「俺がやってきた行為を見ろ」そして「行動を起こせ」!
今日は猛暑日の秋晴れです。アパートから東京事務所へ向かう道端にも秋色が心を和ましてくれます。ムラサキシキブの実が間もなく鮮やかな紫色に化粧するようです。
ヤマブキも小さい元気そうな実を付けていました。
今日(12日)の毎日新聞(朝刊)に、足立旬子記者(「記者の目」)が「一人一人が何ができるかを考え、行動を起こせ・・・。雷鳴が胸に刺さった。」と記事の最後に感想を載せ、田中正造の「生き方や思想」を紹介しています。
この記事を読んで、東日本大震災とフクシマ原発事故から2年半、正造さんの命日から一週間が過ぎた今日、7日に訪れた渡良瀬遊水地にあるハート形の池がどうしてできたのかを想い出しました。
この池の窪んでいる所は農民たちが先祖の墓を移動させないために実力で墓を守った結果、ということでした。当初計画ではこの窪みはなかったようです。その結果、現地では先祖の墓石が残り、毎年先祖を思いやる場になっているそうです。そこにはヒガンバナが咲いていました。
貯水池のハート形は田中正造が言い残した「俺の書いたものを見るな。俺がやってきた行為を見よ」(毎日新聞記事)と言うことを、まさしく谷中村住民が実行した結果ではないでしょうか。
葦は全ての生きものが生きていくための大切な役割をしています。ところが乾燥がすすむとオギ(写真上細い茎)がはびこり、葦の棲息を脅かすと言います。
渡良瀬遊水池を案内してくれたわたらせ未来基金・青木さん達は、「上流に足尾の山々に深い緑が戻り、渡良瀬湿地帯の葦原にコウノトリが舞うことが私たちの夢です」と言っていました。
山→川→海のつながりが生きとして生けるものの生命を支えています。足立記者の訴えに少しでも応えていきたいですね。
昨日は鎌田、小井土、橋倉スタッフが秋から始める足尾臼沢の森づくり準備をしました。そして、明日から2日間は、南相馬市で「南相馬市鎮魂復興市民植樹リーダー養成」が始まり、私たちは市民と共にリーダーをめざします。
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