルを握っていると、10分も経たないうちに指が凍り付くようでした。唐鍬を使って身体を動かしている作業が有り難い、という作業でした。
 午後になって雨が雪混じりの雨になってしまいましたので、作業は野外の作業から室内の作業に変更しました。今年も臼沢植樹会場で植樹をするためには、傾斜30度近い階段を約150㍍以上登らなければなりません。その地まで黒土や腐葉土を運びますので、それに使う背負子の修繕を行いました。14時頃になると背負子の改修は終わり、外は青空が出てきましたので開墾作業を続けました。
 今日は9名の皆さんが雨混じり強風の中で作業を手伝ってくれました。ボランティアの皆さんに感謝します。晴れ間がでた頃には、ヤシャブシの枝に数匹のエナガが留まって戯れていました。

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2009年3月13日 (金)

真心が支えてくれる09年の杜づくり

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 今年の森づくりは第9回「足尾・ふるさとの森づくり」(5月30日)以降、小規模な森づくりを7回行う予定です。植樹会場はメイン会場として臼沢の急斜面、子どもとお年寄りの方には平地の「松木の杜」(仮称)で植樹をします。そのために臼沢の会場には新たに階段を設置しますので、11日には間伐材の下見と間伐材カットを行いました。当日は、二人で100本程カットしました。間伐材を提供してくれました日光森林組合の皆さんありがとうございました。
 また当日は、松井事務長の同級生から黒土の提供がありましたので、同級生の鎌田(写真、上)さん宅へお邪魔し、黒土を観させていただきました。鎌田さんは1人で土のう袋に黒土を詰めてくれていました。鎌田さんありがとうございます。昼食までご馳走になって感謝です。
 昨日は、JREU・八王子から二人の方が開墾作業に来てくれました。朝方は風がありましたが、昼頃には風は止み、小春日和の中での開墾作業でした。

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2009年3月12日 (木)

後半の開墾作業開始!どうして木は生えないのか?

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 今日から15日までは後半の開墾を行います。開墾している1万㎡の草地は写真で紹介してきましたが、この地に生えている木はヤシャブシが数本です。何故、木が生えていないのか疑問ですが、その原因のひとつに表土の堅さがあるのではないかと思っています。
 表土は写真のように草の根で固められています。この表土の厚さは20㎝もあり、これを粉々にするには唐鍬や万能を使わないとできません。それほど固い表土ですので、ヤシャブシはこの表土に入り込めないのではないかと感じています。この密集した草の根は砂と関東ローム層が混じった土を固めています。表土のpHを測ってみてもpH5程度なので、木が生えないという状況ではありません。
 後半の作業はこの固い表土を下の写真のように粉々にます。また、草地には大きな石がゴロゴロしていますので、これを重機で移動します。こうして固い土壌を掘り返し、表土に酸素を入れ、分解動物たちの消費・生産活動ができる環境をつくります。来月になると、開墾したこの地に黒土を混ぜ合わせます。木が生えていない原因について分かる方はアドバイスください。あと考えられることは、松木村を廃村に追い込んだ歴史上から、何らかの金属物質が土に混ざっているかも知れません?。
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2009年3月 9日 (月)

生物多様性が政策をも変えられる

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 昨日で前半の開墾作業は終わりました。昨日の作業には、JREU・大宮の技術者3名と第2期インストラクターのわが友が来てくれました。作業は来年の植樹会場の開墾を行いました。
 天気は風もない曇り時々晴れでした。現場の木々の枝にはマヒワも飛来し、そのヤシャブシは黄緑色した芽を大きく膨らましていました。開墾作業は、ひと雨降るたびに春を実感できる風が流れるなかで行うことができました(写真上、黒い部分が開墾した約2千㎡)。作業が終わって、手伝ってくれた皆さんからは「松木村を開拓した当時の村人の大変さが分かるような気がした」、等の感想が寄せられました。一週間にわたる開墾作業を手伝ってくれました皆さん、ありがとうございました。
 本日は19時から2時間、早稲田大学特命教授・原剛さんから環境ジャーナリズムの講義を受けました。感じたことは、①学ぶ場所は現場から、学ぶ人は実践家から。②環境問題は分断せずにトータル(自然環境・人間環境・文化環境)に捉える。③渡り鳥条約締結は国交をも良くする。④生物多様性は人の心を動かす(尾瀬の開発を抑制させた)。⑤自然環境を守るのも破壊するのも結局は人の生き方で決まる。⑥日本文化はその生き方の基礎となる、等でした。原さんの講義を受けて、廃村となってしまった旧松木村の歴史からは多くの事が学べるなあー、と思いました。

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2009年3月 7日 (土)

松木の杜(仮称)づくりの会場ができました

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 今日の開墾作業で、今年度の植樹会場(松木の杜)の開墾がほぼ終わりました。同時に、作業用の道、小さな畑もできあがりました。2日から始まった開墾作業ですか、予定より早く終わることができたのは、職人、昔の職人そして重機にはまった若者たちと森びとの強者達の協力によるものです。皆さんお疲れ様でした。
 今日の作業には、第1期から第4期のインストラクター、JREU・八王子の技術者2名が手伝ってくれました。第4期の大木さんは元大型重機を扱っていた職人です。また、第3期の大塚さんは現役の造園業を営んでいる方です。そしてJRの技術者の作業でしたので、本日の作業ははかどりました。強風が吹き荒れましたが、そんな風はなんのそので、作業は一気に進み、道と畑ができあがりました。
 今日の作業で感じられたことは、一人ひとりの仕事が結びついて作業がスムースにすすみ、その成果を汗した仲間同士が達成感を喜び合うことのできたことです。多分、このようなことが「協働」ということではないか、と思いました。明日は、後半の作業計画とその準備です。

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2009年3月 6日 (金)

機械のパワーにはまりそうな若者たち

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 朝から夕方まで雨でした。今日の開墾作業には4名のJREU若者が来てくれました。4名とも重機を操縦するのは始めなので、先輩からのアドバイスで重機を操縦しました。小型重機は杜の中の畑部分を整地し、大型重機は大きな石を堀り、植樹会場外に移しました。一日中雨の中での作業でしたが、4名とも重機操縦にはまっているようでした。東京の皆さん、雨の中の作業に付き合っていただきありがとうございました。
 ところで事務局員は長屋に泊まって作業しています。昨夜は那須町から2名の先輩、日光市内から稲葉理事が長屋に泊まり、4年後の「松木の杜」(仮称)構想を練り上げました。夕食には美味しいどぶろくと地粉の手打ちうどん、そしてイノブタをご馳走になりました。ほろ酔いの話の中で、Sさんからこの長屋の命名があり、この長屋は「どくだみ荘」と呼ぶことになりました。どくだみと聞くと嫌な臭い、湿った所に生えている、ということで嫌がられがちですが、止血効用、細菌の活動を抑えつける効用をもっているどくだみです。皆さん、気軽に「どくだみ荘」においでください。
 前半の作業は残すところあと2日間です。さあー、元気をだして明日も開墾作業です。

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2009年3月 5日 (木)

子は親のしぐさを見て育つ!

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 今日の森びと広場には8時30分に着きました。車から出るとチュウヒ、チュチウという音が聞こえてきました。音の発生源をよーく見てみると、それは霜柱が太陽の恵みで、霜柱が溶けている音でした。朝の気温は、1度で無風の快晴でした。
 今日は稲葉理事が作業を手伝ってくれました。重機はJR東労組の大宮の方が操縦し、開墾と道づくりをおこなってくれました。今日の重機操縦も職人肌の腕を発揮してくれました。昼食時に、その方と話をしてみると、お父さんが造園業でしたので重機に触っていた、と言っていました。さすが子どもの時から父親の手足を見ていたことが、現代に活かされているなあー、とおもいました。子は親の背を見て育っていると思いました。
 天気予報では足尾の明日は、雨が降るということなので、重機の出入りする道に砂利をまくことができましたので、明日からの作業通路には十分活用できるようになりました。
開墾作業は間もなく終了できます。作業は当初計画より早めに終了できそうです。JR職人の皆さん、職人の皆さんのご支援頂きありがとうございました。

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2009年3月 4日 (水)

新鮮な空気を入れて元気をだそう!

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 今日の足尾は天気予報通りに昨夜から雪が降り、積雪は12㌢程でした。今日のボランティアの方々は福島県白河市から車で来てくれました。来てくれたのはJR関東バスの運転手3名と常磐線の駅に働いている方1名でした。4名とも足尾は初めてということで、はげ山に木を植えている現場を見て驚いている様子でした。
 いざ作業に入ると、昨日までの森びと強者どもの職人肌どころではなく、バス運転手2名の方は重機を扱う職人そのものでした。今日の開墾作業はこの職人2名とスコップ・オペレーター2名、そして事務局5名で行いました。下の写真のように、今日の職人は、私たちが2日間かかって開墾した分を1日で開墾してくれました。感謝、感謝です。
 赤土と砂が混じった表土を掘り返して耕す作業は、土に空気(酸素)を入れる作業です。虫たちにとっては明日の啓蟄前に土を掘り返して申し訳ない気持ちですが、未来の杜を想像すると我慢してくれるだろう、と勝手に思ってしまいました。虫たちも酸素を吸って元気を出し、草の葉や枯れた小枝、鹿の糞等を分解して苗木の栄養分を作ってほしいものです。今日はバスの職人から元気を頂きました。
 近頃、元気がないという方は足尾の開墾作業で汗を流し、身体に新鮮な空気をいれみてはいかがですか。

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2009年3月 3日 (火)

仕事にこだわることは生きるためだ

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 今日もたんたんと開墾作業をしました。開墾している周りには20~30頭の鹿が餌を食べていました。朝の気温は0度、曇り、昼頃には雪が降りそうな天気でした。9時から植樹会場の入り口と重機用の道を作り、他のメンバーは植樹用の開墾をしました。2日目になると重機の操縦も慣れたもので、開墾作業は順調に進めることができました。午後3時には雪が降ってきましたので、作業を止めて作業小屋に戻り、今日の作業を振り返りながら明日の予定を確かめて帰路につきました。
 昨夜、「職人とは仕事にこだわって仕事に責任をもち、そうして仕事に誇りをもつのだ。会社のマニアル通りに間違いなく仕事をこなしているのは“なんとかプロ”だ。職人は毎日が勉強だ。職人は自然から学び、それを仕事に活かす。ハドソン川に不時着した機長の判断は職人気質があったからできたのではないか」、と言っていたボランティァの方も、寒風と小雪降る中で重機を操縦していました。
 今日はそんなこだわりをもって杜づくりを進めている現場を訪れ、共に作業を手伝ってくれたIさんありがとうございました。

2009年3月 2日 (月)

後生に残そう!人は一人では生きていけないということを

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 さすが森びとの強者達でした。今日の作業は重機操縦の実習でしたが、身体に染みこんだ腕が発揮されて作業がはかどりました。集まってくれた方々はJR東労組のOBと現役の皆さんで、「重機の免許は持っているけどペーパーだから」、と遠慮していましたが、いざ実習に入ると10分も経たないうちに重機をおもうように操っていました。
 作業は防寒具を着て行っていますが、今日の天気は快晴でしたが猛烈な強風が吹き、鼻ミズを流しながらの作業でした。昼食時にKさんが作ってくれた豆腐とネギのみそ汁が冷えた身体を温めてくれました。
 1万㎡の植樹会場は110年程前に廃村となった松木村跡地です。そこを開墾していますので、当時の村民の生活の様子が僅かにうかがえます。開墾した土を見ると、昔は畑であったのではないか、とおもうところがあります。亜硫酸ガスで黒くなっている石垣も残っています。こんな村の様子を見て、森びとの強者達は当時の村民の協働、結果の分かち合いをした生活などに思いを馳せているようでした。松木の杜づくりが始まりました。

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2009年3月 1日 (日)

越冬には渋み、えぐみを我慢する動物たち?

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 3月に入りました。冬ごもりしている虫たちが地中から這い出る季節に入りました。20日頃には、昼と夜の長さがほぼ同じになります。太陽の恵みを受ける時間が長くなり、全ての生物たちが蠢きはじめます。森びとスタッフも明日から動き始めます。今月中は、広さ1万㎡の植樹会場作りを行います。明日は、森びとの強者たちが重機操縦の練習です。
 ところで冬眠している動物たちも啓蟄の時季に動き出すのかと心配です。そんな心配はしなくともよいのかもしれません。ツキノワグマをはじめ冬眠に入る動物たちは、ドングリ等の木の実を腹一杯食べて冬眠に入りますから。人間は灰汁(アク)抜きをしてトチノキの実等のドングリを食べましたが、動物たちは灰汁抜きはしません。味には鈍感なのかもしれませんが、人間が嫌う渋み、えぐみの成分には計り知れない栄養分が含まれていることを動物たちは知っているかもしれません。越冬するには少しの渋み、えぐみを我慢することを自然から教えられているのでしょう。
 昨夜は、知人のシェフが作ってくれた「縄文パン」をご馳走になりました。このパンは雑穀とドングリの粉で作られていますが、とても香ばしく、美味しいパンでした。シェフは3年前、ドングリクッキーを作って、足尾ふるさとの森づくりに参加した皆さんに提供した方です。食したい方は、「TABLE」・℡03-5454-3777まで。1個・50円です。

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