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2014年7月の26件の記事

2014年7月10日 (木)

五感を研ぎ澄ませて気象の変化をつかんでください

Dsc09993 おはようございます。昨日の足尾森作業は、ビニールハウス3棟目の土台作りと東屋建築材の刻みを行いました。しかし、午後になると突然大雨が降り、作業は中止せざるを得ませんでした。

Dsc09991 台風の影響でしょうか、一昨日の夜は突然バチバチと雨が屋根をたたく音で目がさめました。今まで経験したことの無い雨音でびっくりしました。東屋作りも組立て柱と梁の刻み作業に入り、今月中には棟上げに入る予定です。雨や風の日の苗分け作業、自然環境学習の教室等に使われる東屋は、森びと広場の一角に間もなくオープンします。楽しみに!

Dsc09996 今日は嵐の前の静けさの間に、できるだけの作業をします。また、「どくだみ荘」東側の斜面ははげ山にニセアカシヤ等の肥料木を植えたところですので、これまでに経験のない豪雨がある度に雨水の流れなどを気にしています。皆さんも気象の変化に五感を働かせて十分に注意してください。(タッフ 仁平範義)

 

2014年7月 9日 (水)

仙台市荒浜の防潮堤の木々は元気ですよ

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20140704_2 台風8号が猛威を振るっています。これから関東地方から東北に向かってくるようですが、被害に遭わないように注意しましょう。私たちは、林野庁がすすめている海岸防災林再生プロジェクトを応援していますが、昨年、私たちは仙台市若林区荒浜地区に植樹をしました。植えた苗木たちは写真の通りです。今月4日、森びと宮城県ファンクラブは現地を見てきました。(荒川代表夫妻)

20140704_3 防砂のために植えたアキグミがこの役割を発揮していましたし、心配していたタブノキも新しい芽をだして砂地と潮風に耐え抜いているようでした。

Photo 今年は名取市に植樹予定でしたが食事湯会場の水はけ悪いので、仙台森林管理署にお願いして水はけ対策をしていただきました。

20140704_4 豪雨があると排水は十分とは言えないようですが、秋に植樹ができるように、仙台森林管理署からアドバイスをいただき植樹の準備をすすめたいと思っています。(宮城県FC 荒川浩二)

2014年7月 7日 (月)

静寂な足尾・松木沢

 今日の9時現在、足尾の気温は18℃でしたが、10時を過ぎると30℃まで上がりましたが、沢から吹く風が心地よく感じる梅雨の晴れ間でした。

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 午前中は小井土さんはビニールハウスの入り口づくり、森びと広場とみちくさ前の草刈りをされました。

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 みちくさの裏のビオトープを見ていたら、ハチがたくさん飛んでいます。雨・風を凌ぐためにどうやら軒下に巣をつくったようです。本を見ると、「刺激をしない・その場を静かに立ち去る」など注意事項が書かれていました。

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 お昼を食べ終えたところ、前橋からの小林さんが来舎されました。開口一番、「20年ぶりに足尾に来ました」と言われました。仕事で安曇野にいらっしゃり、数年前に前橋に戻って来られたそうで、安曇野では山に登っていたが、久しぶりにハイキングでここに来てみて「ずいぶん緑が増えましたね」と感想を下さいました。群馬県出身の小井土さんとは群馬トークにも花が咲いていました。「天気が悪くなってきたので、引き返してきたんです」とおっしゃっていましたが、次はお子さんと一緒に来てください!と言うと、「また来ます!」と握手を交わしあいました。

Dscf1489 午後は苗床の撒水を行いました。

Dscf1495  15時過ぎには、1週間前にも来られた藤岡からのMさんが来舎されました。今日は4時30分に銅親水公園を出発し、国境平まで行ってきた帰りということでした。先週Mさんとは、この奥にペットボトルで作られた小屋があるという話をしていたのですが、Mさんはニゴリ沢出合の少し下流の右岸にあるのを見つけ、中に入ってきたそうです。写真を見せていただき、ここみちくさより1回り小さいようですが、柱もあり頑丈で宿泊も可能のようです。今日で下見は終え、いよいよ皇海山への本番ということで、怪我をなさらないよう無事に山行されることを祈っています。

(本日の舎人:小井土・小林 線量:0.175μ?/hでした)

2014年7月 5日 (土)

草刈りをしました

ほんらいの梅雨空が戻ってきました。まっ白な空から細い糸のような雨が絶え間なく落ちてきます。涼しいので過ごしやすい一日ではありましたが、きっと誰も来ないのだろうなぁ・・・。

P7051460_640x480 アキアカネ♀

そんな一日を想定していたのか、ボスからみちくさの周りの草刈りをしておくようにとの指示が…

それならば、ということで、今月の夏の森作業で草刈りに使う新型のアレを使ってみようということになりました。まだ封も切られていない状態のアレ。蜂にも刺されず?切れ味抜群、少し離れて作業するので間違って苗を一緒に切っちゃうこともない。満を持しての登場です。

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うーん、なんか髪を切っている感じ・・・。あれ、結構重いぞ・・・。ものの1分で二の腕にハリを覚え、なんとなく罰ゲームをやらされている気分になってきました。肘を支点にしたりといろいろ工夫をしてみるのですが、10分も使っていたら腕がパンパンに。

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夏の森作業、考えないといけないなぁと思い、苗床の整理をしていた大老に報告すると、道具のせいにするまえに腕を鍛えるべし、と一蹴。。。夏の森作業が楽しみですcoldsweats01

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結局二人で刈払い機を使い、30分程度でさくっと完了。なんていうか、電動ってすごいですね。

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午後も暇を持て余していたので少し探索に行きました。植樹地である臼沢の隣の沢に一台の車が止まっていたので邪魔しない程度に話を伺いました。このあたりのクマを調査している東京農工大グループの研究者の方のようです。

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この奥に発信機をつけたクマがいると聞いたので、しばらく一緒に眺めていましたが残念ながら見つけられませんでした。こんな近くにクマがいるというのは嬉しいなぁ。足尾は本来の自然の姿ではないけれど、クマにとっては生活しやすい場所だそうです。

P7051454_640x480 シカを探せ1

P7051456_640x480 シカを探せ2bearing

今日は雨で人は見えませんでしたがシカがたくさん見られました。足尾は越冬地という話だったのですが、この時期にもいるというのは食べ物が増えてきたからかもしれませんね。(舎人:鎌田孝男、小黒伸也 本日の線量:0.180μSv)

P7051450_640x480 シカを追って・・・けもの道

P7051472_640x480 オトシブミ、少ない気が。。。

2014年7月 4日 (金)

もうすく七夕!大きな短冊を南相馬市に飾りました

P1010674 間もなく七夕を迎えますが、三年前の東日本大震災とフクシマ原発事故で被災した皆さんは、一刻も早くもとの暮らしに戻りたいと短冊に書いて願うことでしょう。

P1010631 森びと福島県ファンクラブは6月29日、その願いのひとつである南相馬市のいのちを守る森の防潮堤づくりの願いを短冊でなく、大きな看板に願いを描きました。

P1010630 大きな短冊(看板)の設置にあたり地権者の青田義雄さん、相馬農業高等学校農業クラブの皆さんから協力していただきました。相馬農業高等学校農業クラブの皆さんには、看板のデザインから色塗りまでやっていただきました。絵(上)には、南相馬市の若者たちの想いが込められています。

P1010662 設置には南相馬市育苗サポーターが集まり、高さ3m幅3.6mの短冊(看板)を設置しました。   

P1010665 私たちの願いは、安全・安心な原発に頼らない森と生きる暮らしができることです。青田さん、相馬農高の生徒の皆さん、そしてスタッフの皆さんありがとうございました。(事務局 岩橋 孝)

2014年7月 2日 (水)

森に寄り添って育まれる私たちの“いのち”

P7018079 アサギマダラという蝶をご存知ですか。何と、この蝶は2千キロ以上も移動して遺伝子を守っているそうです。その蝶が多分、上下の写真ではないかと思います。こんな小さな身体で、沖縄地方から足尾・松木沢、そして筆者の森にもやってきます。世界には南米から北米間を移動する蝶もいますが、私たちは何らかの形でこの蝶にも助けられているのでしょう。

P7017981 驚くような自然界のパワーが私たちのまわりにはまだまた存在しています。

Photo 森に寄り添って生きていくためにも、“山と心に木を植えて”いく作業を森びとスタッフは行っています。

275 この大きな石には参りました。 昨日は、雨が降っても育苗作業ができる場、自然環境を学ぶ場そして交流の場としての東屋建設作業をしました。(報告 スタッフ・小川薫)

Photo_2 昨日は忘れられない日になってしまいました。これからは関連法案が議論されるようですが、大人達のいのちを守るための本気度が試されられますね。(理事 高橋佳夫)

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