ストーブに火を入れたくなる松木郷の育樹作業
9月24日(火)、今朝の松木郷は、ジャンダルムが霧雨で霞んでいました。作業小屋にある温度計を見ると14℃、ストーブに火を入れたくなる肌寒さを感じました。
9時前に、今日の育樹作業の参加者全員が集合し、打ち合わせを行いました。1つは、3年前に行った「里親植樹」で植えた樹々の生長を調査すること。2つ目は、樹々たちの「秋祭り」に向けて、安全に森の観察などが出来るように通路や広場の草刈りを行う事にしました。早速、2班に分けて育樹作業を開始しました。
臼沢西の森班の4人は、チェックシートをもって、篠竹100本、ビニールテープ、手鎌などを軽トラックに積んで臼沢西の森に向かいました。
臼沢の森入り口から背負子を背負い階段を上り、一番上の西側の植樹地(Q)から順にやることにしました。急斜面で土留めの甲羅板が雨や虫に食われ朽ちているものもあり、足元をしっかり固めてチェック作業を行いました。加賀、清水ペアで苗木をチェックし、シートに記入、樹種の判別など生長を記録しました。橋倉、済賀ペアで、枯れてしまった苗木の箇所と各植樹地の列10本ごとに篠竹を挿し目印としました。山栗の幼木には小さな実がついていました。
一方、環境整備班の3人は、コンテナから刈払い機を持って、昨年サクラ(カンザン)を植えた所の草刈りを行いました。昼近くなっても気温が15℃位で、それほど汗もかかず育樹日和で草刈り作業もはかどりました。
その後、昼食には少し早い時間なので、作業小屋の裏の道沿いと民集の杜西の通路の草刈りも行いました。そこでは、森の神秘的な「森の苔庭園」を見ることが出来ました。クヌギやコナラ、ミズナラなど林立する一面に苔が見事でした。
昼食は、臼沢西の苗木調査班と環境整備班が一緒に食べました。作業小屋の軒下にある温度計は16℃、朝の気温とそれほど変わらないことに頭も体もビックリしました。
午後も苗木調査は継続して行いました。環境整備班は、「りんねの森」のヤシャブシ抜きを行いました。猛暑の中2メートル近いヤシャブシの木に囲まれていたため、枯れしまった苗木もありましたので、太陽の光が入るように苗木回りのヤシャブシを抜きました。
植えた苗木と種が活着したヤシャブシの生長(競争・共生)を観察するため苗木の間のヤシャブシは残すことにしました。その後は、記念樹コーナーの草刈りを行い、本日の育樹作業を終了しました。お疲れ様でした。
本日の育樹作業は、橋倉、本間、深津、加賀、済賀、清水、そして筆者は大野でした。
<報告は大野昭彦>
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