師走のポカポカ日和の中での足尾森作業
時の過ぎるのは早いもので師走に入りました。木々も葉を落とし、コブシは来春に向けて蕾をつけています。本日(12月3日)の足尾は、朝は曇っていましたが、徐々に晴れて作業日和になりました。
12月から冬時間となり、足尾ダムゲート10時集合になりました。先に松木に入った済賀スタッフに階段修繕に必要な道具類の準備をしてもらい、入れたてのコーヒーを飲みながら4人で打合わせを行いました。
少しの時間でしたが、継続している中倉山ブナ保護活動、緩斜面の杜の名前を「民集の杜」に統合、「りんねの森」の観察・記録などについて、考えていることなどを出し合い心合わせをしました。
12月14日育樹デーの時にも話を深めることにしました。その後、軽トラックに乗って「臼沢の森」の階段修繕に向かいました。
いつもなら、サルやシカに迎えられるのですが、今日は、鳥の鳴き声も動物の姿も見られませんでした。鳥や動物たちのエサとなる虫たちは葉の下や土の中、木の幹の中に住処をつくり、木の実も落下し、草も枯れる松木の杜。足尾に冬が訪れていることを真っ先に感じているのかもしれません。
階段の杭を打つ「カーン、カーン」というカケヤの音が、私たち森びとに冬の訪れを知らせる音なのかもしれないと考えると、カケヤを握る手に力が入ります。
「臼沢の森」の入り口に積んである丸太を背負子に積み、リックに詰めて階段を登りました。約20キロから30キロある丸太を100段以上の階段を登ると息切れし、途中で一端休憩を取らないと次の作業に移れないほどでした。
二組に分かれて、途中休憩を取りながら12時過ぎまで作業を行いました。
下山し、作業小屋で昼食休憩をとりました。
午後の作業は、「臼沢の森」の入り口に置いてある丸太が少なくなってきたので、軽トラックに50セットの丸太を積んで運びました。昼食後の丸太積み込み作業後に「臼沢の森」入口まで歩く道のりが非常に遠く感じ、緩斜面の道を登る足取りは重くキツイのですが、傘寿・古希・還暦のメンバー全員が頑張り、階段修繕に力を振り絞りました。
本日も怪我無く45段の階段を修繕することが出来ました。お疲れ様でした。
本日の参加者は、鎌田さん、松村宗さん、済賀責任者、そして筆者・大野です。
(報告:大野昭彦)
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