松木郷の「森は嘘をつかない」
今日は、JR労働運動研究会の皆様が足尾・松木郷の森を訪れ、その記念に植樹をしてくれました。団体の皆様は毎年森びとの団体会員として加入して頂いており、”山と心に木を植える”森づくり運動にご理解・ご協力を頂いております。
大粒の雨が降っている中、ご一行は10時半頃に遊動学舎「みちくさ」に到着。森びと副代表・清水より皆様へ歓迎のあいさつをさせいただきました。雨が小降りになってきところでご、一行は民集の杜(北、東)の観察に向かいました。
2005年から植えてきた木々が大きく生長している森(杜)を観た皆さんからは、「大変な苦労で森がつられた」、「もっと評価があって良いのでは」、「自然環境問題にしっかり向き合っていくことの大切さが分かった」、「継続して取り組んできて良かった」などの感想をいただきました。
森の観察後には、170cm程のイチョウの木を記念樹として植え、次世代のいのちと生活を支える大木になってほしいことを願いました。
その後、少しの時間ですが意見交換をしました。その中では、人間社会と自然環境が厳しい状況にあって、20年間で育て上げている森は私たちにとって自信が持てる森になっている。これからも出会いを大切にして、森づくりと人間の関係づくりを継続していくために心をひとつにしていくことができたように感じます。山と心に木を植えて人は育ち、森に恩返しをする人には森が加勢するという、「森は嘘をつかない」ということが実感した一日でした。
JR労研の皆様は、松木郷の森を歩き、樹々を観て、森の息吹を体感して、そこで感じたことを次世代を生きる方々に伝えることの大切さを感じて帰ったのではないでしょうか。皆さん、足尾の松木郷の森を観察していただきありがとうございました。
本日のサポートは、橋倉、清水、済賀、髙橋、そして大野でした。
<報告者 大野昭彦>
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