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2016年8月の19件の記事

2016年8月27日 (土)

静かな雨の一日

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   迷走する台風10号が徐々に勢力を増して日本列島日近づいてきた影響で、今日の松木沢は朝から大粒の雨・・・。向かいの中倉山から流れ出す沢の水量も時間とともに増してくるのが分かるほどの雨。みちくさの天井からも雨漏りが・・・。

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 というわけで、今日の訪問者はみちくさ西側の木立の中に現れた若い雌鹿と・・・

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 ツマグロヒョウモンのオス1羽・・・。

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 たまに聞こえるシカの鳴き声と、秋の訪れを告げる蟲の声の中、いちにちのんびり過ごさせていただきました。

(舎人:小川、小柴 今日の放射能線量は0.140μSv/v)

心を清めてくれた金峰山の森

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 夏休みを利用し、山梨県と長野県の境にある金峰山(きんぷさん)へ登ってきた。この山は日本百名山の一つであり、筆者の両親の実家である甲州の人にとって昔から北鎮として崇拝され、多くの修験者が登拝した信仰の山でもある。(写真上:頂上の五丈岩)

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 今回は、その同じ田舎とする従兄弟と登山をした。ルートは西側の瑞牆山荘を起点としたルートで、最初は標高1.500mのところからはじまり、山頂では2.699mになる。標高差1.000m以上もあることから、標高に応じた森のタイプがみられるのが特徴でもある。(写真上:ミズナラと針葉樹)

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 山頂まで、ずっと登りで、頂上まで約3時間半かかった。途中、標高に応じた森がみられ、稜線にでると視界が開けすばらしい景色をみることができ、森に興味ある筆者としては、飽きることなく楽しめて登れた。(写真上:シャクナゲ)

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 また、同時に、山頂に鎮座している五丈石を拝み、この岩がある金峰山が、昔から筆者の両親の田舎の甲州人たちの信仰の対象として、拝まれていたことを実感する。思わず手を合わせ合掌する。心を清められた思いでもあった。(写真上:ハイマツ)

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 山を登ることは、今、レジャーであり、リクリエーションであるが、同時に、登山は、お参りし、心を清めることであることを感じた。昔から山は信仰の対象であり、山を拝み、山がうみだす恵みをいただきつつ、山とともに生きてきたのである。今回の登山は、お盆の時期と重なっていたこともあり、先祖のことを思い、そんなことを感じた。今後、山・森を知ると同時に、山の信仰についてより知識を深めたいと思った。(写真上:頂上を望む)

(事務局 宮原哲也)

2016年8月25日 (木)

“森の通訳”:言葉、風や雲からの情報には直訳できないことが含まれている

P8230466_640x521 20日の会議では“森の通訳”になって、培った知恵や技を次世代に伝えていくことを目指した後期高齢を迎えるスタッフたち。会議では、月に10日間も足尾入りしている鎌田さんが、森を育てているが「森を眺める日がない」と言ってくれた。これを聞いた筆者は、「危険信号だ」と思った。それほどまでに森作業に追われ、それは森づくりに「“ゆとりが無い”ということであり、怪我(健康管理)や事故(安全対策)の兆し」であると感じた。

P8235605_640x479 会議に参加した次世代の一人から感想が届いた。一部紹介する。Kさんは、「億劫になった」「身体が動かない」と冗談交じりにスタッフが話す姿は、心細く、寂しく感じてしまいました。それ以上に、次世代につなごうという強い思いを感じ、これを受けとめて私なりに一生懸命やろう、と思った会議でした。

P8230473_640x479 スタッフがやってこられたことが並大抵なことではないがゆえに、次世代の一人としてこれからの森づくりの形が見えなかった焦りや不安がありました。ですが、2日間かけて話して、発言して、飲んで、聴いて、笑って、また話して、こうした焦りや不安がとても薄まった気がしています。

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P8230460_640x496 大勢のスタッフ(インタープリター)が生涯現役を名乗っており、一切の労を惜しまず、本気で教える、伝える、と言ってくださるわけで、私たちは、胸を借りればいいのだとわかりました。また、「仕事」とは違うわけだから、もっと広く自由に考えよう、と改めて思いました。そして、オリンピックのアスリートたちのように、「叶えたいことを思い描いて努力する楽しさ」を自分の中に育てていこうと思いました。(Kさんより)

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P8230455_640x479 “森の通訳”とは直訳だけでは人の心や森の悲鳴を伝えきれないのかもしれない。

(理事 髙橋佳夫)

2016年8月23日 (火)

心をこめて育樹しました

台風9号が昨夜のうちに去ってくれたので、朝から作業を始めることができました。曇ったり晴れたりする空模様で、民集の杜の草刈りを行いました。

P1000386この夏、初めて草刈りに入った佐藤悦美さんと筆者はまず、苗木の間を埋め尽くす雑草の勢いに驚きました。苗木が苦しそうに見え、「刈りがいがあるね」と意気込んで作業を開始しました。P1000388

P1000390鎌田・橋倉・松村スタッフは慣れた足取りで分け入り、次々と草を引き抜いたりザクザク刈っていきます。その姿はほとんど埋もれていて、声だけが聞こえていました。P1000395_2筆者も立ったり座ったりして緑の中を前進。特に、雑草をかき分けて苗木を見つけた時は何とも嬉しく、「頑張ってたね」と思わず声をかけました。

P1000391_3これはイノシシが掘り返した痕です。今日も時折巨大ミミズが現れて悦美さんが叫んでいましたが、イノシシの目当てはこれかもしれません。

汗を流して刈り続けていると、「あと1年刈ってやれば、ここはもう大丈夫だろう」と鎌田スタッフたちの話し声が聞こえてきました。これまでの多大な尽力に頭が下がると共に、私も森づくりを支える一人になろうと思いました。

P1000409お昼を食べ、デザートに橋倉スタッフの梨と悦美さんのカステラをいただいているうちに雨が降りだしました。対岸では鹿も立ち往生。

P1000415雷も鳴り始め、残念なことに今日の作業は終了となりました。けれど、2年目の苗木が力強く生長しているのを実感できた日になりました。

P1000430畑からは金糸瓜を収穫。広場では栗と柿の実りも確認できました。秋が近づいています。

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P1000425(報告 事務局 唐澤)

2016年8月21日 (日)

強者から「評論家になるな、実践者になれ!」と強いメッセージをいただいた2日間

 8月20日~21日、栃木県日光市足尾町の公営国民宿舎かじか荘において、森びと東京事務所主催で事務局と事務局スタッフ合同の拡大会議を開催し、10年後を展望して足尾と南相馬での森づくりをどうしていくかを24名が参加の中で話し合ってきました。理事会からは稲葉理事と松井理事にも参加をいただきました。

 冒頭、髙橋副理事長から日本の65歳以上の人口が3,500万人になり、スタッフの皆さんは森(自然)からのメッセージを事務局や若い世代に伝えていく時機に来ているなどとの問題提起を受けました。

P8200004 そして、2016年前半を振り返り、市民フォーラムを開催した南相馬市、栃木県ファンクラブ、千葉県ファンクラブ、森びとから開催してみての報告・感想を巡って議論をしました。成果とすると、暮らしを見直す市民が応えてくれたこと、森ともが増えて感謝ですややると決めたら最後までやり抜くこと、継続してやってほしいという意見があったことでした。課題とすると、当初は「失敗したくない」ことや「恥ずかしい」があったことや自分の立場を明確にし、思ったことをやってみるべきだということでした。

P8200006 植樹祭に関してでは、5月に開催した第35回「足尾・ふるさとの森づくり」では、味噌汁担当であった事務局の1人がスタッフの松村宗雄さんにつくり方を教わる日に遅刻をし、「1日のスケジュールが狂ってしまった」と叱責をもらった後、遅刻をしてしまった自分に矢印を向け、心を入れ替えて当日はもとより足尾の作業に積極的に関わるようになったことが報告され、相手を思い欠点を厳しく言うことが大切であることが私の胸に突き刺さりました。今年も積極的にプライベートの森づくり(桐生ロータリーアクトクラブとロータリークラブ、樹徳高校、フィリピン研修)を受け入れてきましたが、それぞれ実態をふまえて参加をされた方々の心に木を植えていくのか(「気配り・目配り・心配り」の大切さ)を体現していく難しさも語られていました。

 その後、足尾育樹グループ・足尾育苗グループ・南相馬市グループに分かれて、「10年間で培った大切な知恵と技の宝物を“森の語り部”(通訳)となって次世代に語り継ごう!」をテーマに議論をしました。

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20160821_083945 今朝、昨日の各グループでの議論の報告を受けました。足尾育樹グループの加賀スタッフからは、うれしかったこととしては「(足尾に入ると)都会に帰りたくなくなる」「身体が(足尾に行くことを要求している)」、つらかったこととしては「臼沢に黒土などを荷揚げした時」、「苗木を枯らしてしまった時」などが出されました。今後の森づくりでは、「新しいリーダーづくりと松木村をトータルに考えて、どのような森の形にしていくのかイメージをしていくこと」、そして「人がいないと作業が進まないので1人が1人を連れてくるようにしていく」ことが報告されました。

20160821_092750_2 足尾育苗グループの福田スタッフからは、うれしかったこととしては「いろんな人と出会える」、自身の課題としては「継続して活動を続けることは大前提である」などが出されました。今後としては、「成長の悪いところの調査も必要ではないか」、「みちくさ訪問者への森ともになってもらうためのアプローチが弱いのではないか」など報告がされました。

20160821_094356_2 南相馬市グループの岩橋事務局からは、うれしかったこととして「新たな人(市民)が参加をしてくれていること」「応援隊のスタッフ同士の意見交換ができてきた」、つらかったこととしては「苗木を枯らしてしまったこと」などが出されました。今後学び経験したいこととしては「育樹・育苗セミナーを開催し、苗分けのやり方や土の作り方、トレイの置き方などをプロから教わり、目から鱗が落ちたので、継続していきたい」など報告がされました。

20160821_095223 最後に、スタッフから事務局への指摘をいただきました。「最低月1回は足尾に入ろう」「(次から次に作業があるので)自分が育てた苗木を眺められる日がない」「植樹祭で参加をされた方々に、いったん木を植えると自分では動けないなどと言うけれど、植えた後に下草刈りを3年間やるという人がいるのか。俺は枯れないようにしたいから足尾に入っている」「現場を知ってほしい」など厳しい意見が出されました。スタッフの方々の足尾にかける情熱を受け止め、事務局1人ひとりができることは何かを議論し、技術継承を受けながら、指摘をいただいたことを克服していきたいと思いました。人間の都合にあわせていては決して森づくりはできず、現場に立ち自然とともに森づくりをしていくことの原点に立ち返る有意義な2日間となりました。スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。今後もよろしくお願い致します。(事務局・小林敬)

2016年8月19日 (金)

世界で初めて経験する少子高齢化社会下での“森とも”の生き方は?

P8165581_640x487 連日、熱帯低気圧の影響で局地的に大雨が降っている。その量も半端でなく、1時間に約100㎜以上降っている。17日には栃木県鹿沼市付近、18日には栃木県宇都宮市付近でその量を観測した。

P8195596_640x555 今日も蝉は鳴かないで、どうしてなのかと調べてみると、蝉は羽と腹を擦って摩擦音を出すが、その音を腹(共鳴室)で大きくしているらしい。湿気が多いと擦っても音が出しづらいのだろう。

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P8195593_640x479 ところで台風7号が九州、四国、本州を避けて北海道襟裳岬付近に上陸したのは23年ぶり。気象予報士の森田さんによると、「今年の台風発生は統計史上2番目に遅く、発生したと思ったら中心気圧が900hPaまで下がり(1号の中心気圧がここまで下がるのは統計史上初)、コースも異例でした」、と言う。また、「8月に入ってからの5~7号のコースは、今年の夏を象徴したコースとなり、東の海上を進まざるを得なくなり、台風7号はダイレクトに北海道に上陸。これは1993年の11号以来、23年ぶり」という。

P7174931_640x544 どうも地球の気温を調整している一方の海水の循環(深層循環)が変動しているのかもしれない。他方の森の調整機能も苦戦しているので、真剣・本気になって暮らし方を変えていかなくてはならない。明日の会議では、そんな視点から後期高齢を迎える“森とも”の生き方を話し合いたい。(理事 髙橋佳夫)

2016年8月16日 (火)

足尾松木沢・臼沢の森の草刈り終わる

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Image1_226x180 台風7号が接近する本日、足尾松木沢には6名の森びとスタッフが集い、朝9時から臼沢の森の草刈りを行いました。途中、つね吉が朝のあいさつ。足尾の森をよろしくね、と一言話している様でした。

Image2_460x347 作業前にはしっかりと打ち合わせとケガのないように道具をチェックしました。安全を第一に考えて森づくりをすることで足尾の森を10年以上育てられています。

Img_1315_480x640 臼沢の森に入ると、まるで避暑地に来たかのような涼しさがありました。スタッフから「足尾の軽井沢だなあー」、という言葉が出るほどの心地よさでした。

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Img_1316_429x319 森を抜けて登っていくと、そこは大きく育った草が私たちを待っていました。6人のスタッフで3時間かけて草を刈り、臼沢の森上部のほとんどの草を刈り終えました。

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Img_1319_466x427 楽しみにしていた昼食になり、普段身体を動かしていない筆者は弁当を普段よりも美味しくいただくことができました。その上、松村スタッフから新鮮な野菜の差し入れを頂き、家で待つ妻に新鮮なお土産ができました。松村さん、ありがとうございました。

Img_1317 今夜は台風7号に備えますが、北海道が台風の直撃を受けるのは、気流の温度と流れがいつもと違うのかなあー、と気象の変化が気にかかります。足尾で育てている木々たちは異常気象に負けないでほしいと願って、帰路につきました。本日のボランティアは、鎌田、松村、橋倉、小川、福原さんでした。(事務局 福澤 猛)

2016年8月15日 (月)

地域に根を張る“森の通訳”を目指して

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P6064430_640x523 霧がかかっている森では蝉が鳴かない。どうしてなのか解らないが、湿気で羽を擦っても音が出ないのか。12年以上も森に向き合っているのに、解らない事ばかりである。

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P8135535_640x591 分かることは、人やウサギ、リスなど全ての生き物が森に生かされているということだ。

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 12年前に60歳だったスタッフは72歳になる。そのスタッフ達は気持ち的には体力に自信があるというが、体力は衰えている。体力以外にも反射神経なども鈍くなってきている。“山と心に木を植える”森づくり運動の強者たちは、そろそろ、次世代にその情熱と技を引き継がなければならい。

P8150448_640x480 東京事務所は今週末、事務局とスタッフの合同会議を足尾で開く。森づくり運動で体得してきた知恵と技を、地球の悲鳴を次世代に“通訳”していなかくてはならない。インターネットやTV等の情報だけで「分かっているつもり」、「知っているつもり」の若者たちに、自然界からの叫びや悲鳴を“通訳”できるスタッフに向けて、討論を深めたい。(理事 髙橋佳夫)

 

2016年8月14日 (日)

下界の暑さを忘れる足尾・松木渓谷の旧盆

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 静かな旧盆の中日、朝の気温は24.5℃。中倉山の頂上はガスに覆われていました。午前中は沢風もなく、松木川の水の流れる音、ホオジロの囀りだけが聴こえていました。

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 ススキの穂も色づき、月見草の黄色の花びらがしっとりしていました。地ではバッタがあまりの静けさに驚いたか、身動きしません。鹿たちものんびりと対岸で草を食べていました。

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 沢風が暖かい風を吹き上げてきた11時過ぎ、茨城県から来た宮田さんが寄ってくれました。彼は、先日、中倉山に登り、稜線から松木川を見下ろし時、製錬工場閉鎖から30数年経っているのにあまりにも荒廃している地があるとは、と感じて訪れたと言っていました。立ち話をした後、松木渓谷へ向って歩いていきました。

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 午後二時半頃、「6号ダムまで行ってきました」と宮田さんが寄ってくれました。彼は、「初めての松木沢は素晴らしかったです。緑豊かな森になっていくことを願っています」、とノートに書き、寄付をしてくれました。再開の話をしながら、帰路につきました。

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 同時間、新宿区から来たという男女。背には犬を三匹背負い、「みちくさ」で一休み。冷たい水を飲み終わると、「足尾キャニオンを見てきます」、と松木渓谷へ向って行きました。帰り際に寄付をしていただきました。

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 とても静かで、心地よい涼しい沢風、そして秋の恵みが待ち遠しいひと時でした。 (舎人:高橋佳夫、手伝い:高橋よし子。今日の放射能線量は0.15μSv/vでした)

 

2016年8月13日 (土)

虫たちや先祖達も、暑い夏に少しバテ気味?

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今朝の足尾は、晴れて、空気がピーンと張り詰めていて静寂に包まれていました。

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今日は、お盆の入りなのでみちくさをオープンする前に、旧松木村のご先祖様のお墓にお花を添えて手を合わせてきました。  お墓参りから戻ってから遊動学舎「みちくさ」をオープンしました。オープンすると、宇都宮市在住の滝沢さん親子と小柴さんが、遊びにきてくれました。

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午前中に、気温が30℃になってとても蒸し暑くて、虫たちも暑いのか、石のうえや、草むらの涼しいところや、トンボたちは、棒などのうえで止まって涼んでいました。

Dsc_0039お昼過ぎに、桐生市から関根さんが、友人と二人でよってくれました。朝早くから釣りをしていたが水の中も暑いのか、魚の食いつきがあまりよくないと行っていました。

Dsc_0051午後から、苗たちにたっぷりとお水をやってから帰路につきました。

(本日の放射線量 0.159usv/h    天気晴れのち曇り 舎人:加賀・武田)

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