ニセアカシヤの白い花の香りが漂う足尾・松木沢
足尾町ダム周辺はニセアカシヤの花で一面白くなっています。風が吹くと甘い香りが匂う。
春季植樹祭から一週間後の苗木たちは、松木川上流から吹く風に揺れている。植樹祭会場の「民集の杜」を観察していると、ウグイスが警戒して声を張り上げているが、何とも言えない穏やかな空気の流れを感じる。
“本気でやるならもっとも困難な地で森づくりをやろう!”と宮脇昭先生とチャレンジした14年前。沢山の“森とも”と汗を流しながら自然と向き合ってきた私たち。その地で育った木々たちを観た宮脇先生。昨日、先生からお礼の留守電が入っていた。この森はきっと100年先も生き続け、地球温暖化に少しでもブレーキをかけてくれることを期待する。
天空の森へ旅立った亡き岸井理事長の「政治、自然環境そして市民運動をこれ以上劣化させない」という“希望の松明”の炎を絶やさないように誓った私たち。明日は、少子高齢化社会の縮図となる只見町布沢集落の皆さんと、森の土留め柵を強化する作業を手伝う。(理事 高橋佳夫)
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