人も、生きものたちも命を育む足尾の草の中
朝、足尾松木沢の気温は27度、晴れでした。昼になると気温は31.5度まで上がりました。 今日の森作業は70歳過ぎの二人。熱中症対策を第一にして、午前中は苗の撒水とポット苗の草取りをテントの中で行い、午後は「みちくさ庭園」の草刈りを行うことにしました。 上の写真は、足尾の荒廃地で初めて蒔いた蕎麦の生長の様子。背丈が150㌢程あり、白い花の部分には実を付けていました。下旬には実を収穫する予定をしなくてはならないようでした。
ワクワクする気持ちで撒水と草取りを始め、今日はカシワの苗のポットの草を取りましたが、終わりませんでした。作業中の話は、どうしても歳相応の墓の話、アルバイト先が無くなった後の時間の過ごし方、ポット苗を年内に植えるアイデア、大きく生長したシロダモを南相馬市へ運ぶ計画等も出て、3時間はアッというまでした。午後からは、「みちくさ庭園」で伸び放題の草を刈りました。地中ではヒガンバナが顔を出す準備をしているのではないかと思いながら、BGMのアブラゼミ、ミンミンゼミの二部合唱を聴きながら鎌を動かしました。
勢いが強い草の伸びでしたので手を休める時間は、庭園内をぶらぶらと歩き、ブラックベリーの甘酸っぱい味を確かめ、水たまりに餌を探しにやってきたシマヘビ、産卵場所探しのカマキリにも会うことができました。
ハーブの香りも楽しみながら草刈りを頑張りましたが、達成感を感じられないほど草は残ってしまいました。本日は、松村宗男スタッフと筆者でした。松村さん、今日も家庭菜園いただきありがとうございました。(報告・高橋佳夫)
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