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2026年8月の9件の記事

2026年8月25日 (火)

みちくさで訪問者を迎える準備とブドウの生長

 本日(8月23日)足尾・松木郷の朝9時の気温は、26℃で天気は晴れです。深夜の地震から一夜明けてみちくさでの出会いを期待して終日環境準備の一日でした。

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Dscn9863 福原さんが作業に参加してくれたので早速、袋掛けしたブドウの袋を開けて熟成度合を見ました。福原さんから「あと一週間で丁度食べごろ」と教えて頂き、来週の森作業の参加者の皆んなの喜ぶ顔が目に浮かびます。

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Dscn9864 果樹園では、イチジクの実が大きくなっています。

Dscn9868 ポポーの葉を大きく広げて太陽の日を一杯に浴びています。生長が楽しみです。Dscn9866 糺の杜の草刈りを福原さんと一緒にし、20分で終わりました。

Dscn9873 続いて福原さんは鎌田さんと一緒に、みちくさを訪れる皆さんがテラスでゆっくり休めるように丁寧に草刈りをしてくれました。筆者も参加して、みちくさ周辺の草刈りをしました。

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Dscn9875 昼食後は、3人で森びと広場に下る道沿いに今年モミジとカエデを植えました。その後スチール獣害ネットを張り、下にあるネットが不要になりましたので一部を撤去しました。鎌田さんから「これで草刈りがし易くなった」と声がでました。

Dscn9876 激変する気候変動のストレスを癒しに是非、足尾・松木郷にお出かけください。

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Dscn9867 本日の舎人は、鎌田さんと筆者でした。作業者は、福原さんでした。(報告者:済賀 正文)

2026年8月23日 (日)

今日は二十四節気の処暑。明日、松木郷は過ごしやすい気候です

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オープン準備を終えた9:00、空は曇り空で気温は26℃。松木川からの風が「みちくさ」へ吹き込み、とても気持ち良い日です。

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足尾松木沢は適度に雨が降っているようで、草の伸びは早いようです。橋倉さんの午前中と午後は「みちくさ」の周りの草刈りを入念にしてくれました

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ボランティア参加の済賀さんは、午前から午後にかけて松木郷の全体の草刈りをしてくれました。その間、舎人(筆者)の山田は来訪者を待っていましたが出会いはありませんでした。

「みちくさ」を閉める前、筆者は済賀さんが作ってくれた木札(木の名前を彫ってペンキで文字に色を付けたもの)を「民集の森西」にあるエノキとコナラに付け、「民集の杜東」のクヌギにも取付けました。

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P1010940足尾松木郷の森は暑さに耐えて皆様の訪れをお待ちしております。森の天然クーラーと癒しの滴の恵みを体感してください。 

 ※本日の舎人は、橋倉・山田。ボランティア参加は済賀さん、報告者は山田でした

2026年8月18日 (火)

夏休みの思い出作り、父子で「松木郷」を満喫しました。

 今日8月17日は、「森びとスタッフ」の矢野さんが、6歳になるお子さんY君を連れて「松木郷」を散策し、夏休みの思い出を作ろうという企画を実行する日です。

 足尾「松木郷」の天候は時折日が差す薄曇り、気温は8:30で22℃。散策には丁度良い暑さですが、日中は暑くなりそうです。Img_1491

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 9時から今日のスタッフ、責任者の大野さん、橋倉さん、清水さん、筆者加賀でどこをどんな案内をするか。先日と同じく「クロモジ茶」を飲みながら打ち合わせをし、「りんねの杜」「川で水遊び」「民集の杜・西で虫取り」昼食後「ハンモックで遊ぶ」ことにしました。

 10時に2人が遊働楽舎「みちくさ」に到着。到着したら、挨拶もそこそこに、早速「みちくさ」前の斜面をシャベルで掘り出しました。Img_1509

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 とは言っても、「りんねの杜」はY君が2歳の時、4年前の2022年10月に小さな苗木を植樹した所です。ここを外すわけにはいきません。杜に行くと、またもや土を掘り出しました。ここでは念願のミミズをゲットしました。「この木をY君が植えたんだよ。前で写真を撮ろう」と記念写真をパチリ。本人は全く覚えていません。

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 2022年10月、家族でシラカバの苗木を植樹したときは、Y君の背丈ほどでした。

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 2022年時はバックのジャンダルムが見えています。

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 4年前に植えたシラカンバの前で記念写真。

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 ヤマハンノキは8ⅿ以上になっています。

 次は水遊び、流れが速く足を滑らせたら一気に流されてしまいます。岸辺をはだしになって水に入って、石を裏返すと川虫が付いていました。Img_1549

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    オタマジャクシを見つけると、「あっ、足が生えてきている」と喜んでいました。

 水遊びの次は、いよいよメーンの「民集の杜・西」での虫取りです。クワガタやカブトムシが一番のゲット目標ですが、果たして見つけられるのでしょうか。

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 残念ながらカブト虫やクワガタ虫は見つけられませんでしたが、落ち葉の中から大きなミミズをゲットしました。その他にも小さなムカデやトビムシ(土壌動物)も見つけました。

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 落ち葉の中にいたコムカデ(拡大写真)

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 落葉の中にいたトビムシ(拡大写真)

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 一円玉と比べたトビムシの大きさです。体長約1㎜。おなかの中には「落ち葉のソーセージ」が入っています。豊かな土の素になります。


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 昼食後、ハンモックで遊びました。お父さんも子供に揺られて楽しそう。

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    ひとしきり遊んだので、もう終わりにしようかと思っていたら、森びとの先輩である、千葉の相川さんから彼岸花の球根が200個ほど橋倉さん宅に送られてきたので、時間があるから一部をこれから植えようと大野さんから提案があり、苔テラスから眺められるように「こころの園」の外に植えることにしました。

 以前、「こころの園」の中に植えたところは、猿か鹿か分かりませんが、イタズラをされ葉がむしられていたことから、今回は金網で囲うことにしました。


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    Y君にも手伝ってもらい、球根80個を植えました。


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 秋には綺麗な彼岸花が見られることを願い、相川さんに感謝と訪れた人の心の安らぎになればと思っています。

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 最後に、遊働楽舎「みちくさ」前で記念写真を撮って、今日の日程を終了しました。このブログを見た方は、お子さんを連れて足尾「松木郷」の散策にいらっしゃいませんか。夏休みの思い出づくりを、自然が豊かな、森の中で過ごしてみませんか。スタッフ一同でお待ちしております。(申し込みは、森びとプロジェクトに電話かメールで)

 本日のスタッフは、橋倉さん、大野さん、清水さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)

2026年8月12日 (水)

「JR貨物労組の森」災害に強い木に生長する事を願い、草を刈る。

 8月11日(火)遊働楽舎 “みちくさ”の8時40分の気温は18℃、連日猛暑の続いた「松木郷」では驚く涼しさです。台風15号が接近している影響で雲に覆われ、雲の動きも早いです。天気予報では観測史上初めて茨城県に上陸する台風と伝えられ、「酷暑日」がつくられるほどの気温上昇に続き、地球全体の気候の変化を感じる日となりました。

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 今日の舎人は永島さんとのペアなので、午前中は臼沢「貨物労組の森」の草刈りを行うことにしました。5月15日、16日にJR貨物労組の組合員の皆さんがブナ、ミズナラ、モミジ、トチノキなど10本の幼木の補植を行ってくれましたが、あっという間に草に覆われてしまいました。草刈りには加賀さんが応援に入り、橋倉さんが“みちくさ”の番をしてくれることになりました。

Dsc00918《2026年5月16日 JR貨物労組の皆さんが補植作業》

  “みちくさ”オープン準備後、クロモジ茶を飲んで打合せを行いました。初めて飲むクロモジ茶なので、香りを確かめ、味わいました。甘さを感じる味で、みなさん「どこかで嗅いだことのある香りだな」という意見が出るのですが、どこなのかが思い浮かびません。

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 香りの成分を調べるとクロモジ茶はリナロール(フローラルな香り)やカルボン(ミントの香り)、ゲラニオール(バラ様の香り)などを含むとありました。「あっ!みちくさの庭だ」と身近なところに香りの元があった事に気づきました。「みちくさの庭」にはミントが生え、東側の柵沿いにバラが植えてあります。交感神経を活性化させる可能性があることもわかり、草刈り作業の後押しをしてくれるということで準備に取り掛かりました。

 

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 軽トラに刈払機と鎌を乗せ「臼沢の森」に向かいました。久しぶりの臼沢の階段は息があがります。落ち葉が攪拌されており、イノシシが餌となるミミズ探しに森を歩いた様子が分かります。

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 9時40分、「貨物労組の森」に到着し、一同あぜん。どこに植えた幼木があるのか分からないほどの草に覆われています。登りの階段も「どこなの?」といった状態でした。急斜面なので足を滑らせないよう足場を固めて、下から刈り始めました。刈払機は木々の間が広い場所を刈っていきました。

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 たった3ヶ月でニセアカシアの枝が伸びて広がり、ツルも植えた幼木に覆いかぶさっています。幹ガードで覆っていない幼木もあり、誤って切らないように慎重に鎌で草を刈っていきました。

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 気温も上昇してきて、熱中症にならないように水分補給休憩を取りながら作業を進め、幹ガードに囲われた幼木が見えるようになってきました。約2時間、下山時刻11時30分までに植樹地の3/2を刈ることができました。「植樹-食害-補植-食害-補植・幹ガード」と苦労して森づくりを行ってきた組合員の皆さんの努力が木々の生長につながっています。しっかりと足尾の大地に根を伸ばし、表土を抑え、水を貯え、災害に強い命の森に育つことを願い下山しました。

 残り1/3は貨物労組の皆さんの育樹活動参加をお待ちしています。

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 “みちくさ”の番をしていただいた橋倉さんは“みちくさ”西側の草刈りを行ってくれました。

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 “みちくさの庭”はムクゲ、ヤブカンゾウ、ナツズイセン、シモツケソウ、ワルナスビ、ヘクソカズラなど花盛りです。蜜を求めるチョウやカメムシ、アブラムシとアリが集り受粉の手伝いをしています。

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 午後になると気温は25℃に上昇、風も吹き始め、東の空も黒くなってきました。台風に備え作業小屋、コンテナ、ビニールハウス、“みちくさ”の戸締り確認をして14時に閉舎しました。本日の訪問者はおりませんでした。

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本日の舎人は永島さん、橋倉さん、加賀さん、筆者・清水でした。

(報告 清水 卓)

 

2026年8月10日 (月)

いのちと希望を守る中倉山「孤高のブナ」の保護活動

中倉山の未来を紡ぐ土壌保全活動に参加して ・・・・・・・宇都宮市 池田様より                              

 8月1日(土)、足尾で緑を育てている”森びとプロジェクト”が行う、中倉山山頂の「孤高のブナ」の土壌保全ボランティア活動に参加しました。今回は大田原高校生・先生・山岳部の皆さんや森びとプロジェクトのスタッフの方々とともに、未来へ命をつなぐ一歩を踏み出しました。

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 中倉山への道は想像以上に険しく、急な斜面が続く登山道は、一歩進むたびに体力を奪っていきます。しかし、その苦しさの先に広がっていたのは、公害によって緑を失い、今なお土壌が削られ続ける足尾の山々の姿でした。その光景は、自然が受けた深い傷と、人間が背負うべき責任を静かに語りかけているようでした。

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 息を切らしながら山頂にたどり着くと、風雪に耐え、たった一本で空へ向かって立ち続ける「孤高のブナ」が迎えてくれました。その姿は、孤独ではなく「希望」そのものでした。幾度もの厳しい冬や嵐を乗り越え、それでも命をつなぎ続ける姿に、胸が熱くなり、自然の持つ計り知れない生命力を教えられました。

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 私たちは、そのブナの土壌の流出を防ぎ、根元を守るために、草の種の入った「植生土嚢」を一袋一袋根の回りに丁寧に貼りつけました。晴れ間の見える天候でしたが決して楽ではありませんでした。汗が土に染み込むたび、「この土嚢一袋が未来の森を支える」という思いが力となりました。

 高校生の皆さんの真っすぐなまなざしと行動力、そして長年この山を守り続けてきた方々の揺るぎない情熱に触れ、自然を守る心は世代を超えて受け継がれていくのだと実感しました。

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 今回植えた小さな植物の種は、今はまだ目立たない存在です。しかし、やがて深く根を張り、大地を支え、「孤高のブナ」の命を未来へつないでいくでしょう。そして、私たち一人ひとりの思いも、きっとこの山に生き続けます。

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 自然を守ることは、木を守ることだけではありません。未来に生きる子どもたちの命と希望を守ることです。この日の感動を胸に刻み、自然への敬意を忘れず、未来へ森をつなぐ活動を続けていきたいと思います。(by池田)

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 この度は、ご友人の紹介で、ボランティアによる高校生の「孤高のブナ保護」活動に参加し、サポートされた感想をいただきありがとうございました。お礼申し上げます。今後も当団体の活動にご理解・ご協力をお願いいたします。

  <報告者> 森びとプロジェクト スタッフ 大野昭彦

雷様(らいさま)が涼しさを運んできた!

 8月9日(日)、テレビのニュースでは、旧盆の長期休暇で”民族大移動”が始まったと報じていました。足尾は「新盆」なので7月がお盆月です。しかし、都会に出ている人々が足尾町にも大勢戻ってきます。13日には「納涼祭」と銘打って盆踊りがにぎやかに開催されます。 今日は「みちくさ」への来訪者を期待し、長く伸びた草を刈りました。

Dscn9830 また、今日は次世代を担う森づくりサポーターの「夏季ゼミ」が行われ、暑い中でゼミ生は草刈り実習で汗を流していました。「心の園」の草木は陽差しを浴びて喜んでいるようでした。

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Dscn9832_2  「みちくさ」への来訪者は午後になっても来ませんでした。そんな中、足尾ジャンダルム方面に怪しげな雲が出てきました。雷様(栃木県では畏敬の念で、”雷さま”と呼んでいます)が来そうな天気になってきました。

Dscn9837 間もなく雷鳴が轟き、雨が降ってきました。中倉山の頂上もガスがかかって見えなくなってきました。

Dscn9839 私の子供の頃は雷に打たれ亡くなる人もいましたが、クーラーもない時代の雷雨の後の涼しさは大歓迎したものです。そんなことを思い出して寒暖計を見ていたら、31度の気温が25度まで下がり、驚きました。まさに自然の力を改めて感じる瞬間でした。

Dscn9840 森の散策から戻ったゼミ参加者と「舎人」の私達も作業小屋での話し合いに合流し、温暖化による異常気象で線状降水帯が多発している現代社会での生活と、子供心に喜んだ「雷雨の後の涼しさ」の格段の差を振り返りました。

Dscn9843 涼しさを運んでくれた”雷さま”の雨を降らせてくれた雲をまとった足尾の山々を観ながら、「みちくさ」をあとにしました。今日(8/9)の舎人は、加賀春吾と橋倉喜一(報告も)でした。

2026年8月 9日 (日)

森と人、人と人がつながる一日 

午前中は、森びと広場の北側にある「こころの園」エリアの草刈りを行い、午後はサポーター育成ゼミの受講生と「民集の杜西」に入り、森の散歩を行いました。
「こころの園」の草刈りでは、まず、刈払機を使う人と、手鎌で木々の周りを丁寧に刈る人に分かれ、木と人の安全を第一に作業を進めました。

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木々や草花の成長を妨げているススキ、ヨモギ、ヤブガラシ(つる)などの植物を、一本一本確認しながら刈り取りました。上段の草刈りをしていると、紫色の小さな花が密集し、穂のように咲いている植物が目に入りました。近づいてみると、何とも甘い香りがします。そこで、いったん刈払機のエンジンを止め、葉や花の香りを確かめてみました。「これは残そう」と、その花の群生は刈らずに残すことにしました。昼近くになり、斜面の一部を残して午前の作業を終えました。作業小屋に戻り温度計を見ると、気温は32度、暑さの中での作業でした。

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昼食後は、サポーター育成ゼミの受講生と一緒に「民集の杜西」へ入りました。
私たちが行っている「森の散歩」は、森の中で立ち止まり、木々や生きものの姿を見ながら、感じたことや気づいたことをみんなで考え、森との対話を深めることを目的としています。そのためにも、途中で立ち止まって考える「ポイント」をつくることが大切です。

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森に入ると、ちょうど雨が降り始めました。木の葉に雨が当たる音、風に揺れる葉のざわめき、セミや鳥の声、そして川のせせらぎ。森を歩くと、私たちが植えたサクラ、モミジ、コナラなどの苗木が大きく成長している姿が目に入ります。そして今では、それらの木々が自ら種を落とし、そこから新しい実生の幼木も育ち始めています。

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残念ながら、今回「ミヤマクワガタ」を見つけることはできませんでした。しかし、森の中で木々の生命力や自然の奥深さを感じることができました。そして、自然の「痛み」や変化を単なる出来事として見るのではなく、自分自身のこととして感じ、考えることの大切さについても話し合いました。

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短い時間でしたが、森の中に身を置くことで、森と人、人と人とのつながりを改めて感じることができました。森には、心をほぐし、仲間との会話を生み、明日を生きる活力を与えてくれる力があるように感じました。

その後、雷雨がひどくなりそうな気配がしたため、急いで作業小屋へ戻りました。私たちが小屋に入った途端、大粒の雨が降り始め、トタン屋根を激しく打ち付けました。

Photo_11 最後に、受講生の皆さんから感想を聞きました。「見る、触れる、香りを嗅ぐ、音を聴く、味わうという五感で森を感じることも大切。でも、森の中で優しい日差しを感じながら、森のことだけでなく、いろいろな話ができたことが良かった」「作業小屋で話すのとは違って、自然の中にいるとリラックスできた」「森の空気感がとても気持ち良かった。新緑の季節なら、もっと素晴らしいだろうと思った」「打ち合わせも自然の中に身を置いて行えば、もっと自然に言葉が出てくるのではないか」と。

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私たちは森を歩き、森の中で木々の声に耳を澄ませ、森に何かを「囁かれた」ような時間だったのかもしれません。そんな森の力を、受講生の皆さんと一緒に感じた一日でした。若い「森の散策サポーター」が足尾・松木郷の森でお待ちしています。

本日の参加者は、鈴木 力、田口順一、永島 守、矢野雅之、加賀春吾、坂口真理、橋倉喜一、清水 卓、そして筆者・報告は大野昭彦でした。

2026年8月 8日 (土)

お盆休みがスタート!夏の松木郷が待ってるよ!!

 令和8年8月8日(土)、8が三つで世間ではミツバチの日などと呼ばれているようです。さて、今日のみちくさ前の温度計は9時前にすでに30℃を超え、最高気温は34℃でした。

Img_9480 訪問者を迎える準備を済ませ、仁平村長と旗と看板を掲げて準備万端。しかし、みちくさ前を通る人はいません。やはりお盆は帰省なのかと思いつつ、DVDを視聴できる準備を整え訪問者待ち!

Img_9477 やがてゴロゴロという嫌な音が聞こえはじめ、雲行きも怪しくなってきました。

Img_9495_2 11時50分、今日初めての通過者あり。ハイキングの若者です。帰りに寄ってくださいと声をかけ見送りました。しかし、わずか10分後先ほどの若者が忙しく下っていきました。やはりカミナリは怖いですね。ということで、本日の来訪者はありませんでした。

 8月となり松木郷の森も緑が濃くなってきました。

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Img_9488 是非、気軽にお立ち寄りください。

 今日の舎人は武田、永島(筆者)でした。 

2026年8月 2日 (日)

楽しかった!「孤高のブナ」保護登山、高校生が社会貢献体験

 8月1日(土)、栃木県立大田原高等学校山岳部の皆さんが足尾・中倉山の「孤高のブナ」保護活動に参加してくれました。

 6月上旬に山岳部顧問の高梨先生から、当会が取り組む中倉山のブナ保護活動に協力したいと連絡をいただき準備を進めてきました。高校山岳部の山行に同行するサポーターの方から「孤高のブナ周辺の土壌が流出しており保全が必要な状況である」と言う事を聞き、登山活動と保全活動の双方を実施したいと計画されました。

 大田原高等学校は、登山における安全確保に加え、周囲への安全啓発や地域貢献にも取り組まれています。

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 当日は山岳部と関係者13名(1年生6名、引率者2名、登山アドバイザー・OB等5名)が参加。森びとスタッフは50代~70代であり、10代の若者に対応するには体力の問題もあり、草のタネの入った植生袋と黒土(1袋3㍑・1.4㎏)のセットを配る「地上班」、高校生と一緒に登る「同行班」、先に登りブナの根の周りの崩壊状況と植生袋を張り付ける場所の確認をする「山頂班」の3班に分け受け入れ態勢をつくりました。

 同行班にはスタッフの山内さんと小柴さん。そして、小柴さんが職場の若い後輩・池田さんに声をかけてくれました。

 朝7時に「足尾に緑を育てる会」様にお借りした久蔵川南側の「臨時駐車場」に集合し、打ち合わせと準備を行いました。

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 山頂班は登山口を7時50分に出発。天候は終日曇り空で気温も23℃から24℃と猛暑にならず登山日和になりました。10時に「孤高のブナ」に到着しました。

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 まず、「希望のブナ」の生長確認を行いました。4月29日の「恩送り」の時は樹高145㎝でしたが、180cmに生長していました。鹿の食害にも合わずスクスクと育ち安心しました。

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 親の「孤高のブナ」は風の強さの影響で葉の水分が奪われ葉先が茶色くなっていましたが、ブナの実を沢山つけていました。11月3日に開催する「恩送り」が楽しみになりました。

 

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 明治以降の経済発展を支えた足尾銅山ですが、製錬過程で発生した亜硫酸ガスによって山々の木々が枯れ、山火事も発生し森が失われてしまいました。松木川沿いの中倉山の尾根に唯一生き残ったブナは、公害と廃村となった松木村の歴史を語り継ぎ、現在の地球温暖化に警鐘を鳴らし未来への希望を伝える「無言の語り木」として多くの登山者に見守られています。

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 11時50分に山岳部の皆さんが到着しました。荷揚げしてくれた植生袋・黒土のセット(22袋)を出していただき、済賀スタッフと山内スタッフが植生袋づくりを実演。

 

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 生徒同士が声を掛け合い、2人一組となって植生袋に黒土を入れ、順番に崩壊地に張り付けていきました。岩と砂の斜面のため、植生袋を固定するU字のペグが石に当たり刺さらず、刺さる場所を探しながら張り付けていきました。

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 張り付け終了後、山岳部顧問の高梨先生からあいさつをいただき、生徒から感想をいただきました。 先生から『山岳部は単に山に登るだけでなく色々なことで貢献できると思い「孤高のブナ」の保護活動に取り組みました。26~27年前に見た足尾の山々は何もない状態でした。緑化活動にも参加した経験があり、現在は緑が多くなってきています。ここは(松木川源流の山の斜面)まだまだですが、緑が育ってうれしいです。荒廃してしまった山に緑が増え、「国宝」として、「未来の宝」として見ることが出来れば良いなと思います。生徒たちに良い経験をさせていただきありがとうございました。』と未来を生きる生徒の皆さんへのメッセージを伝えていただきました。

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 終了後、中倉山の山頂に向かい昼食休憩。13時20分に下山開始しました。高校生は元気です。足取りも軽く下山していきましたが、OBの皆さんはマイペースで下山。怪我人もなく、登山口で合流し「臨時駐車場」に向かいました。

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 「臨時駐車場」で今日の活動の集約を行いました。

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 生徒の皆さんから「登りはつらいところがあったのですが、山頂で“孤高のブナ”に土をあげて、社会貢献出来てよかった!」「今まで経験したことないぐらいつらかったけど、最終的には気持ちよく終われてよかったです!」「今日の登山で校外の先生(登山アドバイザーや森びとスタッフ)と色々学べてよかったです。」「11月3日のブナ保護に参加します!」

 そして、全員から「楽しかったです!ありがとうございました!」と感謝とねぎらいの言葉をいただきました。

 

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 私たちが生存する地球の環境は、地球温暖化から気候危機へと変化し、世界各地に山火事や豪雨災害、干ばつを発生させ、戦争が追い打ちをかけています。生存が危ぶまれる現在、自らが出来ること考え、未来に向けて実行に移す高校生の姿に感動しました。

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 そして、登山と「孤高のブナ」保護活動を通じて、協働の大切さ、自然環境と人間(生物)の命を大切にする心を育む高梨先生、小磯先生、大田原高等学校関係者の皆さんに感謝を申し上げます。

 11月3日(文化の日)は「足尾・中倉山のブナを元気にする恩送り」を開催します。秋の装いに変化する足尾の山々と「孤高のブナ」「希望のブナ」に会いに来てください。お待ちしています。

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 本日のスタッフは、「地上班」大野さん、橋倉さん、加賀さん、「同行班」山内さん、小柴さん、池田さん、「山頂班」済賀さん、矢口さん、橋本義さん、筆者・清水でした。

(報告者 清水 卓)

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