2017年6月25日 (日)

生態観察 ー 多様な森を支える草本類

 624日(土)は第5回の生態観察チームの観察会でした。今回のテーマは草本類でした。

 われわれ植樹していて、植樹後の3年までは、植樹した樹々の生長を助けるため、草は刈ってしまいますが、今回はその草をよく観察していこうとするものです。なぜなら、宮脇昭最高顧問いわく森の下にもう一つの森があるというように草も森(生態系)を形成する大切な一部でもあるからです。われわれが植樹したところにどういった草が生えているのか観察しました。

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 一方、りっぱな森ができている林床は、日当たりがないせいか、草は少なく、コケが一部生えている状況でした。臼沢では計39種ほど確認できました。

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 午後は、松木の森の草をみました。臼沢と比べ、花の時期がもう終わっているようで、臼沢とはちがう草々がみられました。松木では計37種ほど確認できました。

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 調べたあとは、確認できた草を皆で読み合わせし、パソコンにデータ化しました。

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 今回、ゲストでこられた佐々木さんのアドバイスにより、多くの草の名前がわかりました。 終了後の感想で、「草があって生態系が成り立っていることに気づいた。森との共存は草も入ってのこと」と「皆で、観察するのは楽しい。」「こんな小さな花があるなんて気付かなかった。小さな花に同じ機能がある不思議。」などの感想がありました。

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 今回草を通しての生態観察でしたが、森の多様性をこれまでとちがった面で学ぶことができました。多くのアドバイスをいただいたゲストの佐々木さん、ありがとうございました。

 (報告:事務局 宮原哲也)

2017年6月24日 (土)

南相馬市の第2回植樹祭会場草刈り無事終了しました

 昨日は、森びととして南相馬市教育委員会の教育長あてに「南相馬市鎮魂復興市民植樹祭へのご協力のお願い」の文書を提出しに、事務局の小林と応援隊の松林副代表で市役所を訪れました。その中身では、東日本大震災を経験し、未来を生きていく私たちは、自然環境を畏れ敬い、森(自然)に生かされていることを忘れない“森と生きる暮らし”を今一度見つめ直していかなければなりません。20年後に高さ10m以上の海岸防災林に生長した姿を見ることができるであろう学生の皆さんにとって、この事業に携わったことを誇りに思うのではないでしょうか。市内の児童、生徒の植樹祭へのボランティアおよび参加はもとより、下草刈りへのご協力を賜りたいと申し入れをさせていただきました。

 阿部教育長からは、「全学校に連絡をしたい」と仰っていただきましたので、環境教育の一貫として積極的に取り組んでいただけることと思います。

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 今日の福島県南相馬市は、曇天で心地よい風が吹く中で2015年3月29日に開催された第2回鎮魂復興市植樹祭会場の下草刈りが行われました。会場に着くと、ひばりや孔雀の鳴き声に歓迎をされました。

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 今年度からは、市民植樹祭実行委員会が主催で開催され、市役所職員が多く参加をして下さり、桜井勝延市長をはじめ、市民生活部・佐藤幸雄部長、生活環境課・山田一栄課長、同課・前田伸吾係長が積極的に職員の参加を呼び掛けをいただきました。

20170624_090543 桜井市長は公務前のお忙しい中に駆けつけていただき、ご挨拶と下草刈りをしていただき、さすが農家の出身だと唸らせる鎌さばきだと関心を致しました。 

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 参加者は50名ほどでしたが、一昨日雨が降ったため、土が柔らかくなっており、苗木の周りを覆っていた草が簡単に抜け、作業は捗りました。参加者には市役所の今年入社の職員もおり、ミミズやらカエルの姿を目の当たりにし、声をあげていました。

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 下草刈りの最中、補植も200本ほど行いました。はじめて植樹をする職員もおり、目を輝かさせながら、苗木を植えていました。

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 15時からは応援隊の役員会が行われました。第36回「足尾・ふるさとの森づくり」に参加をして、「前段の準備が完璧に行われていたため、当日は植樹に専念することができた。段取り八分というけれど、私たちも見習わなければならないと思った」、「また来年も参加したい」などと感想が出されました。

 16時からは市長に時間を作っていただき、意見交換会を開催しました。各地から集まった苗木を育苗をしている苗木置き場の水の問題、下草刈りの際のトイレの確保、これまでの植樹祭会場に看板設置できないか、これまでの森の防潮堤のドローンによる撮影などをざっくばらんに意見交換をさせていただきました。 

 桜井市長からは「今後も応援隊の皆さんの協力をいただきたい」、「できないものはできないと言う。できるものはやっていきたい」と仰っていただきました。

20170624_150353 今後も継続して桜井市長をはじめ、市役所のみなさんと応援隊は議論を交わしながら、市民の皆さんのいのちを守る森の防潮堤づくりを積極的に進めていきます。

(報告者:事務局・小林敬)

2017年6月23日 (金)

後片付けも森作業・・・?

 今日の足尾の天気は、天気予報とは違い午後には雨模様の黒い雲が出てきました。作業する私たちには、とっても作業がし易い一日となりました。

 仕事の内容は、イベントで使用した培養土をフレコンにしまい込む作業で力仕事です。

P6230070 これをやらないと来年のイベントで使う培養土が不足してしまう事も考えられますので手際よく行い、60袋入りを5フレコン、50袋入りを4フレコン合計500袋を保管しました。

P6230069 午後からは、計画どおりの草刈り作業です。「3年間は、下草借りは必須である」ということは、森びとのみなさんは宮脇方式として学んでいます。御覧のように、苗木が埋もれている場所もあり、下草狩りの大切さを現場で学んでいます。

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昨年の植樹祭が行われた場所の苗木たちはすくすくと育っています。今では、1メートルに育って

ています。緑がゆたかな初夏を肌で感じる足尾に足を運びませんか。

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P6230074今日の足尾作業には、柳澤スタッフ・森びと福原さん・仁平スタッフでした。

2017年6月22日 (木)

多くの人達の協力あっての森作業

昨日は一日中雨が降り続き、足尾ダムから落ち込む水量は久々に迫力あるものでした。

「今日も降るのかな?」と思っていたら、曇り空から晴天に。気温もグングン上がり、30度に届きそうな勢いです。

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 今日ゲートで、仲間の到着を待っていると嬉しいことがありました。安蘇沢で釣りをして戻ってきた地元のHさんとの話の中で、「中倉山へのルートを森びとが開いてくれて、多くの人が足尾に来てくれ、街の活性化になっている。ありがとう!」と言っていただきました。地元の人に喜んでいただき、本当に嬉しく思いました。

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 本日の森作業は、「民集の杜・2016年の植樹地」の草取りです。昨年のこの場所での草取りにも参加してくれた埼玉県の佐藤悦美さんが応援に来てくれました。「植えた木の成長を見続けて居たい!」という気持ちに感謝・感激です。

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 流れる汗を、吹き抜ける爽やかな風とウグイスの声がかき消してくれます。午後3時には、2016年分の半分を終了しました。今日最後のエリアを刈り取って、佐藤さんと唐澤事務局員がガッツポーズです。(大根踊りではありません!)

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 それから、20日の森びとブログで紹介した小鳥の巣(中に5個の赤い殻の卵)は調査の結果ウグイスの巣と判明しました。なかなか見れないもので、きっと良いことがあると思っています。

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Dscn4286_2 作業小屋に戻ってスタッフ1年目の福原さんが、作業完了のマーカーを行いました。彼は「足尾での森作業は、とても楽しい!、だから来るんです!」との感想を述べていました。これからもいっしょに頑張っていきましょう。

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  暑い中頑張ったメンバーは、応援に来てくれた佐藤悦美さん、忙しい中で駆けつけてくれた小林事務局長、唐澤事務局員、鎌田、仁平、福原の各スタッフ、報告は橋倉でした。

 

2017年6月20日 (火)

動物たちの出迎えを受けて森作業

 今日の松木沢は青空が広がり、梅雨に入っていることなど微塵も感じさせない天気でした。作業小屋の寒暖計は、朝9時で既に23度もありました。

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今日は朝から驚かされました。ダムゲートでみんなの到着を待っていると、一匹のキツネがこちらに向かって歩いて来ます。そしてじっとこちらを観ています。思わず、「おはよう!」と言ってしまいました。キツネに歓迎されていると思い、一人ほくそ笑んでいました。

Dscn4229  今日の作業は皆んなに現状を説明し、予定されている作業とやらなければならない作業を出し合い、「臼沢西の草刈り」「民集の杜の草取り」に分かれて作業を行いました。

 「臼沢西」では、秋の感謝デーなどで植樹した周辺の草刈りと点検、そして出入り口の改修を行いました。その途中に、力自慢の鎌田スタッフでも動かせないような大石がひっくり返っていました。熊さんが蟻を食べるのに、やったのではないか?と思われます。

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 「民集の杜」では、既に終了した2014年分に続き、2015年の植樹地の草取りです。若い事務局の福澤君も大きく成長した苗木に埋もれながらの作業です。午後には大野理事夫妻も手伝いに来てくれ、今日の作業は早々と終了することが出来ました。今年の植樹地はマルチングがしっかり行われており草取りの必要がありません。後は2016年分を残すのみとなりました。

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 流れる汗をものともしないスタッフの皆さんのパワーに脱帽です。そんな中、松村スタッフが小鳥の巣を見つけました。中を覗くと、ミニトマトのような赤い殻の卵が5個入っていました。皆、大興奮でした。

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 動物たちに好かれた今日のメンバーは、大野理事夫妻、福澤事務局員、鎌田孝男、松村宗雄、松村健、仁平範義、小川薫、の各スタッフ、報告は橋倉でした。

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