森の有難さを感じてほしいと願って木陰つくり
今日も天気は晴れ、北西の冷たい風が吹きつけていた一日だった。スタッフが到着するまでに室内を温め、ホットコーヒーを飲める準備を行い、その後、300㍉望遠で青空に映える周辺の山をカメラおさめた。
今日の作業は昨年まで苗木置き場であった一角の鉄筋を抜き、鉄柵を外すこと。この場所は樹木の有難さを感じられるように、木を植え、木陰の下には大谷石のテーブルと椅子を設置する。
出来上がったならば親子、仲間同士がお茶でも飲みながら、のんびりとした時間を過ごしていただければ有難い。三人は作業しながらどんな木を植えようかと話をした。
森と生きてきた長い歴史から生まれた日本人の文化が大量生産大量消費社会のなかでおかしくなり、このままでは世紀末には生存が不安定になるのではないかと言われている現代の暮らし。その上、その暮らしが今度はAIに翻弄されるのではないかと心配する現代。
私たちの“恩送り事業”で森が育っているこの地で、森と生きる暮らしを語り合える場所になってほしいと願う。本日の作業は、鎌田、小川そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)
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