“孤高のブナ”の対岸で一世紀以上生きるミズナラに会ってきました
明日は久蔵沢と安蘇沢の散策をします。当会アドバイザー・川端さんの先輩たちが植林したクロマツの生長を観察するための林道の下見です。
一世紀以上生きるミズナラ(手前)と遠方に生きる”孤高のブナ”
今日の作業は、当初、「夏の感謝デー」に向けた環境整備の予定でしたが、鎌田さんと筆者は今年の夏、早々と蜂に刺されてしまったので、2度目の蜂には注意しようということで、環境整備を変更して散策の為の下見に切り替えました。途中、間伐材による土留め柵があり、今後の「臼沢の森西」での森づくりで参考になりました。
安蘇沢のクロマツ林までの林道は問題無く、クロマツも元気そうでした。緩斜面の所には動物たちの“泥風呂”があり、生き物たちがのんびりできる環境の様でした。
そこから引き返して、久蔵沢への登り。標高1千㍍付近に出ると、がけ崩れと土砂が流れている所が多くなり、筆者が行きたい所までは車で行けませんでした。筆者は、鎌田さんに何としても見せたいミズナラがあるので、車を諦めて徒歩で20分程林道を歩きました。沢の下から吹き上げる風がとても気持ちが良く、現地からは森びと広場が小さく見えました。
そして対岸(中倉山北斜面)を見ると、中倉山の“孤高のブナ”が霞にかかって薄っすらと見えました。その斜面には、ブナと樹齢がほぼ同じであろうブナ科の兄弟のミズナラが生きていました。数年前に比べるとミズナラは梢枯れがあり、衰弱している感じでした。
昼食後は、蜂が巣作りをしていない場所の草刈りをしましたが、15時頃に有難い雷雨があり、早目に作業を切り上げました。22日の打合せを行って帰路に着きました。鎌田さんの奥様、豚肉のアスパラ巻と冷たく美味しいお新香とトマトご馳走様でした。(報告 高橋佳夫)
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