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2023年4月の15件の記事

2023年4月30日 (日)

中倉山のブナの親子を見守り続けたい

 29日の足尾松木沢は新緑が眩しく感じた一日でした。「中倉山のブナを元気にする恩送り」の協力者の受付を終えて「みちくさ」に到着すると、舎人の高橋さんは室内の清掃を終え、「みちくさ庭」の草刈りをしていました。Photo 松木渓谷へ向かう昨日(4/29)の人々は釣り人、ハイカー、沢登りが目的のようでした。4名は、コーヒーを飲みながら本日の中倉山でのブナ保護活動から戻ってくる方々のもてなしと出会いの広場としての「みちくさ」の運営の中身を出し合いました。様々な方々との出会いを大切にしていくことを前提に、その環境を整えていくことにしました。室内の整理整頓・あまり使用しない真空管アンプの使い方、「みちくさ」周辺の季節の移り変りの魅力発信方法などを出し合い、私たちの身の丈に合った新しい環境のもとで新しい情報を発信していくことにしました。Photo_2

Photo_3 昼食後は、4名で「みちくさ庭」の枯れ草を刈り取り、これから楽しませてくれる野イチゴやヒガンバナ等の生育を加勢できるようにしました。Photo_4 午後、ブナ保護活動に協力してくれた森林管理署の皆さん、拓陽高校教諭と生徒の皆さん、いつも協力してくれる足尾の山を知り尽くしている荒川さんとその友人が「みちくさ」に寄ってくれました。森びとからはチーズケーキと手作り甘酒でもてなし、林野庁の若い職員と高校生たちと森と人の結びつきに関する話をする事ができました。皆さんが植えてきた「希望のブナ」と「孤高のブナ」親子の生長を見守っていけるよう雰囲気がとても嬉しく感じました。Photo_5

 外の草地では、キジが大声を出して羽ばたき、アナグマは草むらを忙しそうに動き回っていた松木渓谷入口の一日でした。Photo_6

Photo_7下野新聞の報道は下記の通りです。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/732526 
(舎人:大野、髙橋)

2023年4月29日 (土)

「孤高のブナ」の子孫「希望のブナ」を植える

Dsc08799 本日(4月29日)は、中倉山の孤高のブナ保護とこのブナの実生から育てた苗木(子孫)を植える日でした。朝6時過ぎ、足尾ダムゲート前にはボランティア3人が集っていました。ゲートキー担当の橋倉さんは急いでゲートを開けて集合場所に向かってもらいました。7時の集合ですが早めに集まってくれた方々の顔を見ていると、本日のイベントへの熱意が伝わりました。

 駐車場では種と乾燥した土が混じった袋を受け取り、参加者は登山口に向かいました。登山口では、ブナの苗木が食べられないように用意した獣害ネット、それを支える鉄筋を背負って稜線へ歩き出しました。鉄筋は2,5メートル程あり怪我のないように慎重に荷揚げしました。「孤高のブナ」の子孫の苗木運搬担当の大津茂美さんは、途中休憩もしませんでしたが、慎重に枝を折らないように気を付けて一番先に稜線に到着してくれました。大津さん、ありがとうございました。Dsc08763

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Dsc08767 登山途中ではアカヤシオに癒されました。

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 参加者41名が稜線に到着したのは10時30分過ぎでした。森びとスタッフの説明を受けた後、種と土が入った袋と那須拓陽高校生が持参してくた腐葉土を混ぜて、石ころだらけの地に張りつけました。

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Dsc08773「孤高のブナ」に会いに来た親子が飛び入りでブナ保護に協力してくれました。Dsc08774 その後、孤高のブナの根の露出している部分に貼り付けました。

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Dsc08785 本日は5ℓの袋で46袋を参加者のみなさんのご協力で貼りつけることが出来ました。

その後、「孤高のブナ」から約50メートル南側の斜面に全員が移動しまた。

Dsc08770「孤高のブナ」は、煙害に遭って枯れていった木々たちの悲鳴と廃村に追い込まれた松木村村民の悲しさ、悔しさそして怒りを幹に宿している”無言の語り木”です。今は、温暖化による異常気象に耐え抜き、二度とこのようなことをしてくれるなという人間へのメッセージを発信していると思います。しかし、雷雨や猛暑と乾燥、雪解けによって土砂が流されようとしていますが、負けるものかと踏ん張っています。このDNAを持つ子孫(苗木)を近くの地に植え、そのメッセージを将来世代に伝えてほしいと願い、日光森林管理署のご指導のもとに幼木を植えることにしました。実生を育てていただいた松村宗雄さんと日光森林管理署の徳川浩一署長でその幼木を植えて頂きました。

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Dsc08796 その後は、鉄筋を打込み、獣害ネットを固定する作業を参加者の皆さんの協力で完成させることが出来ました。Dsc08801

Dsc08802最期の点検は、日光森林管理署の皆さんが行ってくれました。
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 最後のセレモニーでは、森びと副代表の清水さんからこの幼木を「希望のブナ」と命名したいとの提案があり、参加者が希望のブナ!希望のブナ!希望のブナ!と唱和し、本日植えたブナは参加の総意で「希望のブナ」と命名されました。その後、昼食をとって下山しました。全員無事に登山口に到着しました。

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Dsc08810  「孤高のブナ」の命をつなぐ活動にご協力をいただきありがとうございました。この「希望のブナ」を皆さんと一緒に見守っていきたいと思います。(報告者:済賀正文)

2023年4月28日 (金)

ワクワクしながら明日の準備をしました

本日の足尾は9時50分時点で気温は19℃あり、天気は晴れで無風でした。
いよいよ明日に迫った「中倉山のブナを元気にする恩送り」に向けた最後の準備をしました。午前中は橋倉さんと済賀さんが準備をしてくれていました

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午後から大津さんと筆者が合流しました。打ち合わせの後、運び上げる乾燥させた土や孤高のブナの実生から育てた苗木を背負えるように背負子に固定し、搬入用の車に載せました。

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「孤高のブナ」子孫である未来を生きる「希望のブナ」です

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Line_p20230428_185919183_5 明日は新たな出会いもあるようですし、好天を期待するとともに、参加者全員で無事に恩送りができるよう祈りながら帰路につきました。

(報告:事務スタッフ・坂口真理)

2023年4月24日 (月)

北風の中、草刈り、枝払い作業で爽やかな汗流す

 本日(4月24日)、応援隊メンバーは前回(4/10)に引き続き2回目の草刈り、枝払い作業を行いました。場所は、原町区の第2回植樹会場(2015.3.27)で10時現地集合です。会場に向かう途中には菜の花畑の巨大迷路が無料開放されており、家族連れでにぎわっていました。

 打ち合わせを行い、草刈り班と育苗場での苗木のチェック・整理班に分けて作業を行うことにしました。

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 これまでの夏日から一転し、冷たい北風が吹くという気温差の中での作業となりました。早速、刈払機の点検・準備と帽子、保護メガネ、マスクの3点セットで安全操作を心掛けて草刈りを行いました。

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<通路には、セイタカアワダチソウが占拠、背負い刈払機や電動刈払機を駆使して草刈り作業>

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 小川さんは「電動刈払機は音が静かで操作しやすい」と、かなり気に入っていましたが通路の広さに対しバッテリーの容量が少なかったため、思ったより早い電池切れで終わってしまい不満の様子でした。ここの植樹会場は、昨年、心ない人によって不法投棄(家電や家庭ごみ等)された場所でもありました。市役所に相談すると、鎮魂復興を願う命の森を大切に育てていきたいという私たちの気持ちを受け止めて下さり、不法投棄対策がなされ今ではきれいに整備されました。応援隊はこれからも市役所との協働で“命を守る防潮堤の森”の育樹作業を進めていきます。

 草苅り、枝払い作業によって第2回植樹会場をきれいに整備することができました。

 青空の下での休憩タイムでは、岩橋さんが用意してくれたお茶を飲みながらくつろぎました。話題は、東京電力福島第一原発事故後の汚染水処理を巡っての住民説明会の話や、5月27日に開催される”地球環境危機下で「いかに生きるか」を考えるシンポジウム”の内容把握、植樹祭の成功に向けての話です。課題は山積されていますが、皆さんと力を合わせて取り組んでいきます。

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 松林代表からは「思い起こせば2018年にこの地にヤナギの木を2本植えました。あれから5年、見事に樹高4メートルに生長し感動しています」と話されました。岩橋さんからは「植樹していないタラの木が大きく生長しタラの芽の収穫ができました。この森は生き物たちの宝庫。探すといろいろな発見ができて楽しみですね」と感慨深い様子でした。草刈り、枝払いは全体の半分ぐらい作業を進められました。次回(5月2日)に継続して行うことを確認して会場を後にし育苗場へ向かいました。

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 育苗場では、道中内さんが苗木のチェック・育苗を済ませ、じょうろで水撒き作業を行っていました。これまでの夏日によりポット内は非常に乾燥しており、カラカラ状態でした。じょうろと水撒き機械を使用してたっぷりと散水を行いました。

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 4月28日には、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭第1回実行委員会が開かれます。6月11日の第11回植樹祭の具体的な取り組みがスタートがします。私たち応援隊は万全な体制で全国の植林ボランティアのみなさんをはじめ、市民と共に取り組んでいきます。

<次回の作業は、5月2日(火) 第2回植樹会場に10時現地集合 草刈り、枝払い作業です。>

 お疲れさまでした。

 今日の作業の参加者は、渡部顧問、松林代表、菅野副代表、小川事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、筆者・東城でした。
 (報告 東城敏男)

エコ散歩を開催しました。

4/23(日)は森びと「第4回エコ散歩」を開催しました(一般財団法人日本鉄道福祉事業協会・森びとプロジェクト共催)。参加者は総勢20名。エコ散歩では初の『春』の目黒自然教育園です。昨年秋に引き続き森びとプロジェクトの植生アドバイザー・中村幸人(東京農業大学名誉教授)が案内人を務めました。

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今回は春植物を中心にした「春爛漫の森」をイメージしていたのですが、このところの暖かすぎる気候のためか、すっかり初夏のような雰囲気の森散歩となりました。

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前回に引き続き一つ一つの植物の名前や特徴、生き方。なぜここにいるのかという話からスタートです。植物は動くことができないので、動物以上に秩序だって生活するところが決まっているのだそうです。

Img_0697サワフタギの花

似たような森に見えるけれど、少しづつ環境に従って生きている植物が違っている。これが見えるようになるには、よほど意識的に植物を見ないと難しいのでしょうが、いくつかの特徴を覚えるとまた違った目で森を見ることができるようになるかもしれませんね。

Img_0688スダジイの林冠・・・最大限に太陽の光を独占しようとしています


このまま話し続けるとたぶん入り口から数十メートル歩くだけで一日が終わりそうな勢いでしたが、それにしても森の中にはこんなにたくさんの種類の植物があるんですね。そしてこのたくさんの生物がいる、といことが「さまざまな変化に強い」という森の特徴を生み出しているそうです。

Img_0700湿めった場所に生えるチョウジソウが満開でした

日本には7千種を超える植物がいて数え方によってはそれが倍にもなるそうです。ちなみにヨーロッパやアメリカでは森林性植物の多くが氷河期で絶滅してしまったと言う経緯もあって、日本に比して極端に種類が少ないのだとか。日本は南北に長い形が幸いして、多くの植物が南に逃れて絶滅を免れたと聞きました。そんな奇跡的な歴史ロマンを聞いたら、日本の森、もっと大切にしようと思いますよね。

Img_0696都内って感じしませんね。


「子供達の感性を高めるには森林は最適な場所です。もっと身の回りに自然があるべきです。」「いま、陸上において森林が減っているというのが大きな問題。」「「環境に優しい」と言う言葉でごまかして、本当に重要な生態系を壊していないか。」「日本は壊しすぎ。共生や安定といった中で文化をはぐくんでいく必要がある。」「「自然に近い森を残す」というのは、ある意味人間の知恵なのです。」今回もいろいろな話が聞けました。

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前回に引き続き参加くださった方も、初めて参加される方もみなさん熱心に話を聞いてくださいました。難しい話もあったかと思いますが、楽しんでいただけたでしょうか?アンケート用紙をお配りしておりますので、ぜひいろいろな意見をお聞かせください。ご参加いただき本当にありがとうございました。(運営委員 小黒伸也)

2023年4月22日 (土)

桜でいっぱいの足尾・松木!

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Dsc08758 本日(4月22日、8時40分、14℃)は、晴でしたが風が大変強い日でした。
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 みちくさ前や森びと広場などで桜を見て心が和みました。栃木市からご夫妻がみちくさに寄らずに通過しました。また、50歳代の男性が2人通過しましただけでしたので、みちくさに立ち寄る方はいませんでした。

 大野さんがみちくさ案内ポールと看板を新しい物に交換するためにペンキを塗ってくれました。

Dsc08755 筆者は、4月29日の中倉山ブナ保護で運び上げる乾燥した土を袋に入れました。

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Dsc08756 大野さんがみちくさにいるとサルの集団がみちくさ庭のアジサイの獣害ネット上で食料を探していました。

Cimg0283_1 その後、モミジの新芽を見つけて美味しそうに食べていました。モミジは新芽をほとんど食べられてしまい成長が遅くなるのかと心配になりました。

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Cimg0238_2 今、サクラを楽しむなら足尾・松木です。

 本日の舎人は、大野さんと筆者でした。

          (報告:済賀正文)

2023年4月21日 (金)

色とりどりの花に癒され土運び

 4月20日の足尾は快晴。朝から気温が高く作業小屋の寒暖計を見ると8時半の気温は14度、昼には24度に上がり、午後3時半には28度を示しました。この時期の夏日に驚きましたが、淡い緑の森や色とりどりの草花を楽しみながら森作業に汗を流しました。

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 9時から本日の森作業打ち合わせを行い、責任者の加賀さんより「臼沢西の森」の残りの植樹地(土留め3段)への黒土運びが提案され、早速準備に取り掛かりました。

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 軽トラックに背負子を用意し黒土置き場へ移動。水分を含んだ黒土の袋は10㎏ほどの重さになりズシリときます。“よいしょ!”“はいよ!”と声をかけながら、バケツリレーで14ℓ入りの黒土78袋を荷台に積みました。黒土置き場入口の柵が壊れているので、午後に木のパレットの整理と柵の修繕を行うことにしました。

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 「臼沢の森」の前に軽トラックを止め、各自の体力に応じて1袋、2袋を背負子に載せ、足元を確認しながら「臼沢西の森」へ運びました。荷の重さと暑さで汗が出てきます。体が暑さに慣れていないため、熱中症予防も意識し3往復したら休憩、5往復したら休憩と各自の体調に合わせ、水分補給をしました。

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 黒土を背負うと前かがみの姿勢になりますが、「臼沢西の森」に入ると、通路や1段目の植樹地に紫や白いスミレが点在していました。アリが運んだのか、鳥が運んだのか、「シロガネスミレ」があちこちに咲き出していました。可憐な花たちに疲れも癒されました。

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 ウサギの食害にあった「里親植樹」の苗木たちも枝を伸ばし、葉を広げだしました。2年前に植えたサクラは1.5mほどに成長し、風になびいています。加賀さんが先日の森作業で、幹を食べられないように食害防止ネットを巻いてくれました。

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 一人9往復して78袋を土留めに置き終わりました。残り1段と半分、80袋ですが、時間も11時半を過ぎ、暑さも増してきたことから下山し、昼食をとりました。

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 午後は、広場下のビニールハウスの単管パイプ片付け、黒土置き場のパレット整理、入口柵の修繕を行いました。2時半過ぎに作業の区切りがつき、「さてどうするか」と思案し、「新松木の杜」の散策を兼ねてヤマユリとシロガネスミレの確認に向かいました。

 

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 林床を確認すると小さな花をつけた「シロガネスミレ」を発見。日当たりの違いか、臼沢西の森より小ぶりです。ヤマユリは幹の頭が何者かに食べられていました。

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 モミジの葉が赤く色づき、葉を広げるこれからが見ごろになります。川沿いに向かい、今年はフデリンドウが咲いているだろうかとモミジの根元を探すと、小さな小さなフデリンドウが咲いていました。あたりを探すと4か所に顔を出していました。この時期にしか見られない森の仲間たちを探すことが出来ました。

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 3時半となり、作業小屋に戻り後片付けをして本日の森作業を終了しました。本日の参加者は、加賀さん、山本さん、橋倉さん、柳澤さん、済賀さん、筆者・清水でした。

(報告 清水 卓)

 

2023年4月16日 (日)

加勢の“恩返し”石に名前刻む!

 先日、足尾の森作業後に参加者の皆さんと「エコ散歩in足尾」ついての話し合いをしました。

 2005年、地球温暖化に少しでもブレーキをかけたいと願う会員・ボランティアの皆さんと「臼沢」の斜面に植樹を行い、以降、緩斜面の植樹地に「松木の杜」「新松木の杜」「民集の杜」と名前をつけ森づくりを行ってきました。現在は草刈りや枝払い、獣害柵点検・修繕など育樹活動が中心となっています。会員や多くのボランティアの皆さんと育ててきた森・杜の生長を観察していただく準備を進めています。

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 緩斜面の杜の名称を「民集の杜」に統一し、各杜(北、東、西)の入り口に「民集の杜 北」「民集の杜 東」などと刻んだ石の銘板を設置することにしました。

  杜の入口に置く銘板は、緩斜面にゴロゴロと転がり草の中に露出している石を使わせていただきます。設置には山田組様の協力をいただきました。

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 松木の杜から臼沢の森を眺めると窪んだ急斜面に木々が密集し、宮脇昭先生に教えられた“混植・密植で木々が競争し我慢”、そして、楽しそうに共生する、そんな森の様子を感じました。「この荒廃地で森がつくられれば世界のどこでも森が出来る」と宮脇先生が立った地は18年経ち、芽吹く前の森ですが、風が吹けば木々がなびきハーモニーを奏でるようです。

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 緩斜面に石が堆積していますが、ミズナラやコナラ、ブナなどが足尾の山に生い茂っていた時代は地中深くに静かに佇んでいたと思います。銅の精錬のため樹木が伐られ、亜硫酸ガスや山火事によって大きな石を押さえていた森林と表土が無くなり、緩斜面に転がり落ちてきたのだろうなと草地の岩に目を向けました。

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 実際に、臼沢の森では、所どころで大きな石を木の根元で止めているのを観ることができます。この臼沢の森や民集の杜には、シカやサル、クマ、チョウやカミキリムシなど、いろんな生き物を見かけるようになりました。また、ネムノキやヤマナラシ、ヤマユリやスミレなど、植えた樹種以外の木や草花が森の仲間になっています。風や鳥、動物、アリなど、森に生きる「仲間たち」が私たちの森づくりに加勢してくれます。

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 地中に眠っていた石が今私たちの足元で風雨にさらされています。この石たちも松木村廃村の歴史を見続けてきたのではないかと想像すると、石碑に名を刻む手も震えます。

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 松木村廃村から120年、豊かな森に囲まれ、森に寄り添い生きてきた村民の“想い“を胸に、森への“恩返し”として石碑の字掘りを行います。少しぐらい失敗しても、私たちの「山と心に木を植える」森づくりの想いが観察に来た人たちに伝われば良いのではないかと思います。森に畏敬の念を持ち、石碑に名を刻むという事の意味を大事にしていきたいと願っています。

(運営委員・大野昭彦)

2023年4月13日 (木)

足尾の皆さんを招いた花見、みんな心爽やか!

 今日の足尾は快晴。朝の内は少し肌寒い感じがしたが、心配した「黄砂」は驚くほどではありませんでした。赤倉のロータリーに、本日の参加者(足尾在住者3名、森びと3名)が10時前に集合し、出発です。

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 森びと看板の前で、簡単な自己紹介。今回参加して頂いたのは、ゲートが出来てからは松木に入ったことがないという高橋夫妻、初めて入った石原さんは、草も生えていない「からみ」を眺め、驚いていました。

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とても話し好きの皆さんで、教訓的な話や生活の知恵など、幅広い会話が続きます。

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 ”無言の語り木”(孤高のブナ)に会うために、多くの人たちが足尾を訪れていますが、石原さんはブナに会いに行く決意を固めたようでした。私を含めた高齢者でも、会いに行けるようなペースの登山を考えなければと思いました。

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 今日の為に斎賀スタッフは、みながビックリするような料理を創ってきました。第一回「花見の会」を盛り上げようと、イナリ、のり巻き、タケノコの煮物など、重箱に入れて持ってくるなど気合い十分でした。また、参加者の皆さんやスタッフからの差し入れがありました。ありがとうございます。

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 ノンアルで乾杯!皆さん良い顔でしたよ。

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みちくさ、枝垂桜、カラミ、青空と、いろんな思いを起こさせる組み合わせです。今日参加の皆さんは、「みちくさ」を森びとが素人ながら作り出したことに感心していました。

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 80代半ばを過ぎた方、70代半ばを過ぎた足尾在住のみなさんの目に、今の松木沢はどのように映ったのでしょうか?「こんな素晴らしい場所があるのに」という言葉を聞きましたが、多くの皆さんの来訪を目指し、「足尾エコ散歩」へとつなげていければと思いました。

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 今日一番夢中になったことが、これです。

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 実は、ウワミズザクラの種が落ちて沢山の実生苗がめをだしていたことです。みんな夢中になって見つけました。良く観察しないと見過ごされてしまうことが、「大の大人」を夢中にさせていました。林子さんが見つけて、みんなに伝えたことが始まりです。

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 最後に言われたことは「また来たいね!「来たい人がいる」と紹介してくれたりしました。一緒に過ごした5時間が瞬く間に過ぎていきました。青空の下で爽やかな気持にさせてもらった一日でした。

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 今日のメンバーは、済賀、林子、報告・橋倉でした。

2023年4月10日 (月)

少し寒い潮風を受けながら第1回植樹会場の除草作業を行う。  

 今日(4/10)は、平成25(2013年)年に開催された第1回植樹会場(南相馬市鹿島区南右田)の通路などの除草作業を行ないました。日中の気温は16度。天候は晴れでしたが南寄りの風が少し肌寒く感じました。

 応援隊8名と宮城県ファンクラブ林雄一代表の9名が第1回植樹会場に集合し、作業の打ち合わせを行いました。打ち合わせ終了後、軽トラックの荷台から刈払い機4台をおろし、刈払機の点検・給油を行ない、10時から除草作業を開始しました。

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 途中休憩を取りながら12時までの約2時間、除草作業を行いました。今日は新代表・松林英夫さんの元での初めての除草作業でした。松林さんは「100歳まで生きるのであと20年森づくりをしたい」と語っていました。今年から応援隊は植樹会場の育樹・維持管理にシフトを移して行くことにしました。

 南相馬市もソメイヨシノは散りましたが、第1回植樹会場のヤマザクラは綺麗に開花し始めていました。またヤブツバキの花も綺麗に咲いていました。今日も怪我もなく作業を行なうことが出来ました。参加者の皆さんお疲れさまでした。

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 本日の参加者は、松林代表、菅野副代表、渡部顧問、山田事務局、小川事務局、東城スタッフ、原田スタッフ、宮城県ファンクラブ林雄一さん、筆者・岩橋事務局でした。 

(報告:岩橋 孝)

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