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2014年7月の26件の記事

2014年7月19日 (土)

夏の森作業最終日、若木に元気を与えてくれた皆さんに感謝!

Dscf8371 今日も豪雨に遭いました。朝8時半頃から一時間程に豪雨があり、森作業が始まる頃には雨が止み、作業を終了する頃には、また、豪雨になるという一日でした。

Dscf8392 夏の森作業の最終日にはJREU東京、大宮、長野の組合員13名が手伝いに来てくれました。 

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P7193997蜂の巣などに注意して、今日も腰ぐらいに伸びた草を刈りました。

Dscf8398 12時過ぎると小雨が降り出し、間もなく豪雨模様でしたので本日の作業を切り上げました。

Cimg1497 昼食・交流会では、「何年前に階段を作ってきた。今日、その階段を登って草刈りに行ったが、腐りかけていた階段を見て何となくいい気分でした」と、感想を述べてくれました。

Cimg1498 本日で夏の森作業は終わりですが、蒸し暑い環境から若木を開放してくれましたJREU組合員の皆さん、ありがとうございました。(事務局 小黒、武田)

足尾町の“素晴らしい自然の価値”は発見できますよ!

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 今日の足尾・松木沢渓谷は豪雨の連続でした。バケツをひっくり返した程の豪雨が約30分降ったと思ったら、15分ほど雨が止み、また豪雨という連続の一日でした。ということでみちくさ訪問者はいませんでした。

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 そんなわけで夏休みに入りましたので松木渓谷を訪れる皆さんに気持ち良く過ごしていただければと思い、「遊働楽舎」周辺の草刈りをしました。

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 みちくさ訪問者も毎年増えていますが、足尾町の活性化をめざしている「足尾丸ごと井戸端会議」の山田さんから案内された講演会に顔を出してきました。

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 「故郷と現代を生きる」と題した講演で、講演者は足尾出身の新井良亮さん(株式会社ルミネ代表取締役社長)でした。新井さんは、ルミネ経営から世界と日本の動向を観て、足尾町の活性化へ?がるヒントを提案していました。講演会には100名以上の住民が参加し、皆さんは熱心にメモを取るなどしていました。

 

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 森びとからは、新井さんも提案していた“現在の足尾の価値と文化を見出すことが大切だ。その一つに中倉山に一世紀以上も生きるブナがあるのではないか”等を話してきました。松木沢に棲むホンドキツネやトンボたちと共に生きることの素晴らしさが、足尾の価値のひとつではないでしょうか。(舎人:岡安、清水。本日の放射線線量は0.28μSv/hでした)

2014年7月18日 (金)

森の力は人の支えが必要な時がある・・森作業4日目

P7188126 初めての豪雨の音で目が覚めました。深夜2時半頃、「どくだみ荘」の屋根にはバケツをひっくり返したような雨音がしたとおもったら、稲妻と共に窓ガラスが割れるような雷鳴がしました。

P7183941 夏の森作業の4日目の朝は雨が降ったり止んだりでしたので、手伝いに来てくれたJREU八王子の皆さんとスタッフは臼沢の森の草刈りをしてくれました。

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P7183932 草は写真のように肩ほどまで伸びているものもあり、この草地の中の苗木を伐らないように一本毎苗を確認しながら草を刈りました。その周囲を鎌田スタッフ、松井スタッフが刈り払い機で草を一気に刈っていきました。

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P7183951 草を刈った後では満足感?

P7183953 昼過ぎになると暗雲が垂れ、雨が降ってきましたので作業を中止しました。午後1時過ぎに着替えて作業小屋に集まり、遅い昼食をとりました。ノンアルコールビールを飲みながら、地球上の異常気象の話などをしました。

P7183958 2時過ぎるとバケツをひっくり返したような雨が降ってきましたので、ボランティアの皆さんは急いで帰り支度をして帰路に着きました。

P7188145 森びと広場から臼沢の森を見上げると、夏の森作業の進展がはっきり分かります。若木たちも今までのような蒸し暑い草から解放されてさぞかし元気をだして大きく育っていくことでしょう。JREUの組合員の皆さん、雨の中での森作業お疲れ様でした。(理事 高橋佳夫)

2014年7月17日 (木)

草刈で暮らしを見つめるヒントが見えてきた?

P1010988 本日も天気に恵まれ「若木に爽やかな風を」と草刈を行いました。爽やかな風を吹き込んでくれましたのは、JREU高崎、横浜、水戸の13名の皆さんでした。

P1010978 600段の階段を登り作業場所に到着。作業を始めると近くの木で応援してくれるかの様に、鶯が囀りました。一方では、カラスが餌を求めて周りに集まり様子を伺っていました。時々吹く風に助けられ汗を拭きながら皆さんは、一生懸命草刈をし予定以上の成果を上げてくれました。

P1010989 作業後の昼食・交流会では美味しいビールとノンアルコールで喉を潤し、松村宗雄さんから頂いた梅ジャムを胡瓜に付けて頂き、疲れた身体を回復することができました。美味しい梅ジャムありがとうございました。

Cimg6438 交流の中で、9年前から参加している高崎の方から「森びと先輩スタッフの準備と作業に頭が下がります」「鉄道の仕事で足尾に入っていました。森づくりをすると聞き、ここで森が出来るのかな?と思いつつ参加してきました」「素晴らしい森になり感動しています」と感想が述べられました。

Cimg6440 また、初めて参加した水戸の若者は、「草刈りをしながら木の大切を考えました。今使っている割り箸は無駄に出来ない」と述べてくれました。

P1010990 経済優先で二酸化炭素(CO2)削減量が決められない国際社会の現実を眼の前にしている私たちは、できることを進めて行きましょう。(理事・松井富夫)

苗木の力強さには頭が下がります

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 昨日16日は、夏の森作業2日目でした。足尾・臼沢の森は湿度が高く、身体に堪える作業となりましたが、集まってくれたJREU東京、高崎、長野、大宮の組合員の皆さん18名と事務局5名で草刈りをやり抜きました。

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 下草刈りは2013年に植樹した箇所から初めて12年植樹場所まで進めることができました。汗で身体がびしょ濡れとなった方もいましたが、とても気持ちのいい汗をかきました。

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 今年から新たに草刈鋏を取り入れていますので、腰を痛めることなく下草を刈ることができました。最後は人間の手(ノコギリガマ)で下草を刈ると青々とした葉を茂らせた若木が、太陽の陽を浴びパワーを吸収していました。

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 昼食を摂りながらの交流では、「自然を壊すのも人間!自然を蘇らせるのも人間の手が大切になりますね!」、と感想が出されました。また、たっぷりと汗をかいた私たちには味噌汁の塩気がたまらなくおいしく感じました。

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 この臼沢の森は05年から植えてきましたが、その森を登っていく途中、私は「本当にこの森を私たちが育てているのだ」、と思いました。僕たちが現役を引退する30年後が楽しみです。足尾の歴史を忘れずに、これからも森づくりを進めたいと改めて思いました。(事務局 水落一郎)

2014年7月16日 (水)

平穏な真夏を迎えたいですね

P7153895 「おはようございます。足尾町赤倉の社宅(どくだみ荘)近くに熊が出没しました。気を付けてください」と言う電話が仁平スタッフからありました。松木沢周辺にも熊が出没していると、先日、紹介しましたが、豪雨と暑さに耐えられないのでしょうか。

Dscf1506 昨日は写真のように青空の下でビニールハウス設置、東屋の最終刻みそして20日の「中倉山登山」に向けた林道の整備を行いました。

P7133842 東屋は星野さんと仁平スタッフが柱と梁の刻みを終了させてくれました。後の作業は組立だけになりました。星野さん、仁平さんありがとうございました。

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P7153907 林道の整備では唐澤さんがスタッフの見習いとして手伝ってくれました。午後には、鎌田スタッフから刈り払い機の手ほどきを受け、松木の杜の草刈りをしてくれました。

P7133827 ビニールハウスは三棟目の基本骨格を完成させることができました。小井土スタッフ、橋倉スタッフ、小林事務局長お疲れ様でした。

P7153922 青空の下ではネジバナが淡いピンク色を輝かせ、足元では虫たちも忙しそうでした。ロシアでは先日、鶏の卵程のヒョウと雪が降った、とラジオニュースで報道していました。間もなく夏休みですが、平穏な真夏を迎えさせてやりたいですね。(理事 高橋佳夫)

2014年7月14日 (月)

猛暑に耐え抜き生きている若木に元気を届けました

Dscf1498 夏の森作業が始まりました。今日の天気は暑くもなく作業には良い日でした。しかし、湿度がありましたので何百段もの階段を登ってたどり着く場での草刈は身体全体に汗を流しながらの作業でした。

P7143873 今日は、JREUの組合員の皆さん11名が臼沢の森の一番上(標高1千m付近)の場で草刈りをしてくれました。

P7143870 今年は午後になると雨が毎日のように降り、日中は25度以上の気温になっているために、草も一気に生長していました。

P7143857 写真のように、若木の倍以上に草が伸びていました。

P7143893 今日の草刈は、人間と同じように猛暑に耐えながら草との競争で生きていく若木へ、爽やかな風を届けることができました。草刈りを終わって、そんなことを思っていると自然に疲れも取れ、自然と素敵な笑顔になりました。JREUの皆さん、ありがとうございました。(事務局 小林 敬)

2014年7月13日 (日)

心に響いてほしい“ASHIOイズJAPAN”

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 今日は朝から訪問者がありました。午前中は、那須から散策に来てくれた“身体を動かす事が好きな”グループでした。これから松木沢渓谷へ散策に出発しようとしていましたてが、小雨が降ってきましたので、皆さんは渓谷散策をあきらめて引き返していきました。

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 昼食をとっていると昨日夕方、松木沢渓谷へ向けて歩いて行った三人の男女が寄ってくれました。一行はイギリス生まれのアンディーさんをキャプテンとした山歩きを楽しみたい三人でした。彼らは昨夜、満点の夜空を満喫したようで、とても感動していました。彼は千葉県で「アウトドア・クラブ・ジャパン」を創設して自然の大切さを学んでいます。

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 ところで今日の松木沢は昨日のうだるような暑さではなく、気温23度位の曇り空でした。栃木県出身(橋倉)の私からすれば「いいお湿りだネー」という天気です。畑に撒いた秋採りのジャガイモにとっては恵みの雨でした。

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 曇り空の下でネジ花が薄いピンク色を輝かしているのを見ていると、長野県民(南木曽町で土石流に遭った民)の悔しさの反映は、人間の傲慢な地球に優しくない暮らし方へのシッペ返しが繰り返されているのではないかと思いました。(舎人:橋倉、高橋。今日の放射線線量は0.22μSv/hでした)

2014年7月12日 (土)

「段取り」はとても大切な作業ですよ!

P7123794 14日から夏の森作業の始まりです。今回の杜作業は事務局がすべて企画・運営していきます。そんなわけで今日は、その段取りをしました。

P7123809 その前に、「民集の杜」を一周しました。すると熊が柵をよじ登って杜に侵入し、蟻なめをしたような気配がありました。

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P7123776 「民集の杜」看板にも爪の跡があり、その入り口の板も剥がされていました。

P7123796 午後には、東屋建築材の刻みを手伝いました。何事も安全に怪我なくすすめていくためには、「段取り」が大切な前段作業であることを改めて実感しました。(事務局 福澤 猛)

足尾に真夏を運んできた台風8号

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 台風一過は真夏を運んでくれました。足尾・松木沢渓谷入口の気温は30度を超えました。森からはミイミイゼミの鳴き声がはじまり、夕方になるとヒグラシも鳴き始めました。

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 本日の訪問者はいませんでしたが、午後3時頃になると男女3名が松木沢渓谷へ向って歩いて行きました。渓谷で一晩過ごしたいとということでしたので、「熊に気を付けてください」と言ってあげました。何故なら、今日の朝、舎人の橋倉さんが熊に向かっていったと思われるアナグマが顔面から血を流していた、という話をしていたからです。

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 暑い今日は、畑では夏の黄色い花とトラノオ類が白い花を咲かせました。周囲に多いリョウブの白い花も夏の暑さと共にその輝きを増しています。

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 足元ではバッタが元気に飛び跳ね、幼木の葉の元では蟻が一生懸命に働いています。間もなく、足尾・松木沢渓谷の夏が皆さんを元気にさせてくれるようです。(舎人:橋倉、高橋。本日の放射線線量は0.26μSv/hでした。)

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