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2021年6月の21件の記事

2021年6月14日 (月)

地球温暖化防止を願い「第2回里親植樹」の準備を整えました

 本日は6月13日(日)、関東地方への梅雨入り宣言はまだ出ていませんが、曇り空の下での森作業となりました。8時30分の気温は20℃、13時には25℃に上がりました。

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 8時30分には森作業参加者が揃い、コーヒーを飲みながら本日の作業打ち合わせを行いました。午前中は、6月16日(水)に開催される「第2回里親植樹」の苗木の準備と「みちくさ庭園」内の草刈り、午後は臼沢西の森の植樹地づくりを行うことにしました。

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 苗木の準備は加賀さん、山本さん、筆者。「みちくさ庭園」の草刈りは済賀さん、弘永さん。2班に分かれ9時に作業を開始しました。

 2回目となる「里親植樹」は3段の植樹地となるので、それぞれの段に植樹する苗木をトレーに振り分けました。ブナやミズナラ、ヤマザクラ、イタヤカエデなど8種類を選び、各トレーに29本、合計87本の苗木を準備しました。その後、補植用の苗木も準備しました。

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 「みちくさ庭園」の草刈りに向かおうとすると、足もとを小さな虫が跳ねていきます。よく見るとハンミョウです。「道先案内」の名がついていますが、「温室効果ガス排出削減」への道案内に来てくれたのかなとうれしくなり、カメラのシャッターを切りました。

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 「みちくさ庭園」内は、色とりどりの花が咲き私たちの目を楽しませてくれますが、園内の草も伸び放題となっています。通路やアジサイ、花の周りの草を鎌で刈りました。

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 イチゴ畑では実が赤く熟しています。収穫し、お昼のデザートとしていただきました。小粒のイチゴは酸っぱさが強いですが、森の恵みをおいしくいただきました。

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 13時頃雨が降り出しましたが、すぐに止みました。軽トラに万能鍬、背負子を乗せ「臼沢西の森」に向かいました。各自、背負子に黒土2袋を載せ植樹地に運び降ろした後は、まず補植する場所の整地を行いました。枯れた苗を整理し、草を刈り、万能鍬で植樹地の岩を掘り、補植場所を整えました。

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 次に、今年10月までの「里親植樹」用の土留めづくりと、4月のプレ「里親植樹」で植えた苗木の周りの草刈りを行いました。甲羅板で土留めをつくり、万能鍬で斜面を平らに整地し植樹地をつくるのですが、急斜面のため草で足が滑り、作業も容易ではありません。怪我に注意しながら作業を行いました。

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 気温も高くなってきたことから草の生長も早く、苗木に草が覆いかぶさってきています。苗木が草の生長に負けないよう3年間は草刈りが必要です。植樹を申し込まれた方に代わり、幼木たちを育てる気持ちも強くなり、握る草刈り鎌にも力が入ります。刈った草は根元に敷きマルチング。表土の乾燥を抑え、枯れると栄養に変わります。

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P6130422 15時を過ぎ、10月の植樹地も整い、プレ「里親植樹」地の草刈りも終えたので下山し、本日の森作業を終了しました。本日の森作業は、加賀、山本、済賀、弘永、筆者でした。(報告・清水)

 

2021年6月12日 (土)

心地よい一日を過ごせた足尾の森作業

Cimg0008  本日の朝9時の気温は18℃、天気は晴れでした。作業小屋に着くと、松木川方面の土木作業小屋方向から聞いたことがない鳴き声がしました。近くに行ってみると、サルの群れが河原に近くにいて、親子がじゃれあっていました。

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  3人は簡単な作業打ち合わせを行い、軽トラックに背負子、唐鍬、カッターナイフ、大ハンマー等を積んで「臼沢西の森」作業に出発。今日は、16日に実施する第2回里親植樹の最終準備です。作業道具を持って、植樹会場へいざ出発。

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Cimg0021_2  現場では、培養土や黒土が入った袋を破り、植樹地の土を攪拌させました。その後は、補植する場所の草刈りを昼食時間まで行いました。この時季は草の伸びが早いので、現場に向かう時は鎌が必需品ということが分かりました。

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Cimg0044  昼食後は、「みちくさ庭園」に草花を見に行きました。ちょっとした癒しの時間を愉しみました。その後は、「臼沢西の森」に再度出向き、土留めを4段造り、ポット苗にもたっぷり撒水しました。

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Cimg0023  帰路の途中、「民集の杜」入り口では餌を食べているキジの雌を見ていると、キジから「お疲れ様」と見送られている気がしました。心地よい森作業の一日でした。

Cimg0063  本日の森作業スタッフは、福原、加賀そして筆者でした。(報告・大野昭彦)

2021年6月 9日 (水)

木々が果たす機能を願って足尾・松木沢の草刈り

 昨日(8日)の足尾・松木沢は真夏の陽気でした。朝9時の気温は23℃でした。足尾ダム周辺には、ニセアカシアの白い花、ヤマボウシの白い花、そして山肌には外来種のエニシダの黄色い花が濃くなった緑色の中でアクセントになっていました。

Dscn7401  森作業にはシニア3人が集まり、コーヒーを飲みながらの話題は中倉山のブナ保護の報道記事(『下野新聞』)に関してでした。それは、記事を書いてくれた鈴木記者への賞賛でした。当日、鈴木記者は培養土を背負い、ボランティアと共に荷揚げを手伝ってくれました。その記者の姿勢に、3人は拍手喝采でした。

Dscn7402  新聞報道された日、栃木県内の友人たちから「新聞見たぞ!頑張ってるな!」との激励の電話をいただき、新聞報道の有難さを改めて感じました。

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Dscn7412  スタッフは作業前の嬉しい気持ちで草刈りに出発しました。「民集の杜」の散策コースの草刈りを行いました。4年前に植えた60㌢程の木々は3㍍以上の樹高にまで大きく育ち、その姿を見ながらの刈払機のエンジン音は軽やかでした。無理せず、でも頑張るシニアの森作業は、暑さをはねのけて、大きく育っている木々の役割に期待しています。

Dscn7408 昨日の森作業は、鎌田、松村(健)、そして筆者でした。(報告・橋倉喜一)

九十九里浜は今世紀末には消えてしまうのか

 昭和30年代までの千葉・九十九里浜には、広く、熱い砂浜が広がっていました。海岸の水辺までたどり着くには何度も足の裏を冷やさなければ辿り着けなかった頃、海の人たちは一生懸命に生きていました。生活は楽ではなかったけれど、大人も子供も心は清らかで、海には豊かな幸があり、魚介類は驚くほど良く採れました。浜の女衆は漁船を砂浜から海に出す「オッペシ」という作業のために半裸で過酷な仕事に耐えました。男衆は素裸で漁に出ていきました。生きることに大人も子供たちも目が輝いていた時代です。 

Photo_2  それから半世紀が過ぎました。海も魚介類も砂浜も生活も大きく変貌しています。九十九里浜は千葉県北東部の太平洋沿岸に沿って弧を描いた砂浜です。北東方向屏風岬(銚子市)から南西方向太東岬(いすみ市)まで約66キロに渡って続き、遠州灘に次ぐ規模を誇ります。この砂浜に今異変が起きていて、砂浜が急速に減少しています。

Photo_3  千葉県の気候変動対策(2018年)では、九十九里浜など21世紀末(2081~2100年)の砂浜面積が20世紀に比べて最大9割縮小する可能性があるとの推計を示しました。要因は、温暖化の影響で海水面の上昇が懸念されるとしています。 

2  海面上昇の観測では1901年から2010年の110年間で19㎝も海面が上昇したと言われています。また、2013年に公開されたICPP第5次評価報告書では、今後2100年までに海面上昇は最低でも26㎝、最大で82㎝となると見積もられています。

Photo_4  海面が上がると海岸が「水没」します。台風や高潮の影響で「海岸浸食」が起きます。これは砂浜が削れていくことになります。1m海面が上昇すると海岸線は「水没」によって約20m後退しますが、「海岸浸食」によって全体で100mも後退します。実際、九十九里浜・白里海岸では1961年と比べ50年後の2015年では最大で90mも砂浜が消え、海岸線が後退したところがありました。 

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Photo_6 「子供のころ、砂浜はちょうど、あそこの白波がたっているあたりだ。昔は砂浜で野球をするなど、この浜辺は遊び場だった」と、森びとOB・斎藤さんがよく話していました。斎藤さんは地元で海岸松の復活に尽力し、10年前から仲間とともに黒松を植樹していました。その松は現在、東京2020オリンピックサーフィン競技会場の入口ゲート脇で元気に育っています。

Photo_7  先日、現地を訪れました。会場設営準備のため、現場は入場禁止となっていましたが、海岸部分は自由に入れました。また、多くのサーファーがオリンピック会場やその周辺で波乗りを楽しんでいました。少年サーファーも多くいました。

Photo_8  私は海を見ながら、「50年後にはこの海岸は無くなってしまうのか。いや30年後、少年が大人になり結婚し、子供と一緒にこの海岸に来れるのだろうか?」と思いました。波先に転がっているハマグリや足元のカニを見て、そう思わずにはいられませんでした。

2_2 「小さなことから、出来ることから」自分たちの住む千葉県の海岸線を守るため、千葉FCは地球温暖化防止に向けて活動したいと思います。千葉ファンクラブ 髙梨 厚

 

2021年6月 8日 (火)

夏本番に向けた森の防潮堤の苗木づくり

 本日10時から南相馬市の応援隊5名は、6月に入って2回目の育苗作業を行ないました。今日の天気は曇りで気温は25℃でした。少し蒸し暑い感じでしたが、心地よい汗をかきながらの作業ができました。雫育苗場へ向かう途中の畑では小麦が黄金色に輝き、いつでも収穫できるよ!と叫んでいるようでした。

P1020024  今回の作業はポット苗の草取りと水撒き、そして給水タンクの日除けづくりでした。苗木の散水用の水を溜めておくタンクの水が熱くなると、苗木はやけどしてしまいますのでタンクに日陰を作ってやりました。

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P1020016  作業後の後は、楽しみな夏野菜の管理をしました。このシニア農園の名称については、現在、10点の応募があり、今月中に決めていきたいと思っています。スイカ、キュウリ、カボチャの生育が活発で、収穫時期を待つのが楽しみです。

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P1020018  福島県では先月31日に県独自の緊急事態宣言を解除しました。昨日まで新型コロナウイルスに感染した方々は県内で4.656名、南相馬市では157名でこの2週間感染者が出ていません。応援隊会員の65歳以上の方々は第1回目のワクチン接種を終え、第2回接種を待っています。

P1020015  本日の森作業者は、松林副代表、菅野副代表、東城スタッフ、道中内スタッフ、そして筆者でした。(報告・岩橋孝)

2021年6月 5日 (土)

足尾・中倉山の「無言の語り木」(孤高のブナ)に元気を届けました

 4月29日に開催を計画した『中倉山のブナを元気にする恩送り』は、新型コロナウイルス感染拡大と当日の天候が雨となったため、開催を延期し本日6月5日の開催となりました。昨日の大雨の影響を心配しましたが、足尾ダムに集合した7時には雲の切れ間に青空が顔を出し、絶好の登山日和となりました。

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 新型コロナウイルス感染拡大に対し「緊急事態宣言」が発令されていることから、今回も森びと関係者で取り組むこととしました。森びとスタッフ、正会員の荒川さんグループ、JREU山岳部の皆さんの計13名と下野新聞社の鈴木記者が同行してくれました。 

 登山口でブナの根を保護するための腐葉土10ℓ1袋と植生袋2枚を参加者に持っていただき、コロナ感染予防のため、少人数のグループに分けて距離を保ちながら中倉山山頂を目指しました。

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  つづら折りの登山道は昨日の雨で湿っており、滑って転ばないように注意しながら登りました。一歩一歩坂道を登るとマスクをしているため、息が苦しくなり、汗が流れるのも早くなります。こまめに休憩を取り、水分補給をしながら登りました。

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 森の中では、春ゼミの鳴き声が合唱をするかのように響いています。ミズナラやサクラの幹を見ると、セミの抜け殻がたくさんついていました。

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 木々の緑の葉が広がり柔らかな光が林内に差し込みます。登山道の両脇には赤い花を咲かせた満開のツツジが私たちの目を楽しませてくれます。

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 登りはじめて2時間、10時に中倉山の尾根に到着しました。煙害に耐え抜いて生きる「無言の語り木」“孤高のブナ“が凛として立っています。

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 14名の参加者が全員到着し、リュックから腐葉土の袋を取り出してもらい、2人一組となり、植生袋に腐葉土を詰めました。26枚の植生袋が出来ましたが、数が少ないのでブナの北斜面の根の近く土壌がむき出しとなっている場所に張り付けることにしました。

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 2018年から張り付けた植生袋からは草が生え、根で土壌を押さえています。シカのフンも落ちており、エサとして食べられているようです。ブナを見ると枯れた枝も見受けられ、強風に煽られた葉の先が乾燥し茶色くなっているのが確認出来ました。植生袋を張り付けたところは土壌流出を押さえることができてきたようですが、まだまだ崩壊地は広く、少しずつですが「恩送り」に取り組んでいきます。新型コロナウイルス感染が終息したのちは多くの森ともの皆さんと一緒にブナを元気にしたいと思います。

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 作業終了後は参加者全員で集合写真を撮影。森びとプロジェクトを代表して副代表の清水からお礼を述べ、ザイさんと矢野さんから感想をいただきました。

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 早めの昼食をとり、10時50分に下山を開始しました。尾根伝いを戻ると、ここでもツツジが満開となっており、ツツジのトンネルをくぐっているようです。

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 松木川沿いに目を向けると、森びとプロジェクトの植栽地、臼沢の森や松木の杜、民集の杜の木々の生長を見ることができました。まだまだ荒廃地は広く、温室効果ガスの吸収源であり、いのちの源でもある森づくりは国民的な取り組みです。煙害に耐え抜いたブナが今また地球温暖化によって巨大化した台風や強風・豪雨に耐えています。大量生産・大量消費を続けた私たち人間の暮らしの見直しが求められているのではないでしょうか。

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 12時40分に登山口に到着。登山口に待機している橋倉さんから参加者の皆さんに冷やした紙パックのジュースが配られ、乾いた喉を潤しました。

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 本日の「中倉山のブナを元気にする恩送り」参加者の車を止める駐車スペースを提供していただきました「足尾に緑を育てる会」の皆さま、横断幕作成に協力をいただきましたJREU大宮の皆さま、同行していただきました下野新聞社・鈴木さん、大変ありがとうございました。本日参加していただいた皆さま大変お疲れ様でした。

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本日の参加者は、鎌田さん、松村宗さん、橋倉さん、加賀さん、済賀さん、荒川さん、生澤さん、磯部さん、ダイさん、鈴木文さん、宮尾さん、矢野さん、鈴木祐さん、そして筆者でした。(報告・清水)

2021年6月 4日 (金)

6/5・中倉山ブナ保護の準備が完了

 本日(4日)8時の足尾・松木沢の森びと広場の気温は15℃でした。天気は肌寒い雨でした。ストーブに薪を入れて燃やすと、室内は丁度良い温度になりました。

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 ホットコーヒーで身体を暖めながらの本日の作業打ち合わせは、明日実施するコロナ感染防止によって延期になっていた中倉山ブナ保護の準備と16日の第2回里親植樹の準備でした。

 ブナの根が露出している所に草の種が入った植生袋に培養土を入れ、それを地に張り付ける作業です。協力者が荷揚げするビニール袋に培養土(10L)1個と植生袋をひとつにまとめました。植生袋を止め金とハンマー等の必需品も車に積みました。この時季を逃すと植生袋から芽をだすことが難しくなると判断し、コロナ感染防止に気を付けて、生息限界地で120年以上も生き続ける「無言の語り木」(ブナ)が衰弱しないように土砂流出を防ぎたいと思います。

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 次の作業は、第2回里親植樹の準備をしました。植樹地を記号で表す支柱を甲羅板を切断し、「臼沢西の森」の植樹地に刺す支柱看板を全て準備しました。Dsc05708Dsc05714_2 鎌田さんは、空いてる時間を森びと広場の手洗いの排水溝の溝の清掃を行ってくれました。いつも皆が気持ちよく使用できるように考えて頂いている鎌田さんに感謝です。

Dsc05709 広場からみちくさに登る階段の手前の案内板がクマによると思われる新しい傷跡がありました。クマが活発に動いている気配を感しました。私たちも森に入るときは、鈴の音や大きな声を出して人間がいることを知らせることがクマと鉢合わせをしないことだと思います。

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Dsc05715 足尾ダムからは、大量の茶色の川の水が勢いよく流れ落ちていました。明日の準備作業は、滞りなく終了しましたので、明日の中倉山ブナ保護が無事に終わることを願って早上がりにしました。本日の作業者は、鎌田さん、加賀さんそして筆者でした。雨の中の準備作業、お疲れさまでした。(報告:済賀正文)

未来に遺したい名取市の「いのちの森」

 先月20日(5/20)、宮城県ファンクラブは今年最初の育樹作業を、名取市閖上の「いのちの森」で行いました。現場に到着するまでは木々が順調に育っているのかと気が落ち着きませんでした。

Dsc01002  森に入ると、コナラ、ケヤキ、カシワ、ヤマザクラの落葉樹が、大人の背丈を超えるまで生長し、葉は大きく広げて鮮やかな緑が私たちを迎えてくれました。私の気持ちはホッとしました。

Dsc00996  一方で、タブ、シラカシ、アカガシ、ユズリハ、シロダモの常緑樹は葉の色を見ると枯れているようでしたので、防風対策として北西側に沿ってマサキを植え、100本の苗木を補植し、草刈りを行いました。

Dsc00994  私たちの森の周りはマツを育てられていますが、10年前の津波被害でマツが全滅しましので、私たちが育てている土地本来の樹種での森の機能を期待しています。その機能が発揮してくれるまではこの「いのちの森」を、未来に遺していきたいものです。先日はこの地の近くで地震がありました。また、各地でも地震が起こっていますので、少しでも自然が私たちの暮らしを支えてくれることを願っています。

Dsc00998  当日の森作業は、そんな気持ちを共有しながら行うことができました。(宮城県FC・林 雄一)

2021年6月 3日 (木)

ニセアカシヤの甘い香りに包まれて森作業

Dscn7392  昨日(2日)の足尾・松木沢は、梅雨空の様などんよりとした天気でしたが、13時頃には、気温が23℃にもなりました。当日は私の心が梅雨模様でした。と言うのも、スケジュール管理がいい加減でしたので、森作業は午後からのスタートとなってしまいました。

Dscn7369  森作業サポーターの福原さん、そして、急遽、参加をしてくれた鎌田さんを待つ間、付近を散策しました。気持ち的にはやっと白い花を咲かせてくれたニセアカシアでしたが、その香りはいつもの季節感でした。足尾のサルたちが群がって食したのか、アスファルトの上に白い花びらと折れた枝が落ちていました。足尾ダム周辺はこれから少しの間、アカシヤの花の甘い香りに包まれます。

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Dscn7380  今日の作業のメインは、「里親植樹」の苗木等への水やりですが、その前に、「中倉山のブナ保護活動」の下準備で、登山口までの道路点検に出向きました。この作業は4日に予定をされていますが、大雨が降る予報なので条件の良いときにやろうと鎌田さんが急遽参加してくれました。

Dscn7379  道は拍子抜けするほど問題はなく、登山道入り口付近での草刈りや駐車スペースの確保を行いました。途中下山してきた登山客からねぎらいの言葉を頂いたので記念写真をパチリ。登山者は、「森びとブログを見るよ!」と約束して帰っていきました。

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Dscn7383  森びと広場では、「里親植樹」の出番を待つ苗木たちにたっぷりと水を飲ませてあげました。”オオムラサキの家”の苗木たちにもたっぷりの水をあげました。森作業は、鎌田、福原そして筆者でした。(報告・橋倉喜一)

2021年6月 2日 (水)

苗を育て、本を読み、自然に寄り添う生活を考える

202162  6月の森作業が今日(6/2)からスタートしました。10時の集合時には、雨がポツリポツリと降ってきたため、すぐさま簡易テントを設営し打ち合わせを行いました。岩橋恵美スタッフが準備したコーヒーをご馳走になって、直ぐ、作業にとりかかりました。

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202162_2  今日の作業は先月に引き続きポット内の草取り、苗場周辺の草刈り、防風ネットの取り外し、苗木への撒水を行うことにしました。ポット内の草取りをしていた道中内スタッフは、一つのポット内に2種類の苗木が育っていることに気付き、不思議なこともあるものだと話をしていました。

Photo  苗床では淡いピンクの虫取り撫子の花(上の花の写真)が咲いていますが、私たちが種を蒔いたわけではないので風や生きものたちの贈り物だと思いつつ、可憐な花を見つめ癒されていた山田スタッフ(写真上)。

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  休憩タイムでは、森びとプロジェクト代表・中村幸人さんの著『植生からの見る里山』を皆さんに紹介しました。今日も、甘いものに目がない高齢者向けのお菓子と団子を差し入れてくれまして有難うございました。

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202162_4  苗場はかなり乾燥していましたので撒水は時間をかけて、水がポットの底まで浸透していることを確認しながら行いました。また、周りの防風ネットは暖かい潮風を遮断する働きがあり、苗場の苗は暑さで参っている様子でしたので風通しを良くしました。

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202162_6  仮農園場では菊芋、キュウリ、エンドウ、カボチャ、スイカの5種類の野菜が日一日と大きく生長しています。森作業の楽しみとしての家庭菜園にも力が入ります。次回の森作業までには、中村代表の本を読んだ感想や農園場のネーミングを持ち寄ることにしました。本日の作業スタッフは、松林、山田、岩橋、道中内、岩橋(恵)、筆者でした。(報告 東城敏男)

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