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2020年10月の30件の記事

2020年10月18日 (日)

足尾・松木渓谷入口の秋を見つけにきませんか

Photo  本日の「みちくさ」当番・舎人は久しぶりでした。日光方面の昨夜は相当冷えたとみえ、日光連山は初冠雪でした。いつも見ている景色ですが、昨日の雨のせいもあって今日の天気は気分が爽快でした。

Photo_2  足尾・松木村跡の朝9時頃の気温は12℃、無風に近い晴天でした。とても静かで今日はのんびりと深まりゆく秋を楽しもうと思っていました。聴こえるのは雄鹿の遠吠えだけでした。

Photo_3  お茶を飲んでいると、いつもお世話になっているFさんが来て、熊の親子が斜面を歩いているよ、と教えてくれました。慌てて外に出て、カメラを構えてシャッターをきりました。昨年に続き、今年も熊の親子を見る機会が多くありました。

Photo_4  昼頃、ダム方面から数人が歩いてきたので気持ちをスタンバイ。訪れてくれた方々は、なんと5人の外国人(中国、オーストラリア、カナダ、アメリカ2人)でした。男体山に行く予定でしたが初雪が降ったので足尾に来たと言っていました。

Photo_5  そこで、当会が育てている森の様子を案内し、当会の自費出版の『サルト人と森』の英訳版を読んでいただきました。英訳の評価は良い!文を読んでも「理解できました。とても良い本です。」と言ってくれました。

 昼食後は、冬支度で薪を作りました。

Photo_6  午後3時前、男性1名と犬1匹が訪れ、「紅葉が見ごろかと思ってきたのですが、上の方だけですね。少し早かったかなあー」と、ちょっと残念そうでした。皆さんが帰った後、モズが囀って秋らしさをつくってくれました。気持ちも安らぎました。

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Photo_8  秋の陽気に満足していると心が温かくなり、深呼吸すると山の気をもらって元気になったような気がしました。足尾・松木村跡地の紅葉は例年通り、来月上旬頃ではないかと思います。是非、松木渓谷入口へお越し下さい。

Photo_9  本日の遊動学舎「みしくさ」舎人は、高橋、加賀でした。放射線量は、0.126μ?でした。(報告・加賀春吾)

2020年10月17日 (土)

大雨や暴風に耐えられる地域の命の森になってくれ!

Photo 今日ほど天気予報の雨マークを恨めしく思ったことはありませんでした。半年前から準備をしてきた「日光城山ふるさとの森づくり」は地域の方々と一緒にできませんでした。昨日夕方、天気が雨ということで地域の皆さんと一緒に植樹をすることになっていた植樹祭に、地域の方々には遠慮していただきました。Photo_2 植える苗木をそのままにしておくにはいかないので、森びと栃木県ファンクラブスタッフ、森びとプロジェクトの皆さん、そしてJR東労組大宮のOB会の皆さん、鎌田スタッフのハイキング仲間のご婦人の皆さん、総勢31名は1.000本の苗木を植えました。Photo_3 ファンクラブの面々は8時集合、簡単な打ち合わせをした後、植樹会場に荷揚げした苗木(16種)を整理しました。9時半には下山し、参加者を待ちました。Photo_4 Photo_5 全員が揃ったところで主催者からお礼の挨拶、早速、急階段を10分ほど登り、植え方のレクチャー。足元は雨で滑りやすかったですが、皆さん、慎重にも丁寧に苗木を植えてくれました。Photo_6 Photo_7
 あるご婦人は、「なかなか経験できないことなので雨も気にならなかった」と話してくれました。植樹は、約2時半で終わりました。一旦植えられた苗木は寒くても暑くても動くことができませんので、参加者のやさしい気持ちが苗木に伝わっているようでした。最後に、全員の笑顔で写真(一番上の写真)を撮りましたが、マスクでその様子が伝わりません。公民館に戻って、森びとプロジェクト委員会の平木ちさ子理事が作ってくれた豚汁をご馳走になり、身体を温めました。Photo_8 Photo_9 今日の森づくりでは、参加者一人が30数本植えました。大人一人の呼吸で一年間に排出する二酸化炭素量を吸収する木は約30本と言われています。このように排出と吸収のバランスがとれていると想定外の異常気象が大暴れしないかもしれません。そんなことを考えた「城山の森づくり」でした。31名の皆さん、雨の中の森づくりを成功させていただきありがとうございました。(栃木県ファンクラブ・橋倉喜一)

 

2020年10月16日 (金)

日光「城山ふるさとの森づくり」前日作業

日光市板橋区にある山城、通称「城山」に、大和木材・日光市・日光市教育委員会・自治会の協力を得て、10月17日 未来の暮らしを支える森づくり、日光「城山ふるさとの森づくり」イベント開催するために、上板橋公民館に13時集合。打ち合わせしていると、苗木が到着。

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苗木を下ろし、本数確認。明日の天気(降水確率80%)を考えてイベント開催中止として、森びと関係者とJR東労組大宮地本OBの皆さんで植樹することを決めました。

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明日は、雨なので早々に1,000本の苗木と道具を荷揚げしました。

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苗木、道具を作業階段におき、下山しました。

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Photo_14 下山後、明日の最終打ち合わせ行いました。鎌田さん、福原さん、山本さん、加賀さん、橋倉さんお疲れ様でした。報告小川

天高い青空に映える葉の輝き

1 明日は日光市「城山の森づくり」です。天気予報は一日中雨ということで、森びと栃木県ファンクラブは雨の中の植樹を心配して、現地で最後のチェックをしています。2 そんな気持ちを逆なでするかのように、足尾・松木沢の空は青空です。中倉山のブナが黄金色に輝いているのではないかと、朝、舟石峠から写真を撮ってきました。残念ですが、黄金どころか緑色でした。今年はいつもよりも紅葉が遅いようです。Photo Photo_2 Photo_3 冬の森作業の準備も少しずつはじめ、今日はお湯を沸かす燃料と器具を設置しました。Photo_5 Photo_6 森びとインストラクター・大塚さんが植えた「森びと広場」の柿の葉が鮮やかでしで写真にしました。(報告・高橋佳夫)

2020年10月15日 (木)

森づくり15年記念樹を足尾・松木沢に植えます

Photo 足尾に木を植えて15年、その記念樹を植える準備をした午前中。「みちくさ」の広場に植えようと穴を掘りました。この地は簡易ハウスを設置するために砂利を敷きました。厚さ60㌢程の砂利が敷いてあるので、土が顔を出すまで穴を掘りました。Photo_2 Photo_3 穴の傍には3年前に植えたクスノキが頑張っていますので、今年の冬も乗り切ってほしいと願い、根の周りの土を入れ替え、寒風を防ぐ準備もしました。Photo_4 Photo_5 そうしているうちに橋倉スタッフが日光「城山の森づくり」の準備のためにやってきました。午後は、一人になるので作業はなし、秋の足音を探してカメラに納めました。Photo_6 Photo_7 Photo_8(報告・高橋佳夫)

2020年10月14日 (水)

南相馬市の森の防潮堤から響く応援隊の歓喜

 秋の清々しい日、今日は第3回の役員会を雫育苗場で開きました。新型コロナウイルス感染の収束がままならない中で、スタッフはマスク、手拭き等を準備し10時に集合。ホットコーヒーを飲みながら、今日のスケジュールを確認しました。Photo_5 役員会では、応援隊を支援してくれたNPO法人森びとプロジェクト委員会の解散から新生「森びとプロジェクト」結成までの経過を報告、皆さんで理解を深め合いました。その後、「山と心に木を植える運動」の考え方を改めて読み合わせしました。320201014 20201014 その場では、森づくりは政治課題でもあることを再認識し、政治を変えるには私たちの社会運動の力こそ大切であることを考えました。しかし、語っているだけでは何も変わらないので、応援隊は「木を植え、森をつくり、育てていく」活動を継続し、そのことが世紀末の生存を不安定にさせないことにつながっていけるように頑張ることにしました。今後は、第8回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭(10‣25)、応援隊結成5周年記念慰労懇親会(11/7)のイベントを成功させるために意見交換をしました。1014 1014_220201014_3 今日の昼食会は、山田さんの手づくりおにぎりと岩橋恵美さんのトン汁がメインデッシュ、食後のデザートは佐藤(正)さんのバナナでした。若者の佐藤(信)さんや原田さんはトン汁をお替りし、ランチは秋の青空の野外レストランでご満足のようでした。24 20201014_2 昼食後は、23~24日に補植する苗木(アラカシ・タブノキ・ネズミモチ・トベラ・シラカシ)を選定し、ポット内の草取り、苗木の整理を行いました。Photo_6 森作業終了後、昨年植樹した第7回植樹会場(6/2)の現場を見てきました。トベラの木々たちは大きく生長しており安心しました。早朝から手づくりおにぎりやトン汁づくりをしていただいた山田さん、岩橋恵美さんありがとうございました。今日の役員会、作業の参加者は、渡部、菅野、松林、山田、岩橋、道中内、原田、佐藤(正)、東城、佐藤(信)、岩橋恵美さんでした。(報告 東城敏男)

次世代に遺したい足尾の元気な森

 昼頃から青空が見えるのではないかと期待していましたが、つかの間の青空でした。今日は、2年前に「みちくさ庭園」の植樹を手伝ってくれた二人のご夫人が「みちくさ」を訪れてくれました。Photo 自宅で育てたカエデを庭園に移植した鈴木さん、ミズキ、バラ、センダイハギ等を移植した塚原さんが、ハイキングを兼ねて訪れてくれました。2 2時間ほどのランチタイムを過ごしましたが、足尾の負の遺産を未来の財産にしていく夢を語り合うことができました。Photo_2 塚原さんが用意してくれた五目飯と煮卵、鈴木さんは栗山産の舞茸の煮物と柿を用意してくれました。秋の味覚をご馳走になりながら、次世代に遺していくこれからの足尾の森づくりの夢を膨らませました。Photo_4
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 短い時間でしたが、有意義なひと時でした。塚原さん、鈴木さん、ありがとうございました。(報告・高橋佳夫)

2020年10月13日 (火)

足尾・松木沢でオオムラサキが舞うことを願って森作業

 今日の天気は晴れたり曇ったりでした。ビニールハウス内の作業でしたので汗が身体に滲みました。動物たちは冬支度をしていますが、私たちの森づくりも冬支度をはじめました。Photo伸び放題の草
 ビニールハウス内外に生えた草を刈り、いつでも使用可能な状態にしました。東側のハウスは屋根の部分のビニールをカットしました。このハウスは来年、屋根部分にネットを張り、オオムラサキ等の蝶が舞うスペースにしようと考えています。年末までにはこのハウス内にクヌギ、エノキ等を植える予定です。Photo_2 Photo_3 Photo_4 昼食時、今日のデザートはザクロでした。この時季になると松村宗男スタッフが毎年持ってきてくれます。甘酸っぱい味がとても身体に良いと感じます。実の部分が少ないので食べ方を調べてみると、蜂蜜を混ぜてスムージーで飲んでいるという情報、早速、試してみようとなりました。Photo_5 午後の作業もハウス周囲の除草でした。草は伸び放題でしたので、抜いたり刈ったりの作業は大変でした。1 Photo_6 1_2Photo_7 Photo_8出番を待つ苗木
 とは言っても、長年やっている作業なので1時間半ほどで終わりました。本日の作業は、松村宗男、小川薫そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

 

2020年10月12日 (月)

足尾・松木沢の森作業を加勢してくれた秋の爽やかな天気

Photo 足尾入りして4日ぶりの秋晴れの今日。途中の道端にネズミが現れ、急いでシャッターを押しました。雨が上がって秋晴れの空気で深呼吸でもしたのでしょうか。Photo_2 集ったスタッフの顔も晴々していました。9時前には全員集合、ホットコーヒーを飲みながら作業打合せ。やる気満々の顔をしているスタッフの気持ちは「臼沢西の森」の土留めを造り終えること。早速、道具を軽トラに積んで出発。Photo_3 Photo_4 土が流れないように動いてしまう板を石ころでガードし、土留めを固めます。この上に培養土を運び入れ、苗木が植えられるようにするのが本日の作業。Photo_5 Photo_6Photo_7  清々しい松木川からの風が身体に滲む汗を飛ばしてくれました。午前中にはこの作業を終わりにするという空気が伝わってくる作業現場。秋の乾燥した爽やかな空気の中での作業は、スタッフの気持ち通りになりました。11時半には土留めは造り終えました。Photo_8 Photo_9 昼食のデザートにと、昨日収穫したばかりのリンゴを福原さんが持ってきてくれました。新鮮なリンゴを美味しくいただきました。Photo_10 Photo_11 Photo_12 午後は、「臼沢の森」内のJR貨物労組の小さな森の苗木を獣害から護る柵の再利用準備。15年間使ってきた鉄筋を抜き、スチール製の柵を外しました。一人では柵を外せないほどの土に埋まっている部分は、いつものようにテコの原理で鉄筋を抜きました。Photo_13 Photo_14 この作業もスタッフの気持ちには帰るまでに終わらせるということ、15時半には終了しました。作業が予定通りに終わるのも、秋の爽やかな天気が加勢してくれたようです。Photo_15 本日の作業は、鎌田、加賀、福原そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2020年10月11日 (日)

十月桜が咲き始めた足尾・松木沢の杜

10 台風14号がUターンしたので、足尾は雨が降らないと思って松木沢に向かいました。楽しみにしている十月桜が咲いていないかと、「松木の杜」に入ってみると花が六輪咲いていました。秋色の葉をバックに可憐に咲く桜の花に気持ちがホッとしました。Photo

Photo_2 Photo_3 松木村跡地の山々も落葉広葉樹が色づき始めましたが、朝の気温が17度もあったので、コナラやクヌギの葉が色づくのはもう少し時間がかかりそうです。Photo_4 2
 昼食後は、「民集の杜」の入口からの道の草を刈りました。今月中旬、この杜を案内する機会がありますので、歓迎の気持ち込めて草を刈りました。両側の杜には栗がたくさん実を付けていました。エンジンを止めて、小さな栗の実を採り、食べました。子供の頃に味わった山栗の味を思い出しました。Photo_5 Photo_6 14時半頃には、東の空に青空が顔を出しました。明日は青空の下で森作業ができることを楽しみにしています。(報告・高橋佳夫)

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