今日も穏やかな春日和でした(上から、中倉山、グランドキュニオン、臼沢)
一週間、足尾で過ごすと毎日の食事作りに気を使う。毎年人口が減っている足尾町では欲しい食材は簡単に手に入らない場合が多い。こんな時、スタッフからの差し入れがとても有難い。作業初日には、松村スタッフがニンジン、ブロッコリー、からし菜(?)を持ってきてくれた。今日は鎌田さんが山芋、ゴボウ等を差し入れてくれた。疲れた身体を元気にしてくれる食材に感謝です。本当にありがとうございました。
今日の午前中は、作業小屋に山積みしてある間伐材から薪づくり、シロダモや落葉樹の苗木の撒水、沢みず確保ための水路修理、そして新松木の間伐前の調査と工作室作りの続きでした。
午後は、松木沢にもオオムラサキや蝶を飛びそうと計画している「蝶の園」の開墾、そして工作室作りの2班に分かれての作業でした。作業は順調に進み、工作室もサッシ枠の窓が設置できました。
15時過ぎ、作業を終了しようと声をかけると、「蝶の園」開墾作業では中途半端の仕事はやらないというスタッフの意地がさく裂。全員の馬力が爆発して、「蝶の園」最後の大きい石を地中から掘り起し、園から外へ移動しました。鉄筋とツルハシそしてフレコン袋だけを使って運び出しました。
これからは、園にカラタチ、クヌギ、エノキ等を植え、蝶の飛び交う環境を整えていきます。本日の作業は、鎌田、松村宗、橋倉、小川、仁平そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)
2月23日、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊が第5回総会を開催しました。冒頭にこれまでの活動を振り返ろうと、事務局スタッフの佐藤さんと東城敏男さんが協力して作成されたパワーポイントを見ました。
主催者の渡部代表からは「8年前の惨事を決して忘れることはできません。防潮林が壊滅した。今は新たな防潮林の再生に向けてボランティアに支えていただきました。今後ともよろしくお願いしたい」と、挨拶がありました。
来賓として、福島県議会議員の高野光二さん、南相馬市・山田生活環境課課長と辻さん、原町地区連合・白坂議長、そして森びとは筆者が連帯の挨拶をし、衆議院議員・金子恵美さんからは激励メッセージをいただきました。
その後、事務局から1年間の活動経過と決算が報告されたあと、次の1年間の活動計画と予算が提案されました。今後は、第7回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭に関する作業をはじめ、市役所と協力しての第3回~第6回植樹祭会場の育樹活動や第1回植樹祭会場(2013年10月6日)の植生調査を3月に開催すること、4月13日に第1回植樹祭会場の観察会・観桜会を開催することなどが確認されました。
質疑では、「第7回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の概要を教えてほしい」「植樹祭の準備の際にマナー・モラルの問題として、ところ構わずタバコを吸っているので、喫煙所を設けるなどしていただきたい」「第1回から参加しているが、子供の成長と同じようにスクスクと育っている。空気が乾燥していて水やりをしないと(苗木が)枯れてしまうので、10月以降8回水やりをしてきた」「積極的に若い人にも呼び掛けて、応援隊を活性化させよう」などの意見が出されました。
新役員には、岩橋恵美さんが加わり、スタッフの水井清光さん(前市議会議員)が新たに顧問に就任されました。
今年も応援隊は、心をひとつにして南相馬市の新しいふるさとづくりのために、奮闘していく熱意の伝わる総会でした。
(報告:事務局・小林敬)
昼は春の陽気とはいえ朝はフロントガラスが凍る寒さの足尾町赤倉です。今日の天気も昨日に続き、穏やかな春日和でした。(上の写真:午後の足尾松木沢・「臼沢の森」)
朝、スタッフが集合する前の時間、「みちくさ庭」を歩いていると、アジサイの苗が抜かれていました。また、雨が降らない為に乾燥した土が風で吹き飛ばされて、根が地表に露出していましたので、その苗を埋め直す作業をした二人。
あとの三人は工作室を作りました。AI時代が到来し、物の生産過程、流通過程等がなかなか頭に浮かばない子供たちや保護者に、身近な小物を作る場所としての工作室。シニアスタッフが道具の使い方などをサポートする場所が、現在作っている工作室です。今日は、その骨組みを完成しました。
その傍では、昨日に続き、露出している桜の根が乾燥して枯れないように土を被せてやりました。重い石を一輪車で運び出すのはとても大変でした。
「みちくさ庭」ではアジサイの芽、イヌサフランの芽が顔を出しました。福原さんは、自分が植えた水仙が芽をだしているのを観て、顔が微笑んでいました。疲れが和らぐ植物恵みでした。
本日の作業は、小井土、福原、仁平、柳澤、そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)
今日の昼過ぎには気温が16度に上がった足尾松木沢。風もなく、日差しは春でした。青空が綺麗でしたが、春霞の様でした。重い石を一輪車で片づける作業、窯作りで大谷石を運ぶと汗が滲みました。
今日は「冬の森作業」。集った森とも9名は、春が早く訪れるのではないかと、5年前に植えた「民集の杜」内のヤシャブシを伐る作業、
そのスペースにはピザ窯をセットするための大谷石運び、そしてインターネットが接続できないかと電波の試験作業を行いました。
飛行機雲の下でポカポカした陽気でホオジロの囀り声を聴いていると、心が落ち着き、身体の筋肉も引き締まって気持ちの良い一日でした。
昼食を済ませた後は、今年は楽しい森作業をつくろうと!意見交換をしました。スタッフが帰った後、桜の根を傷めないように土をまいてやりました。
本日は「森の案内人」の第四回目を開催しました。午前中は、案内人をする上で必要となる基礎知識として、SDG'sについての学習会と、ここ最近の気候変動に関する動向のおさらいをしました。昼食のあとは全員で、冬の民集の森を散策、振り返りといういつもの流れで一日を終えました。
SDG'sについては、既にご存じの方も多いかもしれませんが、世界の向かう方向性とその真意についてもっと注視していく必要がありそうだという意見が出されました。その上で「世界をもっと良くしていこう」という流れの中で、そして気候変動の影響が私達の生活の中にも顕在化してきた中で、私たち森びとができることは何なのか、ということも詳細に検討が必要だ、という意見も出され、有意義な、(そしてとてもまじめな)学習会となりました。
午後は快晴でしたが、風花舞うなかでの散策です。落葉樹が多い森ですので、この時期は見るものはないと思いがちですが、こうして森づくりに関わったメンバーと歩くと、何かしら見つかったり、エピソードが出てきたりします。
目立ったのがサルによる樹皮の食害でした。最初に見たのがニセアカシアの木。この木は植えた木ではありませんが、見ると綺麗に樹皮が食べられています。他の木は食べずになぜこの木ばかりが食べられるのか。
きっとうまいに違いないという当然の仮説を検証するため、みんなで口にしてみたのですが、これがどうも美味しくない。
結果、きっと漢方のようなものなのだろう、ということで落ち着いたのですがさて真相はいかに。
こちらはサクラの樹皮。綺麗にしゃぶりきっています。相当おいしいのでしょうね(サルにとっては)。こちらもある程度成長した木には目もくれないので、この時期のこの苗木ばかりが被害にあっていました。
この時期は冬芽がよく観察できます。この形も様々です。この木はハクウンボク。エゴノキの仲間です。
こうして枝のあたりが皮が向けたようになっていて、真っすぐ伸びずジグザグになっていることから、別名ひねくれ者の木と名付けました。こうすると覚えやすいですよね。この実は染料を落とすためにも使われるのだとか。
こちらはコナラかミズナラ。わさっと芽があります。
たっぷり2時間。それにしても植樹場所と、その外とのちがい、全然違うというところ、わかりますでしょうか。
この違いが何によって生まれるのか。そんなことも森の案内人で楽しく伝えられたらと考えています。来年度からは実践をしていく予定です。「森の案内人」乞うご期待です!(事務局 小黒)
2月19日、10時の足尾松木は曇り、気温は2℃。足尾ダムからの水もカラカラで、いつものような力は感じられませんでした。久藏川もご覧のとおり、川に水が流れていません。前橋市の1月降水量は0.5mlだけだつたそうですが、今日は、久しぶりの恵みの雨になりそうです。今日の作業も、臼沢西の土留めづくりをすることにしました。
Bハウスにあった甲羅板30枚ほどを荷揚げしました。今日は雨になりそうなので、揚げた30枚を使い切ったら土留めづくりは終わりにしようと打ち合わせし、荷揚げをしました。
揚げた材料が無くなり、作業が終了すると丁度お昼時間になり、午後も土留め材料を揚げて同じ作業をすることにし、下山途中に雨が降りだしてきました。臼沢西は急斜面で足場が不安定なところで、雨が降ると益々危険になることから午後の作業は中止。那須拓陽高校生が植えてくれたエノキがある広場の石ころの片づけをやることとしました。
大きな石は、まんのうを使い転がしていきます。さらに大きい石はフレコンに転がして入れ、二人か三人がかりで引っ張って行きます。何とも凄いオールドパワーです。でも、さすがに皆さん息が上がっていました。
雨もかなり強くなってきたので、少し早めですが今日の作業を終了しました。
本日のスタッフは、鎌田、松村健、松村宗、橋倉、岡安、福原(敬称略)そして筆者加賀でした。
「足尾銅山跡地から地球温暖化にブレーキをかけることはできないか。足尾町の資源を未来へ活かせる事業を考えるべきではないか。そのためには足尾町民と私たちの心をひとつにすることが前提だ。その突破口に、初夏にはホタルの灯りをともしたい」等々、会員の声が弾んだ森びと栃木県ファンクラブ第6回定期総会が昨日(17日)、宇都宮市内で開かれました。
14名が集って話し合った2019年の活動への意見では、先輩スタッフの健康を考えた60歳代シニアのヤル気の発言、あるいは、自分だけの世界に閉じこもっていては世界の動きが曇ってしまうから足尾現地へ入りたいという決意、さらには、太陽光エネルギーは足尾の地でも有難い恵みになっている等の嬉しい声が出されました。
フィリピン共和国 ベンケット州 キブンガン地方・ルボ村からお礼の手紙が届きました。NPO法人WE21ジャパンへ送られてきた手紙を園田さまが送ってくれました。短くまとめて紹介します。
昨年の台風で「足尾スペース」エリアと農場がダメージを受けました。その復興のために、寛大な寄付 (フィリピンペソ 94300.00)を受け取りましたことをお知らせいたします。
皆様の寄付金支援に深く感謝しております。皆様の惜しみない寄付は農場の復興を助け、私達は様々な復興活動や有機農業作業へ積極的に参画できます。
あなた方の思いやり、深い寛大な寄付に、私達は心より感謝の気持ちを村人に広げたいと思います。ルボ村の素晴らしいコミュニティで、村人の前向きな励みになることを期待しています。と同様に、皆様の事業の成功を楽しみにしております。皆様の大きな力に感謝致します!(村議員のサイン)
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