2025年9月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

« 2015年6月 | メイン | 2015年8月 »

2015年7月の31件の記事

2015年7月15日 (水)

梅雨が明ける前に八幡平の青空の下で未来のいのちを育む森作業

Img_0982 6月27日に開催予定だった「八幡平ふるさとの森づくり」は悪天候のため中止としました。その後、苗木たちの生長にはとても良い天気が続きましたので、当事務所は7月10日には植えられなかった苗木を植え、11日には苗分けをしました。

Img_0991 植樹会場にはブルーシートを覆って土の流れを防いでいましたが、シートを開けると畝には草が青々と生えていましたので、植樹は草取りをしながらの森作業でした。

Img_1107 両日とも天候に恵まれ、JREU盛岡、秋田、仙台の組合員の皆さんとその家族によって無事に森作業を行う事ができました。

Img_1035

Img_1080 苗分けは二日分の作業を一日でやろうとしましたので、少し残りましたがこれは事務所スタッフが責任をもって行う事にしました。

 

Img_1086

Img_1090

Img_1084みちのく事務所スタッフ合わせて68名で行った森作業は、大人が幼児に教えながらのシーンも見られ、未来のいのちを育む森がこの幼児たちの恵みなってくれればと願うひと時もありました。参加して頂いた皆様、本当にありがとうございました。(みちのく事務所スタッフ)

2015年7月14日 (火)

なかなか手強い? 臼沢の草刈り作業(森作業 二日目)

朝の天気予報ニュースでは、各チヤンネルとも「今日は、猛暑日になります」と自信満々でニュースキャスターのみなさんが話している姿に「本当~!何とかならない」と想いながら集合場所(銅親水公園ダムゲート)に向かいました。

すでに、作業小屋の温度計は29℃を指していました。今日の作業は、昨日の続きの「草刈り作業」です。刈り払い機の調子を見るために作業開始前の点検作業は、「さすが~」とうなずきました。

臼沢の階段を登るのもあっという間に、現場から刈り払い機のエンジン音が聞こえ作業が始まりました。今日は、昨日と違い4名の作業となりました。

P7140036少数精鋭とはこのことかと思わんばかりの作業実態でした。

P7140032傾斜があるなかでの草刈り作業は、注意を十分しなければなりません。

P7140047また、猛暑の中での作業は滴る汗を気にしながらの作業は、いままでの作業の何倍も過酷です。しかし、安全に十分注意を払いながら、第2ブロックを終了し、第3ブロックに入りました。ということで、今日はここでタイムアップして作業は終了としました。

P7140056草刈り後のスナップ写真です。

午後の作業は、ポットの草取り作業です。苗木にとって草がポットに生えてくることは大変なことで時には、枯れてしまうこともあります。丁寧に、ポットの苗木に「大きくなあれ~」と声をかけながら作業をしてくれました。(インストラクターの神田さん)

P7140061_2今日の最後の作業は、水蒔き作業です。連日の猛暑で苗木たちは悲鳴を上げています。スタッフの松村(宗)さんの一言は、「もう少し、遅かったら全滅だった」という話がされました。ドッキとしました、お天気の様子を考えながら、そして、現場では「何を、するべきか」を考えさせられました。(スタッフ 仁平範義)

2015年7月13日 (月)

今日から夏の森作業 初日、臼沢の森から清涼な風が・・

森とものみなさん~ 夏の森作業が今日から始まりました。

作業小屋にある温度計は、30度を超えどんどん上がっていくことが実感できました。そんななか、今日は、たくさんの森とものみなさんが集まってくれました。

2015_0713_093547dscn1389作業打合せは、入念に行い熱中症などの注意等を行い、臼沢の森へ向かいました。ここから草刈り会場に辿りつくまでは気持ちで負けないように、決意の一枚をカメラに収めました。

P7130002今日の作業は、一班が臼沢の草刈り、二班が苗床の整備作業と二つに分かれての作業です。一班は、臼沢の森の頂上付近を草刈り機で刈り取り、また、女性のみなさんたちはノコギリ鎌で丁寧に雑草を刈りこんでくれました。女性たちの作業は、暑さもものともせずの頑張りでした。

P7130006

作業の休憩には、清々しい風が臼沢の森から吹いてきて「気持ちいい~」との声があがりました。

Cimg8999

2015_0713_101113dscn1391_2森びとの人気スポット=臼沢の乙女の前で、ハイ パチリ

作業の区切りを見ながら、今日の作業を終了して下山としました。途中「とても楽しかった~」などの声も聞こえ、みんなで頑張った充実感を味わいました。

P7130013今日は、色々なことが起きた一日でした。四川料理を頂くこともできました。稲葉理事が作業小屋に来てくれ美味しい料理をご馳走になりました。理由は、染め物(ヤシャブシ染め)の実情を調べに見えました。

二班の苗床の整備作業も順調に行われました。今年から、苗床の使用方を、落葉広葉樹と常緑照葉樹の置き場を区別することがきっかけです。南相馬市の防潮堤の取り組みなどもあり、樹種の選定などをわかりやすくすることが必要になってきたからです。

P7130023

 今年も苗床作業・草刈り作業・育苗作業・植樹作業など森づくり作業は沢山あります。

P7130028

森とものみなさん、苗木たちもこの暑さのなか必死に頑張っています。10年が経過した足尾の森を見に来てください。(スタッフ 仁平範義)

 

 

 

2015年7月12日 (日)

森の力に寄り添って生きることの有り難さ感じたい

P7100473_640x497 今日は熱中症で二人が亡くなったニュースが報じられました。その一人が北海道というので驚きました。暑さで筆者が住む東京のアパートではアゲハチョウが蜜を探していました。それにしても気候変動が暮らしに様々な影響が出てきているようです。

P7080458_640x476 5日の第2回理事会では8月29日に計画している「心の森探訪in赤谷の森」の企画案(関東森林管理局赤谷森林ふれあい推進センター)を受けて、計画通り実施していくことになりました。間もなく会員の皆さんへ参加呼びかけを始めます。

P1010257_480x640 今年は、明治神宮に木を植えて100年目です。この森は木々の力で当初の計画通りの森に育っているようです。生態系も豊かになり、森を調査している学者、研究者が驚いていた、とテレビで報道されていました。

P1010276_640x480「心の森探訪in赤谷」では、人工林を伐採した地に自然の力(天然更新)で森がつくられている様子が分かります。現地に入ると、来年で10年を迎える木々たちの生長に、素晴らしい自然の力に驚くことでしょう。お楽しみに。

P1010270_640x520 今週は人間の力の素晴らしさも実感したいですね。写真は、林道に目立っていたアブラチャン。(理事 髙橋佳夫)

足尾・松木沢渓谷を紹介するグループが訪れる

Photo 本日の「みちくさ」最初の訪問者は群馬から「写真を頼りに行うゲーム」で足尾を紹介するため下見に見えた平野さん2人でした。銅山跡の黒い斜面が印象的で、反面・緑を増やす活動に興味を示してくれました。

Photo_2 次に立ち寄ってくれましたのは、みどり市大間々町の若い男女お二人・10日に解禁になり釣りを楽しんでの帰りで、ツキノワグマのDVDを観賞して頂き感動していました。釣果はまずまずで20日も来ますので立ち寄らせて頂きますと、下山していきました。お待ちしております。

Photo_3 育苗作業は、加賀・福田さんスタッフが撒水・ポット苗の草取りを暑い中、日射病を避けて行い、舎人の小川さんは、みちくさ周辺の草刈をしてくれました。

Photo_4

Photo_5

Photo_6

本日は「宇都宮空襲の日」、キャンドル・灯篭流しの任についていると加賀ステッフは下山していきました。

本日の線量:0、173μsv/h             舎人・小川、松井

2015年7月11日 (土)

快晴の松木沢渓谷・ハイカー入下山少ない日。残念!

この松木沢・遊働楽舎「みちくさ」を初めて訪れた方々から「入山すると景色が一変する」の驚きの声と「自然を壊すのも守るのも人間である」ことを学びました。何か協力することがあれば行いたいと「森とも」ノートに記してくれます。森づくりの大変さを理解して戴けることは大変励ましになります。 Imgp0695

今朝は、雲一つない快晴の松木沢渓谷でした。朝一番、森作業に来ました松村(宗)スタッフから「熊手に挑戦してみました」と手作りの熊手を拝見し、出来栄えは素晴らしく、特に曲がり具合いが何とも言えない仕上がりです。(写真左・右は既製品)(下は最後の仕上げをする松村スタッフ)

 Imgp0694

 Imgp0702_2 本日は数名のクライマーが入下山しましたが、立ち寄ってくれましたのは、太田市の鈴木さん1人でした。ジャンダルムから中倉山へ・・・基部から右ハンゼへ登って見ましたが、ガラ場が急で止めました。よく通ったジャンダルダム、もう昔の身のこなしはなくなってしまいました。帰りに松木川で石伝えに渡ろうとして、滑り下半身を濡らしてしまいました。ああ・・・。と反省と安全に登山することの大切さを述べて下さいました。  

Imgp0701 みちくさ下の松村さんの畑:可愛く八頭がすくすくと生長、ノカンゾウの花が今にも咲そうです。森ともが訪れない時間帯はポット苗の草取りを行いました。 

Imgp0699_2

Imgp0698 Imgp0703 ハイカー・クライマーの皆さん真夏の松木沢渓谷でお待ちしております。

         本日の線量:0,153μsv/h    舎人:岡安・松井

 

2015年7月 9日 (木)

草木の生きる勢いに驚きながら、臼沢の森草刈り始まる

Photo 昨日の作業は、今にも雨が降り出しそうな空の下で刈り払い機の始動・点検からはじめました。森作業は臼沢の森の草刈りです。今年から各スタッフが森の担当をしていますが、臼沢の森は松村スタッフと小川スタッフが担当者。二人は先月から現地に登り、草刈りの準備をしていましたので、二人の作業指示を受けての草刈りでした。

Photo_2 筆者は久々の臼沢の森なので、草刈り現場までの紹介を実況中継的にお知らせします。第1ゲートから森の入口に向かう作業通路の周りは一面草に覆われていて、先が思いやられる気がしました。

Photo_3 しかし、2005年の森に足を一歩踏み込むと、樹高7mを超す木々たちのトンネルが私たちを迎えてくれました。森の中はほんの少しの草が生えているだけで、宮脇昭先生が教えてくれた通りの森が育っています。「最低3年間は草を刈ってあげなさい。それから後は手を加えなくても大丈夫」と言っていた宮脇先生。

Photo_4 さらに階段を登って行くと、私たちが「臼沢の乙女」と命名したシラカンバの樹があります。しばらく見ない間にウエストが30㎝位になってきていて「臼沢の母」か「臼沢のおばさん」(笑)と呼ばれるようになるかもしれません。

Photo_5 昨日の森作業現場は、2013年に植樹をした臼沢の森最上部です。イノシシとシカの食害に合って、大きな被害を出したところです。現場は、ススキなどの草に覆われ、太陽の光を十分受け止められない状況でした。草の陰に隠れひっそりと生きているヤマモミジを見ると「頑張れよ!」と声をかけたくなりました。

Photo_6

Photo_7 草刈り作業は、防虫ネットで完全武装した鎌田スタッフを含め4人で行い、帰り(下山)がけに階段の草をきれいに刈り取りました。これは、13日から始まる「夏の森作業」に協力してくれるボランティアを迎える準備です。

Photo_8

Photo_9 事前に苗木に目印を付けてくれた臼沢の森担当者の段取りに感謝しました。草と一緒に苗木を刈らずに済みました。

Photo_10 鎌田、松村(宗)、小川各スタッフの皆さん!お疲れ様でした。(スタッフ 橋倉喜一)

 

2015年7月 6日 (月)

原発に頼らない森と生きる暮らしで地球温暖化を防ごう!

P7050446_640x480 台風9号~11号の進路が心配です。昨日は第2回理事会を東京都内で開催しました。会議は全理事の出席と事務局員の出席で進められ、年内の事業に関する基本指針を審議しました。

400x310 時間を割いて審議した議題は、当委員会の目的である地球温暖化をこれ以上進行させないために暮らしを見直す意識を高めていくことでした。審議の結果、“原発に頼らない森と生きるライフスタイル”を具体的に描いていくための学習・意見交換の場を、年末にパリで予定されているCOP21前(11月)につくることにしました。

Photo 会議で岸井理事長は、IPCC報告やフランシスコ・ローマ法王の「回勅」を重く受け止めて、世界の人々がひとつとなってこの地球温暖化問題と向き合うために、市民レベルの意識を高め、暮らしの中から温室効果ガスを削減できるスタイルをつくりだしたい、と提起しました。

 

P7050451_640x480それを受けて全理事と事務局が実行委員となって11月へ向けてその企画・準備をすることになりました。

208x191 ちなみに、フランシスコ・ローマ法王は先月18日、地球温暖化について「今世紀にとてつもない気候変動と生態系の未曾有の破壊が起き、深刻な結果を招きかねない」と警告しました。「回勅」とは、カトリック教会の教義の指針となる原則を集めた文書。世界のカトリック者にあてた権威ある指針となっている。(理事 髙橋佳夫)

 

のんびりと梅雨明けを待った足尾松木沢

Dscf2494_640x480

 7月に入り最初の土曜日の4日、梅雨の晴れ間とはいきませんが雨が降らないうっとうしい蒸した一日でした。こんな天候ですから午前中は遊働楽舎を訪れた方はいませんでした。

Dscf2493_640x480

 しかし、午後になると川口市の行政書士の方15人が足尾銅山観光の傍ら見えられました。でも時間が無いようでしたので、舎に寄ることなく帰られました。

Dscf2499_640x485

 そんな日でしたので、久しぶりにカメラを持ってぶらぶらと歩いてきました。荒廃した足尾には生き物が少ないと思っている方が多いと思いますが、じっくりと草地に目を向けると多くの生き物たちが生きています。なんとヤゴの抜け殻を発見、どんなトンボかなと思い、カメラに収めました。

Dscf2490_640x506

そのトンボらしいトンボも発見、その傍には蝶も羽を休めていました。

Dscf2497_640x560

 また、ネジバナも草むらの中からピンク色下可憐な花を見せてくれました。この花を見ると、足尾にも夏がやってきた気がします。

Dscf2502_640x480

 みちくさの畑では、ごま、やつ頭(里芋の一種)、菊芋を作っています。元松木村人たちも栽培していただろうと思って、その作物に挑戦しています。少量ですが、これからは大豆、小豆、馬鈴薯、イモ、人参、大根にも挑戦してみます。

Dscf2495_640x515

 久しぶりにのんびりした足尾・松木渓谷入口の一日でした。(舎人: 岡安、松村宗、 今日の放射線量は 0,167μSvでした)

 

2015年7月 4日 (土)

食中毒シーズンに耳寄りな話?

P3226302_640x517

 今年の梅雨は長引くそうだ。レルニーニョが影響していると気象庁は述べている。この時季、足尾銅山労働者が住んでいた長屋を借りて森作業をしていると、食中毒に気をつかう。

P1010099

 今年、Yさんから提供された中古の冷蔵ケースがそれに役立っている。食材が腐りやすい時季、スーパーも近くにない長屋では、食材を長持ちさせるものが木の空き箱であることに気が付いた。クッキー等が入っていた箱を捨てないで、その中に野菜や果物をいれて保存していると、そのままケースに入れて保存するのとは傷み具合が違う。長持ちするのである。

P1010123

 昨年11月、森びと設立10年記念の講演会で講演してくれた志村史夫先生は、「木に惚れる」と題して話をしてくれた。そこで紹介されたのが、木の箱に入れたパンとバナナ、それらを箱に入れない場合と入れた場合の腐り具合であった。一週間後の結果は、箱に入れたパンとバナナが腐りにくいということであった。箱に入れないパンはカビが生えて黒くなり、バナナも黄色い色が黒くなりはじまっていた。

 これを足尾の長屋で実践している。箱の材は洋材なので今年の夏は、スギ、クスノキ、アオモリヒバ等の材を探して、冷蔵ケース用の箱を作ってみたい。

P7040441

 何年か前、0157菌が社会問題になったが、弘前大学の研究結果ではアオモリヒパに含まれている物質には抗菌作用があり、この051菌を殺菌するという記事を読んだ記憶がある。

以前紹介したが、田中修著『植物はすごい』(中公新書)には、こうした草木のいのちを守るための物質が、実は人間のいのちを守ってくれることにもつながっていることが解る。

P7040445

 そういえば現役の頃に寿司屋で寿司を食べた時、寿司ネタは檜の葉や笹の葉の上に並べてあった。ヒノキ油の成分のヒノキチオールが「フィットンチッド」と呼ばれる香りとなって、殺菌抗菌作用をしてくれる、と田中修さんは著に書いている。

P7040442

 野菜や果物が安く帰る時、少し多めに買って保存しておくのに役立つのが木の箱である。冷蔵庫の野菜室に木の箱を入れ、その中に野菜や果物を保存してみるとよい。試した結果をみんなで分かちあいたいですね。さらに、中々殺菌できない“民意圧殺菌”も皆でなんとかしたいですね。(OWL)

森びと検索

最近のトラックバック