足尾アルプスのブナを元気にする土留め柵造り
足尾の朝は冷えました。気温は1~2度でした。今日の作業は足尾アルプス中倉山のブナを元気にする土留め柵造り。本番の作業は今月29日の「春の感謝デー」ですが、今日はその準備でした。
7時半に足尾ダムゲート前に集合、鎌田、松村宗、小川スタッフを待って現地入り。登山口で、鉄筋13本、大ハンマー、ノコギリ等を背負子とリュックに縛って出発。筆者は腰痛のためにノコギリ一本でした。
一時間ほど登ると西側稜線に着きますが、途中には、冷えている地にひっそりと咲くスミレ、水仙の黄色い花を見つめながらゆっくり登る。
90分も歩くとガスにかかったブナが見える地点に立つ。ここからはゆっくり登っても40分~50分でブナに会える。今年初の調査なので、ブナの北斜面の土砂がどれだけ流されているのか心配。
ガスにかかった稜線を歩きながら倒木を見つけ、作業手順を考えて現場に到着。4人で土留め柵位置を話し合い、冷えてきたので即、作業開始。
大地は凍っていたが、だいぶ緩んできたので鉄筋はスムースに打てた。鉄筋と鉄筋の間に倒木を並べ、石や枯れ枝で隙間を埋めた。1時間ほどで本番に造る土留め柵が頭に焼き付いた。寒くなってきたので写真を一枚。
遠くから若い男女がブナに会いに来た。北関東三県(栃木、茨城、群馬)の仲間たちが“ブナに会いに来ました!”と挨拶してくれた。ブナに会いに来てくれて“ありがとう!”と記念写真を撮らせていただいた。
その他にも10名程が足尾アルプスの中倉山を訪れていました。登山者からは、「登山口から土を運びますよ」という声が聞こえました。ブナへの色々な想いを寄せている皆さんに感謝でした。(報告 高橋佳夫)
コメント