人類の生存基盤の将来を見通した森作業
標高約1300㍍の森にカタクリの花が咲きだした。冬は凍土と化すこの地の氷が溶けだすのは例年ならGW頃なのだが、今年は2週間も早い。足尾の桜も2週間以上早く開花した。想定を超える温暖化の影響ではないかと思う。
「地球温暖化は人類の生存基盤のあらゆる面に影響する。・・・想定を超える災害への想像力をもって備えなければならない」と言われている(茨城大学長・三村信男氏)。
昨日は、5/19の足尾植樹祭用の培養土を足尾現地に運んでくれた鎌田、橋倉、加賀そしてや柳澤スタッフ。中型トラックで桐生市から足尾まで二回の往復、夕方6時過ぎまでかかってしまった。お疲れ様でした。
今年の植樹祭では3千本程の苗木を植える予定だが、荒廃地には培養土が欠かせない。この土はやがて苗木たちの栄養になって、苗木が元気に育つと二酸化炭素を吸収してくれる。当会のささやかな地球温暖化にブレーキをかける取組みだ。
三村学長は、「長期的に気候変動の影響が深刻化していく以上、将来の事態に備えた総合的な適応策を進めることが重要」と述べている。今、夢を語っているだけの“つもり人”から、人生の楽園を描き創りだす“つくり人”の歩を一歩すすめることが大事だ。(理事 髙橋佳夫)
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