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2016年11月の17件の記事

2016年11月 7日 (月)

大変な森作業だが、未来のためにやらなければならない

 11月5日9時、2015年10月に植樹した南相馬市原町区南萱浜地区の森の防潮堤の除草作業とタブノキ、シラカシを補植(60本)しました。集ってくれたのは、原町地区連合、南相馬市役所職員、そして私たち鎮魂復興市民植樹祭応援隊の計40名でした。

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 多くの方が集まってくれたのは原町地区連合25名で、地域の社会貢献活動として草取りをしてくれました。当日は好天に恵まれ、心地よい浜風が吹く中で森作業が行われました。

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 参加者からは、「草が鬱蒼として、苗木が見えないぐらいで驚いた。大変だが今後も除草作業などに協力していきたい」、「たいへんな作業だったが達成感が味わえた」と感想が述べられました。原町地区連合の皆さん、南相馬市役所職員の皆さん、応援隊の皆さん、ありがとうございました。

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 除草作業終了後、応援隊4名でシロダモの種を取りを行ってきました。約5.000個拾うことが出来ました。苗を育ててくれる方おりましたら連絡ください。(応援隊事務局 岩橋孝)

2016年11月 6日 (日)

爽やかな秋晴れの臼沢の森に“恩送り”、絆を深めました

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 冷たい風が少し気になりましたが、今日は真っ青な青空の下で、想像できないような明日を植えられた秋の感謝デーでした。全国の“森とも”が植え、スタッフ達が育てている足尾「臼沢の森」には、45名の“森とも”の歓喜が紅葉の森に響いていました。

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 10時過ぎ、感謝デーに集ってくれた45名に大野昭彦理事が歓迎の挨拶。早速、秋祭り真っ盛りの臼沢の森に向かいました。事務局員とスタッフが背負子と籠を背負って、20本程の苗木と鍬などを運び揚げました。その後に、参加者が移植ゴテと苗木を持って、急傾斜の階段を約300m登り始めました。30分程で植樹会場へ到着。眼下の輝く紅葉と、岩と草だらけの中倉山北斜面を眺めながらひと休み。

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 植樹本数は400本、植え方のアドバイスを受けて、ブナ、モミジ、トチノキ、コナラを植えました。

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 1時間半程で全ての苗を植え、枯草でマルチングしました。スタッフが最後のチェックを行って、小さな苗たちが命をかけて未来をつくってくれることを願って記念写真。

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 下りは、濃い秋化粧をした木々たちの祭りに歓迎されながら、気分も軽く、落ち葉を踏みながら、輝いている葉の美しさを心に焼き付けていた皆さん。 

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 遅い昼食では、「塩クジラ汁」、「もってのほか(菊)」、「ホルモン焼き」、そしてデザートには餡子もちときな粉もちがふるまわれました。

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 交流タイムでは、急な階段の上り下りでの植樹でしたが、紅葉真っ盛りの森に触れ、旬の味、懐かしい味に気分は満足そうでした。未来への「恩送り」をしてくれたWE21の皆さん、“森とも”の皆さん、ありがとうございました。

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 「想像できないような、1000年後の未来も」、今日から始められました。

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 事務局員、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。(報告 高橋佳夫)

2016年11月 5日 (土)

「秋の感謝デー」の準備をしました。

絵葉書にでもでてきそうな青空が広がりました。本日は、明日の「秋の感謝デー」に向けての「準備デー」です。午前中は明日植える苗に水をくれた後で下草刈りを行いました。岩が多い中での草刈りはなかなか大変な作業です。

Pb051336_640x495 午後は、苗を植樹地に運ぶ作業です。植樹地は急斜面の臼沢。老体に鞭打って(副理事長談)、20本を超える苗を籠に入れて運びました。

Pb051338_640x514 なかなかの重さですが40名の森ともを迎えるために、張り切って出発。

Pb051339_640x478 青空に映える紅葉の中を、もくもくと進みます。

Pb051343_640x480 登る事30分、息も切れ切れに植樹場所に到着しました。無事に大切な苗木を運び終えて一安心。植樹地は既に万端の準備が整えられています。運び揚げた苗に願いを?

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Pb051380_640x480 臼沢からの眺めは、明日参加してくださる皆さんにも見せたいとっておきです。嬉しいことに明日も天気はよさそう!

Pb051393_640x516準備は滞りなく終了しました。皆さん、お疲れ様でした。明日もまたよろしくお願いします。

Pb051408_640x510筆者も青空と秋色に感動しました。

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本日のボランティアは、鎌田、高橋、仁平、小黒でした。(報告者 小黒伸也)

2016年11月 4日 (金)

寒風に負けるなミズナラとコナラ、ポット苗に元気を吹き込む森作業

 今日の朝は冷え込みました。猿の親子も寒そうでした。

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 森作業3日目も秋晴れの下で、苗床の草取りをしました。今日のボランティアはJREU大宮、横浜、八王子の組合員12名でした。

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 10時、作業服に着替えた皆さんに、水落事務局次長から歓迎とお礼の挨拶をした後、スタッフの仁平、小川から現地を案内され、越冬する前のポット苗の草取りをしてもらいました。

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 午前中には、3.040ポットの草を取り除くことが出来ました。昼食後は、南相馬市へ提供する苗木を育てるための意見交換を行いました。話の中では、ポット内の水と酸素が通り易い土の配合や労組活動としての苗作り等を考えました。

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 3時には太陽が隠れてしまうので、皆さんは身体を冷やさないように帰路につきました。JREUの組合員の皆さん、お疲れ様でした。

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 晩秋の松木沢ですが、ひっそりとカンザクラが咲き始めました。例年よりも少し早い気がしますが、可憐で小さな花びらが寒さに負けずに咲いています。この様子を見ると気が締まります。

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 松木の杜の主であるクヌギも黄色く色づき、臼沢の森の秋祭りを盛り立てているようでした。

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 本日のボランティアは15名でした。(報告 高橋佳夫)

2016年11月 3日 (木)

清々しい秋の青空の下での森作業は気分も晴々?

 秋の森作業3日目。天気は晴れ、秋の清々しい青空の下で若者たちが草を刈ったり、ポット苗の草を取ってくれました。

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 今日のボランティアはJREU長野、新潟、高崎の組合員の皆さん14名とJRFU関東の組合員の皆さん10名。サポートしたのは小林事務局長、スタッフの鎌田、橋倉、仁平の3名でした。

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 FUは2009年に植えた臼沢の森の一角の草を刈ってくれました。久しぶりの森作業でしたが、全員が声を出して、安全な作業をしてくれました。13時にはエリア全体の草を刈り、皆さん清々しい顔をして、下山しました。

 EUの皆さんは、「うんしゅう亭」で歓迎のあいさつを受けた後、苗床に移動。鎌田スタッフから草取りの手順などを聞いて、作業に取り掛かりました。

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 暮らしの中では土に触れることの少ない皆さんでしたが、ポットに充満していた草の根を丁寧に抜いてくれました。

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 作業は13時に終了。遅い昼食を食べた後は、南相馬市の「鎮魂復興市民植樹祭」に提供する常緑樹の育て方を学びました。

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 鎌田、橋倉両スタッフから種の皮むき、種まき、土の配合等をアドバイス。雪深い地域の長野、新潟の皆さんは真剣に聞いていました。

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 高崎の皆さんは、地域で連携している労組が育てたクヌギを松木の杜に植えて帰りました。本日のボランティアはEUが14名、FUが10名、小林、鎌田、橋倉、仁平でした。

皆さん、お疲れ様でした。(報告 髙橋佳夫)

2016年11月 2日 (水)

霜月から始まった秋の森作業に若者が感激

 今日から、JREUの組合員の皆さんが森作業を手伝ってくれています。今日は、JREU千葉の4名でした。作業は、落葉広葉樹の苗木(クヌギ等)を上の苗床に移動させました。 初めて参加した若者は、ポンコツの軽トラ(マニアル車)を運転しましたが、それがとても嬉しかったそうです。

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 作業の合間には、先輩たちが12年前から育てている臼沢の森を見学。秋色に染まる森を見て感動しているようでした。

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 続いて向かったのは、JREU千葉の皆さんが2014年に植えた「民集の杜」。60㌢ほどの苗木が生長している様子を見て、若者二人は驚いているようでした。真心をもって丁寧に植えた苗木たちは、厳しい環境でありながらも、私たち“森とも”の心に加勢していますよ。EU千葉の皆さん、お疲れ様でした。

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 若者たちが帰った後は、柳澤スタッフが籾殻を運んできました。苗の根を寒さから守るために、そして来春にはマルチングに使用する籾殻。それを鹿やイノシシに食べられないようにシートでガードしました。

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 本日のボランティアは、JREU千葉4名、済賀、仁平、柳澤、高橋でした。(報告 高橋佳夫)

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 昨日(11/1)は、6日と13日に植樹する会場の草刈りを行い、篠竹を目印に立てました。足尾に向かう途中、男体山は白い薄化粧をしているようで、多分、初冠雪だろうと思いながら足尾に着きました。気温は8℃でしたので、寒く感じました。

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 途中、車の前を牡鹿が悠々と歩いていました。警戒心どころではないようです。松村スタッフがストーブに火を入れ、冷えた体にしみる暖かいコーヒーを飲みながら作業の打ち合わせを行いました。

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 その後、道具のチェックを行い、篠竹や道具を背負って臼沢の森を登りました。作業は約200㎡の草を刈り、篠竹600本を目印に立てました。夏に一度草刈りを行っていたので、草刈りはだいぶ楽に作業することができました。

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 14時に作業小屋へ戻り、遅めの昼食を食べました。やっぱり体を動かした後のご飯はとてもおいしかったです。昼食後、ビニールハウスの水やりを行い、日が陰ってきたところで作業は終わりました。足尾は今、紅葉へと向かっています。昨日のボランティアは鎌田、松村、橋倉、済賀、福澤の5名でした。(報告 福澤 猛)

2016年11月 1日 (火)

晩秋の森の秋祭りは千秋楽を迎えようとしている

 今日から霜月。朝、浅間山を見上げると山頂から麓へ向けて白い筋が見え、7時のニュースでは初冠雪です、と報道していた。温度計の針はゼロ度を指していた。

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 秋が深まり、ミズナラの葉は濃い小豆色と黄金色に化粧し、間もなく茶色に化粧直しをして、多くの葉は春まで枝に付いく。

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 ブナも秋祭りの化粧を輝かせて主役の座を誇示している。脇役のモミジも秋祭りの主役を盛り上げている。

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 山吹の葉も黄色く輝き、舞台の花道を彩っている。千秋楽を迎えると、多くの葉は化粧を落とし、白い肌に戻り、次の役者の栄養分に変身する。間もなく土壌分解動物たちの餌となり、やがてそれは山吹たちの元気の素になる。

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 コシアブラの葉も黄色い化粧がはげ落ちて、透き通って地に落ち、やがて土になり、来年も美味しい味を恵んでくれる栄養生産の食材となっていく。

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 北風がやってくると葉と葉が叩き合って音を出し、風予報をしてくれるがヤマナラシ。この高木も秋祭りの見張り番となって、黄色い信号を発している。さらにその奥では、カラマツも秋祭り最後の舞台を見守っている。

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640x488 来週6日は「秋の感謝デー」。12年かけて育てている臼沢の森の秋祭りは、40名を超す“森とも”に最高の輝きと見せてくれると願っている。

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 その準備に、今日もスタッフ達は急傾斜の森を登り、植栽地を整えている。初めて参加する方(森とも)もいるので、楽しい出会いを創っていきたい。(理事 髙橋佳夫)

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