「オグロブの木」のメッセージ
足尾の本日(16日)は、朝から真夏のような暑さでした。猛暑の中、苗木分け作業と苗木の生長調査の下準備を行いました。今年5月に植樹した苗木たちの幹の太さ、樹高、葉の枚数、土の酸性などを調査し易くするために全体の様子を調べました。
調べていると「オグロブの木」と書かれた看板が草の中に立てかけてありました。事務所スタッフと話してみると、JR東労組の小黒君が書いたものであることが分かりました。この看板は今年5月下旬に行われた彼の労働組合のヤング研修時に、研修生と共に彼が植樹した目印に立てたものであることを私は思い出しました。その時、彼から聞かされたことは、6年前、彼が組合員の駆け出しの時、職場集会に参加して先輩たちと組合員の説得活動をしていたことが、警視庁公安部によって「強要罪」に仕立て上げられてしまい、344日も拘留された後、被告人にされてしまったので、そのことをブログで訴えているので「オグロブの木」と書いた、ということでした。
そういえば明日(17日)は、彼が被告人にされてしまった不当判決の日であることも思い出しました。一年前の7月17日は、彼ら7名の電車運転士は警視庁公安部によって被告人にされてしまった日です。本日、作業に来てくれたボランティァの方から、小黒君たちは明日、東日本管内の主要駅頭で不当判決の支援を呼びかける行動を行うと聞きました。彼らと会うことがありましたら激励の声をかけてやりましよう。
本日、中国地方では梅雨が明けたました。足尾も暑い一日でしたが、本日の作業では1180本の若木に元気を与えました。本日は新宿事務所スタッフが苗木分けを行いました。猛暑でありましたが、オオルリをはじめとした野鳥たちの声と蝉の鳴き声、そして松木沢から吹く爽やかな風で暑さは吹っ飛びました。
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