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2022年10月の22件の記事

2022年10月 1日 (土)

4年振りの植樹を「りんねの森」で開催しました。

 10月1日、今日は足尾では2018年「民集の杜」以来4年ぶりとなる「りんねの森」の植樹の開催日です。朝、いつもより30分早く集合で8:30からミーティングを行いました。ジャンダルムを眺めると雲一つない秋晴れ、気温は15℃ですが、今日は暑くなる予報です。まず、森びと広場に机、椅子を並べて交流会の会場づくり、その後、植える苗木のトレイを保管しておいた苗床から、本日の植樹地(湿地・赤土エリア)に移動させランダムに置いていきました。Img_4103

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Img_4106 準備作業は終了。本日参加する方が集まってきました。参加予定のJR東労組大宮地本OB会は遅れてきますので、9:30から先発隊のオリエンテーリングを大野運営委員の司会で開会し、「りんねの森」の名前の謂れと、50年以上も草しか生えず木がない土地に、その土地に合った木を植え、生長を観察し、植物のサイクル・遷移(移り変わり)を調査して、あらゆる生物の輪廻を感じ取ってもらえることを願って木を植えます。と挨拶があり、加賀スタッフからは、怪我、熱中症対策、蜂対策、食料の保管、貴重品の保管などの注意事項が述べられ、いよいよ植樹となります。入り口で、ひとり一人がスコップと麻ひもを受け取って植樹地に向かい、まずは、このエリアの責任者、済賀さんと福原さんから植樹の仕方のレクチャーを行い、それぞれが一生懸命穴を掘り木を植えていきます。湿地は簡単に掘れます。それでも気温が上がってきて、汗が噴き出してきます。時々休憩をとりながら、丁寧に植えていただきました。Img_4123
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Img_4138 Img_4135 Img_4137_2 Img_4136 10:30、JR東労組大宮地本OB会と現役の方24名が到着しました。OB会は毎年、草刈りや「里親植樹」に取り組んでくださいいます。早速、エリア責任者の二人が植え方のレクチャーを行い、赤土エリアの植樹を開始しました。しかし、こちらは石ころが埋まっており、穴を掘るのに悪戦苦闘している方も見られました。「今回は山を登らなくて良かった」とか「一人10本位と言っていたが、20本も植えたよ」「天気が良すぎて暑く疲れたな」などの声があり、和気あいあいと楽しい植樹となりました。12:00用意した、苗木は全部植え終わりました。本日植えたのは、湿地エリアは、ハルニレ、シナノキ、松村宗雄さん提供のズミなど6種158本、赤土エリアは、オオモミジ、カスミザクラ、ウリハダカエデ、鎌田さん提供のウワミズザクラなど10種400本、合計558本を植えることができました。

Img_4151 Img_4167 Img_4154 その後は、マルチングですが、昨日集めておいた草刈りをした草をバケツリレーで運び、苗木の周りに置いていきます。この作業は、苗木の保湿を保ち乾燥させないこと、雑草が生えてこないようにすることなどの効果があり大事な作業です。みんな草まみれになりながら、黙々とやり終えました。作業終了後、皆でジャンダルムをバックに集合写真を撮り、達成感が笑顔に表れていました。

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Img_4195Img_4174 Img_4204_2Img_4205 昼食は、少々暑かったですが、皆で外で取りました。時折、川から涼しい風が吹いてきます。昼食後は、少し休憩時間を取り、それぞれが、久しぶりの再会や初対面の挨拶や「みちくさの庭」見学など思い思いに過ごしていました。

 13:30からは交流会を開催、清水副代表から歓迎のあいさつの後、参加された方から感想をいただきました。「土が硬くて穴を掘るのに苦労した。」「緑が増えてほしい。」「昨日はゴルフ大会だった。木を伐り山を崩したゴルフ場。今日は一転して木を植え森づくり。このギャップに気づき、人間も自然の中の一生き物あると認識できた。」「自分の休日でこの活動をしていることに尊敬する。若い人を連れてきたい。」等々7名の方から感想をいただきました。井上運営委員よりまとめをがあり、今日の日程は全部終了しました。今日の参加者は、JR東労組大宮地本から24名(OB・現役)、森ともの方3名、森びとから14名の合計41名でした。大変お疲れ様でした。最後に、「臼沢の森」をバックに記念写真を撮り解散となりました。

Img_4207 Img_4210 Img_4219_2 Img_4217 Img_4228 スタッフ・サポーターは後片付け後、ミーティングを行い本日の反省点と明日の打ち合わせを行いました。そこに森ともの唐沢さんからドリンクの差し入れがありました。ありがとうございました。

明日も頑張ろう!

Img_4233 Img_4231(報告者:加賀春吾)



 

岩手県八幡平と宮城県名取、荒浜の植樹地域を視察して

 9月23日盛岡駅に降り立ち、八幡平松尾鉱山跡地の広葉樹植樹地に入ったのは午後3時頃。小雨も鉱山跡地に着くと降り止み、大野さんと秋田の大山さんの案内で植樹地域を散策をしました。Cimg0007

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 硫黄鉱山採掘跡地は強酸性の土壌であることから植樹された皆さんのご苦労ははかりしれません。森びとプロジェクト委員会みちのく事務所が2006年から行ってきた松尾鉱山跡地への植樹活動が2018年で区切りを迎えたと伺った。土質や気候条件もあり思うようには育ち難い状況でした。改めて人間の経済活動で一度疲弊した環境を取り戻す活動の厳しさを感じました。

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Cimg0017 翌24日は盛岡から仙台に移動し、宮城県ファンクラブの皆さんの案内で名取、荒浜の津波被災地の防潮林の植樹地域を視察。南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊の皆さんも合流し、あいにくの雨模様でしたが名取も荒浜も広葉樹は勢いよく育っていました。

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Cimg0046 この間に補植や下草刈りとファンクラブの皆様のご苦労を耳にし、敬意を新たにした次第です。名取も荒浜も林野庁で植林したクロマツも南相馬市のクロマツとは比べものにならないほど成長しており、3メートルを超えている状況でした。

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 現在の環境問題を考えるとき、森びとプロジェクトの植樹活動継続の重要性を再確認した次第です。これからも大地と心に木を植えていきましょう。

(代表・桜井勝延)

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