2025年9月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

« 2019年6月 | メイン | 2019年8月 »

2019年7月の35件の記事

2019年7月22日 (月)

足尾・松木村跡地から生き物たちの息吹が聴こえた第1回足尾▪ふるさとの森育樹祭・・・その➀

 21日に開催した第1回足尾・ふるさとの森育樹祭には約80名が集い、15年前に植えた木々が生態系豊かな森になりつつあることを実感したようです。

1  梅雨の長雨が心配でしたが、森びとの先人たちが天空から曇り空にしてくれました。集ってくれた方は、秋田県、福島県そして関東地方の森ともでした。その上、休日にもかかわらず林野庁幹部の皆さん、栃木県幹部の皆さん、長年支援くださっているJR東労組の幹部の皆さんが駆けつけていただきました。初めての育樹祭を創りだしていただきました全ての森ともの皆さん!ありがとうございました。

Photo

Photo_2  当日は、一般参加者の皆さんには除草作業と森の散策、来賓の皆さんには「臼沢の森」「松木の杜」「新松木の杜」「民集の杜」を観察していただきました。

Photo_3

Photo_4  昼食後は恒例となった「森とものつどい」。森を散策した参加者の感想、15年間森を育ててきたスタッフの思い、そして、林野庁幹部の皆さん、栃木県幹部の皆さんからは今後の育樹へのアドバイスを頂きました。

Photo_5 JR東労組・奥山さん

Photo_6 林野庁・斎藤哲さん

 最後は、中村幸人理事長の森を観察した感想と15年間のご支援に感謝し、今後の森づくり運動へご協力をお願いしました。育樹祭では、足尾・松木村跡地の森から新しい生きものたちの循環が周辺に広がっていく息吹を感じることができました。改めて感謝申し上げます。報告は続きます。(理事 大野昭彦)

2019年7月20日 (土)

入道雲を眺めての育樹祭の準備。

 今日の足尾町の朝、起きると窓の外はひんやりした小雨模様の天気でした。ところがいざ準備作業に入ると、東の空に入道雲が現れました。

Photo  まずは、大塚インストラクターから「新松木の杜」に生えてきたヌルデの話を訊いて、ヌルデの特徴である葉が5枚ついている部分が一枚の葉であることを学びました。そんな話を訊いていると自然の森に近づいていることを実感。

Photo_3  その後は、育樹祭(7月21日開催)の天気はもしかして梅雨明け、と期待しながらの準備に入りました。

Photo_2

 まず、足尾町からお借りするテントの運びだしと骨組みの組み立て。参加者に見てもらう、「みちくさ庭園」の草取りなど行いました。参加者への「みちくさ」と「庭」への案内板を設置し、庭に残っていた最後の草を抜きました。

Photo_6

Photo_4

Photo_5  20㌢程のアジサイでしたが元気でした。花を期待していませんでしたが、人間の術では表せない薄水色とクリーム交じりの白色の綺麗な花を見せてくれていました。皆さん、「来年が楽しみだね」と話していました。育樹祭の準備は整いました。育樹祭で森の生長に皆様と感謝したいと思いながらの作業でした。

Photo_7  昨日の森作業は、高橋、加賀、松村(健)、東城、橋倉、国分、と筆者でした。                   (報告者 仁平範義)

2019年7月18日 (木)

人と草木が向き合ってきた松木村跡地の森に耳を傾けてください!

1青空も見えました

 第一回育樹祭は三日後の開催になりました。今日は仁平スタッフと筆者で森作業。昨日、草刈りの実習で刈ってくれた場所を、「整草」(整髪みたいなもの)しました。

3

4_2  幼児の頃、親に髪を切ってもらったその頭は“トラ刈り”となっていました。草刈り後の現場を見ると、そこは“トラ刈り”のようになっている所がありましたので、今日はその草を刈りました。石などで足を挫かないためです。と同時に、“おもてなし”として丁寧な草刈りをしました。

5 刈った後の散策路

4 前方から爽やかな風

 生温い空気が澱んでいた森内の草刈りで身体は汗だらけになりましたが、散策路を切り拓いていくと松木川方面(東側)から流れてきた爽やかな風が、その汗をスーと引いてくれました。この気持ちは何とも言えませんでした。

6  散策路傍にあるキイチゴをいただき、気分と味を爽やかにしました。

2 植樹年の杭を建てました

 一昨日から「松木の杜」から鹿を追い出していますが、追い出せていないので再チャレンジしました。そうすると柵の針金が写真(下)の様になっていました。ここから出たかもしれないので、この部分を補強しました。

7  今日の作業で散策路はなんとか整備できました。15年間育てた森(杜)の息吹を感じ取っていただければ一週間の疲れもとれます。

8

9 みちくさテラスでお待ちしています

 本日の森作業は初夏の陽気の中を、仁平スタッフと筆者で行いました。(報告 髙橋佳夫)

2019年7月17日 (水)

足尾・ふるさとの森づくり第1回育樹祭森の散策路の草刈りが終わりました

1  今日の足尾は陽ざしが射す時もあり、青空が見られた久々の初夏の陽気でした。朝の気温は22度でした。森の中からはニイニイゼミとヒグラシが鳴き、遠くからは今日もホトトギスが囀っていました。

2  スタッフが集まる前、事務局の国分君は仁平スタッフから室内の掃除と湯を沸かす等の準備作業を教えてもらっていました。

4

5 6

7

9 エゴノキの実8

10

8_2  作業の打合せ後、昨日の鹿を柵外へ追い出す作業でしたが、小鹿は素早く逃げてしまうため、本日も追い出し確認はできませんでした。その後は、育樹祭準備の最終的な草刈りをしました。写真を見て、ベテランと実習の構えなどの違いがお判りでしょうか。今日で草刈りと森の散策路の整備は終わりました。

15

12 秋にはヤマモミジが素晴らしい紅葉を見せてくれるでしょう

 新松木の杜では、散策路の整備を終え、昼食後に、全員で森の生長の姿(上写真二枚)を見ていただきました。

13 3

16  作業前と後には機械の点検と燃料補給が大事、福原スタッフが事務局員にその方法を教えていました。今日の森作業は、鎌田、福原、仁平、柳澤、大塚、小西、福澤、国分と筆者で行いました。

14  東京事務所には、共産党・参議院議員の紙 智子さんから「地球温暖化にブレーキをかける要望書」への賛同意見が届きました。紙さんは、「原発ゼロや石炭火力の段階的廃止をすすめていきます。2030年度までに電力の4割を再生可能エネルギーとする目標をもち、再生可能エネルギー大幅導入をすすめます」とコメントを寄せていただきました。紙参議院議員、ありがとうございました。国連に向けて皆さまの声を届けたいと思います。

11 虫が天から夏をよんでいるようでした? 

17  帰路につく前、植樹した年を書いた杭を削って明日の準備をしました。(報告 髙橋佳夫)

2019年7月16日 (火)

「生態系の一部に人間がいる素晴らしさ」に感謝しつつ森作業!

1 足尾ダムの水の流れ

2 中倉山の威厳?

 今日の朝いちの作業は小鹿の追い出しでした。現場に到着した途端、柵の中で小鹿がシラカンバ幼木の葉を食べていました。そこで、全員がそろった時点で、小雨の中で鹿を柵外に追い出す作業を開始。1時間ほど追いましたが、追い出せず、暫らく待つことにしました。その間、若葉を食べられないように、幼木の幹を守る幹ガードをしっかり閉じました。

3

6

9  その後の作業は、育樹祭で実施する森の観察をする路を確保するために、「新松木の杜」内の草刈りと刈った草をまとめました。現場では、アマツバメが小さな群れつくって梅雨空を舞っていました。足尾ではヒグラシも鳴き始めました。本日の作業は、仁平、済賀、小西そして筆者でした。

4ナツツバキの花

5 連日の森作業の疲れを和らげてくれるセイヨウノコギリ

7 180㌢程のユリが生えていました

 足尾・松木村跡地を訪れた樹徳高校生から感想文が届きましたので紹介します。

P7156403 「私は足尾に来る前はもう100年以上も前に起きたことなので山の姿は綺麗に戻っているのだろう、と思っていました。しかし、いざ来てみると山肌が露わになっている所、銅山の灰を捨てていたところなどが色濃く残っており大変驚きました。その時人の都合で環境を壊すのは簡単であるけれども、それを戻していくのは容易いことではないのだなと強く感じました。また、身近なものは全て自然の物からできているということを説明の中で聞き、私達の都合で、私達の利のために環境を壊せばそれはいつか私達に苦となって返ってくるのだと感じました。  私達はこれから自然環境に生かされているのだという意識をもち、使った分だけ元の形に戻すという行動が大切だと思います」。(K君)

P7156394 「今日は森びと植樹ボランティアプロジェクトに参加させていただきました。僕はとにかくいろんな分野に興味を持とうと思い参加させていただきました。広大な自然と密接する生態系の一部に人間がいる素晴らしさを実感できました。足尾銅山は例の事件で荒廃してしまいましたが、森びとプロジェクト委員会のみなさんの自然への尊敬や復帰への熱意を強く感じ今後の活動への自信となりました。これからも色々なイベントに積極的に参加して充実した生活を送りたいと思います」(I君)。

8 今日も巣立った後の巣がありました。

(報告 髙橋佳夫)

2019年7月15日 (月)

梅雨明けが待ち遠しい、足尾松木の動植物。

今日は7月15日海の日です。足尾松木の里は曇り空で気温23℃。遊動学舎「みちくさ」に入ると「のりよし君」が待っていてくれました。誰もいないはずなのに、誰かいると思わずドキッとします。入るたびにドキッとし、また騙されたと笑ってしまうやら、自分に対して怒るやら、情けなくなってしまいます。外では「松木のおじさんとおばさん」二人が出迎えてくれました。

Cimg9287 

Cimg9289

Cimg9290 「みちくさ」を訪れた森ともさんに願い事を書いていただいた短冊を付けた七夕飾りを片付けました。

Cimg9258

Cimg9264 綺麗な草花が咲く「みちくさの庭」ですが、草もいっぱい生えています。昨日に引き続いて仁平さんが草取りを行いました。

Dsc_0011

Dsc_0016

Dsc_0013

Dsc_0012

Dsc_0017 ブラックベリーと柿の木には小さな実が実っています。美味しくなるようにと祈り写真に撮りました。

Dsc_0019

Dsc_0008 今日は雨が降ったり止んだりの天候で、松木沢方面にハイキングに来た宇都宮からの男女カップルの方が渓谷から帰ってきました。「雨のため景色も余り見えず、熊にもキツネにも会えなかった。またの機会に必ず来たいと思います」と言って帰って行きました。その後、松木川の対岸の山の中腹付近に小熊2頭がいるよと女性カメラマンの方が教えてくれました。肉眼でも石の下にいるアリなどを舐めていると思われる行動が見て取れました。残念ながらカメラの倍率が低く写真は撮れませんでしたが、今年はいつもの年に増して熊が出没しているようです。駐車場がある広場の森びとの看板の足も熊の爪で削られてと思われる傷跡がありました。

Dsc_0003

Dsc_0001

Dsc_0022 本日の森とも訪問者は2名でした。またお越しください。

本日の放射線量0.127μ?、舎人は仁平、筆者加賀でした。

足尾・松木沢自然の有り難さが草刈りの疲れを和らげる

1_2  週末から今週の足尾の天気を見ていると間もなく梅雨明けするのではないかという雰囲気です。そんなことを楽しみにして、今日も21日に実施する「足尾ふるさとの森づくり・第1回育樹祭」の準備をしました。

2

3 元気な草

 育樹祭は、昨年植えた場所の除草作業をした後、育てている森を歩いていただき、木々の生長具合を掴んでいただきます。そのための通路の草刈りをしました。日照時間が短いのですが、草は逞しく生長しています。草の茎や葉は1日で刈払い機の刃が切れなくなるほど生長しています。

5

6

4 既に巣立ちをしていた巣・玉子の殻

 昼食前には刈払い機の刃の交換やオイルチェックを行います。

7  午後も草刈りが続きました。朝9時~午後3時までの草刈りは疲れます。作業終了後は、「足尾フォレストコーヒー」を飲んで身体を休めました。

8

12 ホッとする瞬間

9

10

11  対岸の中倉山北斜面にツキノワグマが姿を見せてくれましたので、ホットコーヒーをのみながら暫しの癒し時間となりました。

P7153421  本日の作業は、鎌田、清水、塚崎そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

「杜」という森に込められた想いを胸に森づくり

1 間もなく見られる中倉山の青空

  今から約400年前の伊達政宗は家臣たちに、「屋敷内には飢餓に備えて、栗・梅・柿などの実のなる木や竹を、また、隣との境に杉を植えるように」奨めました。こうしてできた屋敷林と、お寺や神社の林、そして広瀬川の河畔や青葉山の緑が一体となって仙台は、まち全体が緑に包まれまと言います。この「まち全体が緑に包まれる姿」は、明治42年には、「森の都」として仙台の観光案内書に記されています。また、昭和に入って間もない頃には、「杜の都」と表されるようになり、この姿は昭和20年の仙台空襲前まで残っていました。

Photo 足尾「臼沢の森」

「杜の都」の「杜」は、そのまちに暮らす人々が協力し合い、長い年月をかけて育ててきた豊かな緑と暮らす人々の森への願いが込められていることを意味するのではないかと思っています。そこには、「神社や寺、屋敷を囲んでいる『緑』、人々がていねいに手入れをしてきた『緑』が仙台の宝」という市民の想いが込められているように見えます。  

Photo_2  私が、森びとで足尾の草地や荒廃地に植樹して感じていることは、先輩方がよく口にする言葉でもありますが、「人間の都合で木は育たない」ということです。

 今年の梅雨の様に晴れ間が少ない時には“雨が降って植物には良い”と油断していると、昨年植えた幼木は草との競争に負けて、太陽のエネルギーをもらえなくなってしまい、幼木が衰弱する状態にしてしまいます。また、ポットで育てている幼木のポットの底では草の根が充満して、幼木の根を衰弱させてしまいます。仕事の合間に植林ボランティアしている筆者としては、どうしても自分の都合の合間に森づくり活動しなくてはなりません。リタイヤした先輩たちは「俺たちは“サンデー毎日”だ」と言っていますが、足尾の森を観ていると、木々は先輩たちの育樹活動に応えて生長しています。

Photo_3  私たちが育てている森の中には「民集の杜」という一角があります。多分、この名前は先輩たちの色々な想いが込められているのだと思っています。森は、私たちの暮らしで欠かすとのできない役割をもっています。月一回の森作業になっている私ですが、森の大切さを感じる大切な日であります。(事務局 福澤 猛)

いのちをつなぐ森づくり。生物社会の一員に仲間入り。

3連休中日の7月14日、足尾はあいにくの雨降りです。朝9時の気温は19℃。
本日は群馬県・樹徳高校の環境学習サポートが開催されました。当初は“うんしゅう亭”での講義予定でしたが、雨天で肌寒いため、“遊働楽舎・みちくさ”に場所を移し講義が行われました。10時に開講し、オリエンテーションの後、生徒たちは雨具を着用し“民集の杜”の育樹作業に向かいました。

P7141657

P7141594

生徒たちが育樹作業・森の観察をしている間、舎人の仁平さんは先生から贈呈されたブラックベリーをみちくさの庭に植え、草抜きなど育樹作業を行いました。

P7141658

P7141707

P7141693

筆者清水は、“みちくさ”のソーラー発電の充電が不安定なことから、NTT 携帯電話の電波増幅器が使用できない日もあり、小型のソーラーパネルと充電用バッテリーの設置作業を行いました。

P7141674

11時頃、男女二人組のハイカーが「少し休ませてください」と立ち寄り、作業の手を休め話を伺うと、「知人が山(皇海山)で遭難し、何か手がかりが見つからないか」と松木川上流へ捜索に向かうとのこと。濁沢まで行ければということでしたが、雨の中の沢歩きは危険を伴いますので、無事戻ってくることを願い見送りました。

P7141663

 小型ソーラーシステムの設置作業を継続し、曇天でしたがソーラーの発電電圧を測ると20V。十分な電圧です。バッテリーにインバーターを接続し100Vに変換。電波増幅器をつなぐと、動作良、アンテナが1本立ち携帯電話が送受信できるようになりました。緊急時の中継地点(舎人担当在舎日)としてハイカーや登山者の皆さんに利用していただけます。

P7141669

P7141670

 11時50分頃、樹徳高校の皆さんが戻ってきました。昼食休憩をとり、12時45分から意見交換です。高橋副理事長から「地球は大切な友だち」と題して、人間の暮らしの中で身の回りにあるものはみんな「植物」でできていることや、樹種の多い森には多種の虫が生息し、いのちをつなぐ生態系がつくられていることが話され、森びとのつくる森は「メニュー豊富な大衆食堂」と紹介されました。気候変動・異常気象は人間のくらしによって起きており、私たちの暮らしを変えることを真剣に考えようと学生たちに投げかけ意見交換が行われました。

P7141666

P7141752

 植物が生活に取り入れられている事例として、クスノキの葉のにおいを嗅ぎ、虫よけの樟脳に利用されていることや、ヒメスイバの葉で10円玉(銅貨)を磨き、ピカピカになることを実体験し、植物の役割や効能を学んでいました。

P7141732

P7141737

P7141767


 「森とつきあうことは自分のいのちをつないでいくこと」を育樹作業と意見交換で学んだ生徒さんたちは、苗木と同じように少し成長したように感じられました。
「森と生きる」生徒さんたちを引率された教諭のみなさんお疲れ様でした。

P7141760

16時になり“みちくさ”を閉舎すると、知人を捜索に松木渓谷に向かった2人が戻ってきました。「川の水量が増えていて川を渡れないので引き返してきた」と報告してくれました。疲れた様子でしたが2人の顔を見て安心しました。“みちくさ”からダムゲートまで徒歩1時間ほどかかるので、舎人・仁平さんにお願いしダムゲートまで送っていただきました。仁平さんありがとうございました。

P7141697

松木の里はウグイスの鳴き声が響き、草むらでは鹿の群れが草を食み、たくさんのトンボが舞っていました。雨の恵みで草の生長も早いようです。苗木の生長を助けるため育樹作業も進めていきます。

P7141618

P7141632

P7141694


P7141806

本日の放射線量 0.154μsv/h 舎人は仁平、筆者清水でした。

2019年7月14日 (日)

樹徳高校生の皆さん!“森の友だち”になれましたか

 朝8時45分、今日はあいにくの小雨。桐生市の私立樹徳高校生と教諭を待つスタッフたちは、夏休み前の高校生が夏風邪をひいては可哀そうだと、ストーブに火を付けました。その後はホットコーヒーを飲みながらの学習サポートの打合せ。

Photo_2  小川スタッフの先導で車が「みちくさ」に到着、早速、自己紹介と今日のテーマを提案しました。テーマは「森は大切な友だち!」、除草作業を体験しながら森と暮らしの関係を学ぶことにしました。

Photo_3

2  午前中は、樹徳高の先輩たちが植えてきた木々を見て、草と競争している木々を元気にするために、苗木よりも背が高い草を抜きました。

Photo_4

Hxtl2Photo_6  その後は、14年前に植えた「臼沢の森」内に入り、森の機能を感じてもらいました。

Photo_7

Photo_8  昼食後からは意見交換の始まり、草木が暮らしの大部分に役立っていることを話し合いました。クスノキの葉の香りと防虫効果、ヒメスイバの葉で10円玉を磨いて見違えるほどに綺麗になっていく体験、さらには、足尾・松木沢に来る気になった気持ちなどを出し合いました。

2_2

Photo_9

Photo_10  あっという間に帰る時間を迎えたので、それぞれの感想を出し合いました。

Photo_12

Photo_11  皆さんは、はげ山が天然更新して森になっていくには何百年も経つことの実感を持てたようでした。最後は全員で集合写真を撮って別れました。(報告 髙橋佳夫)

 

森びと検索

最近のトラックバック