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2013年11月の18件の記事

2013年11月29日 (金)

元気な土をつくる環境が整いました

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   一週間の越冬森作業が終わりました。作業は天気に恵まれ、事故や怪我もなく無事に終わりました。協力してくれた皆さん、ありがとうございました。

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  草地だった地は掘り起こされ、草の根で息苦しかった土の中に酸素が行きかうようになりました。これからは霜柱や雪に土が撹拌されていくことでしょう。

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  今日は鎌田スタッフと小川スタッフが東松木の杜西側に柵を設置しました。筆者はバックホーで開墾を継続しました。レンタルしたバックホーは本日で搬出、明日からは、昨日運んできた柳沢スタッフのバックホーで開墾を継続していきます。

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 砂地に黒土を混ぜ合わせるために、黒土を10トンダンプ10台分も運びました。これからは黒土を開墾地に運び入れ、バックホーで砂地と混ぜ合わせます。

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 今年も後一日で師走を迎えます。スタッフの皆さんは忘年会が多いようです。作業で心身ともに疲れましたので、ゆっくり楽しんでください。

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 今日はカラミ堆積山の雲が夕焼け色に染められていました。

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 北風が「どくだみ荘」の隙間から入り込み今夜も寒そうです。明日も天気はよさそうです。松村さん、新鮮で安全な野菜を届けていただきありがとうございました。

2013年11月26日 (火)

東松木の杜構想が膨らむ森作業

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 中倉山上空の月が私たちに何か語り掛けている朝でした。

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 反対側の山並みではシラカンバたち朝陽に輝き、彩を鮮やかにしていました。

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 越冬森作業の4日目。鎌田スタッフと仁平スタッフは重い柵を担ぎ、長さ300㍍程の設置場所近くに運びました。

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 現場では、「ここは素晴らしい杜になるかも」(仁平スタッフ)、「東松木の杜に行ってみたい、と言われる杜にしたい」(鎌田スタッフ)と、作業が順調に進むにつれて杜づくりの話が弾みます。

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  岡部事務局は学生時代に修得したバックホーン操縦を甦らせ、石の多い植樹会場を開墾してくれました。開墾作業は順調にすすんでいますが、明日からは大きな石がゴロゴロしている場所の開墾なので技が重要です。明日は、手慣れた柳澤スタッフがその技を発揮してくれると思います。

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 東松木の杜の急斜面では鹿たちが私たちを睨み付けている感じがしました。“木々が大きくなるのを待ってくれ!”と小声で言ってやりました。

 

2013年11月25日 (月)

今日も元気よく越冬森作業ができました

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 三日目の作業は朝から天気が気になりましたが、中倉山に陽が隠れるころまでは雨が降りませんでした。作業が終わった後、夕方5時になると雨が降り出しました。

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 今日の作業はビニールハウスのビニール張り、食害防護柵設置そして開墾でした。ハウスのビニール張りには星野スタッフと大塚さんが手伝いに来てくれました。

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 二人は八王子の皆さんとビニール張りを行い、夕方までには殆どのビニールを張ってくれました。

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 防護柵は車道側に添って約50mを設置しました。今日は金子スタッフ、福澤事務局が手伝いに来てくれました。来年実施する植樹祭の入り口部分を残して設置しました。

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 三日間も重い柵を持ったり、針金で絞めたりすると筋肉痛になりますので、仁平スタッフは風呂に入って手を揉んでいました。

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 植樹会場の開墾は午後、福澤事務局がバックホーンに挑戦していました。約200㎡を開墾できました。開墾は三日間で来年植樹会場予定の約半分程ができました。

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  八王子の皆さん、二日間の作業を手伝っていただきお疲れ様でした。また、「どくだみ荘」へ手作りの梅干し、ゆずジャム等を届けていただきありがとうございました。

2013年11月24日 (日)

来年の植樹会場が見えてきました

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 冷え込んでいる足尾の朝です。フロントガラスが凍りました。

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 八王子市方面から手伝いに来てくれた皆さんが到着したころには青空と太陽の光がまぶしい天気になりました。早速、鹿などの食害防止のための柵を設置しました。

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 柵は写真の通りですが、スチール製の柵と周辺材を運ぶのは一苦労でした。でもさすがに手馴れた皆さんでしたので怪我なく設置することが出来ました。

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 今日は約140mの柵を設置することができました。JREU八王子のOBの皆さんお疲れ様でした。

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 事務局の作業員は水落さんと小黒さん。二人はバックホーンの教習を受けて、来年の植樹場の開墾をしました。

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 二人は暫くぶりの操縦のために重機を思うように操縦できなかったようです。

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 筆者も重機を操縦して来年の植樹会場予定の三分の一程度を開墾しました。この分だと来年の植樹は相当な本数になるか?でも自然の警告は待ってくれない?。

2013年11月23日 (土)

雲ひとつない透き通る青空の下で森作業

 今日の足尾・松木沢は雲ひとつなく青空がとても美しい日でした。

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 朝、作業場に着くと松木の杜で音がするので行ってみると鹿がネットに絡まっていました。鎌田スタッフと仁平スタッフがネットを外して杜の外に逃がしてやりました。

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 東松木の杜作業は今日から本番。重機操縦の筆者の先生である柳沢スタッフが駆けつけてくれました。二時間ほどで杜の散策道が作られました。さすがでした。

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 午後は、重機による東松木の開墾、食害防止柵設置の準備をしました。周囲600m程に防護柵を張り巡らします。明日は12名の皆さんが手伝いに来てくれます。

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  作業が進むにつれ、東松木の杜のイメージが湧いてきました。

2013年11月22日 (金)

操縦室付の大型機械で仕事がはかどります

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 今日の足尾は穏やかな日でした。朝8時半の気温は6度でしたが、北風が吹きませんでしたので寒さは感じませんでした。昼頃には松木沢に若者たちの声が響き、野外学習に来ていた今市市の中学1年生に元気をいただきました。

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 作業は10時に重機と食害防止柵を受け取り、東松木の開墾をはじめました。今までの機械は操縦室がないのでこの時季の作業は大変でした。

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 今回レンタルした大型機械は操縦室があるので有難いです。支援してくれました「とちぎ環境・みどり推進機構」の皆さんありがとうございました。

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 仁平スタッフは今日も小さい重機で操縦の実習を行い、明日は大型重機にチャレンジします。 さすが大型機械で開墾すると作業がはかどりました。

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 紅葉は終わりましたが、新松木の若木の葉はブラウンの濃淡を楽しませてくれています。

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 旧松木村後の草地では暖かそうな白いマフラーを巻いている草が寒そうでした。さあー、早く床について明日も頑張るぞ!

2013年11月21日 (木)

ゴォー!という北風が冷たい足尾・旧松木村です

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 足尾・松木沢の空気は冷たくなりました。今日は午前中、仁平スタッフが23日から始まる越冬森作業の環境整備をしました。

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 午後の気温は5度になりました。明日、食害防護柵の納品、重機の搬入があるのでその入り口を整備しました。

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 仁平スタッフはそのために重機の実習を行いました。重機は、来年から植樹する約18.000㎡の東松木の杜を開墾するためにレンタルします。防護柵はその杜の周囲約600m分です。

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 16時過ぎに「どくだみ荘」に向かいましたが、途中、白樺に作ってあったカラスの巣が北西の風で揺れていました。北風が身体に浸みる足尾・松木沢でした。

 

2013年11月19日 (火)

地球温暖化・大人は責任のなすり合い、子供たちは木を植える!

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 「私は植樹体験で木を植えて、この体験が地球温暖化を防ぐ一歩へとつながり、植えた木が元気に育って、山が緑いっぱいになればうれしいなと思いました。とても貴重な体験ができてとてもよかったです。私はこれからも地球に、緑に優しいことをしていきたいです。」(Tさん)、「ぼくは木の大切さが分かってよかったです。木がなくなると二酸化炭素が増えるのが分かってよかったです。あとミミズに小便をかけないようにします。」(Tくん)。

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 この感想文は栃木県下都賀郡壬生町立壬生北小学校5年生18名の一部です。昨日、鈴木校長先生のお礼文と感想文が事務所に届きました。

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  これは今月1日、足尾町の旧松木村で社会科授業をサポートした感想でした。北壬生小学5年生の皆さん、先生の皆さん、私たちは皆さんの願いと笑顔を忘れず、苗木たちを元気に育てます。

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 ところでCOP19(国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議)では、二酸化炭素削減をめぐって「温暖化責任のなすり合い」(『毎日新聞』)をやっているそうです。大人は国益第一で責任のなすり合い、児童たちは植林を体験して温暖化を防ぎたいと誓っています。

 

2013年11月18日 (月)

ワルシャワへ届け“山と心に木を植える”生徒たちの心

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 アメリカ合衆国中央部で巨大竜巻が数十個ほど発生した、と本日朝のテレビで報道されました。この時季に発生するのは珍しいということでした。COP19でのフィリピン政府交渉官の涙ながらの温暖化ストップの叫びが自然界に届いたのでしょうか。

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 本日、南相馬市に住む岩橋事務局から新聞記事(「福島民報)と「福島民友))が送られてきました。記事は16日に植えたハマナスの事が報道されていました。

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 このハマナスは県の絶滅危惧2類指定となっているそうです。新聞では「3年ほどで高さ1.5mまで成長し、根が垂直に伸びるため、防潮堤を補強する効果もある」と書かれていました。

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 ピンク色の花が咲いていのちを守る森の防潮堤に可愛い色を添えてくれるのが待ち遠しいですね。一緒にハマナスを植えてくれた生徒の皆さんは50年後の森を想像できないかもしれませんが、その森が私たちのいのちを支えてくれることは確かです。

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 生徒たちの心がCOP19会議メンバーに届いてほしいものです。岩橋さん、ありがとうございました。

 

2013年11月16日 (土)

南相馬市・「鎮魂の森」にハマナスを植えました

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 東日本大震災では南相馬市の浜辺に生きていたハマナスは殆どが波にさらわれました。僅かに生きていたハマナスの実から苗を育てていた相馬農業高校・「農業クラブ」の皆さんが、本日、鎮魂の森の道端に100本の苗木を植えました。

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 集まった17名の生徒たちと先生3名はトラックと小型バスで現地に到着。

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 鎮魂の森南側の道端はガレキが盛ってありスコップで掘るにも一苦労。ツルハシも使って100穴を掘り、西から浜辺に向かってハマナスを植えました。

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 秋の青空の下で海は青く、風に運ばれてくる爽やかな潮風を受けながらの植樹は12時過ぎに全て植えました。

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 今では貴重になってしまった南相馬市のハマナス。最初の発芽率は5%ほどでしたが、色々と研究を重ねて今年は45%程を発芽させたそうです。できれば来年もハマナスを植えたいと言っていました。

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 低木として防砂の役割を果たし、夏には赤い実、秋には黄色い葉を輝かせてくれるハマナス。来年以降が楽しみです。植樹後は全員で記念写真をパチリ!。

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 手製の看板を設置した後、場所を移動し、お好み屋で先月6日に開催された「鎮魂の森 南相馬市復興市民植樹祭」をサポートした反省会をしました。

 相馬農業高校の皆さん、事務局・小林、岩橋さんお疲れ様でした。また、取材してくれました三社の記者、カメラマンの皆さんありがとうございました。

 

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