体験の積み重ねの大切さを実感した足尾・松木沢の「秋の感謝デー」
17日までの天気予報とはうってかわって、18日の秋の感謝デーは晴天。久しぶりの感謝デーに参加して心地よい汗を流した。
筆者は臼沢の森西の獣害防止柵設置を手伝った。ハンマーや針金゛の道具を持って現場に行くと、2005年に植えた木々が赤や黄色い葉を残していた。
臼沢の森西は傾斜35度もの急勾配、手ぶらでり登ろうとしても草を頼りに這うような格好をしないと登れない地。何度も滑り落ちそうになりながら、やっと防護柵設置する山の中腹にたどり着くことができた。
現場では、金網を固定する人、杭を打ちと管パイプを刺しこむ人、二人一組に分かれての作業となった。筆者は管パイプを刺しこむ作業を行った。清水副所長と連携プレーでスムースに打ち込んでやろうと思っていたが、岩場と急斜面では一瞬の気の緩みも許してはくれない。5キロ以上もあるハンマーで杭を打ち、管パイプを設置する作業で、私は清水さんにいのちを預けた思いになってハンマーを打ち込んだ。何度もパイプの頭を叩いても杭は深く刺さらなかった。何度も叩いたが杭はグラグラしてハンマーが命中しない、何度か清水さんを危ない思いにさせながら無事に刺すことが出来た。
昼食・交流は、鎌田夫人と鈴木イツ子さんに作っていただいた具沢山のけんちんうどんをごちそうになった。交流では、自然の恵みの有難さを語り合い、年末までの森作業の予定などを話し合った。
清水さんが作業小屋にソーラーパネルを設置し、小屋に灯りがともった時には拍手喝采となった。脱原発!の声が寂しくなり、他方では再稼動や稼働延長が行っている政府と電力会社。私達に求められているのは、出来ることを暮らしに取り入れる具体的な実践であることを実感した一日になった。参加された皆様お疲れ様でした。(理事 大野昭彦)
コメント