フィリピン・ルソン島ルボ村村民への緊急支援!
巨大台風と地震の被害は日本ばかりではない。フィリピンを襲った台風22号、インドネシア諸島で発生したM7を超す地震は多くの島民の暮らしに打撃を与えている。亡くなった島民には謹んで哀悼の意を表します。また、被災された島民にはお見舞い申し上げます。
当委員会はフィリピン・ルソン島ルボ村の村民がすすめているふるさとの木による命の壮づくりを支援している。台風22号は比較的高地のルボ村にも被害を与えたという。
現地NGOの報告らよると、ベンゲット州キブンガン郡ルボ村は電気やネットが回復していないところが多く、外部から村へ通じる道路が寸断された。村民の復旧作業でようやく開通したというが、村人の主要な現金収入源であるサヨーテ(ハヤトウリ)と主食の農作物が壊滅的な被害を受けた。住宅では全壊した家が3件、半壊が8件であったらしい。森づくりの苗木や試植したアルノス等の木も土砂崩れとともに流されたという。被害の概況はまだ不明であるが、村人は生活道路の補修作業に追われている。幸い人命に関する被害の報告はない。
年末を迎え、現金収入源が絶たれ、かつ食料も被害に遭ったというから今後の暮らしが心配である。台風はベンゲット州イトゴンの金鉱山で働く40人をも生き埋めにした(ベンゲット・グリーン・アクションの被災状況より)。ルボ村村民救援に関して理事会で緊急に審議し、何らかの支援を行わなくてはならない。(理事 髙橋佳夫)
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