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2010年2月12日 (金)

鹿から元気をもらって2000袋の土のう作りがはじまる

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本日(12日)の10時の足尾・森びと広場周囲の気温は10度、積雪は15㌢ほどです。事務局は小雪がちらつく中で土のう作りをはじめました。昨日は鉛色に覆われている空の下での土のうつくりでした。降雪のために延期になっていた黒土の土のう作り作業でしたが、やっと昨日から作業ができました。

10211_3 昨日は、斎賀事務局次長と松村健スタッフの二人で作業をしました。この周囲には山奥で作業している皆さんと私たちだけですが、旧松木村の緩斜面には雄鹿が二頭、対岸の斜面に10数頭の鹿がいるだけです。旧松木村の鹿は「こんなに近くで鹿は見られないんだけど」(松村さん)と驚くほど近くにいました。今日は30頭の鹿が雪の中から草を探して食べていました。この鹿を見ていると真冬に生きる動物の生命力の強さを感じました。

10212 今日は松井、小川、高杉、仁平の4名で作業をしました。両日とも作業開始時直後は足尾の風が大変冷たく頬に当たると痛い感じでしたが、10分もすると体が熱くなり額から汗が噴き出てきました。私たちは5月15日の第17回足尾ふるさとの森づくりを5周年記念にしようと黙々とやりきりました。結果は、両日で黒土の土のう袋(20キロ)を400袋作りました。

昼の休憩時に、松木の杜に行ってみると雪の中に埋もれながらも必死で生きている木々を見つけました。昨年、ユキツバキ、ヤブツバキの苗木の先端が鹿に食べられてしまいましたが、苗木からは新しい芽が出ていました。生命力の強さを感じました。私たちもどんな困難があろうとも、足尾にしっかり根を張り本物の森をつくることの決意をあらためてしました。

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