啓蟄の日、植樹祭に向けての森作業
下の写真は、スタッフの集合場所・足尾ダムトからの松木沢方面です。
今日は、啓蟄の日で虫たちが動き始める日とされています。虫たちは気温5℃になると春を感じ動き始めるそうです。森びと広場の温度は11℃、天気は快晴、小さな池ではヤマアカガエルが鳴きはじめ、生きものたちは動き出しました。私たちも負けずに、早々に打ち合わせをし、今年の植樹祭(補植)臼沢の森の穴掘りに向かいました。
臼沢の森に穴を掘ることにしましたが、ただ階段を登るのではなく、壊れている階段の補修用丸太と杭を運び揚げることにしました。
穴を掘る道具も荷揚げし、現場では掘った穴に目印のテープを巻いた篠竹を刺し、約400箇の穴を掘ることができました。
12時過ぎまで穴を掘ることができたスタッフの笑顔は何とも言えません。お疲れ様でした。
昼食後、国際生態学センター研究員・矢ヶ崎朋樹さんから足尾の森を調査した感想をうかがいました。やかざきさんからは、土の定着のために外来種の草(シナダレスズメガヤ)を植えてきたがその成果が見える、また、このシナダレスズメガヤはヤシャブシの樹幹内では生きられない様子が見られ、この現場では樹木を植えるなど次の段階に入っているようだ、ということが言われました。臼沢の森でも外来種の草が斜面を覆っていましたが、皆さんの植林で外来種の草が消えていることは、13年間の植樹活動の結果であり誇りを持ってくださいと褒めてくださいました。
その後、竹内アドバイザーから送られたシロダモのドングリをまいたトロ箱を、テントから日の当たる場所に移動しました。本日の森作業、お疲れ様でした。スッタフは、鎌田、橋倉、福原、加賀、福田、松村宗、松村健、岡安。案内・調査、高橋、矢ヶ崎でした。(報告 小川薫)
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