2019年12月12日 (木)

節目の年、15年間世話になった作業小屋にも感謝です

1  足尾ダムの8時半、鎌田さんを待っているとダム湖に水鳥が泳いでいました。うまく気流にのって何千㌔も飛んで来た鳥たちの事を考えると、気流(自然)の動きにうまく寄り添って生きているなあーと羨ましく感じました。

5  森びと小屋に着くと早速ストーブに薪を入れる鎌田さん、他のメンバーは床の掃除とホットコーヒー用のお湯を沸かしています。誰となく手がでるいつもの作業前のシーン。

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4 足尾・中倉山、臼沢の森、足尾グランドキャニオン(写真上から)

 コーヒーを飲み、森びと設立15年の節目だからとの思いで、昨日の作業の続きをやろう!と、腐った間伐材の片づけにケリをつける作業を始めました。昼頃になると自称「森びと専属カメラマン」のHさんが顔を出してくれました。「寒いですから使ってください」と、ホッカイロを持ってきてくれました。

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8  作業途中から冬将軍の冷たい息(北風)が吹きつけ、ヤシャブシの小枝の唸り声を聴きながらの作業となりました。三人は、腐った間伐材の埃に目や喉を守りながら作業をすすめましたが、14時半頃になると腕や握力の力が弱くなっていることを感じました。一気に、最後のスパートをかけ、15時前に片づけを終えることができました。

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9 カブトムシの幼虫が寒そうでしたので移してやりました

 三人は、専属カメラマンに写真を撮ってもらいました。筆者と仁平さんは本日で今年最後の作業でしたので鎌田さんに暮れの挨拶をしました。鎌田さんは帰路につきました。

11  今日は今年最後の満月ということ、カメラマンによると中倉山の「無言の語り木(ブナ)」のシルエットが素晴らししいということ、17時10分過ぎると西から東へ飛んでいく宇宙ステーションが見えるということでしたので、三人はその素晴らしさを見るために備前立山の稜線へ向かいました。

12 「無言の語り木」中倉山の「孤高のブナ」

 案内は森びと専属カメラマンのHさん、まずはブナを撮り、寒風が吹きつける稜線で待つこと30分、東から満月が顔を出してくれました。

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13           金星

 満月を暫く見ていると、冷たい空気とともに輝いている月からは何かメッセージを発している様でした。そんなことを考えていると宇宙ステーションが北西から東南へ静かに、星の光の様に輝き人工物には見えない物体が綺麗に見えました。テニス場の広さがあるという宇宙ステーションエリアから見る地球はどのように見えるのか、三人は色々と想像してみました。金星も見えましたが、金星の輝きは寂しそうでした。本日の作業は、鎌田、仁平そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2019年12月11日 (水)

森びとスタッフたちの心が通う足尾の森づくり作業

 足尾二日目の朝、車のフロントガラスは凍っていました。天気は昨日同様の晴れ、無風で作業では防寒具がいらないほどでした。

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2  作業は昨日の続きで薪作りを3人で行い、筆者と鎌田さんは白い藤の花をつけるシロフジを植えました。藤棚を作って楽しもうと、高崎の長井さんから頂いた苗木を植えました。「元気なうちに藤棚の下でのんびりしたいなあー」と話しながら、12本の苗木を植えました。12月に植えたので、ポット苗の根が凍らないように、毛布代わりに籾殻をたっぷりとかけてやりました。

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Photo_5  松村健さんは、刈り払い機の燃料タンクに残っているガソリンを空にし、エンジンに支障しない対策をとりました。薪作りは橋倉さんと仁平スタッフが担当、慣れない手つきで電気のこぎりを操っていました。

Photo_7 Photo_6  昼頃になると柳澤スタッフの大型トラックが森びと広場に到着。トラックには「遊働楽舎」(愛称名「みちくさ」)の雨漏り対策に使う材料を積んでありました。

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Photo_10  本日で薪作りは終了し、作業小屋の周囲の間伐材も片づけることができました。松村さんは本日で年内の作業は終わりでした。柳澤さん、松村さんからは里芋、白菜、キャベツ、大根などを頂きました。橋倉さんは「年内の野菜はこれだけあれば助かります」とお礼を述べていました。

Photo_11 鹿たちものんびり草を食べていました

Photo_12 目に優しい青空が素敵でした

 本日の作業は、鎌田、松村健、橋倉、柳澤、仁平そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2019年12月10日 (火)

心は「パリ協定」始動年の森づくり準備

Photo 朝の「臼沢の森」

 8日の「森びと設立15年感謝の集い」で誓い合った“森に寄り添う暮らし”へ向けた「パリ協定」始動年の森づくり準備が始まりました。足尾の朝9時の気温は6度、福原さんは水の出が悪いので取水口へ向かい、桶の栓を抜いて苗床の撒水を行いました。

Photo_2  その間に筆者は小屋の掃除と打合せ用のお茶の準備、全員が揃ったところで作業打合せを行いました。

 最初は「松木の杜」に侵入していた鹿の追い出しと鹿が柵に体当たりをして柵を壊した部分の補強をしました。また、植えて三年目に入るシラカンバの幹ガードが横になっている部分を補強しました。シラカンバは幼木なので鹿にとってみれば柔らかい樹皮は美味しい餌です。食べられない様に補強しました。

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Photo_5  他のメンバーは薪作りに励んでいました。電気ノコギリ2台を使って間伐材を伐り、冬作業に欠かせないストーブの薪をひと冬分作ろうと頑張りました。15時なると寒くなる松木沢ですが、今日は暖かい日でした。ホットコーヒーを飲みながら本日の振り返りをして帰路につきました。

Photo_7 Photo_6  今日は、松村宗雄さんから柚子ジャム、銀杏、とろろ芋を頂きました。寒暖の差が激しい年末から年始にかけて風邪に負けないように、という気持ちが込められていました。また、今年最後の森作業なった福原さんからは橋倉ハウスにワインが届けられていました。お二人の心温まる気持ちに感謝です。ストーブで身体を暖め、スタッフの心温まるプレゼントをご馳走になり、明日も頑張ります。本日は、鎌田、松村宗、福原、仁平そして筆者で作業しました。(報告 高橋佳夫)

2019年12月 9日 (月)

森とものみなさんと一緒に育ててきました。「森びと設立15年感謝の集い」を開催!

12月8日「森びと設立15年感謝の集い」が大宮市内のレストラン・スクエアで開催されました。感謝の集いには2004年の森びとプロジェクト委員会活動のスタートから携わっていただいた皆さまや活動支援をしていただいている皆さまに出席をいただきました。

Pc080287_2 「心の森」を唄うシンガーソングライター・チョージさん


午後3時からスタートした「感謝の集い」は平木理事の司会により幕を開けました。
15年の森づくりによって生長した森の様子や生態系の変化、未来に生きる世代に豊かな自然環境をつないでいく大切さを訴えるオープニング映像(小黒事務局次長の力作)は、参加された皆さんに森づくりの苦労と喜び、希望を感じていただくことが出来ました。

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15年の森びと活動に協力をいただいた皆さまに、中村幸人理事長よりお礼の挨拶が述べられ「温暖化により、台風が巨大化し地球上でさまざまな被害をもたらしています。これまで経済問題が先行してきたが、環境問題抜きに経済はありえない。日本列島で雨が多ければ他の地域では雨が少なく乾燥している。地球全体の問題だ。」と温暖化にブレーキをかける運動をこれからも取り組んでいこうと協力を呼びかけられました。

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しばしの懇親の後、髙橋佳夫副理事長の進行で「心に植えた木の紹介」が行われました。

4名のインストラクターから、15年間の森づくりを通じて学んだことや失敗を糧にして森びととしての自分を鍛え上げてきたことが話されました。

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まずはじめに、第4期森びとインストラクターの橋倉喜一さんから『なぜ15年間森づくりをやってきたか。義務感で始まったが、それをひっくり返されたのは「種が流れる」というビデオを見て。足尾の女性が植生版を山に張り付けるが雨で流される。その繰り返し作業する姿に泣いた。これは義務感でやってはいけないと気付かされた。もう一つは人との出会い。宮脇昭先生から「本物になれ」の強力なリーダーシップ。岸井さんや髙橋さん。足尾現地で侃侃諤諤話し合い、共に作業することで信頼関係を築き上げてきた仲間たち。15年間やってきて大きな喜びを感じている。』

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続いて、第2期森びとインストラクターの岩橋 孝さん。『2011年3月11日の東日本大震災で海岸防災林が全て壊滅した。何かできないかと2015年12月に南相馬市民と共に「鎮魂復興市民植樹祭応援隊」をつくり、防災林の復興活動を行ってきた。鎮魂復興といっても「献花台」も無かった。被災地から拾い上げた岩に「鎮魂」と書き、献花台を作り菊の花を準備した。反省会で市役所側に物を言うことは勇気がいることだった。翌年から南相馬市役所は白い菊を用意した。「抵抗とヒューマニズム」の精神を学んだ」

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続いて、第1期森びとインストラクターの今村 博さんからは『成り行きで森づくりに携わったが、今は人生の一部になっている。森びとのみんなといると空気がいい。それが15年続けられた理由。やはりリーダーがいた。宮脇昭さん、岸井さん。八幡平をホームグランドに活動していく。』

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最後は、第1期森びとインストラクターの松井富夫さん。『育樹祭の準備をみんなで作っていこうと確認したが、杜の状況を車窓から確認して帰ろうとした。髙橋副理事長から「何を見てきたのか」と指摘を受けた。幼木の周りの草の伸び具合を見て除草作業に何人必要か、杜の案内のルート、ポイントをどうするかなどの確認をしなかった。一緒にいたスタッフにも指摘が出来なかった。奮い立ってもう一度戻り確認をした。15年間何をやっていたのだろうかと自省した。森びとの先輩から学んできたことは、「約束を守る」ということ。』

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4名のインストラクターの皆さんから語られたことは、理屈で森は作れないということ。現場から学んで森をつくってきた教訓でした。森づくりを通じて心に植えた木が「森の宝物」となったことを感じることが出来ました。

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その後、森びと結成後の植樹祭に参加し、1本の木を植えたことから「心の森」という森びとのテーマソングをつくってくださったシンガーソングライター・チョージさんによる「心の森コンサート」が行われました。チョージさんの歌に手拍子を合わせ、会場全体が盛り上がりました。

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楽しい時間はあっという間に過ぎ、山崎 誠顧問のクロージングスピーチで「感謝の集い」は閉会となりました。

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これからも地球温暖化にブレーキをかけるために、人類の責務として“森に寄り添う暮らし”を求め活動を進めていきます。
(筆者・清水 卓)

南相馬市の苗床で待っていた年末散水

2019127_2   南相馬市の苗床に置いてあるポット苗が気にかかると言ってくれる若者がいることが嬉しい。彼は南相馬から車で3時間以上かかる勝田で仕事しているので、苗床のポット苗が気になっていても中々育苗作業に来られない。そんな彼から連絡があり、7日11時、育苗場で待ち合わせをした。  

2019127  彼を待っていたように苗床のポット苗は土がカラカラ状態であった。苗木のチェックを行い、水をどっぷりかけてやった。冷たい潮風に身を引き締めて、洗浄機のエンジンを全開にして、撒水してやった。

2019127_4  苗の様子を見た彼は、人間の都合通りでは育苗はできないことを感じたようだ。これまでの応援隊の取り組みについて、彼に報告し、音応援隊スタッフの一員として森の防潮堤づくりに取り組んでくれることになった。7日の森作業は、佐藤君と筆者でした。                (報告 東城敏男)

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