エゾハルゼミとオオルリの鳴き声に癒されて森作業
5月16日、足尾松木の天気は小雨、気温は13℃、少し肌寒く感じます。 今日は、JR貨物労組の方9名が参加してくれます。貨物労組が植樹した苗木はウサギの食害でなかなか育ちません。そこで、食害防止の幹ガードを付けることにしました。前段で、幹ガードを切り、鉄筋を60本を背負子に取付、ヘルメットを準備しました。
9:30大野さんの座長で、それぞれ自己紹介を行った後、先日調査をし、苗木の頭が食害にあっていますが、下から新たな芽が出ている木に目印のテープを巻いたものが80本あり、それに幹ガードを巻くことと作業説明がありました。
出発前の元気なうちに、これから登る「臼沢の森」をバックに記念写真を撮りました。天気も、雨が上がり青空が覗いてきました。
鉄筋20本と幹ガードを付けた背負子は、結構重くずっしりと肩にくい込みます。日頃の運動不足がたたり、途中で休みをとり、呼吸を整えゆっくりと登っていきました。
植樹地に着くと、先日階段を作ったことに気づき、貨物労組の人たちは「登りやすくなった」と喜んでいました。その後、筆者加賀が幹ガードの取り付け方をレクチャーして、作業に取り掛かりました。
1時間半ほどで64本の苗木に幹ガードを付けることが出来ました。20本ほど残りましたが、鉄筋・幹ガードが足りなくなり作業は終了しました。
下山途中でオオルリの綺麗な鳴き声がしていました。鳴き声すれど姿見えずで残念ながら写真は撮れませんでしたが、目を上に向けると新緑が目に優しく輝いていました。
貨物労組、中島さんから美味しいコーヒーを頂きました。有難うございました。 最後に意見交換を行い、秋には草刈りに来ること、今日の参加者がそれぞれ一人を連れてくることなどの決意が述べられました。帰途に着くころには、空が晴れ上がり、エゾハルゼミの鳴き声も聞こえ始め、松木郷は確実に季節が移り替わっていることを実感しました。
本日の作業者は、JR貨物労組関東地本の永島さん、菊地さん、東條さん、中島さん、池田さん、根岸さん、小室さん、稲葉さん、秋元さんと森びとから、橋倉さん、大野さん、清水さん、筆者加賀でした。お疲れさまでした。(報告:加賀春吾)
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