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2024年9月19日 (木)

JREU東京OB会「松木郷の森観察」をサポート

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 9月18日(水)、JREU東京OB会役員の皆さんの「松木郷の森観察」サポートを行いました。参加者が来る前に森びと関係者で前段に打ち合わせを行いました。

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 9時45分頃JREU東京OB会5人の皆様が遊働楽舎「みちくさ」に来てくれました。

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 済賀スタッフの歓迎挨拶、進行により、森びとスタッフ・サポーターとOB会参加者の自己紹介を行いました。5名全員が初めての参加という事でした。 

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 今日一日のスケジュールを確認し、用意したヘルメットや軍手を身に着けて、全員で森の観察に向かいました。

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 森びとプロジェクト「ふるさとの森づくり」看板の前で、旧松木村廃村の歴史を記した写真や絵などを見ながら、村人が森と生きていた生活ぶりを思い描きました。参加したOB会の皆様は、昨日、足尾の近くに宿泊し、多めにエネルギーを補給したためか足元軽やかに臼沢の森に向かいました。

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 臼沢の森の階段を上り、M&mのベンチまで行き、汗ばむ体が森内の天然のクーラーで冷やされ、全員が森に感謝の気持ちを表しました。また、林内を流れる柔らかな空気や香りに癒され、細い幹で大きな岩を止めている様子を見て、荒廃地を森に戻そうとする樹々の凄さと勇気を感じていたようでした。

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 続いて、民集の杜北の観察を行いました。「糺すの森」でジャンダルムを眺めながら60年経った今も草地の広がる緩斜面と、人間が草地を耕し木を植えることで森が蘇ることを実感し「人間の壊した自然は人間の手で回復させなければならない」と人間の責任を捉え返したようでした。

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 明日が彼岸の入りなので、松木郷の祠やお墓に花を供え、旧松木村の村人の思いを感じ、畏敬の念をもって森と生きることを誓い参加者全員が手を合わせました。

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 みちくさに戻って、昼食休憩。OB会の皆さんは、足尾町のお母様方の愛情のこもった「子供食堂」のお弁当をいただきました。デザートには大田原産の秋の味覚「豊水」をみんなで食べました。

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 午後は、成長した20年の森を見て心に残った事や気付いたこと、台風10号でそれぞれが感じたことなどを出し合い交流を深めました。

 皆さん足尾の森に来るのが初めてでしたが「海と森と大地は人間が生きる母体である」「地球がダメになる、出来ることをやる」「のほほんとしていてた自分に気づいた」などを感じ取り、地球温暖化に少しでもブレーキをかけたいと、草刈りや育樹など森びとの活動に参加することを約束してくれました。実際に20年の森を見て感動と同時に、自分として考えが、次なる行動へと道が繋がったようで明るく元気に帰路に着きました。

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 本日のJREU東京OB会森の観察サポートは、松村宗雄、橋倉喜一、済賀正文、坂口真理、林子、清水卓、そして大野昭彦でした。

(報告:大野昭彦)

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