持続可能な生存のために木を植えています
4月21日(水)、朝9時の足尾・松木沢の作業小屋の温度計は15℃でした。日中は青空が広がり、暑い1日になりました。
朝のミーティングでは、5月から始まる「里親植樹」に向けた準備作業の打ち合わせを行いました。森づくりに参加をしたくてもコロナ禍で感染予防のため「外出自粛」を余儀なくされる皆さんに代わり、足尾のスタッフ・サポータが植樹を代行し、「里親」となる新事業の最終チェック。まずは、自分たちが「里親植樹」に申し込み、木を植えようということになり、その準備と「プレ里親植樹」行うことにしました。
午前中は、2班に分かれ、6人は「臼沢西の森」の土留めを作った植樹予定地に、一人一袋(20㍑)の土を背負い、約150㍍間を7回往復し、50袋を運びました。作業小屋に残った2人は、里親会場のエリアを示すポールづくりと「プレ里親植樹」で植える木の選定・散水を行いました。
昼食後は、軽トラックにスコップ、苗木、水、かけや、篠竹等を積み、「臼沢西の森」で作業開始。
現地で、「里親植樹」の成功を祈って気を引き締め、プレ植樹を行いました。最初に植えたのは、「NPO法人森びとプロジェクト委員会」の活動を牽引してくださった故・岸井さん、故・角岸さん、故・竹内さん、故・宮下さんを偲び、その祈念に木を植えました。さらに、これまで森びとスタッフ・サポーターの心を耕し、森づくりをリードしていただいた高橋さんご夫妻に感謝の気持ちを込めて、スタッフが苗木を植えました。
その後、私たちの記念にする木を選んで植えました。補植も含めて89本の苗木を植えることができました。小さな力かもしれませんが、地球温暖化の進行を少しでも遅らせるために温暖化効果ガスの二酸化炭素を吸収する森に育ってほしいと思います。
下山して時間が少しありましたので、「新松木の杜」の様子を見に行きました。可憐な白い花をつけたシロガネスミレやフデリンドウなどの小さな山野草が所々に咲いていました。それを見て、いつもなら6月頃に咲く草花なのに、こんなにも早くいのちをつなぐリズムを狂わしてしまう“人間の都合を乙しけていること”を改めて振り返りました。
今日は、済賀スタッフから旬の味覚、茨城産の竹の子をいただきました。筍ご飯、煮物にして森の恵みをいただきます。森びとスタッフの皆さんお疲れ様でした.この活動はイオン環境財団様の助成金が使われています。本日のスタッフは、鎌田、加賀、福原、清水、柳澤、済賀、小川、坂口そして筆者・大野でした。
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