お二人の「祈念樹」を足尾に植えましたよ!
足尾の桜も、例年よりかなり早く満開となりました。ところが今朝(9日)は雪が降ってきて、松木方面は真っ白い雲に覆われて山の姿も見えませんでした。愛宕下の満開の桜も、雪景色に霞んでしまいます。
銅の精錬過程で出たカラミの山にも雪が残っていました。
中倉山の頂上付近は真っ白で、谷筋は雪で覆われていました。
朝9時の気温は3℃でしたが、作業詰め所には温かい薪ストーブと、清水さん、柳澤さんから差し入れられた美味しい饅頭が待っていました。こどものころの、むかしばなしにも花が咲き、少しほっこりとしました。
今日は”みちくさ”オープン2日目ですが午前中は全員で、天空に召された青木淳一先生と小井戸スタッフの「祈念植樹」と、岸井元理事長の祈念樹の補植作業をおこないました。
青木先生は、土壌動物や微生物の研究では第一人者で、森びとのメンバーにも大きな影響を与えてくれました。ミミズやササラダニ、微生物が植物の栄養を作り、植物の光合成によって酸素が作られ、動物が生きていける事を分かり易く教えてくれました。
先生の祈念樹は「コシアブラ」の木を3本、森びと広場に植えました
次は岸井元理事長の祈念樹「ホウノキ」の補植です。動物の食害に遭って枯れてしまいました。そのため、幹ガードで厳重に囲いました。宮脇先生のイヌブナは、元気に育っています。
最後に小井戸スタッフの祈念樹「ハリギリ」を2本、松木の杜に植えました。道路からも見え、足尾ジャンダルムを仰げる場所に植えました。初めて出会った樹ですが、”まっすぐ伸び、鋭いトゲを刺す”小井戸さんにはぴったりの木だと思いました。天空で鋭いトゲを磨いて、私たちに、叱咤激励をしてください。
今日は4人の方が”みちくさ”に寄って頂きました。茨城県からお見えのお二人さん。松木は50年前からの付き合いだという事、当時と比べるとみどりの豊かさは雲泥の差がある事などを強調していました。
次の組は、桐生からバイクで足尾に来られた親子です。時間がない中で、松木渓谷を散策してきたそうです。次は、ゆっくりとお話をしましょう。
午後、鎌田、柳澤のお二人は、広場からみちくさに登る階段の補修を行ってくれました。材料不足で途中で作業を打ち切りました。
みちくさ横の枝垂桜が開花してきました。今週には足尾の皆さんをご案内できるように取り組んでいます。多くの皆さんが訪ねて来てもらえること楽しみにしています。 昼頃には晴れてきて、気温も13℃になりました。愛宕下の桜が青空に映えて美しく輝いていました。しかし、満開の桜に降る雪を見てしまった心は、こんな天気に首をかしげてばかりです。今日の”みちくさ担当”は、清水、橋倉。森作業は鎌田、柳澤でした。
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