樹木たちの“春の目覚めの深呼吸”を分かち合いたい
足尾松木沢で森作業していると透き通った青空が美しい。そのように感じるのは筆者だけではない。6日に現地を訪れた矢ケ崎朋樹氏(国際生態学センター研究員)も「きれいですねー!」と言い、橋倉スタッフもそのように言っていた。
春の光が鮮やかに感じるこの頃、足尾の木々たちは“春の目覚めの深呼吸”をしているようだ。14年前から植えている「臼沢の森」を観ると、淡い霞んだパステル調のピンク色が日ごとに濃くなっていく。この期間を筆者は“森の春祭り”と呼んでいる。その期間は啓蟄から4月下旬頃にかけて、寒さに耐えぬいた枝先の蕾が膨らみ、若葉が顔を出す間で、気持ちが森に溶け込んでいく期間でもある。
今月下旬(3/25)は当会の第13回通常総会が招集されている。「生存が不安定な時代」という未来から樹木の息づかいと私たちのスタンスを捉え、今、何をすべきか、を議論していきたい。私たちの命が森(草木)に支えられていることに感謝しながら・・・。(理事 髙橋佳夫)
コメント