6/5・中倉山ブナ保護の準備が完了
本日(4日)8時の足尾・松木沢の森びと広場の気温は15℃でした。天気は肌寒い雨でした。ストーブに薪を入れて燃やすと、室内は丁度良い温度になりました。
ホットコーヒーで身体を暖めながらの本日の作業打ち合わせは、明日実施するコロナ感染防止によって延期になっていた中倉山ブナ保護の準備と16日の第2回里親植樹の準備でした。
ブナの根が露出している所に草の種が入った植生袋に培養土を入れ、それを地に張り付ける作業です。協力者が荷揚げするビニール袋に培養土(10L)1個と植生袋をひとつにまとめました。植生袋を止め金とハンマー等の必需品も車に積みました。この時季を逃すと植生袋から芽をだすことが難しくなると判断し、コロナ感染防止に気を付けて、生息限界地で120年以上も生き続ける「無言の語り木」(ブナ)が衰弱しないように土砂流出を防ぎたいと思います。
次の作業は、第2回里親植樹の準備をしました。植樹地を記号で表す支柱を甲羅板を切断し、「臼沢西の森」の植樹地に刺す支柱看板を全て準備しました。 鎌田さんは、空いてる時間を森びと広場の手洗いの排水溝の溝の清掃を行ってくれました。いつも皆が気持ちよく使用できるように考えて頂いている鎌田さんに感謝です。
広場からみちくさに登る階段の手前の案内板がクマによると思われる新しい傷跡がありました。クマが活発に動いている気配を感しました。私たちも森に入るときは、鈴の音や大きな声を出して人間がいることを知らせることがクマと鉢合わせをしないことだと思います。
足尾ダムからは、大量の茶色の川の水が勢いよく流れ落ちていました。明日の準備作業は、滞りなく終了しましたので、明日の中倉山ブナ保護が無事に終わることを願って早上がりにしました。本日の作業者は、鎌田さん、加賀さんそして筆者でした。雨の中の準備作業、お疲れさまでした。(報告:済賀正文)
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