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2019年6月の19件の記事

2019年6月12日 (水)

安倍総理大臣、環境大臣、農水大臣へ温暖化防止の要望書を提出しました!

 昨日(6/11)、当会は地球温暖化にブレーキをかける要望書を安倍晋三内閣総理大臣、環境大臣、林野庁長官に提出しました。

Photo  内閣府では、内閣府大臣官房総務課内閣官房内閣総務官室・永原課長補佐が対応して下さり、山崎顧問(衆議院議員)から当会の活動を紹介し、大野理事は要望書の趣旨説明を行いました。永原課長補佐からは「本日お伺いした内容と要望書につきましては、官邸の主管室にお伝えさせていただきます」と、要望書を受け取っていただきました。

Photo_2            内閣府へ提出

 続いて、私たちは環境省に移動し、地球環境局総務課低炭素社会推進室・佐藤企画調整係長ほか4名の方とお会いし、山崎顧問から当会の活動を紹介し、大野理事から要望書の趣旨説明を行いました。環境省からは、「閣議決定した長期戦略では、できるだけ早期に温室効果ガス排出の実質ゼロを目指すとしています。G7ではゼロを目指しているのは日本だけです」「吸収源としての植林は重要で、林野庁と連携していく」「クールチョイスで普及活動を行っています。国から市民へはハードルが高いので、地方自治体や民間企業から市民へ。行動変異を求めていく」「環境教育は重要。環境教育促進法が成立し、体験活動の良い取り組みを周知し、広げている」「文科省と持続可能な社会作りをしている団体や会社からポイントを学ぶ学習をしている。対象は教諭で箇所は全国で10箇所」「民意の反映には、意見交換は重要であり、基本的理念です」というコメントがありました。

Photo_3             環境省へ提出

 最後は、牧元林野庁長官とお会いし、改正国有林野管理経営法について伺いました。牧元長官は、「再造林は国があくまでも責任をもってやります。今と何ら変わりはありません。義務づけは課していないために、伐採だけで放置するのではないかと誤解を招きました。今回の法改正で一貫作業の推奨規定がついたということです」、と分かりやすく説明してくれました。要望書に対してのコメントとしては、木材利用のさらなる推進と森林の多面的機能について広めていくことが言われました。

Photo_4         牧元林野庁長官へ趣旨説明

4  今月末、大阪で開催される「G20首脳会議」では日本が議長。地球温暖化にブレーキをかけるための重要な会議となってほしいと願っています。会議は、世界の人々の利益のために各国の首脳が話し合う場ではないかと思っています。議長国の日本政府はその立場を堅持してくれることを願っています。自国ファーストのアメリカに忖度することなく、地球温暖化防止の法的拘束力をもった国際協定締結へ舵をきってほしいものです。 (報告 小林敬)

要望書はこちらをクリック[要望書]

アンケートはこちらをクリック[アンケート]

2019年6月11日 (火)

足尾松木沢・夏本番を迎える前に育苗作業用テントを組み立てる

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Img_0686  本日、足尾9時の気温は13℃、曇り時々小雨でした。久しぶりに森作業の打ち合わせをしてから、本格的な夏を迎えての育苗作業用のテント設営、半年分のゴミ整理に分かれて作業開始。

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Img_0706 テント設営メンバーは、単管パイプの接続と立ち上げをしましたが、直交クランプと自在クランプ取り付けに大変苦労しました。午後には、シート張りと飛散防止用のロープをしつかり張り付けました。 

Img_0700_2  ゴミ整理もフレコン内の塵を細かく切り取り、分別を行いました。 

Img_0713_2  ここ数日の雨でいつもの川岸道路は通れなくなっていました。作業後、帰り道ではキツネの親子が顔を出してくれました。スタッフ達が心配していたキツネが親子で現れたので、気持ちがホッとしました。本日の森作業は、鎌田、橋倉、仁平、松村健、加賀、島崎と筆者でした。(報告 小川薫)

お世話になった「どくだみ荘」とも間もなくお別れ

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 今日(10日)は、久しぶりのどしゃぶりの雨となりました。長い間お世話になった「どくだみ荘」からの引っ越しがスケジュールしました。橋倉スタッフと筆者で、どくだみ荘で打合せを済ませて作業開始。

 引っ越し先は、橋倉スタッフが足尾に住居を移しましたので、その市営のアパートです。引っ越しといってもいらなくなった家財を橋倉さんに提供しただけの話です。大物から小物などを順調に運びました。梅雨空の中、美味しそうに水分を補っている樹木たちがいることは素晴らしいことだと感じながらの「引っ越し作業でした。(スタッフ 仁平範義)

2019年6月 9日 (日)

「G20サミット」へ届けよう!“法的拘束力をもった各国の温暖化対策費用の均等化と任意から義務への国際協定”・・・その①

 梅雨入り後、都心の路地に咲くアジサイの花を見ると気持ちが「なんとなく、梅雨だなあー!」と感じるから、四季の移り変わりの花は気持ちを動かす不思議な力をもっている。コンクリートの路地を歩いていると、木陰の下が湿っぽく感じる。木陰の無いンクリートからは熱気が感じられ。多分、草木はコンクリートから吐き出される熱気で汗をかき、その水分が蒸発して路地の木陰は湿っぽいのかもしれない。

Dsc_0017  坪庭の役目は狭い庭に植えてある草木の蒸散作用によって涼しげな空気を動かし、この空気が風鈴の音色を鳴らし、湿った風を団扇や室内に送り、人はこの草木の働きで暑い夏を過ごしていのだろう。

Dsc_0020  マスメディアでは、「風は気まぐれ、誰かがコントロールできるようなものではない」(安倍首相発言)という報道がされ、権力者が権力(衆議院解散)をもてあそんでいる様子だ。アメリカでは、「恐風」(竜巻)が吹き荒れ、ライフラインや住居が吹き飛ばされ、犠牲者も出ている。「風は気まぐれ」、と言うが、風は人の暮らし方によってライフラインをストップさせる「恐風」に豹変する。

Dsc_0019  下旬に開催される「G20サミット」。私たちは今週、「地球温暖化にブレーキをかける要望書」を安倍首相、環境大臣、農水大臣へ提出する。そして全国会議員へ、この要望書へのご支援を求めてアンケートをお願いする。政治家の皆さん!“民の風”を受け入れてください。(理事 髙橋佳夫)

2019年6月 6日 (木)

梅雨を受け止める濃い緑色の葉が目立つ足尾・森びとの森

 関東地方の梅雨入りが近づいているようです。ドングリから苗を育てている私たちは、梅雨入りがとても楽しみです。苗の撒水日を気にしない日々が続くからです。

P5205830        桑の実も熟す頃

 昨日と一昨日、足尾の森づくり現場に入ってくれた加賀スタッフから、「松木沢の緑色は薄緑から濃い緑色に変わっている。猿は子猿に自然との営みを教えているようだ。苗木の撒水はポットの底を見て、たっぷりやらないといけなくなった」と、本日朝、連絡がありました。

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P5205824  草木の葉を餌と住処にしている虫たちも忙しそうです。葉が濃い緑色になれば猿はその硬そうな葉を食べないようです。これから松木沢の森内では、猿は草の根を引っこ抜いて、それを食べている姿を見かけます。栄養を茎や幹に送り出す貯蔵庫みたいな根ですから、このようなことを親猿は子猿に教えているのでしょうか。加賀さん、橋倉さんお疲れ様でした。(報告 髙橋佳夫)

名取市の森の防潮堤づくりで、自然と向き合うことができ感謝する

 5月29日水曜日10時からJREU仙台森づくり推進委員会及び森びと宮城県ファンクラブ合同で会議を行い、現在の状況及び今後の予定について話し合いました。
 その後、午後から名取市にある森の防潮堤に向かい、除草作業を行いました。暑い中でしたが、5名の少数精鋭で約2時間行い、7割の除草が出来ました。

1559768587637_2 最初は人数的に半分除草出来たら上出来だと思いながら作業開始しましたが、他のメンバーの本気で取り組む姿に、私も半分軽い熱中症になりながら必死に除草を行い、7割程度除草することが出来ました。

1559768604162 何も考えないで、黙々と目の前の作業を共にできる喜び、また、個々に価値観の違いはありますが、この活動を通じての喜びに感謝しています。ここ名取は、植樹してから6年経過しています。海が近くて潮風が吹きます。東日本大震災の為に何も遮る物がありません。その為、ある程度の高さになると横に広がります。土壌は植樹した時には粘土状態でしたが、現在は改良されています。そして、近くに鳥の巣ができるまでに戻りました。

1559768601829 1559768599571 まだまだ道のりは長いですが、自然は人間の都合にあわせてはくれませんので、今後も中心となり取り組んでいきます。(事務局 國分一穂)

2019年6月 4日 (火)

鎮魂復興の気持ちを宿している苗木にたっぷりの水をあげました

 全国の皆さん!6月2日の第7回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭では大変お世話になりました。また、植樹祭の盛会をつくりだしてくれた市民応援隊の皆さん、お疲れさまでした。

Img_1942  植樹祭から2日目の今日、応援隊スタッフは南相馬市育苗場に9時30分に集合し、森作業をスタートしました。

Img_20190531_125535 JR東労仙台の皆様

 まずは、先月31日に送られてきたJR東労組の仙台、東京、千葉、横浜から送られてきた苗木に水をあげました。浜風によってポット内は乾燥してカラカラでしたので、たっぷりの水をかけました。今、9.000本近程の苗木が保管されていますので、苗を届けてくれた方々の思いを胸に刻み、水撒きを行いました。

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Img_1936 すくすく生長する森の防潮堤の木々たち(2016年)

Img_1940  午後からは、市役所の武内、諸井経済部農林整備課の両氏との下草刈り作業の打ち合わせを行いました。

Img_1931  6月29日には第3回植樹会場(2016.3・27)で草刈りと捕植を行ないます。市民の皆さんと育樹作業をたのしく森作業を創りだしたいと思います。今日の作業は、岩橋、松林、東城でした。(報告 東城敏男)

 

2019年6月 2日 (日)

育て!命の森 市民が主役の南相馬市鎮魂復興市民植樹祭

 6月2日、7回目を迎えた南相馬市鎮魂復興市民植樹祭。

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 朝から6月とは思えないほど、日差しはとても強く暑さを感じました。

20190602_213052 前日の藤原先生のレクチャーを受けたスタッフ、インストラクターメンバーは、前段に第2、3、5回の植樹会場を視察しました。応援隊や市民の皆さんの献身的な育樹活動でグングンと生長している姿に感動を覚えました。2年空いただけでもその成長に差があり、毎年継続していくことがとても大切なことだと考えされられました。

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Line_85497737113730 また、毎年マルチングの際にどの杭かわからなくなると昨夜の反省会で話しがでましたので、今朝杭に番号を振り、混乱をしないように準備をしました。

Line_73439645098331 Line_73441647083278 開会式前、当委員会中村理事長をはじめ、インストラクター、応援隊が会場に設置された献花台に花を供え、亡くなられた方への供養をしました。

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 私たち森びとプロジェクト委員会は、植樹祭実行副委員長として、参加をされる皆さんへの植樹のレクチャーを行う任務を担っています。中村理事長から「まだまだ南相馬の復興は半分、森びとの皆さんの力を発揮していこう」と森びとインストラクターや森びとスタッフは激励を受けました。

Dsc_1420min 開会式では、門馬市長から「光のある所に人は集まる。この植樹も今後10年続けていく、来年は6月の第1日曜日に開催する」と力強い挨拶があり、森びとも応援隊とともに微力ながら応援していく決意をしました。

Dscn0413 心配していた暑さも、植樹を開始する頃には、涼しい風が時折吹き、この植樹祭を大地も歓迎しているようでした。

20190602_111004 今年は小高区で初めて開催され、25,000本の苗木を約2,000名の参加者で鎮魂と新しい命を、心を込めて植樹し、お互いに協力して1本1本、この小高区に新たな命を吹き込むことができました。

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P6020018 まだまだ復興の道半ばですが、この鎮魂復興市民植樹祭が南相馬市の光の射す、その一歩になれるよう今後も応援していきます。(事務局 塚崎将幸)

2019年6月 1日 (土)

明日の第7回鎮魂復興市民植樹祭成功に向けて準備万端!

 今日13時の福島県南相馬市小高区塚原地区(植樹祭会場)の天気は快晴で、気温は21℃でした。心地よい風も吹いていて、明日の植樹祭に向けて天気も応援してくれているようでした。横浜国立大学名誉教授の藤原一繪先生による実習が行われ、森びとと応援隊、市役所職員の方が参加をし、明日の植樹祭成功に向けた意思統一を行いました。

Line_46597918684040  市役所の職員の方は過去に植樹祭での経験もあり、南相馬市では鎮魂復興市民植樹祭が浸透してきていることを感じました。実習では、苗木の植え方、藁の敷き方、縄の張り方などを再確認しました。Line_46626298654186

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Line_46735982664977  明日(6月2日)は、天気は晴れの予報で、気温は24℃くらいまで上がる見込みです。

1559429775737 実習終了後は、場所を移して、森びとと応援隊の皆さんで前夜祭を開催しました。進行役は済賀副所長、主催者挨拶は、森びとの岩橋理事が行いました。

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20190602_074836 乾杯発声は応援隊の渡部代表。

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 応援隊顧問で、前市長の桜井勝延さん。「自己喪失している人が多い。賠償で闘う気持ちがなくなっていることに気が付かない人が多いのではないか」と市民の意識を危惧されていました。

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 先月29日~準備を担って下さっている事務局の東城敏男さん。お酒も入り、饒舌に南相馬市の復興への思いを語られていました。

Line_46828901260098  小高区出身の佐藤さん。応援隊の活動にも力が入っています。

Line_46854323165088_2  群馬県から参加をして下さっている正会員の長井さん。「南相馬には5回目。公園で種を拾って撒いて育てた。取りに来てくれないので、参加させてくれと森びとに連絡をした。今回200本の苗を南相馬に届けた。南相馬の人の苦労から比べたら大したことはないけど、できる限り頑張りたい」と、頭が下がります。

Line_46882839920911  秋田から来られた正会員の菅原さん。「若いころ、植樹などをしていた。(副理事長の)高橋さんから連絡があり、徐々に頑張っていく。森びとになっていく」と力強い決意が語られました。

Line_46898600994811  応援隊の岩橋恵美さん。「実家が小高区で海岸から100mで震災で流されてしまった。苗木が少しづつ生長しているのが分かる。第1回植樹祭会場の苗木は4.5mにまで成長。桜が咲いたという話も聞いた」と仰っていました。

20190602_074825 応援隊の山田悦子さん。「応援隊に入ってまだまだだなと感じている。遠くから来てもらってすごいと思います」と。

Line_46974491238688  応援隊のスタッフでもあり、自治会長の小林さん。この前夜祭の場所をお借りしました。

Line_46914991446732  応援隊の原田さん。連日、準備に携わって下さいました。

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 締めは松井アドバイザーから「意見は実行委員会で言っていく。人の心を育てていくことが森びと。明日の成功をおさめたい」と挨拶がありました。

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 今日の前夜祭は応援隊の山田悦子さんと岩橋恵美さんが準備をして下さいました。特にイノシシの味噌焼きやお新香が最高でしたし、先輩方の南相馬市での植樹祭にかける思いを聞いて、明日の植樹祭成功へ身が引き締まりました。山田さん、岩橋恵美さんありがとうございました。(事務局・福澤猛)

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