« 2014年5月 | メイン | 2014年7月 »

2014年6月の19件の記事

2014年6月29日 (日)

今年最初の会津ナラ枯れ調査をしました。

 P6285236  昨日(28日・土)、ナラ枯れを何とか防止しようと始めた炭による樹勢回復の調査を今年初めて行いました。調査は、Aブロック~Fブロックの標準木の状況、カシナガの穿孔状態・樹液の排出状態等でした。雨は今にも降りだしそうでしたが、幸い何とか降らずに調査が出来ました。

P6285238 カシナガ(カシノナガキクイムシ)の活動は見つかりませんでした。勿論、フラスも出ていません。幹からは樹液も流れていませんでした。幹の測定では、木の一本一本にプレートを付けていますが、プレートを結んでいる紐が張っていました。生長している様子が分かりました。

P6285240 只見川の水量は満々と充ちて、山の新緑の姿が川面に映し出されて最高の景色でした。自然の力と美しさを実感しました。そのためにもナラ枯れ防止を何とかしたい、と願って帰路に着きました。森びと福島県ファンクラブの増子さん、東城さんお疲れ様でした。(スタッフ 仁平範義)

 

2014年6月28日 (土)

東屋で楽しい“遊働楽”を創りたい

P6283674

P6273629 東屋建設作業は本日、柱の刻みに入りました。午前中は小雨でしたのでテント外で作業できました。

P6273643 昨日は、小井土、橋倉、加賀の3スタッフの協力を得て、東屋の土台用に測量をしました。後は、土台の穴を掘るだけとなりました。

P6273641

P6273634 ビニールハウスは二棟目の中心骨格を設置することができました。

 昨日は、昼食後や作業休憩時に東屋の利用方法、ビニールハウスの活用方法について話が盛り上がりました。その中心は楽しく作業ができるように、と言うことでした。

P6273626 朝、コンテナ物置の扉を開けると写真のように黄色く可愛いテントウムシ?が挨拶してくれました。作業前の心和む瞬間でした。(理事 高橋佳夫)

2014年6月27日 (金)

北東北・八幡平の森づくりが終わりました

Img_0209 6月21日(土)、森びとプロジェクト委員会 みちのく事務所は、第12回「八幡平・ふるさとの森づくり」を旧松尾鉱山跡地で開催しました。

Img_0199 今年で5回目を迎えた八幡平の植樹は、天候にも恵まれ、参加しくれたJREU東北3地本の組合員・家族を初め、地元企業のみなさんなど総勢180名が力を合わせ、400㎡の土壌改良した土地に、ミズナラなど9種類、約3000本の苗木を植樹しました。

Img_0263 お忙しい中、地元・八幡平市副市長、林野庁岩手北部森林管理署長にも参加していただき、厳しい気候と酸性土壌という悪条件の中での活動に対して、感謝と激励の言葉をいただきました。

 高所で雪深い厳しい環境・条件ながら、これまで植樹した木々は順調に育ち、近くにはウサギや鹿、熊などが現れるほど緑が回復してきています。

Img_0160 初めて植樹に参加した方からは驚きの声が寄せられ、毎年八幡平を訪れている参加者にとっては、これまでの育樹活動が実感できるほどの小さな森が育っています。参加してくれました皆さん、ありがとうございました。(事務局 関一史)

2014年6月26日 (木)

本当に自然は有難い、青空がこんなにも素晴らしい足尾・松木沢

P6263614 今日は、またまた梅雨明けのような快晴の朝を迎えられた足尾・松木沢でした。写真の通り、足尾のグランドキャニオンはその岩を青空へ向けて突き出していました。

P6263611 勿論、私たちが植林している臼沢の森も青空に緑の風を吹き上げているようでした。

P6267827

P6223524 蝶も道端の小さな水分を舐めていました。

P6267841 対岸の中倉山斜面には、数等の若い鹿たちが気持ちよさそうに草を食べていました。

P6263618 そんな爽やかな日差しを浴びながら筆者と星野スタッフ(実習)は東屋の梁を刻みました。

P6263623 そうすると母キツネが作業場に近づき、朝の挨拶をしてくれました。少し余裕をもっていましたので、手を休めてキツネの表情を見ていると、朝陽がとても気持ちよさそうでした。

P6233542 午後は小川スタッフと待ち合わせをして、日光森林管理署を訪問し、中倉山のシロブナ保護に向けたアドバイスを頂戴してきました。それは、来月20日の「森びと設立10年記念中倉山登山」の大切な目的を達成するためです。(理事 高橋佳夫)

 

2014年6月25日 (水)

日本には梅雨が無くなってしまったのか

P6253604 日本には梅雨が無くなった気がします。シトシトと雨が降ってそれがすべての生き物の恵みなっていた梅雨でしたが、数年前から恵みよりも恐怖が伴う局地的豪雨となりました。

P6253595 宇都宮市や足尾町は雷の本場と言われていますが、本場は夏休みになってからと記憶にありました。梅雨の時季から雷雨になるという記憶は筆者にはありません。

P6253600 写真は今日の足尾ダムと松木川の様子です。午後、30分程で一気にドロ水が増水しました。

P6253593

P6253584 それでも午前中は東屋建設の作業とビニールハウス設置作業を行いました。

P6243559  昼食後は、雷雨のために作業中断となりました。作業は計画通りにいきませんが、命と安全が第一ですので仕方ありません。(理事 高橋佳夫)

2014年6月23日 (月)

梅雨晴れの清々しい青空の下で森作業

P6233533 梅雨ですが清々しい一日でした。育樹・育苗には撒水が欠かせませんが、夕方から夜に雨が降ってくれますので、今日はビニールハウス設置と東屋建設の作業をしました。

Dsc01218

P6233544 作業はベテランスタッフ達でしたので、スムースにはかどりました。

P6233553 昼食時と作業終了後の話し合いでは、“軍隊は絶対に国民のいのちを守らないことを沖縄から学んだ。その一員に若者達をさせてはならない。そのためにシニアは語り継ごう”、また、鎌田スタッフが刈払い機講習会の報告をしてくれました。

P6233556 その後、今後の打ち合わせをして5時に解散しました。(理事 高橋佳夫)

2014年6月22日 (日)

足尾・森びと広場では苗分け作業が終了しました

P6217769_2

P6223479 本日と昨日は育苗作業中は雨が止み、暑くもなかったので苗分け作業が終わりました。昨日は、東京から樋口さん、大坪さんが忙しい中を育苗作業に来てくれました。久しぶりの作業でしたが、ひとり100ポット以上の苗分けをしてくれました。

P6223485_2 本日は、スタッフ・松村宗さん、小川さん、事務局・岡部さんと筆者が森作業を行いました。午前中は、明日から始まる東屋建設に向けた柱の刻み作業用テントを幕営しました。その後は、新しい苗床になる場所の測量を行いました。

P6223521_2 午後は、苗分けを終了させ、その後、みちくさ畑の食害防止柵を設置しました。柵設置後、何を畑に撒くかなどを話し合って、松村さんと舎人・岡安さんが種と苗を持ってくることになりました。

P6223514 それにしても今年は毛虫が異常発生しています。桜の葉が一気に(写真)のように食べられてしまっています。

P6227805 毛虫をどうするのか、と考えながら帰る途中、足尾ダム湿地帯で夜を待つバンビがのんびりしていました。(スタッフ 仁平範義)

2014年6月20日 (金)

森(自然)の恩恵に頼って生きている暮らし

P6203448 今日の足尾・松木村跡地は穏やかです。小雨が降ったり止んだり、苗床の苗木や先月植えた「民衆の杜」の苗木たちは小雨と23度の適温に感謝しているようです。

P6203454 みちくさの畑には昨年までは顔を見せていなかったドクダミが白い花を咲かせ、3年間も実を付けているホオヅキも白い花と実を付けています。

P6203450  明日は夏至、ホオヅキ市も賑わってくることでしょう。人間の暮らし(文化)の基層には植物たちの花や実が深くかかわっているようです。

20140618161041142_0001 ところで2年前のキャンパスフォーラムでお世話になった設計者・村尾欣一さんから本(『木霊』村尾欣一著・新潟日報事業社)が東京事務所に送られてきました。

20140618160836894_0001 本には、一切の金物を使わずに新潟県新潟市に建設した「越後森林館」等の建設に携わった棟梁・小川正樹さんとの妥協を許さない設計者と棟梁の生き様が書かれています。そこには、村尾さんと小川さんの木の力を暮らしに活かす伝統技術の継承精神と技術革新が貫かれていると感じました。

P6203455 私たちの暮らしはこうした自然の恩恵に頼って生きていることを改めて感じました。村尾さん、小川さん再会できることを楽しみにしています。(理事 高橋佳夫)

2014年6月16日 (月)

私たちが暮らす星を元気にしよう!

P6167654 今日も青空が足尾・松木沢に広がっていました。

P6167691

P6167712

P6167733 足元では新鮮な糞を運びだし、ハンミョウは餌を求めて歩き回り、木陰では朝陽に花が輝いていました。梢のてっぺんではホオジロが大きな声で発声練習をしていました。

P616772020140616133602095_0001 ところで昨日の植樹祭を企画した桐生ローターアクトクラブの皆さんは、植樹の目的を下記のように記していました。

Imgp0440 昨日の参加者へ配った資料から抜粋すると、国際的に森林伐採が進行し、環境汚染が問題。森・川・海そして雲と降雨や降雪があり森を潤す。その上、生き物に欠かせない酸素を供給してくれる。この豊かな循環機能が地球温暖化によって弱ってしまう。私たちが暮らしている星をこれ以上弱めてはならない、ということが書いてありました。

Imgp0423

Imgp0439 その他、「足尾銅山鉱毒事件」、「田中正造紹介」、「煙害と鉱毒」等が紹介され、バスの中で話し合われてきました。

P6153414 昨日の植樹祭をリードした皆さんはピンクのTシャツを着た若者たちでした。

P6153439 国際的には、各国の政治リーダーたちが命よりも国益(経済)優先で二酸化炭素削減を考えていますので、「私たちが暮らしている星を弱めない」目標が一致できません。意思した私たちがやる以外にないようです。改めて桐生ローターアクトクラブの皆さんに感謝です。(理事 高橋佳夫)

2014年6月15日 (日)

楽しかった!5年目の桐生ローターアクトクラブ植樹祭

P6153445 足尾「民集の杜」に若者が楽しい植樹に集いました。

P6153442 天気は植樹日和でした。植樹祭を実施したのは桐生ローターアクトクラブの皆さん。高校生からシニアまでの45名が「民集の杜」で未来のいのちのために一本づつ丁寧に幼木に元気を吹き込んでくれました。

Imgp0424

Imgp0430 今年で5年目の植樹祭はこれまでと違い、森びと事務局(小黒事務局次長、水落事務局次長)がバスに添乗しました。時間(富弘美術館~足尾植樹会場間)は短かったのですが、車内で私たちの活動を紹介させていただきました。

P6153421 植樹は12時半頃から14時の間に行いました。まず、高橋副理事長から歓迎のあいさつを行いました。

Imgp0390

Imgp0395

Imgp0399 その後、 3グループに分かれた皆さんに小井土スタッフ、仁平スタッフ、橋倉スタッフの三人から植樹のアドバイスをしました。植樹ははじめての人もいましたが、皆さん楽しく一本一本丁寧に苗木を植えてくれました。

Imgp0421 参加者のなかにはカナダ国籍の若者もいました。「民集の杜」には若者たちの歓喜が風に流されていました。植樹後は全員で記念撮影、その後は「みちくさ」へ寄っていてできました。

P6153447 植樹後は、スタッフが最後のチェックをして、桐生ローターアクトクラブの植樹祭が終了しました。植樹祭には桐生市に住む石島理事も参加してくれました。

P6143337 楽しそうな若者たちの植樹祭に中倉山は笑みを浮かべているようでした。(理事 高橋佳夫)

 

森びと検索

最近のトラックバック