梅雨入り、新たな仲間と森作業
本日、足尾ダム・ゲートで迎えてくれたのは満開のヤマボウシと素敵なシカでした。
作業小屋でいつものようにコーヒーを飲み打ち合わせ。嬉しいことに、中倉山ブナ保護の新聞記事を読んで、「お祭り的でなく地道にやっている」ことに興味を持った宇都宮市野沢町の矢口さんが本日の森作業に参加してくれました。少しの時間でしたが自己紹介をして相互に交流を深めました。
今日の責任者は加賀スタッフ。前回のブログで「臼沢西の森の金網に石が落ちてきて修繕が必要」と報告にそって午前中は金網修繕作業を行い、午後は黒土の移動を行うことにしました。
森に向かう途中の森の中ではエゾハルゼミが大合唱をしていました。また、梅雨の晴れ間の森の爽やかさを感じました。
現場は単管が折れ、岩が金網を曲げ倒していました。網の外と内に分かれて私たちは、急斜面の場所で怪我や事故が起きないように手順を確認しながら単管を交換し、ロープを張り直し、金網を張り替えました。他の場所でも何カ所が金網が倒れ掛かっていたので修繕しました。
昼食後は、梅雨入りで大雨により土が流れて崩れてしまう恐れがある「森びと広場」周辺の斜面に黒土の袋が破れてしまっている古い黒土を移動しました。
約90袋の黒土の移動を終え、後片付けをしていると、週末の朝、古河橋ロータリ―近くのベンチで数人が「懇談」している中の一人、中田さんが私たちを激励に来てくれました。中田さんは、ダンプの運転手のかたわら30歳のころに「植生盤貼りのバイトをしたこともある」と言っていました。新たな出会いに嬉しくなりました。
作業の最後は、初めてボランティア参加してくれた矢口さんから「臼沢西の斜面での作業は本当に大変でした。体験しないと分からない。下から見ているだけとでは大違い。コツコツと地道に手をかけたところが良いものが出来る。やりがい、生きがい、夢がある有意義な一日でした。」と感想を述べせれました。また、矢口さんは「希望のブナ」を心配していましたので、13日に行う「希望のブナ」調査に同行することになりました。今日の森作業は、矢口さん、中田さんと私たちの心をひとつにして“山と心に木を植える!”ことを願う日になりました。本日の森作業は、橋倉、加賀、済賀、矢口、そして筆者の大野でした。<報告:大野>
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