早春の中倉山ブナ保護と苗木受け入れ準備
本日(11日)の足尾・松木沢の「森びと広場」到着時点での気温は2℃でした。先に到着した大野さんがストーブに火を付け、小屋を暖めていました。全員そろったところで打合せ、責任者の加賀さんから、中倉山のブナ保護の準備登山と17日に納品する苗木の受け入れ準備をすることにしました。
ブナ保護は筆者と小川SPの二人。培養土(10L)と植生袋と道具を背負い登山口からスタート。
早春を感じる山道を落ち葉を踏みながら、太陽の暖かい恵みを受けて登りました。約1時間40分で頂上と稜線到着しました。早速、荷物を降ろして、植生袋に培養土を入れ、流されないように金属の金具を打ち込みました。ところが土が凍っていたので、容易に刺さりませんでした。
今年初めてブナに会うことが出来ました。煙害に耐え抜き、100年以上も生きている姿を見ていると、いつも元気をもらえます。そして、ブナの力強い生命力が、10年前の巨大地震と巨大津波に被災した方々、原発事故で避難を強いられた方々に届いてほしいと願いました。いつものことですが、中倉山の「無言の語り木」には森と生きることの大切さを教えてもらっています。
3年前に設置した植生袋には充分な草が生えていました。土砂流失が止まっています。
森びと広場では、臼沢西の植樹地の獣害のネットをビニールハウスに収納しました。
また、暖かくなってポットの土が緩んできましたので、苗木に散水をしました。本日の作業は、大野、加賀、小川そして筆者でした。(報告・済賀正文)
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