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2014年5月の17件の記事

2014年5月31日 (土)

急に夏がやって来たような松木沢でした

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P5313081 各地で真夏日を観測していますが、足尾でも30度を超す気温でした。7月過ぎないと花を咲かせない(記憶があっていれば)草の花が箒のようでした。

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P5317441 夏の草も黄色に輝き、蝶たちも乱舞していました。ホオジロも暑そうでした。

P5313085 今日は昨年秋に植えた臼沢の森の生育状況をチェックしました。状況は最悪なものでした。食害に遭って頭部を食べられた苗木を含めても30%程しか生き残っていません。早速、小黒君とその対策を話し合いました。

P5315093 松木村跡地では栃木県造園協会の皆様が植樹会を行っていました。子供たちの楽しそうな声が青空に届くほどでした。自然の力は大きいですね。それにしても食害には参りました。

P5317487 17時過ぎになっても気温は下がらず、ホオノキの白い花の暑さに負けない勢いが感じられました。(理事 高橋佳夫)

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2014年5月30日 (金)

間もなくアカシヤの香りが沢風にのってやってくる

Photo 真夏日が続いていますね。北海道では、5月の真夏日は50年ぶりだそうです。この頃日本でも昼と夜との寒暖の差が激しくなっている気がします。健康管理にはご注意ください。

Photo_2 足尾の気温は28度(16時)でした。24日に植樹した苗木たちは暑さに負けずにいるようです。一昨日の雨で土は潤っているようです。

Photo_3 この杜の入り口の支柱近くに植えたツツジも花を咲かせて、「民集の杜」と刻まれた支柱が映えていました。

Photo_4 また、松木川斜面の岩肌には必死になってツツジが花を咲かせてくれています。ニセアカシヤも白い花の房を大きくしているようです。間もなく花の香りも届いてくるので、入浴が楽しみです。花を風呂に入れると高級な入浴剤の働きをしてくれます。

Photo_5 草むらの中では虫たちの鳴き声が聞こえるようになり、その虫をモズが食べていました。

Photo_6 明日から15日に実施するオプション植樹・「桐生ローターアクト植樹祭」(仮称)の準備が始まります。また、3日には、日光市立猪倉小学校5年生が松木村跡地を訪れますので、その歓迎準備もあります。天気予報では暫く“晴れ”ですので、準備もスムースにいくでしょう。(理事 高橋佳夫)

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2014年5月29日 (木)

未来のいのちを守る「民集の杜」づくりをサポートしたスタッフ

13 450名の森林ボランティアが集って、足尾・「民集の杜」に植樹がはじまりましたが、その森づくりをサポートしたのは多くのスタッフでした。

0 去る24日、スタッフは森びと広場に8時集合、宮脇最高顧問と岸井理事長も同席した朝のミーティング。安全・無事故第一で楽しい森づくりをサポートしよう!

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2 植樹会場・受付・駐車場・味噌汁つくり・森びと広場等それぞれのグループで最終打ち合わせ。

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5 植樹現場には昨日セットした苗木がボランティアを待つ。植樹各ブロックに苗木の配置を変える。

3 現場で詳細な打ち合わせをしてボランティアを待つ。

6 ボランティアが現場に到着すると植樹方法のアドバス。

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8 5ブロックで植樹が開始される。石ころだらけの植樹する前と植樹した後ではご覧の通り。

9 昼食後、臼沢の森を散策(後日紹介)した後、スタッフは道具の清掃とテント等の返済。16時過ぎ、スタッフ全員が森びと広場に集合。宮下理事のお礼のあいさつを受けた後、鎌田スタッフから森づくり準備と大成功を導いたスタッフの準備過程を報告。

91 味噌汁作りを担当してくれた小井土スタッフの奥さま・光江さんから、「味噌汁の味はいかがでしたか?」、と。スタッフは拍手でそれに応えた。

10 石島理事から、森づくりをサポートしたスタッフの皆さんに感謝!乾杯!・・

11 事故・怪我なく大成功させたサポートを振り返る!

12 “原発に頼らない森と生きるライフスタイルを世界へ”をスローガンに掲げた第33回足尾・ふるさとの森づくりを大成功へ導いてくれました全ての皆さん、ありがとうございました。(理事 高橋佳夫)

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2014年5月27日 (火)

いのちの源(森)の基盤が足尾・松木村跡地に育つ

2014052303 去る23日、足尾町松木村跡地の北斜面に位置する臼沢に植樹してから10年目を迎える森で観察会を行いました。観察会の趣旨は、小さな森に育った10年目の森を観ていただき、各分野の皆さんから感想や意見を述べて頂戴して、今後の森づくりへ活かしていくことでした。

P5232932 当日の案内人は、宮脇昭先生と矢ケ崎朋樹環境学博士にお願いしました。森の入口前で宮脇昭先生は、りっぱに育ったコナラ、ミズナラ、コナラを前にして「ここまでうまくいくとは思わなかった」と言われました。

2014052304 その後、矢ケ崎博士により森を登り、2005年から2009年の森を観察していただきました。

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P5232954 約2時間後は、稲葉理事の司会で意見交換会が行われました。感想や意見では、「木がのびのびしている」、「すばらしい森になっている」、「宮脇方式の密植・混植は私達の植え方と違うがとても参考になった」、「当時、治山事業者であったからこの地はよく知っている。密植は参考になった」、また、旧松木村村民の子孫である星野さんからは、涙ながらに感謝の意を述べてくれました。

Dsc02267 意見交換会の最後に、大野理事より、貴重なご意見をいただいたことへのお礼と今後の森づくりへの意欲を述べて、観察会を閉会しました。

20140526094054772_0001 林野庁、環境省、栃木県、日光市、連合栃木、栃木県造園建設業協会、そして足尾町住民の皆さん、貴重なご意見ありがとうございました。(事務局・宮原哲也)

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2014年5月24日 (土)

足尾・「民集の杜」づくりに450名が集う

Img_0905 五月晴れの下、足尾・松木村跡地には450名のボランティアの皆さんが集い、未来のいのちを守る杜づくりを始めました。

Img_0746 10時半頃、森づくりを始める前、植樹会場入り口では森の命名式(除幕式)を行いました。

Img_0757 除幕式は、宮脇先生、岸井理事長、古河機械金属㈱足尾事業所・久能所長、草木ダム所山縣所長代理、協賛団体・東日本旅客鉄道労働組合・村田副執行委員長、書を書いてくれた鈴木イツ子さん、そして松木村で暮らしていた子孫・星野さんが「民衆の杜」を命名しました。

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Img_0813 その後、参加者は植樹を行い、石の多い土壌を掘り返して13種・3.534本の苗木に元気を与えました。

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Dscf1357 昼食後は、岸井理事長が当会設立10年を迎えられたことに対するお礼を述べ、その後、宮脇先生からは10年目を迎える臼沢の森に対する講評が述べられました。

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Img_0851 講評を聞いた皆さんはその後、臼沢の森に入り、元気に育つ森の生長を散策してきました。

P5245055 15時半頃、ボランティアの皆さんは帰路につき、森びとインストラクター、スタッフの皆さんはテキパキと後片付けを行い、16時半過ぎには全員で歓びの祝杯を傾向けました。

Img_0903 参加者の皆さんありがとうございました。植樹ボランティアをサポートしてくれた森びとインストラクター、スタッフの皆さん、山と心に木を植えてくれていただきありがとうございました。(理事 高橋佳夫)

 

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2014年5月22日 (木)

生きる環境が厳しい中で育てた森を見てほしい!

Dsc01115 明日は臼沢の森の観察会です。当会は2004年に設立し、翌年から足尾で森づくりを始めました。目先の欲を追及してきた結果、村人を村から追い出し、100年経っても自然に戻らない地で私たちは植樹を開始しました。

Dsc01109 植樹から来年で10年を迎えることができました。その小さな森をこれからもいのちの源に育てていくために、林野庁、環境省、栃木県、日光市そして足尾住民の皆さんからアドバスを頂きたく観察会を実施します。今日は、その最終現地調査を実施しました。

P5222903 また、今日は第33回足尾・ふるさとの森づくりですので、その最終準備を行いました。最初は、私たちの怠慢の結果であった4~5年経ってしまった苗木を植えてやりました。

P5222896 写真のようにポットからは太い根がはみ出し、細根は狭いポットにギャーギューとなっていました。そなん息苦しい年月を過ごさせてしまった反省を込めてコナラとミズナラを植えました。

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 今日は植樹会場の入り口のキリノキの花が岩山に映えていました。その近くに「民集の杜」という看板を立てました。書を書いてくれました鈴木イツ子さんありがとうございました。

P5222916 明後日は450名の森ともが”山と心に木を植え”ます。(理事 高橋佳夫)

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2014年5月21日 (水)

1週間の疲れを吹っ飛ばす自然の恵みと人の優しさに感謝!

P5212871 一週間ぶりに雨が降りましたので、自然の恵みに感謝です。植樹会場の土が乾燥して準備作業では埃っぽい中での作業が続きました。埃は我慢できましたが、土壌に水分が少ない状態を心配していましたので、昨夜から降ってくれた自然の恵みにはとても感謝しています。

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P5212864 今日は、足尾町からお借りしたテントを運び入れました。同時に、暫く撒水の水分で我慢していた苗木たちが元気な様子になっていましたので、植樹祭に植林する苗木を整えました。本番では13種・約3.300本の苗木を植林します。

P5212870 作業6日目になると疲れがでてきますが、今日の昼食時には森びと千葉県ファンクラブ・相川さんからソラマメが送られてきましたので、ソラマメ入りのみそ汁を作りました。

P5212875 また、ボランティアに来てくれた太宰さんから純米酒がプレゼントされましたので、「どくだみ荘」でご馳走になります。これで疲れが吹っ飛ぶとよいのですが。

 明日は天皇陛下が足尾町を訪問されますので、朝から交通規制がひかれます。私たちの準備は早朝から始まる予定です。(理事 高橋佳夫)

 

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2014年5月20日 (火)

4日後の森づくり準備は順調に進んでいます

P5204944 上の写真は24日に植樹する場所です。本日は森づくり作業準備5日目。天気は風のない五月晴れでした。

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P5202840 今日の森作業は植林本数3.000本の笹竹を植樹場所の目印として刺しました。乾燥しきった土壌と石が多いところでしたので中々刺せなく、硬い所は重機で開墾してそこに竹を刺しました。

P5202849_2 同時間には森づくり参加者の駐車場になる場所の整備をしました。

P5204978 その後は、植樹10年後目を迎える臼沢の森入口の看板を書き直しました。

P5204962 今年から植林する会場とこれまでに植林してきた松木と新松木の杜全体の名称は、24日以降、「民集の杜」と命名します。その支柱を建立する場所の確定と穴を掘りました。

P5202860 臼沢の森入口の看板も削りなおして「臼沢の森」と書き直しました。22日は天皇陛下が足尾訪問しますので当日は交通規制があり、その影響で準備作業は一日前倒しをして準備しています。手伝ってくれました神田スタッフ、坂口スタッフありがとうございました。(理事 高橋佳夫)

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2014年5月19日 (月)

瀬田小学校の先生と児童たちが森の防潮堤の苗木を育て始めました

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Dsc01102 足尾では今日も青空の下で森作業ができました。作業は昨日に続き、唐鍬による土壌撹拌、植樹後のマルチング用杉皮を運び入れました。暫く雨が降っていませんので、今日も微風で埃が舞っていました。

Dsc01103 夕方には、23日の実施する臼沢の森観察会と24日森づくり後の臼沢の森散策に分かりやすい植樹年の目印を建てました。

P5192832 一方、東京では1.200本のタブノキが埼玉から世田谷区の瀬田小学校へプレゼントされました。プレゼントしたのはJREU東京の皆さんで、筆者はその手伝いをしてきました。

P5192825 坂本尚子校長と教諭の皆さんは、児童の環境教育としてタブノキを大きく育て、育てた苗木は南相馬市の森の防潮堤づくりに植えてほしいと願っています。そのサポートをJREU東京の皆さんが行っています。

P5192828 これからは希望する児童と保護者が自宅で苗木を育てるそうです。保護者と児童が苗木に水をやりながら、未来を生きる子供たちの心にも“森と生きることの大切さ“を植えられると嬉しいですね。

P5192835 瀬田小学校の皆さん、タブノキも命をかけて生きようとしています。元気なタブノキに育ててください。(理事 高橋佳夫)

 

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2014年5月18日 (日)

森の恩恵に感謝して、森と生きる暮らしを学ぶ「民集の杜」

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 400名以上の森ともが集う第33回足尾・ふるさとの森づくり。その森作業の3日目は暑い中での唐鍬による土壌撹拌でした。砂混じりの土は乾燥し切っていたので時々、砂埃がまきあがりました。

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 昼時に顔を洗うと、昨日撒いた燻炭が鼻の穴に入っていました。

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 昼食時には、石島理事が作ってくれた美味しいけんちん汁をご馳走になりました。石島さん、ありがとうございました。

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 ビニールハウスの中では植樹祭前に杜の命名式用の支柱に名を刻みました。ハウスの中での作業でしたので気温が30度も上がっていました。

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 午後2時頃には1回目のペンキ塗りが終わりました。私たちは今から112年前に廃村に追い込まれた松木村跡地で植樹を行っています。子孫の皆さんの会・「松木会」からは、やりきれない村人の声や想いを聞いてきましたので、そのような村人の想いを忘れまいとして、そして森と生きてきた村人の暮らしを現代に活かしていこうと願い、「民集の杜」と命名しました。(理事 髙橋佳夫)

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