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2018年3月の15件の記事

2018年3月12日 (月)

春の風が“東京に森と暮らす街づくり”運動を運んできました♪

 東京ではウグイスが鳴きはじめました。早咲きの桜ではヒヨドリが蜜をなめていました。昨日は、心を洗い直し、東京都内でも森づくり運動ができそうなフォーラムに出席してきましたと、森びとに感想文が送信されてきました。

P3110227  筆者の仁平さんは、「3.11から7年目でしたので、参加者全員で黙とうを捧げました。私の心の中では、いまもなお原発事故の不安が消えないことに怒りを感じつつ、7年間付き合ってきた南相馬市民との友情をさらに強めていきたいと願いました。

P3110239  東京都生協会館で開催された「フォーラム これからの東京の森づくり 森と暮らすまちづくりを考える」では、東京都にどんぐりを植える取り組みを通して自然環境を学び、行動し、広め、市民、区民の参加を広げていくという開催趣旨が述べられました。さらに、地球の温暖化は深刻であり異常気象の原因の一つは人間の暮らし方、市民、行政、政治の努力で温室効果ガスの削減に努めていかなければならないとし、政治を変える力を都民が創りだす、そのきっかけが「森と暮らすまちづくり」であるとテ-マが提案されました。

P3110249  フォーラムでは、①88年の歴史をもつ武蔵野台地につくられた「環境を守る森」の成果、②世田谷での都民の森づくり③国立市役所と市民の花と緑のまちづくりが報告されました。私が感動したのは、国立市の“路地庭での森づくり”の取組でした。私たちが初めて体験している少子高齢化社会、異常気象の猛威に怯えてくらす社会の課題に挑戦している姿とその意味の深さに共感しました。フォーラムを企画運営された皆さん、大変ありがとうございました」(仁平範義)

P3110236  仁平さん、感想文を送って頂きありがとうございました。出会いを大切にして、東京に「森と暮らす街づくり」運動ができるように当委員会も努力していきます。(理事 髙橋佳夫)

2018年3月10日 (土)

南相馬市の“サポセン”に初参加、元気とやる気をいただきました

 3月10日、第7回サポートセンターフェスティバル(サポセン)が、南相馬市原町区福祉会館で開かれました。応援隊は初めてのブースを出展しようと、そのために先月27日の事前説明会に出席、その後も準備をしてきました。

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Img_1161  本番の今日、参加者に私たちの活動を分かりやすく理解をしていただくために、DVDの放映や育苗場で育てている苗木を陳列するなど、ひときわ目立つブースを作り上げました。

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Img_1175  家族連れのお子さんたちにも興味をもっていただき、「今年の植樹祭に参加したいのですがいつ頃開かれるのですか」「全国植樹祭はだれでも参加できるのですか」等の質問を受けました。初めての経験とはいえ、多くの出会いがあったフェスティバルでした。

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Img_1173  講演に招待されたタレント・なすび(福島県出身:前回の鎮魂復興市民植樹祭に参加)さんからは、「何事にも諦めなければ叶わない夢はない」「目標・目的をもって継続し一緒に挑戦をしていこう」と熱い元気と勇気をいただきました。彼とは一緒に記念写真を撮り、松林副代表は帽子にサインを頂きました。

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Img_1165  応援隊は、今年も市民の皆さまと心ひとつにして活動していく意思を固め、散会しました。運営委員をはじめ関係者の皆さまお疲れ様でした。(報告 東城敏男)

2018年3月 9日 (金)

樹木たちの“春の目覚めの深呼吸”を分かち合いたい

P2209989  足尾松木沢で森作業していると透き通った青空が美しい。そのように感じるのは筆者だけではない。6日に現地を訪れた矢ケ崎朋樹氏(国際生態学センター研究員)も「きれいですねー!」と言い、橋倉スタッフもそのように言っていた。

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Img_4686_640x480  春の光が鮮やかに感じるこの頃、足尾の木々たちは“春の目覚めの深呼吸”をしているようだ。14年前から植えている「臼沢の森」を観ると、淡い霞んだパステル調のピンク色が日ごとに濃くなっていく。この期間を筆者は“森の春祭り”と呼んでいる。その期間は啓蟄から4月下旬頃にかけて、寒さに耐えぬいた枝先の蕾が膨らみ、若葉が顔を出す間で、気持ちが森に溶け込んでいく期間でもある。

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P2230138  今月下旬(3/25)は当会の第13回通常総会が招集されている。「生存が不安定な時代」という未来から樹木の息づかいと私たちのスタンスを捉え、今、何をすべきか、を議論していきたい。私たちの命が森(草木)に支えられていることに感謝しながら・・・。(理事 髙橋佳夫)

2018年3月 6日 (火)

啓蟄の日、植樹祭に向けての森作業

下の写真は、スタッフの集合場所・足尾ダムトからの松木沢方面です。

Photo  今日は、啓蟄の日で虫たちが動き始める日とされています。虫たちは気温5℃になると春を感じ動き始めるそうです。森びと広場の温度は11℃、天気は快晴、小さな池ではヤマアカガエルが鳴きはじめ、生きものたちは動き出しました。私たちも負けずに、早々に打ち合わせをし、今年の植樹祭(補植)臼沢の森の穴掘りに向かいました。

Photo_2  臼沢の森に穴を掘ることにしましたが、ただ階段を登るのではなく、壊れている階段の補修用丸太と杭を運び揚げることにしました。

Photo_3  穴を掘る道具も荷揚げし、現場では掘った穴に目印のテープを巻いた篠竹を刺し、約400箇の穴を掘ることができました。

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Photo_7 Photo_8  12時過ぎまで穴を掘ることができたスタッフの笑顔は何とも言えません。お疲れ様でした。

Photo_9  昼食後、国際生態学センター研究員・矢ヶ崎朋樹さんから足尾の森を調査した感想をうかがいました。やかざきさんからは、土の定着のために外来種の草(シナダレスズメガヤ)を植えてきたがその成果が見える、また、このシナダレスズメガヤはヤシャブシの樹幹内では生きられない様子が見られ、この現場では樹木を植えるなど次の段階に入っているようだ、ということが言われました。臼沢の森でも外来種の草が斜面を覆っていましたが、皆さんの植林で外来種の草が消えていることは、13年間の植樹活動の結果であり誇りを持ってくださいと褒めてくださいました。

Photo_10  その後、竹内アドバイザーから送られたシロダモのドングリをまいたトロ箱を、テントから日の当たる場所に移動しました。本日の森作業、お疲れ様でした。スッタフは、鎌田、橋倉、福原、加賀、福田、松村宗、松村健、岡安。案内・調査、高橋、矢ヶ崎でした。(報告 小川薫)

2018年3月 5日 (月)

現場や社会の動きを見極める知識と知恵を研ぎ澄ませて森作業

P3226369_640x592  時が過ぎるのが早いもので明日は暦の上で啓蟄。イギリスでは「東の怪物」という寒波が襲来して、一時ライフラインがストップしたという報道。欧州、アメリカそして日本でも寒波が暮らしを脅かした年末から新春。やっと春の風や香り、そして待ちに待った鮮やかな花が咲きだした。

P3226342_640x480  足尾でも下の写真のような雪景色は無くなり、霜柱が溶けだすと同時に虫たちが動き出す。草木は溶けだした水分を吸い上げ、温かくなった陽の光と光合成して栄養をつくりだす。

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P5174740  虫たちの働きはやがて草木の栄養になり、草木はそのお返しとして虫たちに若葉や花の蜜などで恩返しをする。食物連鎖のはじまりである。この社会の一員が私たち人間。

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Photo_2  いよいよ明日から3月の森作業がはじまる。今年はどんな森をつくるのか、培った知識と知恵で森を予測をしていく。何事も自然界や社会の動きを見極めることからはじまる。樹木たちも命をかけて生きようとしている。生物社会の一員がその社会を壊してはならないように、明日は現場で森づくりの知恵を研ぎ澄ます。(理事 髙橋佳夫

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