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2018年4月の15件の記事

2018年4月10日 (火)

まだ冬が同居した、春の森作業

今日の足尾の天候は、9時現在気温は10℃晴れ、作業小屋の温度計を見ると最低気温-10℃、最高気温27℃。外の洗い場の下には、漏れた水が草に付き凍っていました。

Photo Photo_2 Photo_3 Photo_12 コーヒーを飲みながら作業の打ち合わせ。今日の作業打ち合わせは、盛りだくさんに①2018年民集の杜植樹場所に培養土まき。②臼沢の森・民集の杜に植える苗木準備。③ビニールハウスD・E内整理。まずは、午前中に、民集の杜植樹場所に培養土まきを作業開始しました。

Photo_4 Photo_5 Photo_6 Photo_7 Photo_9 Photo_8 無事に、民集の杜植樹場所に培養土まきを終えました。スッタフの皆さんお疲れ様でした。昼食は、塚原さんからの切り干し大根の煮物の差し入れをスタッフ一同で美味しくいただきました。塚原さんごちそうさまでした。

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Photo_13 午後からは、培養土運び終えた場所を整備し、明日の腐葉土搬入する場所を確保しました。下の写真は、民集の杜の木々です。

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Photo_19臼沢の森・民集の杜に植える苗木440本を準備と、D・E、ビニールハウス内整理する事ができました。

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Photo_21 下の写真は、松木の杜の桜と中倉山です。

Photo_17 今日の森作業スタッフは、鎌田・橋倉・福原・岡安・松村健・松村宗、お疲れ様でした。報告者小川。

森の防潮堤に咲く可憐なヤマザクラに心がウキウキ!

Img_1233  昨日(4/9)は、雫育苗場で撒水と肥料及び殺虫・防虫剤の散布、補植する苗木の選別・整理を2時間かけて行いました。かなりポット内が乾燥しているのが見受けられたのでこれまで以上にたっぷりと撒水しました。

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Img_1226  苗場での森作業終了後、5年前に植樹したヤマザクラの花が咲いているかが気にかかり、鹿島植樹祭会場に行き、サクラ観察をしました。「可憐な花を見せてくれ!」という私たちの気持ちはヤマザクラに届いていました。

Img_1228  ヤマザクラはす“お陰様で花が咲きました”と言っているように可憐な花を咲かせていました。3人は大人げなくし大はしゃぎ、5年前に植えてくれたボランティアの皆さんとサクラに感謝しました。

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Img_1243  三人は、「来年は下草刈り作業と花見をタイアップしていこう!」と鼻息を荒くするほどでした。気分も爽やかにして第2回、第3回(小高区)での観察を楽しみました。この会場でもヤマザクラは花を見せてくれました。

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Img_1244  観察していると自然の力を感じることができました。桐の木やヤナギ、タラノキ、からし菜も元気に生きていました。私たちが少しの”恩送り”をしていると食材も恵んでくれる森になってくれています。とくに、驚くことにユズリハは2メートル以上にも生長していました。昨日は、森づくりにかかわってきた私たちにとって何とも言えない気分にさせてくれました。今日の作業は、松林、岩橋そして筆者でした。(報告 東城敏男)

2018年4月 5日 (木)

サクラの花で戯れることができるのはあと何年?

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Photo_2  都内のキャンパスの木々は黄緑色の若葉が眩しくなった。春休み頃は桜の下で戯れていた児童は間もなく一月期に入る。そのキャンパスの桜の木は花を落し、若葉が美味しい酸素を吐き出してくれている。

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Photo_4   先月、枝が伐られたケヤキやボダイジュを見ていた女性二人は、「素敵だね!」と言ってその写真を撮っていた。筆者は「可哀そうだ」と思っていたのだが、その会話を耳にして人は色々に感じるものだ、と驚いた。

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2_2  そのケヤキとボダイジュが若葉を輝かしていた。その下を通ると何となく爽やかな気分になる。

Photo_6  「日本の気候変動とその影響」と題したレポートが環境省、農水省等から公表されている。それによると地球温暖化による気候変動で私たちの暮らしは不安定になってしまうことが分かる。 

Yjimage クビアカツヤカミキリ   (ヤフーより)

 先月25日の通常総会で拝聴した林野庁長官・沖修司さんの話でも、クビアカツヤカミキリ(特定外来生物)が飛来して、バラ科の樹木に寄生してサクラを衰弱させ、やがては枯れてしまうという温暖化の影響が紹介された。何十年後には、サクラの花の下で花見ができなくなるのではないかと心配だ。(理事 髙橋佳夫)

2018年4月 4日 (水)

初夏のような暑さを吹き飛ばし、森作業! 

2018_0403_112615dscn5160  ここ数日間、初夏のような天気が続く足尾・松木沢。ダムゲート脇の「わたらせ川源流の碑」から見える山々は、春霞でぼやけて見えます。その奥にはいにしえの村が心に浮かびます。

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2018_0403_155414dscn5181  気温もウナギ登りで、昼頃には25℃に届きそうでした。この暑さで森びと広場の桜も咲き始め、可憐な姿を見せていました。

2018_0403_101404dscn5148  昨日の森作業は、二つの班に分かれての作業でした。ひとつは、5月19日に行われる植樹祭で使用する杉皮を運んでくる班、そして上の苗床の防草シートを片づける班でした。

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2018_0403_120146dscn5165  昨年もお世話になった日光市の大和木材店に、柳沢スタッフ運転の大型トラックが到着。すると、社員の一人が材木の積み下ろし作業を一時中断、フォークリフトで8袋のフレコンを積み込んでくれました。お陰さまで積み込み作業は短時間に終了でした。フレコンへの詰め込みも含め、大和木材社員の皆さまのご協力に感謝!感激です。

2018_0403_112641dscn5161  この杉皮は、「民集の杜」植樹予定地の近くに運び込みました。植え終わった苗木の周りに敷き詰めるマルチングとし、この樹皮は土の乾燥を防ぎ、草の生育を抑え、やがては土になって苗木を守ります。

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2018_0403_144601dscn5176  防草シートの片づけは思いのほか大変でした。草がシートを突き破っていたり、びっしりとシートに根を張っていたからです。それを取り除くのが大変でした。天気がよいので、もうもうと埃が立ちました。しかし、“猛者”と言われたスタッフ達は、顔を真っ黒にし、耳の穴もほこりだらけになりながら、黙々と作業を続けました。その姿は、困難に立ち向かい、それを楽しんでいるようでした。

2018_0403_151339dscn5178  今日の森作業は、鎌田、松村(宗)、岡安、加賀、柳沢そして筆者でした。(報告 橋倉喜一)

2018年4月 2日 (月)

地球で安心して暮らすことの出来る2018年度にするべくスタートしました

 昨日(4月1日)、足尾の9時過ぎの気温はすでに20℃を超え、澄み渡った空気の晴れた天気でした。

20180401_091248  新年度を迎え、昨年に続いて第1回事務局会議を足尾で開催しました。会議では、5月19日開催の第37回「足尾・ふるさとの森づくり」をめぐって現場の事務局スタッフの皆さんのアドバイスや指摘をいただき、議論をしてきました。詳細については、今後詰めていきますが、「受付の開始時間を早めてはどうか」、「地域や社会のルールがある。苦しい時に支えあうことの大切さや人は森に生かされていることを感じてもらいたい」、「やっても無駄だという空気になっていないか。あきらめてはいけないということを感じてもらいたい」、「栃木の旬の食材でもてなしをしたい」など非常に有意義な意見が出されました。

20180402070721  お昼は、高橋副理事長と仁平スタッフによる準備、そして松村宗雄スタッフからの食材提供による旬の品盛りだくさんの料理でした。カレーには玉ねぎの皮でだしを取り、ブロッコリーやパプリカの入るヘルシーなものです。味噌汁も具だくさんでキャベツ、ナツネギ、なめこの入ったものです。他に土筆、野蒜もありましたので、春だなと食でも実感する昼食でした。用意をしていただきありがとうございました。

20180402070532_2  3月25日開催の第13回通常総会では、気候変動と紛争・戦争などのよる生存不安定な時代を迎えないために“山と心に木を植えよう”などとする2018年度の事業計画を決定しました。初めて経験する少子高齢化や異常気象に対して、シニアの皆さんが培った自然と向き合う経験と知恵を若者に引き継ぐ使命を持っておられます。現在、5月19日の第37回「足尾・ふるさとの森づくり」には北は北海道、南は沖縄県から参加希望の連絡をいただいくとともに、これまでお付き合いのある高校生などへ積極的に参加呼びかけをして、当日は楽しいイベントを計画していきます。全国の皆さま、お待ちしています。

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20180402070600_2 (報告:事務局・小林敬)

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