逃がす責任を全うした釜石市の授業
昨日は第7回事務局会議でした。会議は20日の通常総会に向けた運営準備、そして今年前半の森づくり計画の詳細を審議しまた。今年も事務局は理事会をしっかりサポートして、多くの森ともの皆さんとの出会うチャンスをつくり、“自然の恵みを暮らしに活かす時代”を築いていくための各自の「環境革命」をも実践していこうと話し合いました。
自然の恵みの有難さや素晴らしさから遠ざかっている暮らしに目を向けて、先人が言い伝えている森と生きるメッセージを現代に活かしていこうと、事務局はその策を練っています。岩手県釜石市の小中学生は8年前から避難三原則モデル授業を受けてきました。そして一年前の大震災では、「津波が来るぞー!」と叫びながら決められた高台の避難所に駆け出しました。ほぼ全員が助かりました。「一番いいと思うことを主体的に状況判断し、真っ先に自分の命を守れ」といことが原則だそうです。津波が来るぞー!という掛け声を聞いた隣接の小学校児童、や近所の大人たちも一斉に逃げ出したと言います。授業では、先人たちの大自然に勝とうとせず、自然の脅威に畏れ敬う心が育まれた気がします。(写真は東京都北区・旧古河庭園の梅、ツバキ、ロウバイ)
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